小楢山

2024年06月15日(土) [日帰り]

• GPS: 05:29
• 距離: 20.9km
• 登り: 482m
• 下り: 1,573m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:25
• 休憩: 0:56
• 合計: 5:21

距離 20.9km 登り 482m 下り 1,573m

9:55 柳平
10:01 金峰泉
10:22 10:28 焼山峠
10:58 11:00 的石
11:08 一杯水
11:17 11:43 小楢山
11:51 11:58 小楢峠
12:30 12:34 母恋し道登山道入口
13:12 13:21 フフ小楢山登山者駐車場
14:10 窪平バス停
14:27 14:29 恵林寺
15:16 塩山駅

天候

晴れ（午後から雲が多め）

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

■行き
塩山駅北口から栄和交通のバス（※要予約のツアーバス）に乗車。
柳平バス停で下車して徒歩。

■帰り
塩山駅南口まで徒歩。

写真

6/15 9:45

今日のスタート地点は柳平バス停。バス停の後ろに見える建物は金峰山荘です。

6/15 9:46

バス停前には牧丘一小の柳平分校がありましたが、こんな山奥に小学校に通う子供が居るのでしょうか？

6/15 9:50

間違って大弛峠方面に進んでしまったので、急いで引き返しました💦

6/15 9:53

柳平バス停まで戻ってきました。手前の建物がトイレで、奥に見えているバスは私が乗ってきた車両です。

6/15 9:54

レンゲツツジを発見！

6/15 9:56

焼山峠への道は、まずトンネルを通過して...

6/15 10:01

次にダム湖（乙女湖）にかかる橋を渡ります。

6/15 10:02

橋の上からダム湖をパチリ📷

6/15 10:05

ウラジロモミに絡みついたイワガラミ。白い花がチラホラ見えますが、アジサイ属なので花の形がアジサイとよく似ています。

6/15 10:14

ケヤマハンノキ。林道脇や伐採跡地などの明るい環境で普通に見られます。

6/15 10:16

このつる植物はキクバドコロでもカエデドコロでもなく、おそらくウチワドコロですね。

6/15 10:20

アヤメ。草原性の種なので、車道脇の雑然とした所に生えていることが多いですね😅

6/15 10:21

焼山峠に到着！柳平からの標準コースタイムは40分ですが、写真を撮りながらでも30分弱で着きました。

6/15 10:23

焼山峠にもレンゲツツジが咲いていました😊

6/15 10:26

焼山峠のトイレを借りた後、いよいよ小楢山へ向かって山道に入ります...

6/15 10:27

山道に入ってすぐに、子授け地蔵が姿を現しました。

6/15 10:30

子授け地蔵を過ぎると急に傾斜が増してきますが、しばらくは登ったり下ったりの連続で、長い登り坂はありませんでした。

6/15 10:33

このように下草がほとんど無いので、おそらくシカの食害を強く受けているのだと思われます。

6/15 10:40

この辺りは下草がそれなりにありますが、背の高い広葉草本や樹木の稚樹はほとんど無かったので、やはりシカの食害の影響だと思われます。

6/15 10:49

気持ちの良い山道ですが...今日は日差しが暑いくらいです☀

6/15 10:52

新道と旧道の分岐点に到着。計画ルートは旧道だったので、そのまま旧道に入りました。

6/15 10:55

旧道ルートはシダだらけでしたが、これもシカの食害の影響なのでしょうか？（※シカはシダ類をほとんど食べないため）

6/15 10:59

10分足らずで再び新道と合流しました💦

6/15 11:03

シロバナヘビイチゴは沢山咲いていましたが、傷んでいる花ばかりでした。

6/15 11:08

この分岐から小楢山に向かってラストスパートです。

6/15 11:09

丹沢や奥多摩のように、マルバダケブキがかなり多いですね...

6/15 11:12

小楢山の山頂手前は、数え切れないほどのレンゲツツジが咲いていました！

6/15 11:17

小楢山に登頂！広々とした芝生が広がっていて驚きました。

6/15 11:19

御坂山地の後ろに富士山が見えますが、富士山はかなり雲に隠れていますね...

