大雪山（黒岳七合目登山口→黒岳→北海岳→旭岳→姿見駅）

2024年06月30日(日) [日帰り]

• GPS: 08:07
• 距離: 12.2km
• 登り: 1,145m
• 下り: 1,070m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:05
• 休憩: 0:55
• 合計: 8:00

距離 12.2km 登り 1,145m 下り 1,070m

7:01 黒岳リフト七合目乗り場
8:20 8:35 黒岳
9:01 9:17 黒岳石室
11:05 11:10 北海岳
11:20 11:21 松田岳
11:54 11:55 荒井岳
11:57 間宮岳
12:21 12:29 裏旭キャンプ指定地
13:13 13:20 大雪山
13:27 金庫岩
14:45 14:46 姿見の池
14:48 14:49 旭岳石室
15:01 姿見駅

天候

晴

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト） 飛行機

3:30〜7:30 自宅→浜松IC→岸谷生麦IC→タイムズオリンピック鶴見中央店（約240km・ETC割引4,360円）
7:51〜8:11 京急鶴見→羽田空港第1・第2ターミナル（京急本線急行 羽田空港第1・第2ターミナル行）327円
12:15〜13:50 羽田→旭川（AirDO ADO083）
14:20〜14:55 旭川空港→旭川駅（旭川空港バス）750円
15:45〜17:20 旭川駅前→層雲峡（道北バス81層雲峡線 層雲峡行）2,140円 8番のりば

6:00〜6:50 黒岳ロープウェイ・リフト
15:15〜15:25 旭岳ロープウェイ
TAISETSU縦走PASS 2024（黒岳ロープウェイ・リフト片道＋旭岳ロープウェイ片道＋旭岳×黒岳 縦走証明カード＋非売品ステッカー）3,900円/人
15:40〜16:31 旭岳→旭川空港（旭川電気軌道 66旭川空港経由旭岳線 いで湯号）1,270円
19:30〜21:15 ✈️旭川→羽田（AirDO ADO088）※天候のため30分遅延
22:14〜22:25 羽田空港第1・第2ターミナル→京急蒲田→京急川崎→京急鶴見（京急空港線急行・京急本線特急・京急本線普通）327円
タイムズオリンピック鶴見中央店（駐車料金 2,640円）
23:00〜2:30 タイムズオリンピック鶴見中央店→岸谷生麦IC→浜松IC→自宅（約240km・ETC割引4,360円）

コース状況／危険箇所等

黒岳七合目〜黒岳石室（小学生のハイキングでも大丈夫な整備度）
黒岳石室〜北海岳（雪渓あるがアイゼン不要・渡渉もストックがあれば岩を越えていける）
北海岳〜雪渓（道は明瞭だが風ビュービュー）
雪渓〜旭岳（アイゼンなしの人もいたがチェーンスパイクがある方が圧倒的に楽　雪がない上部のザレ場もチェーンスパイクが活躍）
旭岳〜姿見駅（登山客が多く渋滞発生　黒岳よりは歩きにくい）

