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Yamareco

記録ID: 693471
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沢登り
丹沢

北丹沢・大谷沢

2015年08月08日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
10:11
距離
8.9km
登り
1,209m
下り
1,195m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

8:00 日陰沢橋出発
8:40 F1(巻くのに約1時間を要した)
10:10 F4(巻くのに約45分を要した)
11:20 F8(突破するのに約45分を要した)
13:20 水が涸れる
14:35 沢を離れ、尾根に向かう。
15:30 登山道に出る(15分休憩)
16:40 犬越路(15分休憩)
17:55 日陰沢橋到着
天候 時々日が射すこともあったがほぼ曇り。午後は時々霧も出た。
過去天気図(気象庁) 2015年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
神ノ川ヒュッテから登山道を15分ほど歩いたあたり。ここから河原に降りる。
2015年08月08日 08:15撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
8/8 8:15
神ノ川ヒュッテから登山道を15分ほど歩いたあたり。ここから河原に降りる。
干からびた河原を見て、今日は水量が少ないだろうと思ったのだが・・・。
2015年08月08日 08:19撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
8/8 8:19
干からびた河原を見て、今日は水量が少ないだろうと思ったのだが・・・。
堰堤を左岸から巻く。地面はあまり安定していない。
2015年08月08日 08:35撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
8/8 8:35
堰堤を左岸から巻く。地面はあまり安定していない。
堰堤を全て越えるとこのような沢が現れる。
2015年08月08日 08:41撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
1
8/8 8:41
堰堤を全て越えるとこのような沢が現れる。
F1。見た瞬間、直登はあきらめる。
2015年08月08日 08:41撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
1
8/8 8:41
F1。見た瞬間、直登はあきらめる。
F1の落ち口から見下ろしたところ。
2015年08月08日 09:38撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
8/8 9:38
F1の落ち口から見下ろしたところ。
F2。スタンス豊富で容易に登れる。
2015年08月08日 09:39撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
8/8 9:39
F2。スタンス豊富で容易に登れる。
これがF3かと思ったが違うらしい。水流の左の階段状を登る。
2015年08月08日 09:42撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
8/8 9:42
これがF3かと思ったが違うらしい。水流の左の階段状を登る。
これがF3。
2015年08月08日 09:59撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
8/8 9:59
これがF3。
ゴルジュの奥にF4が見えてきた。至近距離で撮った写真はピンぼけ。
2015年08月08日 10:11撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
8/8 10:11
ゴルジュの奥にF4が見えてきた。至近距離で撮った写真はピンぼけ。
手前のルンゼ状を登る。上部、抜けきる所がやや窮屈。
2015年08月08日 10:23撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
8/8 10:23
手前のルンゼ状を登る。上部、抜けきる所がやや窮屈。
ルンゼを登ったところ。F4の落ち口へのトラバースも考えたが、危なそうなのでもう少し登る。
2015年08月08日 10:27撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
8/8 10:27
ルンゼを登ったところ。F4の落ち口へのトラバースも考えたが、危なそうなのでもう少し登る。
ルンゼを詰め上がり・・・
2015年08月08日 10:28撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
8/8 10:28
ルンゼを詰め上がり・・・
立木から懸垂で降りる。
2015年08月08日 10:49撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
8/8 10:49
立木から懸垂で降りる。
その後は快適に登れる滝がいくつか続く。
2015年08月08日 11:12撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
8/8 11:12
その後は快適に登れる滝がいくつか続く。
F7は結構な高度感だが難しくない。
2015年08月08日 11:17撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
8/8 11:17
F7は結構な高度感だが難しくない。
深い釜を持つF8。出だしの1歩が分かりにくい。
2015年08月08日 11:24撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
8/8 11:24
深い釜を持つF8。出だしの1歩が分かりにくい。
2015年08月08日 12:46撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
8/8 12:46
F8を越えると難しい滝は無い。
2015年08月08日 12:46撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
8/8 12:46
F8を越えると難しい滝は無い。
2015年08月08日 13:06撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
8/8 13:06
日が射していたらもっと気持ちが良いだろう。
2015年08月08日 13:08撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
8/8 13:08
日が射していたらもっと気持ちが良いだろう。
快適に登れる。
2015年08月08日 13:09撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
8/8 13:09
快適に登れる。
しかし、倒木には苦戦させられた。
2015年08月08日 13:45撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
8/8 13:45
しかし、倒木には苦戦させられた。
2015年08月08日 13:48撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
8/8 13:48
水が涸れたあとも容易に登れる涸滝が続く。
2015年08月08日 13:50撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
8/8 13:50
水が涸れたあとも容易に登れる涸滝が続く。
しかし、落石や岩の剥離には気をつけないといけない。上部の岩が落ちてきたらオシマイなのでちょっと怖かった。
2015年08月08日 13:56撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
8/8 13:56
しかし、落石や岩の剥離には気をつけないといけない。上部の岩が落ちてきたらオシマイなのでちょっと怖かった。
落石を喰らわない場所で待ってから登る。
2015年08月08日 14:13撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
8/8 14:13
落石を喰らわない場所で待ってから登る。
階段上の涸れ沢。
2015年08月08日 14:20撮影 by  DMC-FT2, Panasonic
8/8 14:20
階段上の涸れ沢。