6/15 11:20

甲府盆地を見下ろすと、塩山駅近くの「塩ノ山」が孤島のように見えました。

6/15 11:21

富士山の雲が消えるのを待ちながら、小楢山山頂で昼食を食べることにしました。

6/15 11:39

しばらく待っても富士山の雲が消えそうにないので、下山することにしました。

6/15 11:41

屋根だけの東屋？の脇から、小楢峠へと下ります。

6/15 11:46

小楢峠までの道は、踏み跡も明瞭で歩きやすかったです。

6/15 11:50

小楢峠に到着。ここで下山ルートの"母恋し道"へ入らず、幕岩・大沢山へ向かって僅かに登り返すと...

6/15 11:52

2座目のタナネイリノ頭（棚根入ノ頭）に登頂！

6/15 11:55

タナネイリノ頭から小楢峠に戻る途中で、運良くヒトツバカエデの花を見つけました！

6/15 11:56

小楢峠に戻ってきました。ここから"母恋し道"で「フフ山梨」へ向かって下山します。

6/15 11:59

"母恋し道"はつづら折れの道が延々と続きます...

6/15 12:10

"母恋し道"の路面は大小様々な石が散乱していて、落石が多い場所なのではと感じました。

6/15 12:15

カジカエデ。"母恋し道"ではなぜか出現頻度が高かったです。

6/15 12:18

コゴメウツギ。花が見られたのはこの株だけでした。

6/15 12:28

フタリシズカ。今日は小群状になって生えていることが多かったです。

6/15 12:30

ここで"母恋し道"は終了して、林道に入ります。

6/15 12:32

林道脇の空きスペースから遠くの山並みが見えましたが、三窪高原辺りが見えているのでしょうか？

6/15 12:35

「フフ山梨」方面の道が通行止めとなっていましたが、どうやら「車両通行止め」らしいのでそのまま入らせて貰いました。

6/15 12:36

コアジサイ。小楢山の個体は花の色が白っぽいものばかりでした。

6/15 12:39

"父恋し道"の分岐点がありましたが、廃道化している雰囲気でした💦

6/15 12:42

沢沿いの廃屋は、かつての造林小屋でしょうか？

6/15 12:49

舗装路でもこの有様ですが、この先はさらに悪路なのでしょうか？

6/15 12:59

突如開けた場所に出ましたが、ここは皆伐した跡地にカラマツを植え直したようです。

6/15 13:06

こちらは若いアカマツが高密度で密生した林ですが、ここは植栽起源ではなく天然更新しただけかもしれません。

6/15 13:12

ゲートに到着。ここからは車道歩きとなります。

6/15 13:13

ゲートの貼り紙を見ると、やはり歩行者は通行OK（車両通行止め）だったようです。

6/15 13:15

ゲートの目の前には駐車場があり、駐車場脇にはトイレもありました。

6/15 13:22

フフ山梨に到着。コロナ禍の2021年に閉館したそうですが、新たにグランピング施設として生まれ変わるそうです。

6/15 13:28

フフ山梨を過ぎると、緩やかな斜面にブドウ畑が広がっていました。

6/15 13:33

手前右端のピークは扇山（恵林寺山）で、過去レコを見ると南麓の"塩山ふれあいの森総合公園"から登った方がいるようです。

6/15 13:40

ブドウ畑では袋がけの真っ最中でしたが、このように紙袋の中に実を入れるタイプもあれば...

6/15 13:44

このように傘のような形の袋がけもあり、農家によって流儀があるのかもしれないと感じました。

6/15 13:56

この農園、まさか故ジャンボ鶴田さんの家族が経営しているのでしょうか？

6/15 13:57

JA中牧支所西バス停に到着。ここで乗車するわけではありませんが、バス停を見つけると安堵します。

6/15 14:06

旧牧丘町のマンホールは、町の名物である巨峰が描かれているのだと思われます。

6/15 14:13

花かげの湯に到着。ここで温泉に浸かりたい気持ちを抑えて、先へ進みました...

