西穂高岳(ロープウェイ利用日帰り)
- GPS
- 06:29
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 986m
- 下り
- 978m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
新穂高ロープウェイ第2ロープウェイの登山者向け上り特別便朝6:00発に乗車。(運行日限定されます、公式ホームページでチェックを) 個人利用は往復¥2800 他に登山者向けの有料駐車場に駐車した場合、窓口で確認されてチケット売り場で¥300課金されます。 山頂西穂高口駅の売店・食堂・展望台売店・食堂等は通常の始発時間まで利用できないとのことで、トイレだけ使用可能。 6kg以上の荷物の場合は貨物料¥200。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山届けはロープウェイ西穂高口駅で提出する以外に登山道を少し歩いたところにある届出所(小屋)での提出も可能。朝一のロープウェイは登山客向け特別便だったので、私は届出所で登山届、下山届を出しました。 晴れている分にはコースは明瞭です。迷いそうな箇所では丸、バツ、矢印が白ペンキでかかれており、うまく視界に入る箇所にマーキングされているのに感心しました。管理されている方々に感謝です。 西穂高口駅→西穂高山荘 樹林帯です。登りの朝は木の間からの朝日が爽やかでした。 西穂高山荘→西穂独標 ハイマツなどの低木の間の道が丸山まで続きます。丸山を越えると拳大のガレ道に。独標手前から岩場が入ってきて所により三点支持が必要なところが出てきます。 西穂独標→ピラミッドピーク→西穂高岳山頂 高度感のあるトラバースや、三点支持が必要なところも数カ所あり。二箇所ほど鎖もありました。 |
その他周辺情報 | 中崎山荘 温泉の湯を利用 ¥800。女湯は露天風呂が故障しているとのことで、今だけ¥500とのこと。 |
写真
装備
個人装備 |
1/25000地形図
ガイド地図
コンパス
保険証
飲料
ティッシュ
三角巾
バンドエイド
タオル
携帯電話
計画書
雨具
時計
非常食
ファーストエイドキット
医薬品
カメラ
車
日焼け止め
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感想
西穂高岳はちょうど9年前に父と一緒に登った山。当時、登りでは高度感のある痩せ尾根や三点支持が前提の岩峰が続く登山道にこんなに面白い山があるんだ!と目を輝かせてたものだけれど。下りでもろに左膝痛に見舞われてしまい半分びっこを引きながら帰る羽目に。下りの膝痛を思い知り、その後6年にわたって登山しないきっかけとなった曰くつきの山。
さて、今回、盆休みの最終日。明日からの仕事も考えると、早めに降りてこられる山がいい。幸い新穂高ロープウェイにはこの時期、登山者向けに6:00発の特別便がある。よし、9年前と同じルートでのリベンジ&西穂山荘でのラーメンを目標に西穂高岳いってこ。おにぎり持ってこ、スイカ持ってこ、食い道楽の山行するべ。
朝3時に起床4時出発、快適なドライブで鍋平駐車上には5:30着。ちょうど朝一の特別便に乗れました。天気も良いし、幸先いい。
西穂高口到着すると乗車客みんなが登山者なのでトイレが混む、登山届けの提出もみんなが書き始めそうだったので、スルーして先を急ぐことに。登山届けは改めて登山口にある届け所で提出しました。
登り始めから西穂山荘までは樹林帯です。前回はこのあたりの下りでヒーヒーいうてたんだと思い出しながらの登り。林の隙間からの太陽が綺麗。
西穂山荘からは一気に視界が開けます。焼岳やロープウェイからも見えてた笠ヶ岳が綺麗に見ます。よーし、カメラ、カメラ、しばらくは首から吊り下げての登山となります。
西穂山荘から西穂丸山、独標まではハイマツの間の稜線歩きで天気がいいと景色が綺麗で本当に気持ちがいいです。ただ、行く手に見えるギザギザのどれが西穂高岳なん?たくさんあってわからねぇ。
独標に近づくにつれて、材木で流れ止めの階段としたガレ場歩きになります。拳大の石は踏むと微妙にゴロゴロする。そして天気がいいと照り返しがまぶしい。
独標手前からは岩場になってきます。三点支持を意識する斜面も出てきてテンションが上がります。
独標に上がると前穂高岳、吊尾根、奥穂高の稜線が良く見える。あの急斜面に歩いていける登山道(重太郎新道)があるだなんて、すげえ。いつか登ってみたいわ〜。
ここからが峰をまいたり、直登したり、足が届くかギリギリのところを下ったり、正直次から次に出てくるルートの足場や手の置き場を考えて体を前に進めるのが楽しい!途中ピラミッドピーク手前で高度感のある尾根道を撮影しようとしたはずみにロープエウェイチケットを落っことした時は焦ったけど(汗)。
ピラミッドピークを越えると鎖場もありました。(画像で見ると7(峰)ってかいてある。)ここより怖いと感じる場所はたくさんあった気がするんだけど・・・と登りの時には何の気なしに通り過ぎたのですが、ここの鎖は下りのためだったんだと帰りに気づかされました。登る時より下る方が怖いもんなんだ。
そんなこんなで峰々、ギザギザ、ツンツン、ツクツクを歩いて西穂高岳山頂に到着しました。槍ヶ岳、遠く双六や鷲羽方面、どっしりとした笠ヶ岳と素晴らしい眺望。
そして、先に続く奥穂高へのルートは・・・これどこが道なの?これからいく人も、向こうから来た人もみんなすごいなあ。ごついあんちゃん以外にお姉さんも、おばちゃんもおられたけどみんなカッコイイ、あこがれるわぁ。
ま、こちらは気楽な山での食道楽と洒落込もうと、持参したお握りやスイカをぱくつきます。(ちょっとスイカは多すぎた。)お腹が膨れたところで一通り写真撮って下山に取り掛かりました。
下りは前回痛い目にあった行程。焦らずゆっくり、時々膝のストレッチをしながら行きます。麓にいくにつれてだんだん人が増えてく気がする。
丸山を越えたあたりで振り返るとすでに峰々はガスの中へ、早い時間に登っておいて正解だった。
西穂山荘近くまで来ると夏休みのちびっこも多く賑わってます。最大の目的の一つだったラーメンですが・・・、イカン山頂で食い過ぎた。お握りだのスイカだのたらふく食った二時間後にラーメンは中年のおっさんには食えねえわ。そのまま帰るのも癪なので、ソフトクリーム(¥500)をいただいて帰ることにします。ブルーベリーヨーグルト味、疲れた体には美味しゅうございました。
さて、前回は地獄をみた樹林帯の下りですが、今回は慎重に歩いてきたこともあり、膝の痛みは全くなし。途中で団体の登山客に追いつき、時々停滞するゆっくり目のペースにも助けられてその後も痛みなく無事西穂高口駅まで下山できました。
目的のラーメンは今度の機会の楽しみに取っておきましょう。前回と違って全く膝が痛まなかったのはリベンジ成功ということで(前回はオトンのペースが速すぎたんだ!)。天気にも恵まれ良い日でした。
帰りは以前新築された時に利用した中崎山荘 温泉の湯でさっぱり。快適でした。
以下はジジくさい独り言です。9年前にはヘルメットかぶって登っている方は珍しかったように思います(多分奥穂に抜ける方だけが着用してたんだろうな)。今回、自分は日焼け除けにハット着用でしたが、周りのヘルメット着用率の高さと改めて登った感じから西穂高岳はヘルメットがいる山だと認識を新たにしました。より安全に、人に迷惑かけない山登りをしようっと。
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