大雪山（旭岳〜中岳温泉周回）

2024年07月09日(火) [日帰り]

• GPS: 09:14
• 距離: 13.0km
• 登り: 876m
• 下り: 874m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:59
• 休憩: 1:14
• 合計: 9:13

距離 13.0km 登り 876m 下り 874m

6:57 姿見駅
7:19 旭岳石室
7:20 7:31 姿見の池
9:15 9:25 金庫岩
9:34 9:49 大雪山
10:43 10:48 裏旭キャンプ指定地
11:43 11:44 間宮岳分岐
11:47 11:50 荒井岳
11:56 11:57 間宮岳分岐
12:00 12:00 間宮岳
12:35 12:36 中岳分岐
13:16 13:44 中岳温泉
14:44 14:45 裾合平
16:13 16:13 姿見駅
16:13 ゴール地点

天候

晴のち曇のち雨

この日の気温はロープウェイ姿見駅で14℃、以降は15℃前後。
半袖シャツとアームカバーでずっと快適でした。
裾合分岐以降では雨が本降りになり、アームカバーを外してレインを着用。

ただ晴れると日差しが痛いので日焼け防止対策は必要。
アームカバーから漏れ出た箇所が日焼けしてしまい、肌はドス茶色く変色してピリピリと痛かった…

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト） 飛行機

旭川空港からレンタカーにて旭岳ロープウェイ駅近くの宿で宿泊

この日は平日朝6時半発のロープウェイ始発便で、20分前に並んで後ろ20人程で締め切りでした。

旭岳ロープウェイ駐車場、1日500円
旭岳ロープウェイ往復代、3200円

コース状況／危険箇所等

旭岳への登りは基本的ザレ場とガレ場で傾斜はそこそこ。たまに人的要因で石が転がってくる事もあるので、前の人との間隔は開けておいた方が良さそう。

旭岳頂上からの下りですが、周回コースだと登ってきた道よりも急斜面のザレザレ。ここが一番の難所で高度感もあり、滑り落ちるイメージがつきまとい精神的にキツイ区間でした。

その後の雪渓下りも急斜面ですが、日中は緩んだ雪で先行者のステップも良く刻まれていたので、ストックと登山靴（軽アイゼン着用なし）で一歩一歩確認しながら下れば問題有りませんでした。
雪渓下部は傾斜が緩み、みんな好きに歩いているようで足跡はバラバラに伸びていました。

旭岳頂上を下った以降は特に危険を感じる箇所なし。
中岳温泉手前300m位は斜面をジグザグに下りますが、道脇のハイマツが育っているので高度感はさほど感じず。
段差がある所では手で岩を掴みながら集中して下りました。

