北丹沢・大谷沢
- GPS
- 10:11
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 1,209m
- 下り
- 1,195m
コースタイム
8:40 F1(巻くのに約1時間を要した)
10:10 F4(巻くのに約45分を要した)
11:20 F8(突破するのに約45分を要した)
13:20 水が涸れる
14:35 沢を離れ、尾根に向かう。
15:30 登山道に出る(15分休憩)
16:40 犬越路(15分休憩)
17:55 日陰沢橋到着
天候 | 時々日が射すこともあったがほぼ曇り。午後は時々霧も出た。 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
先週の岩水沢を終えたあと、「来週は大谷沢に行きませんか?」と誘われて「行きましょう」ということになった。
ガイド本によれば初級となってはいるが、滝も多いし巻きも怪しそうなので、全くの初心者が行けるほど易しい沢ではないのだろう…くらいの気持ちで向かう。
沢は水量が多いと格段に難しくなる。7月中旬の大雨から今日までの3週間はわずかの雨しか降ってないし、入渓して河原を歩いていると中洲の随所に干からびた場所があり、水量の少ないことが期待しつつ歩く。
堰堤は全て左岸から巻いた。巻き道はやや不安定で、落石に注意が必要である。
堰堤を越えてまもなくF1が現れるが、期待に反して水量は決して少なくないことを悟る。とても登れそうな気はしないので右岸の土と岩の斜面から巻くが、落ち口へ向かうトラバースが怖そうだ。ロープを出して確保しながらトラバースし、そこの立木から懸垂で落ち口へ降りた。出だしから時間がかかってしまった。
F2,F3を問題無く越えると、やがてゴルジュの奥にF4が見えてくる。一見して登れるとは思えないので、滝を眺めながら巻く場所を考える。F4の少し手前左岸のルンゼ状の斜面を登るしかなさそうだ。登ってみると難しくはないが、上部は両側の岩が近づいてきて、ザックを背負って登ると(特に大柄な人には)やや窮屈である。登り切るとF4の落ち口と同じ程度の高さの場所に出た。そのまま落ち口までのトラバースも考えたが、しっかりした中間支点を取れるかどうか良く分からず、危険な気配を感じたのでさらにルンゼを上に向かうことにする。F4の落ち口を見下ろせる場所から少し下にある立木から懸垂で降りた。
F5,F6は容易に登れる。F7は傾斜がきついがホールドが十分にあり、水流の右から登れる。
深い釜を持ったF8は左岸を登る。見ただけでは難易度が良く分からないが、落ちても釜にドボンするだけ、と思って気楽に取り付く。最初の一歩となるスタンスが分かりにくかったが、その一歩を立ち上がったあとはホールドも適度にあり難しくない・・・ように思えた。しかし、namenekoさんは大苦戦してしまい、上から引っ張り上げるようにして登ってもらった。小柄な人には良いホールドを見つけにくかったかもしれない。
F8を越えたあとは時々倒木に悩まされたことを除けば順調に進めた。
水が涸れたあとは比較的歩き易い涸れ沢となり、涸れ滝も容易に登れるものが多いが、脆い岩も多いのでスッポ抜け・崩落には要注意である。
適当なところで尾根に逃げよう、ということで、標高1400mあたりの登りやすそうに見えた右岸の細い沢状の斜面を登ることにする。沢に沿ってしばらく登り、傾斜が落ちたあたりで左にトラバースして尾根に出た。縦走路のひとつ東側の尾根のようだ。下っても縦走路に出られそうな気もしたが、はまると大変なので踏み跡をたどって上に進む。植生保護柵に沿って進み、柵が切れたところで尾根を目指す。アザミやトゲのある植物が群生していて、チクチクと痛い。ようやく縦走路に出るとすでに15時半、いい時間になってしまった。
沢装備を解き犬越路へと下る。疲れのせいか、犬越路までが案外遠く感じる。
休憩を入れてから神ノ川へ。暗くなる前に下山できた。
※ 水が涸れてしばらく歩いた頃、たぶん標高1300m前後のあたりからだったと思うが、大量の小さな虫にまとわりつかれて非常に不快であった。縦走路に出て少し高度を下げるまで、ずーっと虫にまとわりつかれた。山に虫がいるのは当然だし、多少刺されたりしてもそれほど気にしないほうだったのだが、今回は本当に参った。防虫ネットを買おうと思ったことは一度もなかったが、今回初めて必要性を感じた。
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