記録ID: 6987147
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
御嶽山
2024年07月02日(火) [日帰り]
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体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 09:24
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,356m
- 下り
- 1,346m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 1:59
- 合計
- 9:19
距離 11.2km
登り 1,356m
下り 1,346m
14:54
天候 | 前日の大雨から回復して午前中は晴れ、午後は曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
黒沢口六合目中の湯の駐車場に駐車して登山開始 前日に恵那山登山の計画だったが大雨のため中止して木曽福島の旅館に宿泊 当日3:30起床、4:30車移動開始、5:30登山開始となりました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
流石に長年の信仰登山の山だけあって登山道の整備は完璧だったと思います 前日が大雨だったので登山道の脇には大量の水が流れていてドロドロになりそうでしたが踏む場所も無いということは無かったです。 御嶽山のこのルートは登山口の標高が1810m、頂上が3067mなので1200mほどの標高差異で森林限界越えを鮮明に感じることができます。分類すると以下の通りかなと思います 【1】樹林帯歩き(6合目登山口〜8合目女人堂) 森林限界の下なので高木が頭上を覆い完璧な樹林歩きが味わえます。当日は雨後なのでこのゾーンが一番ぬかるんでいて注意が必要でした。 【2】低木樹林帯歩き(8合目女人堂〜9合目石室山荘) 8合目から急に高木が途絶えて頂上がはっきり見える状態になります。このゾーンは高木はありませんがハイマツなどの低木が進路に現れます。また眺めが良くなっているからなのでしょうが霊神碑や石像が大量に現れます。 【3】ゴロゴロ岩場歩き(9合目石室山荘〜御嶽山山頂剣が峰) このゾーンになると低木も無くなり岩場だけになります。火山独特の火成岩がゴロゴロと転がった登山道を進みます。また全体的に斜度はそれほど大きくなく全体的にも大きな変化が無いですがこのゾーンはちょっと負荷が高いと思います。 ーーー 10年前の2014年9月に戦後最大の犠牲者を出した登山事故があった御嶽山なのでそういう意味では全山危険ゾーンと言う事も出来ます。自分は登山中はずっとヘルメットを着用していました。特に【2】のゾーンからはずっと山頂が丸見え状態なので噴火したらと思うと緊張感は緩める訳にはいかない状態と認識しておいた方が良いのだと思います。 |
その他周辺情報 | 山小屋の状況を記載しておこうと思います 1.登山口 6合目中の湯駐車場にはトイレ、登山案内小屋がありました。放送で御嶽山登山のリスクを流していましたが朝早かったからかこの小屋には入ることは出来ませんでした。 2.七合目:行場山荘 登り時は完全に閉鎖状態でしたが下山時には扉が開かれて内部を伺う事が出来ました。詳細は未調査ですが修験者の行を行うための施設だったのでしょうか?大きな床が印象的な小屋でした。 3.八合目:女人堂 大き目の小屋でこの山域の中では結構キーポイントの小屋です。上部からは赤い屋根で識別がしやすい小屋です。ここから植生も変化するし零神碑も急に増えるので雰囲気が変わります。 4.九合目:石室山荘 唯一山小屋の方と会話しました。御嶽山登山バッチと御嶽神社九合目の御朱印を購入させて頂きました。結構規模もある山小屋とお見受けしました。 この日は7月1日山開きでその日は大雨警報で登山者も宿泊者も無かったと言う事で我々が今年の一般登山者第一号だと認識させてもらった山小屋でもあります。 5.山頂剣ヶ峰:御嶽神社奥宮 建物はありましたが人気は無く人が多いときにはどうなっているのかは少し気になりましたが実態は不明です。 6.山頂近辺:二ノ池山荘 剣ヶ峰から少し降りると二ノ池山荘に向かう分岐があります。2つの分岐道のうち1本は昨日の大雨で使えないようでした。山荘は本日ヘリコプターで荷揚げされた荷物で大忙しのようで対応した頂く余裕も無いようでした。 7.山頂付近:二ノ池ヒュッテ 二ノ池山荘から更に3分ほど奥に進むと二ノ池ヒュッテがあります。旧二ノ池新館と地図に記載がありますが歴史は不明です。ここも荷揚げ作業中でお忙しそうだったので早々に退散致しました。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
靴
予備靴ひも
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ヘルメット
|
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感想
日本百名山 御嶽山3067m
10年前の9月に戦後登山史上最悪の犠牲者を出した御嶽山。火山であることを留意と言う言葉が出来たのもあの事故があったからだとか。登山中ずっと装着していたヘルメットも火山では当然なのだと納得いします。山頂御嶽神社奥宮では登頂のお礼と犠牲者への慰霊を込めて合掌させて頂きました。
その後、火口から500m以内は立ち入り禁止となっているようですが、毎年7月1日からはこれが解禁されて山頂剣ヶ峰まで到達出来ます。途中の看板は立ち入り禁止のままになっているので基本は立ち入り禁止でここ時期だけ特別に許されているという感覚なのだと思います。登った日は7月2日でしたが前日の7月1日はこの辺り一帯が大雨警報発令中だったので登山者はゼロ。我々は5:30から登山開始したので一般登山客では今年の山頂一番乗りになれたようです。仲間三人で同時踏みで山頂到達果たしました。
山としての印象は信仰登山の山として名高いだけあった各所に霊神碑や石像などが配置されていてそれも、仏教系、神道系、中国風?など不思議な造形でこの神のことに興味を持ち始めてしまいました。また、6合目からの登山ですが樹林帯・低木帯・岩稜帯と合目ごとにくっきり分かれていて植生観も温度感も別々の世界に入るようで面白い山だったと思わされてしまいました。
自分としては日本百名山として90座目のキリバンで残り10座となった記念の山となりましたがそれ以外のことも含めて想いで深い山となりました。
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