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Yamareco

記録ID: 7032884
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
近畿

扇ノ山《関西百名山》

2012年05月26日(土) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 兵庫県 鳥取県
 - 拍手
山キチどん その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:18
距離
11.9km
登り
477m
下り
651m
歩くペース
とても速い
0.30.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:51
休憩
0:27
合計
5:18
距離 11.9km 登り 477m 下り 651m
9:20
28
河合谷登山口
9:48
21
10:09
25
10:34
11:01
80
12:21
23
12:44
114
佐馬殿道入口
天候 晴れ一時曇り
過去天気図(気象庁) 2012年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山口:新温泉町海上の河合谷登山口
下山口:同 上山公園から川合谷登山口まで自家用車で戻る
河合谷登山口では遭難者捜索隊の点呼が行われていた
2012年05月26日 09:19撮影 by  DSLR-A350, SONY
5/26 9:19
河合谷登山口では遭難者捜索隊の点呼が行われていた
ミヤマカタバミ
2012年05月26日 09:35撮影 by  DSLR-A350, SONY
5/26 9:35
ミヤマカタバミ
ブナの新緑と残雪
2012年05月26日 09:51撮影 by  DSLR-A350, SONY
5/26 9:51
ブナの新緑と残雪
扇ノ山の主
2012年05月26日 10:29撮影 by  DSLR-A350, SONY
5/26 10:29
扇ノ山の主
扇ノ山(1,310m)山頂
2012年05月26日 10:35撮影 by  DSLR-A350, SONY
5/26 10:35
扇ノ山(1,310m)山頂
扇ノ山山頂の避難小屋
2012年05月26日 10:38撮影 by  DSLR-A350, SONY
5/26 10:38
扇ノ山山頂の避難小屋
氷ノ山(1,510m)
扇ノ山山頂より
2012年05月26日 10:54撮影 by  DSLR-A350, SONY
5/26 10:54
氷ノ山(1,510m)
扇ノ山山頂より
扇ノ山(1,310m)
諸鹿越付近より
2012年05月26日 12:24撮影 by  DSLR-A350, SONY
5/26 12:24
扇ノ山(1,310m)
諸鹿越付近より
左馬殿道入口には捜索の兵庫県警パトカーが待機
2012年05月26日 12:44撮影 by  DSLR-A350, SONY
5/26 12:44
左馬殿道入口には捜索の兵庫県警パトカーが待機
左馬殿道の渡渉点
2012年05月26日 13:05撮影 by  DSLR-A350, SONY
5/26 13:05
左馬殿道の渡渉点
上山(946m)
上山高原より
2012年05月26日 14:40撮影 by  DSLR-A350, SONY
5/26 14:40
上山(946m)
上山高原より
牛ヶ峰山(713m)
上山高原より
2012年05月26日 15:05撮影 by  DSLR-A350, SONY
5/26 15:05
牛ヶ峰山(713m)
上山高原より
撮影機器:

感想

 扇ノ山は縦走のし難い山で登山口は兵庫側では畑ヶ平(はたがなる)林道、小ズッコ小屋、鳥取側では河合谷、姫路、ふるさとの森の各ルートをピストンする人が多い。4日前(5/22)に此の山に入山した境港市に住む58歳男性が23日の朝の「道に迷った」との連絡を最後に行方不明になっており、男性の車が見つかった河合谷登山口は兵庫・鳥取の両県警、地元消防団と山岳関係者が点呼中で将に捜索に入るところだった。彼らを横目に先発し扇ノ山を目指した。
 やはり人の命に関わる事なので登山道の左右を気にしながら歩くが登山道に沿った所では見つかることはないだろう。小ズッコ小屋ルートと合流し、なだらかな稜線歩きとなるとブナの新緑が美しい。標高を上げると山毛欅林の下に残雪が現れ、小ズッコ山頂に着く頃には一面の雪原になってしまった。今年は雪が多い、こんなに残っているのは珍しいと出合った地元の人も言っていた。なだらかな稜線歩きで大ズッコ山頂に到るが、山頂標識もなく、気を付けていないと知らずに行き過ぎてしまいそうだ。大ズッコの先の鞍部ではミッション1:「扇ノ山までの所要時間を予想する」をしたところ、K山さんは27分、Y本は22分の予想を立てた。
 山頂の直前でK山さんが「お〜」と立ち止まった。登山道の真ん中に大きな蛙がじっとしていた。前に回り込んでカメラを向けても全く動じない、まるで扇ノ山の主のような貫禄、大したものだ。扇ノ山(1,310m)山頂にはアッと云う間に到着し、立ち止まった時間を除くと鞍部から15分だった。ミッションは二人とも大きく外す結果だった。山頂には、2等三角点「扇ノ山」があり、山頂標識は腕が折れてヘの字になっていた。立派な2階建の避難小屋があり北面はガラス張りで積雪期はどうするのだろう。2階に上がると展望が良いかと思ったが大したことはなかった。ミッション2は「氷ノ山を山座同定」、この山域の最高峰で一際存在感がありミッションは簡単過ぎたようだ。
 姫路登山道を登って来た女性3人組と入れ違いに出発し鞍部に戻った。中国自然歩道の分岐点には捜索隊の人達が登って来ていた。遭難者の情報を聞くと道に迷い避難小屋に泊まり他人の携帯で此れから帰ると連絡をした後消息を絶ったらしい。避難小屋のノートに書き込みもあったそうだ。先程の鞍部から、兵庫県側に下り上山高原に到る赤点線道が昭文社地図に描かれているので其処を通ろうと道を探すがない! 指導票もなく谷を下りるのかと少し入ってみるがとても下れるような谷ではなく、我々も遭難しては洒落にならず、諦めて明確な中国自然歩道へ迂回することにした。
 捜索隊の後を追うように中国自然歩道に入るが、此れも分かり辛く谷筋に入り込んでしまった。捜索隊の踏み跡が無くなりおかしいなと思い地図を確認すると谷の縁ではなく谷の中を歩いている。此れは違う! と稜線に這い上がり夏道を見つけ事無きを得た。雪原で迷わないように気をつけ畑ヶ平(はたがなる)高原の開拓地、シブキ山近くの諸鹿越に出て来ることができた。
 ミッション3:「シブキ山(1,088m)の山座同定」を設定していたが、近過ぎて間違いようもなかった。此処にも捜索隊のパトカーがあった。所定の登山道だけ歩いていても見つからないだろうな。暫く畑ヶ平林道を歩くと左馬殿道入口に到る。此処からがまた難路で、残雪で夏道は殆ど出ておらず、尾根道でもなく、谷道でもなく扇ノ山の東山麓を複雑に進む道で渡渉もあり、指導標は殆どなく、ルートファインディングに苦労した。兵庫県警の捜索隊も此処に入り、殺人現場で見る規制線の黄色いテープが木に巻かれていたが、ルートを外れるものもあり余り信用できない。テープのあったのも入口から少しだけで後は慎重にルートファインディンをしながら進んだ。遭難者もこういう所に入り道迷いに陥ったのだろう。最初の渡渉点で歩く予定だった登山道が合流するはずだがこちらも道形は全く認められない。廃道となって久しいようだ。左馬殿道入口から5.8辧2時間かけて上山高原に到着、K山車のデポ点に着いた。
 高原の東側には以前に登った上山(946m)があり、草原状で見晴らしがいいので時間があれば立ち寄りたかったが、迂回で時間を食い、温泉に入るためには時間の余裕がなく断念した。河合谷にY本車を回収し湯村温泉の薬師の湯に立寄った。吉永小百合主演で昭和56年からNHKで放送された“夢千代日記”で一躍脚光を浴びた温泉で一度来てみたかった。入浴料は町外者400円だが、石鹸、シャンプーは夫々50円で別売りだった。露天風呂にミストサウナもありいい湯だった。柤岡高原キャンプ場が必ず到着しろと言っていた17時に気が急くがS木さんのドタキャンで食当がいなくなったのでスーパーで買出しをして15分前に着いた。

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