6/15 14:16

写真右の扇山（恵林寺山）を見ると、南斜面は岩が露出して荒々しい感じがしますね。

6/15 14:21

この交差点を左折して、塩山駅方面に向かいます。

6/15 14:24

"ほうとう"で有名な信玄館。金ピカの武田信玄像はバブルっぽさがあって面白いです。

6/15 14:26

武田家ゆかりの恵林寺に到着。靴やズボンがやや汚れていたので、内部を拝観するのはパスしました。

6/15 14:30

三重塔。煌びやかな装飾が無く、質素な印象を受けました。

6/15 14:31

恵林寺の四脚門。それほど大きな門ではありませんが、堂々とした佇まいを感じました。

6/15 14:32

最後は杉並木を通って恵林寺を後にしました。

6/15 14:40

恵林寺を過ぎると、塩山駅に向かって緩い下り坂が続きます...

6/15 14:47

ブドウ畑に浮かぶ塩ノ山。サクッと塩ノ山に登る程度の体力は残っていましたが、登山口に着く頃には15時になるので今日はパスしました。

6/15 14:58

向嶽寺の総門（黒門）はかなり大きくて迫力がありました。

6/15 15:14

塩山駅南口に無事ゴールイン！！

撮影機器：

PENTAX K-3 Mark III RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

装備

個人装備

Tシャツ ズボン 靴下 雨具 靴 日よけ帽子 ザック ザックカバー 昼ご飯 飲料 地図（地形図） GPS 笛 計画書 ヘッドランプ ファーストエイドキット ナイフ ウェットティッシュ 保険証 携帯電話 モバイルバッテリー 時計 タオル ストック カメラ クマ鈴

感想

ardisia

[ルート]
栄和交通のツアーバスの最後の1枠に滑り込めたので、柳平から念願の小楢山に登るルートを計画しました。
焼山峠から小楢山までは、最初は何度も小さなアップダウンを繰り返して、最後は山頂に向かってグッと登る感じでした。
小楢山からの下りに使った"母恋し道"は、難路ということではありませんが、落石が多そうなので注意しながら進んだ方が良いと感じました。
"母恋し道"を過ぎた後は、フフ山梨の跡地まで「悪路の林道」を歩きましたが、路面が崩壊して歩行が困難な場所や倒木で通れない場所などはありませんでした。

[展望・景色]
小楢山：甲府盆地の奥に富士山や御坂山地、天子山地などを一望出来ました。
タナネイリノ頭（棚根入ノ頭）：木々に囲まれていて展望はありませんでした。

[動植物]
小楢山の山頂手前はレンゲツツジの群落が広がっていて、ちょうど花の見頃を迎えていました。
柳平や焼山峠でもレンゲツツジが咲いていましたが、日当たりが良すぎるせいか萎れ気味な花が多かったです。
林道脇ではアヤメやコアジサイなどの花も見られました。

[飲食・お土産]
帰りの電車の時間が迫っていたので、今日は何も買えませんでした...

[その他]
恵林寺や"花かげの湯"近くの窪平までは山梨市のコミュニティバスが運行していますが、かなり本数が少ないので注意が必要です。

コメント

yamaonse

ardisiaさん、こんばんは。麓までのロングトレイル、お疲れさまでした。晴れれば五月のような空の六月、この日も特に前半はGWの頃のような日差しだったようですね。木陰でもないと暑くてやってられないから、写真にすると気持ちのいい日も歩くには灼熱だったりもするし、ロングなときはなおさら、空模様は気になりそう。でもレンゲツツジの赤はやっぱり日差したっぷりのほうが色目が映えますね。そして恵林寺まで繋がるのも意外感があります。心頭滅却すればのお寺、秩父往還を通るときはいつも門前素通りで、一度きちんと拝観したいと思っています。国宝寺院も意外と残っている山梨県、ハイキングと絡めて拝観できるのはいいルート設定ですね。

ardisia

yamaonseさん、こんばんは。

今回の小楢山は「ちょっと登って大きく下る」というルートでしたが、実はこの前日のレコ（屏風山@箱根）の標高グラフの形とそっくりです。
実は屏風山は「仮想小楢山」としてルートを立てたのですが、高低差や傾斜が全く違うので全然予行演習にはなりませんでした😇

あと、今回は帰りがけに恵林寺に立ち寄りましたが、恵林寺の山号が「乾徳山」であることに驚きました。
恵林寺を創建した夢窓国師が修行したとされるのが乾徳山で、夢想国師にちなんで名付けられたのが国師ヶ岳らしいので、塩山一帯に恵林寺が与えた影響というのはとても大きいと実感しました。