感想

先週の岩水沢を終えたあと、「来週は大谷沢に行きませんか?」と誘われて「行きましょう」ということになった。
ガイド本によれば初級となってはいるが、滝も多いし巻きも怪しそうなので、全くの初心者が行けるほど易しい沢ではないのだろう…くらいの気持ちで向かう。
沢は水量が多いと格段に難しくなる。7月中旬の大雨から今日までの3週間はわずかの雨しか降ってないし、入渓して河原を歩いていると中洲の随所に干からびた場所があり、水量の少ないことが期待しつつ歩く。
堰堤は全て左岸から巻いた。巻き道はやや不安定で、落石に注意が必要である。
堰堤を越えてまもなくF1が現れるが、期待に反して水量は決して少なくないことを悟る。とても登れそうな気はしないので右岸の土と岩の斜面から巻くが、落ち口へ向かうトラバースが怖そうだ。ロープを出して確保しながらトラバースし、そこの立木から懸垂で落ち口へ降りた。出だしから時間がかかってしまった。
F2,F3を問題無く越えると、やがてゴルジュの奥にF4が見えてくる。一見して登れるとは思えないので、滝を眺めながら巻く場所を考える。F4の少し手前左岸のルンゼ状の斜面を登るしかなさそうだ。登ってみると難しくはないが、上部は両側の岩が近づいてきて、ザックを背負って登ると(特に大柄な人には)やや窮屈である。登り切るとF4の落ち口と同じ程度の高さの場所に出た。そのまま落ち口までのトラバースも考えたが、しっかりした中間支点を取れるかどうか良く分からず、危険な気配を感じたのでさらにルンゼを上に向かうことにする。F4の落ち口を見下ろせる場所から少し下にある立木から懸垂で降りた。
F5,F6は容易に登れる。F7は傾斜がきついがホールドが十分にあり、水流の右から登れる。
深い釜を持ったF8は左岸を登る。見ただけでは難易度が良く分からないが、落ちても釜にドボンするだけ、と思って気楽に取り付く。最初の一歩となるスタンスが分かりにくかったが、その一歩を立ち上がったあとはホールドも適度にあり難しくない・・・ように思えた。しかし、namenekoさんは大苦戦してしまい、上から引っ張り上げるようにして登ってもらった。小柄な人には良いホールドを見つけにくかったかもしれない。
F8を越えたあとは時々倒木に悩まされたことを除けば順調に進めた。
水が涸れたあとは比較的歩き易い涸れ沢となり、涸れ滝も容易に登れるものが多いが、脆い岩も多いのでスッポ抜け・崩落には要注意である。
適当なところで尾根に逃げよう、ということで、標高1400mあたりの登りやすそうに見えた右岸の細い沢状の斜面を登ることにする。沢に沿ってしばらく登り、傾斜が落ちたあたりで左にトラバースして尾根に出た。縦走路のひとつ東側の尾根のようだ。下っても縦走路に出られそうな気もしたが、はまると大変なので踏み跡をたどって上に進む。植生保護柵に沿って進み、柵が切れたところで尾根を目指す。アザミやトゲのある植物が群生していて、チクチクと痛い。ようやく縦走路に出るとすでに15時半、いい時間になってしまった。

沢装備を解き犬越路へと下る。疲れのせいか、犬越路までが案外遠く感じる。
休憩を入れてから神ノ川へ。暗くなる前に下山できた。

※ 水が涸れてしばらく歩いた頃、たぶん標高1300m前後のあたりからだったと思うが、大量の小さな虫にまとわりつかれて非常に不快であった。縦走路に出て少し高度を下げるまで、ずーっと虫にまとわりつかれた。山に虫がいるのは当然だし、多少刺されたりしてもそれほど気にしないほうだったのだが、今回は本当に参った。防虫ネットを買おうと思ったことは一度もなかったが、今回初めて必要性を感じた。

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