金峰山 瑞牆山荘ピストンでガマンの山行


- GPS
- 08:11
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,187m
- 下り
- 1,166m
コースタイム
- 山行
- 6:44
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 8:10
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
目立った危険箇所はないが、岩々なので気を抜かずに。 |
写真
感想
今年の夏休みは北岳に行く予定でしたが、皆さんのレコを見ていたら、白馬岳にも俄然興味が湧いてきました。どちらも捨てがたい魅力のある山です。天気予報とにらめっこしながら、直前まで迷うことになりそうです。「両方とも悪天候」というオチになる可能性も否定できませんが…
ともあれ、北岳にしても白馬岳にしても、標高差1600mオーバーの厳しい登りです。標高差1000mオーバーでさえも昨秋以降登っておらず、完全に足がなまっている現状を何とかすべく、2週間前の瑞牆山に続くトレーニング山行第2弾は、金峰山。大弛からではトレーニングにならないので、瑞牆山荘からピストンです。これなら、累積標高差は1200mぐらいにはなるでしょうか。
今日のテーマは「仮想白馬大雪渓」。休憩は極力座らずに立ったまま。帰りの富士見平小屋までは大休止(昼食)をとらずに長時間歩き続ける。この2つの課題を自らに課します。なかなかに厳しい1日になりそうです。
2週間ぶりの瑞牆山荘は、お盆のためか前回よりも賑わっていました。富士見平までは前回同様さくっと登り、いよいよ金峰山への登りが始まります。富士見平小屋に多数いたハイカーは、皆瑞牆山に行ってしまい、こっちには全然人が来ません。ビビッて即行で熊鈴を装着します。
大日小屋までは、比較的穏やかな登りが続きます。小屋の手前で若干下るのが、帰りの疲れた足にこたえそうな感じ。大日小屋からは、一気に岩々の急登となり、鎖場も出てきます。今日は寝不足のせいかなかなかピッチが上がりません。あせらず、じっと我慢の登りが続きます。
大日岩からは、稜線上を小刻みなアップダウンを繰り返しつつ、標高を上げていきます。砂払ノ頭で森林限界を突破し、一気に視界が開けました。2週間前に登った瑞牆山と、これから登る金峰山までの稜線が一望できます。稜線の美しさに息を呑みます。景色は最高ですが、ここからはさらに岩々だらけの道になり、一層きつくなります。瑞牆山でもそうでしたが、岩の間隔が自分の快適な歩幅に全く合わないのがつらいところ。空気の薄さもあるのか、すぐ息が切れます。スタミナ不足を痛感します。
あせらず慎重に歩を進め、ようやく金峰山に到着。山頂は、大弛方面から登って来たと思われるハイカーで一杯です。今日は夏雲が多く遠望はききませんが、今登ってきた稜線と、瑞牆山の景色だけでも十二分に楽しめます。大弛方面の稜線も美しいですね。今度は、トレーニングではないまったり山行で、あちらからも登ってみたいものです。
山頂でもっとのんびり時間をすごしたかったところですが、トレーニングなので、そこそこの小休止にとどめて下ります。下りは、あえてストックを使わずにバランスの訓練をしながら歩いてみます。しかし、岩々が多くて下りづらいことこの上なし。転ぶと怪我しそうな場所も多く、緊張しながら下るので、ペースが全く上がりません。
ここの登山道は、石が多く土が少ないので、下りは結構足に負担がかかります。昼食をとってないのでシャリバテもあるのか、足が思うように上がらなくなってきました。段差で十分踏ん張れないので、恐くてペースを上げることができません。足を捻りかけること3度、石で滑って転倒しかけること2度。多くの人に抜かれながら、下りもひたすら我慢が続きます。今考えると、あまり自分を追い込まなくてもよかったのかも。トレーニングで怪我してしまっては何にもなりませんし。
ようやく富士見平小屋に戻ってきたときには、かなりヘロヘロ状態。ここでようやく、昼食、大休止です。お腹ペコペコだったので、棒ラーメンのまあ美味しいこと美味しいこと。しかし、虫が好む匂いなのか、熱々のラーメン汁の中に投身自殺(?)する奴が何匹かいました…
本日の歩行時間は、登りは休憩込みでコースタイムを若干切るぐらい、下りは休憩抜きで丁度コースタイムぐらいでしたが、登りも下りも、調子が上がらずひたすら我慢の山行となりました。自分に与えた課題は何とかクリアしましたが、長丁場になるとやはりスタミナが足りないようです。課題が浮き彫りとなったトレーニング山行でした。
私は前日に金峰山を通りましたが大雨で眺望が全く楽しめなかったので。。素敵な写真を見せて頂いたおかげで、ようやく登った気がしました。
narisan25さん、こんにちは。拙い記録をご覧いただきありがとうございます。
このコースは、森林限界を超えてからの爽快感がよいと思いました。快晴だと、富士山、八ツはもとより北中南ア、御嶽、浅間、日光白根まで見えるそうなので、いつかまた季節を変えて最高の絶景を拝みにきたいと思ってます。
narisan25さんの鳳凰の記録も拝見させていただきました。美しい白砂の山稜に、いつか行ってみたいという気持ちが強くなりました!
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