その他周辺情報

宿泊施設「湧駒荘」
温泉も食事も良かった！！
また一人での宿泊も可能なのは助かります。
雨の日に宿のスタッフさんが傘を持ってお出迎えしてくれたのにはホッコリ。

写真

7/9 6:53

本日は大雪山（旭岳）へ行きます
平日始発のロープウェイ（6時半）は待っていた人は全員乗れたけれど満員でした

7/9 7:02

7/9 7:04

早速のお花畑

7/9 7:10

今日は曇り予報からの大逆転！
こんな素敵空間を歩ける幸せ

7/9 7:15

登山道脇を彩る花々
ゆっくり撮りたいけれど、亀足なので先に進みます

7/9 7:19

振り返ると雲が雲海となって広がっています

7/9 7:21

姿見の池、朝は風も弱く綺麗な水鏡になってました

7/9 7:27

旭岳へ向かう人が多く、朝から賑やかな登山道

7/9 7:38

この辺りの白い花はイソツツジかな？

7/9 7:40

7/9 7:42

登るにつれて見える景色が変わっていく

7/9 7:44

登りが次第にしんどくなります

7/9 7:50

ちょっと寄って噴煙口を覗く

7/9 8:08

傾斜が緩くなったポイントで小休止をして

7/9 8:11

続々と登っていく登山者

7/9 8:12

振り返って景色を堪能
左の残雪が残る山がトムラウシ？
その右奥の雲が掛かった山々が十勝連峰かな

7/9 8:12

中央右にある湖は忠別湖、奥に美瑛町の広大な畑かな？

7/9 8:12

振り返った方々から歓声があがる

7/9 8:12

右は噴煙がモクモクと

7/9 8:26

立ち止まって息を整えながらゆっくり登ります

7/9 8:28

何処が頂上なんだろう…？
（多分、右寄りの丸みを帯びたでっぽこ）

7/9 8:41

何度かここまでで良いかと思ったけれど、登るにつれて広がっていく景色が楽しくてまた登ってしまう

7/9 8:56

ここから暫く硫黄臭のするガスに囲まれる
ここは立派な火山だな〜

7/9 9:18

お、そろそろ山頂かな？

7/9 9:19

あれを登れば山頂だと、早くも下ってきた方が教えてくれました。頑張ろう！

7/9 9:21

お、これが金庫岩かな

7/9 9:40

山頂に到着！

7/9 9:38

山頂から噴煙の上がる谷間を見下ろす
あの横を上がってきたんだね

7/9 9:46

まだ時間もあるので周回しようと、軽い食事休憩をとったら先に進みます

7/9 9:49

右の丸い鉢状に窪んだ山の向こう縁が、これから行く間宮岳経由のルート

7/9 9:50

山頂から少し進むとキバナシャクナゲが沢山咲いていました

7/9 9:52

この辺りの花は、姿見の池周辺のよりも少し小ぶりです

7/9 9:54

メアカンキンバイ

7/9 9:56

では旭岳山頂から下ります。
始めはザレた道をジグザクと下りますが、これはまだ序の口で下っていくにつれて傾斜が強くなります。

7/9 10:43

本日の核心部だった旭岳からの下り
最初はザラザラの砂礫地をジグザクに下り、そのうち火山灰のようなフワサラした砂礫混じりの土（しかも温かさを感じる）になり傾斜もキツくなったので体を斜めにして恐る恐る下りました。
雪渓は先人達が刻んだステップを利用、この日雪は緩かったので傾斜が緩くなったら好きな所を踵荷重で楽しく下れました

