大菩薩嶺

2015年08月08日(土) [日帰り]

• GPS: 04:28
• 距離: 12.5km
• 登り: 555m
• 下り: 1,306m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:35
• 休憩: 0:47
• 合計: 4:22

距離 12.5km 登り 555m 下り 1,320m

10:18 上日川峠
10:19 ロッヂ長兵衛
10:34 10:36 福ちゃん荘
10:40 富士見山荘
10:44 勝縁荘
11:05 11:17 大菩薩峠
11:27 親不知ノ頭
11:33 賽ノ河原
11:41 11:42 神部岩
11:48 12:03 雷岩
12:09 12:14 大菩薩嶺
13:00 13:03 丸川荘(丸川峠)
14:05 14:06 裂石ゲート前駐車場
14:21 14:27 大菩薩峠登山口(裂石)
14:38 14:40 大菩薩の湯
14:40 ゴール地点

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

コース状況／危険箇所等

丸川峠からの下りは かなり急なので、慎重に下りましょう。

写真

8/8 10:05

車両トラブルで甲斐大和駅への到着が遅れ、バスに間に合わないかと思ったんですが、ちゃんと待っていてくれたおかげで無事に上日川峠へ到着出来ました。ありがとうございます！

8/8 10:14

バス停前にあるロッヂ長兵衛。「生ビール冷えてます」の文字が僕を誘う……いや、さすがにこの時間に飲むわけにはいかんけど...でも...

8/8 10:20

後ろ髪を引かれる思いで出発です。

8/8 10:21

少し地面が滑りやすいんですが、快適な山道♪

8/8 10:31

……と思ったら、さっそく渋滞です。人気の山だとは聞いてましたが、これほどとは。

8/8 10:36

20分ほどで福ちゃん荘に到着。手前にお風呂もあったんですが、やっぱ宿泊客だけですかね。

8/8 10:37

ネットで調べたら、赤軍派が大量に捕まった大菩薩事件の舞台になった山小屋なんですね。この後発生するあさま山荘事件が映画化・ドラマ化された際には実際に撮影も行われたとか。素通りしちゃったんですが、なかなか凄い山小屋だったんですね。

8/8 10:38

ここで大菩薩峠に向かうか大菩薩嶺に向かうかを決めます。まぁ時計回りで行くか反時計回りで行くかというだけの問題なんですが。

8/8 10:38

少し悩んだんですが、最初に大菩薩峠へ向かうことにしました。

8/8 10:41

少し歩くと富士見山荘が見えてきました。ここはもう営業してないみたいですね。

8/8 10:42

富士見平というくらいだから、ここから富士山が見えるのかなぁと思ったんですが、雲で全然見えません。しょんぼり。

8/8 10:43

コンクリート道路もあります。ちょっとがっかり。

8/8 10:44

勝縁荘。小説「大菩薩峠」もここで執筆されたという由緒ある山小屋ですが、ここも営業をやめちゃったんだとか。うーん、残念。

8/8 10:53

ここからの登りは苔むした斜面を横目に見ながら歩けるので、結構楽しい。

8/8 10:53

道はこれ以上ないくらい綺麗で整備されています。さすがは人気の山ですなぁ。

8/8 11:04

左に明るい稜線が見えてきたので、峠はもうすぐですね。

8/8 11:06

見込み通り、すぐに大菩薩峠に到着しました。

8/8 11:07

まずは右手の休憩後屋を見学します。手前の標識にテンションが上りますね。

8/8 11:08

お土産屋街はまだ開店したばかりらしく、食事や休憩はまだできないみたいでした。

8/8 11:08

買い忘れちゃったバッヂをここでゲット！
登ってなくてもここでゲット！
……って、良いのかそれで(笑)

8/8 11:11

ここが、あの有名な大菩薩峠！
感激なのじゃよ、菩薩峠く〜ん！

8/8 11:12

360度遮るものが無く、見晴らしも絶景！……なんだろうなぁ、晴れてれば(涙目)