その他周辺情報

層雲峡温泉 層雲峡観光ホテル：建物の古さは感じるが、温泉も夕食も素晴らしかったです。お値段を考えるとすごくお得。

早く下山できれば旭岳温泉の日帰り入浴施設（ホテルベアモンテ・大雪山白樺荘）も利用できたのですが、最終バスぎりぎりで無理でした。空港付近には入浴施設なし。

写真

6/29 19:00

層雲峡観光ホテル。食事良し、風呂良しのいい宿でした。

6/30 5:31

5時すぎにチェックアウト。いざ黒岳ロープウェイへ。

6/30 5:41

山開き直後だからもっと並ぶかと思ってました。良かった！

6/30 6:08

始発のロープウェイで一気に5合目駅へ。

6/30 6:19

ペアリフト乗り場まではちょっと歩きました。

6/30 6:45

リフトで黒岳七合目登山口に到着！東には日本三百名山のニセイカウシュッペ山。

6/30 6:58

いよいよ登山スタート！

6/30 7:19

ずっと階段で歩きやすい。けど風がなくて暑い。北海道なのに…。

6/30 7:30

屏風岳（中央）のフォルムがすごく富士山っぽい。剣ヶ峰っぽい耳もあるし。でもこの山は登山道がなくて登るの大変らしい。

6/30 8:15

絶景を見ながらの登山は最高！でも太陽が暑い…。

6/30 8:27

最初のピーク黒岳に到着。この緑と白のコントラストが見たかった！

6/30 8:35

山頂は風が吹いて涼しい。西側のゼブラな山は北鎮岳。その手前の丸い山は凌雲岳。

6/30 8:46

次の目的地、黒岳石室へ向かいます。ん？「イワウメがいっぱい」って書いてある？

6/30 8:56

キバナシャクナゲ。

6/30 9:00

黒岳石室に到着。

6/30 9:08

立派なトイレがありました。500円のバイオトイレは使用後に自転車漕いで撹拌するタイプ。

6/30 9:18

ちょっとゆっくりしすぎちゃったかも。北海岳へ向かいます。北鎮岳へ向かう人の方が多くてちょっと不安になっちゃった。

6/30 9:25

どんどん下っていく。

6/30 9:27

雪渓来た！斜度もないので登山靴のままでOK。

6/30 9:33

渡渉来た！結構広い沢だったけど、なんとか濡れずに渡れました。

6/30 9:37

後ろにはさっき登った黒岳。

6/30 9:46

何度か雪渓を通過。道は上りに。

6/30 10:03

セブンイレブンで買った北海道っぽいおにぎりを食べて一休み。

6/30 10:03

雪と緑のコントラストが美しい！

6/30 10:03

ハイマツの道をひたすら登ります。

6/30 10:13

登りきった！？と思ったら北海岳はまだ先だった…。正面の丘みたいなところがそうみたい。

6/30 10:42

登りが苦手な妻が何度も小休止するぐらいずっと登り。

6/30 10:49

昭和33年の遭難慰霊碑がありました。安らかにお眠りください。

6/30 11:02

北海岳山頂に到着！風がビュービュー凄い。風速計持ってこなかったけど7〜8m/sはあったと思います。

6/30 11:09

バスの時間が心配なので先へ進みます。正面の荒井岳と間宮岳への道が全部見渡せる。

6/30 11:12

雄大なお鉢平！この中は有毒温泉という名のヤバい場所もあるぐらいなので、入ると死んじゃう。

6/30 11:21

松田岳を通過。山頂標識はないみたい。

6/30 11:57

間宮岳分岐に到着。計画より30分近く遅れてることに気がつきました。まだ雪渓を登って旭岳へ行かないといけないのに…。

6/30 12:11

正面には最後のピーク旭岳！

6/30 12:21

今回のルートで一番心配だった雪渓に到着。スニーカーだけで下ってくる外人さんとかにビビりつつも、我々はチェーンスパイクを装着。

6/30 12:36

チェーンスパイクのおかげでグングン登れる！

6/30 12:46

途中からピンクテープが巻かれた石が置かれていて、いい進み具合の目安になりました。

6/30 12:52

雪がないザレ場もチェーンスパイクのおかげで滑らずに登れます！上から下って来た外国人の皆さんは滑りまくってました。

6/30 13:10

山頂が近づいたのでチェーンスパイクを外しました。

6/30 13:15

北海道最高峰の旭岳に到着！一等三角点 瓊多窟（ぬたっく）もありました。73座目の日本百名山です。

6/30 13:15

いかにも活火山らしい風景の地獄谷。

6/30 13:19

下山します。

6/30 13:28

ニセ金庫岩。手前にあった本物の金庫岩は撮り忘れちゃった。

6/30 13:47

登山者がいっぱいでなかなか進まない。

6/30 14:44

ようやく旭岳石室。見えてたからすぐ着けるかと思ってたら、結構遠かった…。

6/30 14:52

ゆっくりチングルマの花を見たいけど、急ぎます。

6/30 15:01

姿見駅に到着。15時のロープウェイは行っちゃったばかりなので次は15分後。でも15時40分のバスには間に合いそう！

6/30 15:01

姿見駅から見る旭岳。カッコいい。

6/30 15:13

15時15分のロープウェイに無事乗れました。

6/30 15:54

1日3本しかないバスは大混雑。座れて良かった…。

撮影機器：

iPhone 11 Pro Apple

装備

個人装備

インナーシャツ Tシャツ アームカバー タイツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 帽子 ヘッドキャップ 登山靴・トレランシューズ ザック 行動食 水・ハイドレーション ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット ゴミ袋 お手拭き 座布団 虫除けネット 財布 ココヘリ ツェルト ツェルト用ペグ ツェルト用ロープ 熊鈴 保険証 携帯 モバイルバッテリー AppleWatch メガネ タオル ストック 着替え

