富士山
- GPS
- 08:06
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,451m
- 下り
- 1,472m
コースタイム
- 山行
- 6:39
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 8:06
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
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アクセス | |
予約できる山小屋 |
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写真
感想
20240706富士山・行程
https://youtube.com/shorts/jv1miIh4Tl8
20240706富士山(永山荘1
https://youtu.be/VSonplhluXU
20240706富士山∧永山荘2
https://youtube.com/shorts/Z8apAsRuz1A?feature=share
20240706富士山J永山荘3
https://youtu.be/pqxTNTRePvc
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富士山の下見に開山前に富士宮登山口へ。去年は静岡市から田子の浦、大野路経由で来たが、神奈川からだと山北辺りは山道だけど、そこを過ぎればコンビニやドラッグストアなどがあって安心して来られる。自衛隊の道を登る前に、街中のウェルシアでのっぽパンを買ってトイレに入る。高鉢駐車場に人が結構いたがスルーして、後ろの馬力のありそうな車を気にしながら登って行く。5合目の警備員に駐輪場は上にはないと言われ、トイレやバス停がある場所にスクーターを停める。準備を始めるとアブが飛んできて、右もものうしろに噛みつかれる。降りていきなりコレか!と虫除けスプレーを全身に振りかける。去年は日焼けで肌が大変なことになったので、ウェルシアで買った日焼け止めスプレーを顔にかける。休憩所が出来ていて、階段には泥を落とす金網が設置されている。登山口近くにはバイクがたくさん止まっていて、こっちにも止められるジャン!と一瞬思うが、もしかするとここには止めてほしくないのかもしれない。登山口で老夫婦にカメラのシャッターを頼まれて、写真を撮り、のっぽパンと登山口の写真を撮り、Facebookに記事を投稿して出発する。
ここからフィクションです。
西浦江梨のガチキャン!2024
これは富士山頂でキャンプすることを夢見る登山女子の物語。
知人の子どもと富士山に登る予定なので、今日はそれを想定してゆっくり登ることにする。はじめ日差しが気になったが、八合目くらいから天気が悪くなる。雲の中に入ったかもしれない。寒くなってきたのでレインコートを羽織る。風が強く顔が寒い。バラクラバを被った方がいいか考えるがそれだと暑くなりそうだ。一番上の小屋からブル道に入り、剣ヶ峰の方へ行く。去年は雪が残っていて、一つ下の小屋あたりから雪の中を登った気がする。今年は去年よりラクしているはずなのだが、何だが体が重い。剣ヶ峰では何も持っていない同じ年頃の男子に写真を頼まれ写真を撮り、その後、自撮りをしようとすると、撮ってくれるというので、柱の横に立ってポーズをすると雨が降ってくる。最悪のタイミングだ。彼と仲良くなってもいろいろタイミングが合わないかもしれない。どこから来たか話を尋ねると、赤岩の小屋に合宿で泊まっているとのこと。 神社の方へ降りて行こうとすると、先ほどの彼の仲間と思しき人が、黒ずくめの日焼け対策バッチリの格好で登ってきて、先ほどの彼が声をかけている。「雨降ってるのにその格好はないだろう」「イヤ、寒さ対策だから!」と勝手にセリフをつけて傍観する。私は右側の手すりにしがみつきながら降りて行くが、さっきの彼は勢いよく降りて行く。黒ずくめの彼はすれ違う時に私に手すりを譲ってくれる。神社の前の軒下に入り、雨対策をしていると、4,5人のおそらく中国人が入ってきて雨宿りをしている。2000m級の山だったらまだ気持ちがいい雨かもしれないが、富士山頂の雨は冷たいし、今日は風も強い。富士山頂の雨の厳しさを感じていぼるようだ。御殿場ルートの方へ行き下山する。下には4人のグループが歩いているのが見える。しばらくして追い抜き、赤岩八合館の鐘を鳴らす。小屋の前のベンチいっぱいに人が座っていて、小屋の人だろうか、これから2人追加で泊まれるか小屋の人に聞いている。予約をしないで泊まろうとしている人がいるのか、それとも合宿のメンバーが予定よりも多かったのだろうか。そういえば、山頂で出会った彼の姿が見えない。小屋の中にいるのだろうか。砂走館にもわらじ館にも数グループ休憩している。わらじ館の日本国旗の近くのベンチに1人で休んでいた人がいて、その隣のスペースに荷物を降ろし休憩をする。小屋の方にはトイレがあり、坊主頭の男性がトイレが出たあと、出てくるのを待っていたのだろうか、階段の方にいた男性がすぐにトイレに入る。休憩して、下のつぶれた小屋の前を歩く。トイレを使わずに済ませたいなら、この辺りだろう。知り合いのTさんは、靴ひもを結びながら済ませてしまうと言うが、女子には無理だ。上の方は雲がかかっていて、上から見下ろされることはなく、今なら安心だ。裏の岩場でもいいだろう。 ここから大砂走りがあるので、レインコートのズボンの上から、ショートスパッツを装着する。