8/8 11:12

悔しいのでサッサと先に進みます。くそう。まさか、ここまで来て富士山を拝むことができないとは……。

8/8 11:22

小説「大菩薩峠」の著者・中里介山の文学碑。子供の頃は本の虫だった私ですが、残念ながらこの作品は読んでません。……まぁ本の虫だったのは小学生までだしなぁ。。

8/8 11:22

文学碑から大菩薩湖を眺めます。う〜ん、文学的。天気が良ければさぞや良い景色を拝めたであろうに……。

8/8 11:24

ここから先の登りを見上げた時は少し「おおっ」と思いましたね。実際に登ってみるとアッという間でしたが。

8/8 11:28

親不知ノ頭……だそうです。すいませんすいません。自覚はしてるんです。

8/8 11:30

ここからの下りは、なかなかこの世のものとは思えない景色になってきましたね。

8/8 11:31

それもそのはず、ここはその名も賽ノ河原。山ではよく見かけるケルンが、ここでは別のものに見えます……。

8/8 11:32

昔はこの辺が大菩薩峠だったそうなんですが、風通しが良すぎて遭難者が多発したため、現在の位置に移動したんだとか。そうねえ、ここが大菩薩峠だったら今ほど人気が出なかったんじゃないかな。なんか薄ら寒いし（天気が悪いだけとも言う）

8/8 11:35

それにしても、本当に遮るものがないのでこの稜線歩きは本当に楽しい。

8/8 11:37

ちょっとした岩場っぽい所もあります。人気コースで混んでるので、なかなかゆっくり楽しめませんでしたが。

8/8 11:39

8/8 11:43

標高2000m地点の標識！普段は1000m前後の里山しか登ってないので、なかなか感慨深いです。感動しすぎて、後ろにある神部岩に全然気付きませんでした。下に小さく書かないで、もっと大きく書けや！

8/8 12:04

代わりに、雷岩はバッチリ見たぜ。ここで昼食も取ったしね。景色が良いのはここまでだったので、ここで食事にしたのは大正解でした。

8/8 12:04

福ちゃん荘の先で左に曲がっていればここに出たんですね。う〜ん、次に来た時はこっちを歩いてみよう。

8/8 12:04

標識の隣に謎のオブジェがありました。なんなんだろう、これ？
昔の標識の残骸かなぁ。

8/8 12:06

ここから先は一気に地味な山歩きになります。なんかいつもの山道っぽい。

8/8 12:11

大菩薩嶺山頂。雄大な景色を楽しめた大菩薩峠と違って、木に囲まれた思いっきり地味な山頂です。こら大菩薩峠の方が人気出るはずだわ……

8/8 12:12

でも日本百名山だけあって人は多いです。不思議な山だな。

8/8 12:15

このまま上日川峠に引き返すのは物足りなかったので、このまま直進して大菩薩峠登山口まで歩くことにしました。すると、すぐにこんなダイナミックな通せんぼが。倒木が多いので、必死に目立たせようとしたんだろうな。ありがたいことです。

8/8 12:18

一方、こちらは普通に倒木です。これで行き止まりだったら進む道が無いわ。

8/8 12:20

一気に人が減って静かな山歩きを楽しめるコースですが、ちゃんと標識も整備されてて安心して歩けます。

8/8 12:20

8/8 12:21

8/8 12:26

でも、あまり道の状態は良くないかな。少し崩落しかかってる箇所もありました。

8/8 12:28

木の橋(?)もありましたが、普通に左の地面を歩きました。ちょっとこの上を歩く勇気は無かった……。

8/8 12:34

ものすごく綺麗な石垣もありました。昔はお城……だったわけもないので、地元の人が登山道の整備として築いたんでしょうか？ありがたいことです。。

8/8 12:52

こういう尾根歩きは大好きです。日も出てきたので気持ちよく歩けました♪

8/8 12:57

一気に開けた場所に出ました。

8/8 12:58

見れば青空も広がっています。くそう、この時間に大菩薩峠へ行っていれば……。

8/8 12:59

ここが丸川峠だったんですね。すごく気持ちの良い場所でした。

8/8 13:00

山小屋のまるかわ荘もありました。何か飲んでいこうかと思ったんですが、なんか本格的なコーヒーがメインらしく、この気温で熱いコーヒーもなぁ……と思って遠慮しちゃいました。ビールは下りてからのお楽しみだしね！