共同装備

日焼け止め 虫除け ロールペーパー 携帯トイレ

感想

きたになおき

※2024年6月29日〜30日の記録です

大雪山の黒岳→旭岳縦走コースを歩いてきました。
大雪山は人気の登山エリアですので、山の情報はいくらでもネット上にありますから、私たちの山での感想は写真のコメントぐらいにして、ここには事前の準備等についてうんちくを書き残しておこうと思います。

2024年4月末、BDレコーダーに撮りためていた「NHKにっぽん百名山」の中から、たまたま2021年9月6日放送の「大雪山〜神々の遊ぶ庭〜」を見たことが今回の山行を計画したきっかけでした。それまで「大雪山はロープウェイ駅から最高峰旭岳までをピストンするだけの山で縦走するには何日も必要」と考えていた私には、番組で紹介された「黒岳→北海岳→白雲岳→白雲岳避難小屋（テント泊）→北海岳→旭岳」という縦走ルートがあまりにも魅力的に思えて「大雪山に登るなら絶対にこのルートにしたい！」となったわけです。

さっそくヤマレコのらくルートで計画を立ててみたところ、白雲岳へ寄らなければギリギリ日帰りでも縦走できそうだということが判明。山での宿泊がないと荷物が軽くすむので助かります。

次は飛行機の確保。実は私、株主優待で山旅するためにANA株を買った途端に新型コロナで株価が暴落したという悲しいホルダーなんですが、毎年2枚届く株主優待券を使うより格安航空券サイトで買った方が安いんですよね…。今回も国内格安航空券のさくらトラベルで下記のチケットを手数料込み82,092円で購入しました。

・6月29日（土）ADO083 東京/羽田→旭川（AIRDOスペシャル45）
大人：17,510円×2
・6月30日（日）ADO088 旭川→東京/羽田（AIRDOスペシャル28）
大人：23,130円×2

実は、最初はもっと有名な格安航空券サイト（エ○○○）でチケット予約まで行ったんですが、入金方法の連絡時に初めて示される事務手数料が想像以上に高くてびっくり。入金しなければキャンセルになるそうなのでそちらは放置して、さくらトラベルさんで同じ便を購入したらトータルで1万円以上安く買えたというわけです。航空券の値段だけではどこがお得なのか分からないもんなんですね。

次はお宿の予約。今回の計画では1日目土曜日にバスで層雲峡へ移動して1泊。翌日は大雪山縦走して飛行場までバスで移動する計画なので、1泊だけです。楽○トラベルで安そうなところに目星をつけて、ホテル公式サイトから予約…作戦でお得に予約できました（楽○トラベルさんごめんなさい）。

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8,662×2＋入湯税500円x2（17,824円）

あとは羽田空港の駐車場なんですが、これがもう大変！調べたら羽田空港にはP1からP5まで5ヶ所駐車場があるんですが、予約サイトが複数に分かれている上に全然予約取れないみたいなんですよ。わざわざ複数アカウントを作って、搭乗30日前の午前10時キッカリに予約しようとしたんですが、瞬殺でした…。駐車枠は当日分もあるそうなんですが、当日羽田まで行って停められなかったら辛すぎる…。

というわけで、ちょっと遠くても確実に停められるところを探すことに。コインパーキング検索アプリのPPParkで京急電鉄沿線の駐車場を検索したところ、鶴見中央店から徒歩5分のホームセンター「オリンピック鶴見中央店」の駐車場「タイムズオリンピック鶴見中央店」が24時間入出庫可、駐車台数152台、24時間最大1,320円であることを発見。車はここに停めて京急本線急行で約20分、1人片道330円で移動することにしました。

あとは「飛行機で移動するのに登山靴どうしよう」問題！今回の登山ルートでは黒岳石室と北海岳の間に渡渉もあるみたいですし、旭岳の手前は雪渓を登るので、トレランシューズではなくて防水の登山靴で行きたいところ。色々考えた結果、機内持込用バッグとして「モンベル ポケッタブル ライトトート L」を購入。飛行機搭乗時は「財布・スマホ・預け荷物にできないモバイルバッテリー一式・シューズバッグに入れた登山靴」をこれに入れて手荷物にして、登山時バックパックに入れる時には畳んで嵩張らないようにしました。羽田から層雲峡までの靴はコンパクトさ優先でクロックスに。

