爺ヶ岳・針ノ木岳〜お父さんの休日・・・そうだ!針ノ木に行こう!!〜
- GPS
- 32:00
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 2,543m
- 下り
- 2,543m
コースタイム
- 山行
- 6:54
- 休憩
- 2:14
- 合計
- 9:08
天候 | 1日目:晴れのち霧,2日目:晴れ一時霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
良く整備がされています。 8月下旬とはいえ、針ノ木雪渓はまだ雪がたっぷりあり、雪渓歩きが楽しめます。要所に鯉のぼりの目印があり親切です。雪渓の取り付き点は、赤いペンキで染めてあります。稜線上はガレ場に注意。 |
その他周辺情報 | 下山後、大町市営温泉施設「上原の湯」で入浴。400円とリーズナブル。 |
写真
感想
先週の家族旅行の疲れを癒やし?に、山に行きたい。何処へ行こう・・・最初は、夜行2泊3日で白馬から朝日を予定したが、直前になって、かみさんから「今日の夜、私は舎監で泊まりだから」と出鼻をくじかれる。年頃の娘たちだけを残して家を出ると、心配だし、後から何か言われそうだし、土曜は雨の予報も出ているし・・・、夜行1泊2日でどこかいいところと計画を練り直す。そうだ!針ノ木に行こう!!
土曜、かみさんが家に戻るとすぐに車で出発。途中、明日の山登りに備え、マッサージやさんに寄り、夕方6時過ぎに扇沢の市営駐車場に到着。布団を持ち込んだ車内で1泊。
早く、剱・立山の展望が見たくて、早朝4時過ぎに出発。ヘッデンをお伴に柏原新道を黙々と登る。駅見岬でおにぎりをほおばる。今日は天気が良い。蓮華・針ノ木方面が良く見える。下ってくる登山者に尋ねたら、昨日はやはり雨だったようだ。
種池山荘の前はお花畑。「生ビールあります」との看板。まだ早朝だが、飲みたい。売店に居たお姉ちゃんに、「もう売っているの?」と聞くと、「ハイ、小屋内で食券を買ってください。お待ちしてます」との魅惑的なお言葉。心がかなり動いたが、爺が岳を往復するまで我慢しよう。
種池山荘を出発すると、背後に剱・立山。ただし、雲が絡みついている。登っているうちに雲が上がってきて、視界が遮られる。爺が岳頂上は霧の中。それでもノンアルビールは飲む。それにしても、早朝に登って良かった。少しは展望を堪能できた。霧の中の下りは、ただ生ビールのことしか頭に浮かばない。
種池山荘に到着。すぐに生ビールを注文。冷えてて美味い。最高!お花畑の山荘の前でこの上ない幸福感に浸った。ほろ酔い気分になりながら、針ノ木方面に向けて優しいお花畑の中を歩いて行く。まるで天国でのお花畑を歩いているような恍惚感に浸った。
岩小屋沢岳の蒸し暑い登りで、酔いはいっぺんに覚めてしまった。岩小屋沢岳の下りでは雷鳥の親子と遭遇。5〜6羽もいただろうか。人が来ても平然と食事中。じっくりと写真撮影ができた。
今宵の宿、新越山荘に13時15分到着。手続きをした後、小屋前のベンチでビールでくつろぐ。生ビールではないが、冷えてて美味い。今日一日の行動が終わり、小屋でくつろぐこのひとときは、何にも代えがたい。
新越山荘は、アットホームな感じの山小屋。小屋の主人も温厚そうな方で、若い従業員達も礼儀正しく、好感が持てた。今宵の宿泊者は私を含め3名のみ(前日は40名もの宿泊者だったそうだ)。同宿のお二方は、いずれも山歴豊かな山の大ベテランだ。終始和やかに、おたがいの山の体験談などを談笑した。夕食後、霧が晴れてきたので、鳴沢岳方面に散歩に出かける。夕日に映えるの剱岳が実に美しかった。
2日目、ドピーカン。気持ちが踊る。5時の朝食後、そそくさと出発。モルゲンロートの立山・剱。思わず快哉を叫ぶ。鳴沢岳頂上で大展望を満喫。ちょっと早いが、ノンアルビールを開ける。ゆっくりとくつろいでいると、同宿のお二方が登ってこられた。素晴らしい山行日和で、皆自然と顔もほころんでくる。