7/9 10:47

辛かった下りを終わると、素敵な花達がお出迎えしてくれました！

7/9 10:46

エゾコザクラ

7/9 10:52

エゾノツガザクラ

7/9 10:55

メアカンキンバイ

7/9 10:57

イワヒゲ

7/9 10:59

イワウメ

7/9 11:00

色々な種類の花が咲いています
写真撮ってばかりで足が進まない

7/9 11:05

道は上り坂

7/9 11:09

来た道を振り返り
あの旭岳からの下りはやっぱり斜度あるね
本当にしんどかった

7/9 11:20

イワウメ

7/9 11:23

先を進みます
ここから先は小さなアップダウン

7/9 11:25

ミネズオウ

7/9 11:26

ミヤマタネツケバナ

7/9 11:28

7/9 11:30

赤い大地にポツポツと花が咲いています

7/9 11:33

こちらは見事なお花畑

7/9 11:37

道は小さなアップダウンが続きます
ガスったのは残念だけど、歩いていて楽しい

7/9 11:39

間宮岳分岐

7/9 11:48

おお！お鉢が見えた！

7/9 11:49

お鉢平をよく見る為に少し寄り道しました
コースに戻ります

7/9 11:46

エゾタカネスミレ

7/9 11:46

ポツポツと可愛いね〜

7/9 11:51

これはギザギザ葉っぱが見えるのでミヤマキンバイかな？
丸い葉っぱはなんだろう？

7/9 11:56

間宮岳分岐はベンチがあって休憩ポイント
この分岐以降、黒岳側から来た人達が合流するのでちょっと賑やかに
欧米からの登山者もチラホラ

7/9 11:56

真っすぐ伸びる登山道

7/9 11:57

イワウメ、蕾が沢山ついている

7/9 11:58

こちらはミヤマキンバイ

7/9 12:01

あの標識は…

7/9 12:04

間宮岳に到着！
周囲が山頂らしくない平らな場所でした

7/9 12:22

クモマユキノシタ

7/9 12:22

コース後半、花が小さかった事もあり危うく見逃すところでした
これも可愛い花ですね

7/9 12:30

中岳分岐へ向かって下ります

7/9 12:33

下ってる中、またまたお鉢が見えました

7/9 12:33

7/9 12:35

中岳分岐に到着

7/9 12:36

中岳温泉を経由して裾合平（裾合分岐）へ向かいます

7/9 12:41

裾合平方面

7/9 12:43

あまりによく見かけるので一枚撮ったこちらはミヤマクロスゲかな（他にも似たのがあり）

7/9 12:43

イワブクロ
この辺りではまだ蕾です

7/9 12:57

眺めの良い下り道

7/9 13:08

下りてきた道を振り返る
道幅があり歩きやすいです

7/9 13:14

が、たまにこんな感じで狭くなる道もあります

7/9 13:09

コケモモ

7/9 13:08

水音が聞こえてきたので谷側を覗くけれど、谷が深すぎて見えない…

7/9 13:20

あ、見えた！温泉発見！

7/9 13:32

中岳温泉に到着！
歩いてクタクタになった足を浸からせて頂きます
水着で全身浴している方もいました

7/9 13:33

振り仰ぐと青空
中央やや左にある緑の中の茶色い道が下りてきた道です。
ここはやや傾斜があり、岩石が多かったので所々で岩を掴みながら下りました。

7/9 13:44

先に進みます

7/9 13:46

川を挟んで左右に移動しながら下りていきます

7/9 13:49

7/9 13:56

途中、見事なエゾノリュウキンカの群生がありました

7/9 13:54

7/9 13:54

どんどん下りていくよー

7/9 13:57

こちらの下山道ではピンクリボンを巻いた石が置かれていたり…

7/9 13:58

岩に黄色い（たまにピンク）マーカーがされていて、○☓で行先を示してくれています

7/9 14:04

道がなだらかになり、周囲の景色も穏やかになりました

7/9 14:04

陽が射した晴れ間の瞬間

7/9 14:05

エゾコザクラ

7/9 14:08

広い所にでました

7/9 14:09

そしてお花畑！
奥にはコザクラかな、ピンクの絨毯が広がっています

7/9 14:13

おお！エゾコザクラの群生だ！

7/9 14:16

7/9 14:20

7/9 14:20

お花畑の中を歩く

7/9 14:21

歩いてきた道を振り返って
中岳温泉がちょっと遠くなった

7/9 14:25

それにしても凄いチングルマの数！

7/9 14:28

この辺りはずっと「ふわーー…」言ってた気がする

7/9 14:40

裾合分岐に向かいます

7/9 14:44

裾合分岐に到着
以降は雨が降ってきたので写真は撮らずにロープウェイ駅まで一目散！
ここからロープウェイ駅までの道は、細かなアップダウンや小さな雪渓渡りがあったりして意外と距離がありました。

7/9 14:47

さあ、ロープウェイ駅までレッツゴー！

7/9 16:14

戻ってきました！
なんとか帰りの時間には間に合った〜

本日周回組の最後尾かな

撮影機器：

LP-03 SHARP

感想

tyottoyamamade

初！北海道へ登山遠征

以前、山小屋でご一緒した方から北海道の黒岳から旭岳の紅葉縦走をお勧めされたのがきっかけで調べたら、大雪山は花の名所だと知り予定をたてました。

天気予報はずっと曇マークで、これは裾合平のお花畑までかな〜と思っていたのですが、朝起きたら太陽が！
これは登るしかない！と登って、これは周回もしちゃう？！と周回してきました。

大雪山は眺めは勿論、お花畑や火山らしい風景と相まって素晴らしい山々でした。
コースとしては旭岳が苦手な砂礫地なので下りは時間がかかるだろうなと思ってはいたのですが、頂上裏側の下りは驚きの砂礫地でビクビクしながら時間をかけて下りました。
以降は怖いと思う箇所はなく、景色を堪能しながら楽しく歩けました。

晴れて良かった！！