以上、準備についてのメモ書きでした。
登山当日の流れは時系列の箇条書きでどうぞ。

【6月29日（土）】
3:30 自宅を出発
5:40 鮎沢PA上りで軽めの朝食
7:30 タイムズオリンピック鶴見中央店に到着（開店前でガラガラ）
8:12 京急本線急行で羽田空港第2旅客ターミナルに到着
10:15 空港内で早めの昼食（トルコ料理のMrs Istanbul）
12:15 羽田空港出発
13:50 旭川空港到着
14:20 旭川電気軌道の空港バスで旭川駅へ（750円）
14:50 旭川駅に到着。1時間弱ぶらぶらして時間潰し。
15:45 道北バスで層雲峡へ（2,140円）
17:40 約2時間の乗車を経て層雲峡到着
17:50 層雲峡観光ホテルにチェックイン
18:40 ホテルから徒歩10分のところにあるセブンイレブンで晩酌の酒と翌日の朝食と行動食（おにぎり）を購入
19:30 ビュッフェバイキング（どれも美味しすぎ＆品数豊富すぎ）
21:00 風呂（ちょっと硫黄臭のある掛け流し温泉でした）
22:00 晩酌してパッキングして就寝

【6月30日（日）】
4:30 起床・室内で朝食
5:20 チェックアウトして出発
5:40 TAISETSU縦走PASS 2024（黒岳ロープウェイ・リフト片道＋旭岳ロープウェイ片道＋旭岳×黒岳 縦走証明カード＋非売品ステッカー）を購入（3,900円/人）
6:00 黒岳ロープウェイ
6:25 リフト
7:00 登山開始
8:27 黒岳（計画より15分早い）
9:00 黒岳石室（携帯トイレブース無料・バイオトイレ500円）（ほぼ計画通り）
11:02 北海岳（計画より23分遅れ）
11:58 間宮岳分岐（計画より30分遅れ）
13:14 旭岳（計画より30分遅れ）
15:00 姿見駅（計画より45分遅れ）
15:15 旭岳ロープウェイ
15:40 旭川電気軌道 いで湯号（1,270円/人）で旭川空港へ（座れて一安心）※これに乗り遅れるとタクシーで11,000円ぐらい？
16:30 旭川空港・トイレで汗を拭いて着替える
18:00 空港内のフードコートで夕食（山頭火のラーメン）
20:00 旭川空港出発（約30分遅発）
21:45 羽田空港到着（約30分遅着）
22:50 京急鶴見駅到着
22:55 タイムズオリンピック鶴見中央店に到着（店舗は閉まってるので車の出口から真っ暗のスロープを歩いて3階まで上る）駐車料金2,640円

【7月1日（月）】
2:30 自宅到着
夕方 体が熱いので検温したら37.5℃。検査キットで新型コロナ陽性…

…流行り出してるのは知っていたので飛行機やバスでは常にマスクしていたんですが、どこかでもらってきちゃったみたいです。幸い症状は重くならずに5日ぐらいで治りました。

コメント

カエル🐸

きたになおきさん、遅コメすみません🙇
じっくり読ませていただきましが、1泊2日で浜松から大雪山縦走とはかなりワイルドです❗️
相当、念密に計画を練っておかないと実現不可能だと思います。天気が少しでも悪かったら歯車が狂っていたと思いますが、最高の天気だったようですね。
公共交通機関を使った場合は計画段階もまた楽しいですよね。
素晴らしい記録でした(良く読まないと凄さは分からないと思いますが)。お疲れ様でした。

きたになおき

カエル🐸さん、コメントありがとうございます！気付くのがすごく遅れてすいません😓
天気が良かったのは本当にラッキーでした。宿は2日前にキャンセルできても格安航空券は無駄になっちゃうので、雨だったら旭川観光するつもりでした😅
黒岳〜旭岳縦走はもっとやる人多くてもいいのに…と思える魅力的なコースだと思うんですが、旭岳→旭川空港の最終バスが15:40というのがネックですね。あと1時間遅ければ温泉にも入れたんですが…。