長ズボンだけでも小石が入って来ることはあまりないが、スパッツを装着すればほとんど入ることはない。ここから小走りになるので、レインコートの上着は脱いで、ファイントラックのインナーとポケッタブルパーカーだけになる。大砂走りの道標を通り、大砂走りを小走りに降りていく。あっという間に分岐まで来る。大学生くらいの3人組が休んでいて、女の子の一人がほとんど横になっている姿勢で靴を脱いでいて、靴の中に手を入れている。小石がかなり入ったようだ。男の子は少し先に立っていて、もう一人の女の子はほぼ横になっている女の子の近くで座っている。私は彼らの横を通り、少し先まで歩いて、第一火口の方へ下りるか、宝永山の山頂へすこし登る分岐のところで止まり、大きな岩に腰かけて、スパッツを脱ぎ、レインコートのズボンも脱いで、このくらいの装備は必要だよ〜という気持ちで、それとなく、後ろの3人組に見えるように置き、ホワイトチョコレートをしみ込ませたラスクを食べて休憩する。3人組ははしばらくすると、宝永山の山頂の方へ歩いていったので、3人の邪魔にならないように、火口の方への道を降りていく。しばらくザレ場が続くのに、先ほどズボンやスパッツを脱いでしまったせいで、小石が入り込んでいて歩きづらい。スパッツくらいは装着すべきだったと後悔しながら、第一火口の休憩スペースまで来る。ベンチには小さな子供を連れた若い夫婦が休んでいる。子どもは元気そうだ。宝永山まで来たのだろうか。奥のベンチに腰掛けて靴を脱いで小石を出し、ここから先はスパッツは必要ないので、そのまま靴を履いて休憩をする。しばらくすると、家族が富士宮の方へ歩いていく。旦那さんが先頭を歩き、子どもと手をつないだ、大きなオスプレーのザックを背負った奥さんが後ろを歩いている。ザックの大きさを見ると、旦那さんより奥さんの方が大きいように見えるが、ザックカバーがそう見せているかもしれない。後ろの2人を抜き、2人を待っていた旦那さんに話を聞くと、昨日はわらじ館に泊まって、今日山頂へ行って、降りてきたと言う。子どもも一緒に行ったそうで、思わず年齢を聞くと3歳ということで、「3歳で富士山登ったんですか! 将来有望ですね」と言って、近づいてくる奥さんに会釈をして先へ進む。知り合いの子どもとは、登頂せずに、砂走館でスイカを食べて帰って来ようと思っていたが、3歳の子どもが登頂しているという話を聞き、登り切ってしまってもいいかもしれない、と再考する。やっぱり砂走館くらいで帰ってきた方が気分よく帰れる気がする。道標を右に曲がり、しばらくすると、お経のような声が遠くから聞こえてくる。雲海荘辺りで何かやっているようだ。近づいて行くと、黄色い装束を見につけた修験者のような人たちが、山荘の前で読経をしている。私が時々に見る修験者は、白い装束なのだが、彼らは黄色い装束だ。色に何か意味があるのだろうか。狭い道に何人も修験者たちがいるので、通れないていると、手前のおじいさんが後ろを空けるように指示をしてくれる。修験者たちは、宝永山荘に対して読経をしていて、一部は中に入ろうとしている。もしかすると、今日は宝永山荘に泊まって、明日登頂するのかもしれないし、開山時に行われる何かのセレモニーかもしれない。雲海荘側でしばらく撮影していると、修験者たちはほら貝だろうを吹きだす。慣れていないらしく、なんとなく閉まらない。私も、彼らの真似をして山頂でほら貝を吹いてみるのもいかもしれないと思うが、結構大きくてかさばるし、重そうなので、登山に支障が出そうだ。公衆トイレの方へ歩いていくと、右側の雲の間から見えてきた夕日を中年男性二人が撮影している。トイレ、登山口を通り、左側を見ると、建物が建っている。開山シーズンに協力金をもらったりする人が詰められるようにしているかもしれない。駐車場の方にも建物が建っていて、こちらは休憩所と売店になっている。奥にはバスのチケット売り場が出来ている。今までこういった施設がなかったので、初心者にはありがたいかもしれない。スクーターのところへ歩いていくと、後ろの交通整備員が詰めているワゴン車の中から「壊しやがったな!」という大きな声と笑い声が聞こえてくる。久しぶりの怒鳴り声だったので、ちょっとびっくりするが、巻き込まれたくないので、後ろを見ずに、準備を進める。着替えを済ませ、チョコレートをしみ込ませたラスクを食べ、缶コーヒーで一服する。富士山五合目なら、水筒に温かい飲み物でも入れて一息ついてもよかったかもしれないが、常温でも問題はない。スクーターに乗りながら、一枚バス停付近の写真を撮り、ワゴン車の横を通ると、若い警備員が転げ落ちるように車の外に出る。先ほど怒鳴られていたのは彼だろうか。何を壊したのか気になるが、それを聞くほど好奇心があるわけでもないので、駐車場を出て、交通整理をしていたおじいさんに、にこやかに誘導されて、下っていく。スラロームに入る前に、眼下に広がる景色を写真に収める。たいていは、気分よく下って行くのだが、今日は頭痛がひどい、鼻水も止まらず厄介だ。このまま帰らず、三島の実家で一泊して、明日は例年より咲いているという「アマギツツジ」を見に天城山へ行こう。天城山はシャクナゲが有名だが、ツツジもきれいだ。以前、夏に天城山に登って、暑さにやられた記憶がある。今の時期は万三郎まで行っても花は咲いていないだろうし、眺望があるわけでもないので、暑くて疲れるだけだ。眺めがいい万二郎岳まで行って帰ってくることにしょう。
了
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