世界遺産、吉野〜山上ヶ岳(千分の一日回峰行ルート)
- GPS
- 12:47
- 距離
- 40.2km
- 登り
- 2,642m
- 下り
- 2,644m
コースタイム
- 山行
- 11:30
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 12:30
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 大宇陀温泉 |
写真
装備
個人装備 |
ランナーパック
ダブルポール
ハイドロ2L
ソーダ500ml
塩タブレット
梅グミ
おにぎり2個
ヘッデン
鈴
|
---|
感想
介護疲れと先行不安でどんより雲。
どこかで無心にガッツリ汗をかいてリフレッシュしたい所です。
運良く両親のお試しショートステイが休みと重なりオールフリーになりました。
おお神よ仏よありがとう。
そこで世界遺産吉野〜大峰千日回峰行の一日だけでもやり通し、チョビっとながらでも徳を積みたいと思います。
千日回峰行は一度始めたら止める事は許されない荒業とか。
万が一途中で止める場合は首をくくるか切腹し、自ら命を絶って行を終える事が掟らしいです。三島由紀夫でもあるまいし現代社会においてそんな事はできんので、千分の一日回峰行とさせて頂きました。
しかしたとえ1日でも行動中足など骨折したり行動不能になった場合は、命を絶つ覚悟で挑まねばなりません。昔の山岳信仰登山者は、怪我したら誰かに知らせる術もなく、ヘリも救助隊もなく、まさに怪我=死、を意味する命懸けの行いです。野生動物は未だに行動不能=死、の掟の中で暮らしていますしね。とすると私は既に2度死んでいる?ビデブ〜。
満行後は四無行という、食べず、飲まず、寝ず、横にならずで九日間続きます。
やはりこれも無理なので、既に個人的には何年も続けてる一日一食断食をもって一無行とさせて頂きます。
大阿闍梨様にはなれませんが、吉野ウッドザコアジャリくらいにはなれただろうか。
しかしほんまこんな事千日もようやるわ。
千日ゆうても開山季の毎日なので9年はかかるようです。
厳冬期もラッセルしながら毎日続ければ3年以内ですが、24時間以内に帰れないかもしれず時間かかりすぎて毎日はありえませんよね。
私らの仲間には100kmだの100マイルだの過酷なトレールを走破するM系ランナーも多いのですが、その日に合わせて調整し、レース後は休息できる基本ワンデー完全燃焼系なのです。一日なら余裕でも毎日となると話は別。人なので体調不良にもなるし怪我もする。天気も晴れだけではなく、大雨や台風なら天候だけでなく道だってまともな状態ではありません。それらを含めての毎日はとても重い内容です。
万が一999日目で足でも骨折しようものならジエンドですので、ある程度リスクを回避した速度になると思いますが、それだと寝る暇がありません…。
今まで二人しか満行者がいないのも頷けますね。
開祖、役行者様は初代満行者には入らないのかな?
伝説では山から山へひとっ飛びなので修行にならないのか?
剣岳、点の記でも難攻不落剣岳に測量隊が苦労して登ったら、頂上に奈良時代の錫杖が既にあったとか。日本の登山の歴史はまさに山岳信仰の歴史、アルピニズムはずっと後になります。
私の山の歴史も実は山岳信仰のここからスタートでした。
さて山積みの問題に立ち向かう勇気、頂いた気がします。
般若波羅蜜多〜
やり終えて
先々の祠で、子供の頃より覚えている般若心経を唱えますので予想より結構時間かかりました。特に到着すぐ息切れ状態でのお経は、酸素足らんので辛く、吹奏楽的腹式呼吸に切り替えます。またこの日暑すぎたのもペースが上がらない一因でした。水2.5リッターでは足りませんでしたので、帰路は水場トラバースルートへ。計5リッター位飲んだかも。あと塩タブレットが有効で足痙攣防止になりました。
水場の崩壊地は一応ステップは切ってありましたので助かりました。
洞辻茶屋迄は人より獣の気配しかしません。数日前に天川で結構大きな個体のクマさんが目撃されており、いつもは使わない鈴を携帯しました。
古より修験者が駆け抜けた大嶺奥駈道、無心で駆ければ色即是空空即是色。
空は色に異らず、色は空に異らず、まあ気にすんなって事でしょうかね?
Take it easy!
心身ともスッキリする事間違いなし。
参考データ
吉野町
トラック数 1
ポイント数 827
平面距離 40.2km
沿面距離 40.9km
記録時間 12:47:21
最低高度 312m
最高高度 1,730m
累計高度(+) 2,887m
累計高度(-) 2,901m
平均速度 3.2km/h
最高速度 7.3km/h
消費カロリー 4613kcal
座標精度 ★★★★★
キャリア Unknown
接続率 8.3%
コメント
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