8/8 13:02

山小屋の裏にも丸川峠の大きな標識がありました。
ここで休憩している人達も多かったですね。
僕も少し休憩させていただきました。

8/8 13:06

結局、山小屋では何も買わなかったので、あまり長居しても迷惑だろうと10分位で歩き始めました。

8/8 13:07

開けた草原(?)から木のトンネルへ。この流れは素晴らしい。

8/8 13:10

気持ちよく歩いていたら、いきなり行き止まり。落石の恐れがあるから道を変えたそうです。

8/8 13:11

こちらがその新道……なんですが、本当に作ったばかりのようで、まだ小さい竹の枝が出ていて歩きづらかったです。これから多くの人が踏み固めていけば歩きやすい道になるんだろうな。

8/8 13:21

ここから先は大きな石がゴロゴロしている結構急な下り道で、かなり疲れました。おまけに標高も下がって気温もぐんぐん上がり、かなり疲れましたね。この道は登りに使いたくないなぁ……。

8/8 13:51

2つに裂けた標識。裂石だけに（ドヤァ）

8/8 13:52

永遠に続くかと思えた急坂の下りもここで一段落。あとはのんびり歩けました。

8/8 13:53

8/8 13:56

所々に舗装道路が出てきて、しばらくするとまた砂利道に……の連続でした。なんなんでしょう、この道。

8/8 14:04

ようやく駐車場に辿り着きました。予想以上に疲れた……。

8/8 14:06

地図には「ゲート前」と書かれてあったんですが、これがそのゲートですね。

8/8 14:07

ここから先は舗装道路歩きです。後ろからバンバン走ってくる人が出てくるので、ランナーには有名な道なんでしょうかね？

8/8 14:11

温泉の看板。うむ、魅力的だ……。

8/8 14:14

ここがその温泉がある民宿みたいです。けど、この先の大菩薩温泉に入る予定だったので、ここはスルーしちゃいました。ごめんなさい。

8/8 14:18

途中にある雲峰寺。門前にはバス停や売店もあって、かなり人気のお寺みたいですね。

8/8 14:19

説明書きを見てみたら、日本最古の日の丸とかが収蔵されているの!? もう通り過ぎちゃったけど、中を見てくれば良かった……。

8/8 14:23

大菩薩峠登山口バス停です。目の前に茶屋があるんですね。「桃冷えてます」という看板に惹かれて、ふらふらと入っていきました。

8/8 14:25

しかし、桃は品切れとかで代わりにスモモを出してくれました。「貴陽」という特別な品種らしく、店員さんがしきりに「高級品で、桃より高いのよ〜」と言ってきましたが、桃の値段(100円)で出してくれました。ありがとうございます。確かに今まで食べたことのない味でした。美味しかったです。

8/8 14:37

さて、それでは目的地である大菩薩の湯に到着です！

8/8 14:40

が、建物には「甲州市交流保養センター」という名前だけで「大菩薩の湯」とは一言も書かれていないんですよね。入り口で少し悩みました。

8/8 15:44

ここのお湯はかなりぬるめで、ゆっくり入れました。その後はバス時間まで休憩所で乾杯。やっぱり山梨といったらほうとうだよね。あとワインだよね。けど山の後のビールも欠かせないよね！
というわけで、このセットになりました。満足♪

8/8 16:36

メニューに「ほうとうは時間が掛かります」という文字を見逃したら、バス時間ギリギリになってしまいました。最後までドタバタした山行だったけど楽しかったです。お疲れさま！

撮影機器：

EX-ZR400 CASIO COMPUTER CO.,LTD.

感想

jey

夏場の暑い時期は標高の低い里山は辛いので、バスで一気に1700mまで上る大菩薩峠へ行こう！と思い立って山と高原地図も買ったのに、なんだかんだと都合がつかず、2年も経ってしまいました。さすがにこのままじゃイカンなぁということで、奮起して行ってきましたよ。

ところが、電車トラブルで到着は遅れるわ（幸いバスが待っててくれたけど）、天気が悪くて景色は楽しめないわと、ちょっと残念な山行になってしまいました。悲しい。

けど、道は整備されてるし、コースは変化に富んでるしで、なるほど人気の山だなぁと納得できました。まだまだ歩いてないコースがあるようなので、今度は天気が良い日にもう一度来たいですね。いや絶対来るぞ！