以降、にわか3名パーティーとなり、行動を共にする。歩いているときは、付かず離れず。ピーク毎の休憩では、談笑し合い、写真を撮り合ったりして過ごし、休憩時間も長くなりがちになった。赤沢岳から針ノ木岳の間は、少しスリリングな箇所もあったが、これもまた楽しい。
山稜歩きでは、常に東側が雲が沸き、西側が晴れているという構図で不思議な景色を展開していた。黒部湖や黒部ダムも指呼のうち。黒部湖の遊覧船がのんびり走行しているのが見え、ゆったりとした時間の流れを演出していた。このコースは、素晴らしい。北アの穴場的コースの一つと言っていいだろう。
針木岳は、今山行のメインの場所。ここでも、ノンアルビールを開ける。もう時刻は10時だが、まだまだ展望が利く。雲海上には槍の穂先だけが見え、印象的だった。最後のピークなので、ゆっくり過ごした。
針ノ木小屋への下りでも、雷鳥の親子に遭遇した。登山道のど真ん中で、悠然と砂浴びをしていた。針ノ木小屋では、「ヱビスビールがあります」との看板。飲みたいところだが、3時間後には運転が待っている。ぐっと唾を飲み込んだ。
8月下旬というのに、針ノ木雪渓にはまだたっぷりと雪が残っていた。雪渓には、所々ルートを指し示す鯉のぼりが立てられ親切だ。久々にチェーンスパイクを履き、快適に飛ばす。涼しくて何と気持ちの良いことか。通過はあっという間であった。少し物足りないくらいであった。
大沢小屋で休憩。談笑後、にわか3名パーティーは解散。おのおの帰路の途に就いた。アルペンルートへの観光客で賑わう扇沢ターミナルには、14時ちょうどに到着。今回も素晴らしい山旅を満喫した。
帰りには、地元に住んでいらっしゃる同宿の人に教えてもらった「上原の湯」で山の汗を流した。中央道では、平日というのに、小仏手前の13 kmの渋滞にはまり(休日とは違い、多少は流れていた)、千葉の自宅に着いたのは21時ちょうどであった。
コメント
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アツさんこんばんは^^
いきなり謝らないといけません。
それ・・・登録ミスです
ここに行こうと、随分前から企んでおり・・・で、「距離でも測るかー」と地図上を選択していたら・・・・ありゃ?登録されてしまいました?って感じです。
と、いうことで、イイーすねー。やっぱりここは。
ここは日帰りつらそうだよなー、そういうの本来趣味でもないし。自分も泊まりで行きたいです。
行く自信もイマイチで針ノ木に登頂したら「日帰りできるか考えよー、万が一無理な場合は途中の山荘かなー・・・」という思いです。
PS:
削除しときましたー
他になかったですよね?他にも距離測定してたんで
ブルスカさん
削除の件、了解しました。
調布の花火大会がなければ、
会っていたかもしれないですね。
黒戸尾根や鳳凰三山を日帰りで行ってきたブルスカさんにとって、
この一巡コースの日帰りは、軽くできると考えますが、
おっしゃるとおり、少しせわしない山行になりますね。
のんびりと山旅を満喫するなら、
こないだmierinさんが辿った、
蓮華往復も加えた雪渓往復なんかいいじゃないですか。
とにかく、変化があり、素晴らしいコースです。
今週末辺り行かれるのですか?
好天になることを祈っております。
Atsu兄〜
もう飲んでばっかりじゃないーーー
飲むために山行ってるでしょ?
平日のお休みはいいよね
お天気に恵まれてよかったね
あぁー、私も針ノ木行きたい
う〜ん
そうゆうつもりではないのですが、
どうしてもこうなっちゃいますね。
日帰りでも、ノンアルビールは2〜3本忍ばせますし、
日頃、薬を飲んでいるので、本当はアル禁なんですが、
泊まりの山に行ったときだけは、禁を破ります。
だって、幸福感に浸りたいもの。
北アの山小屋は、どこもこんな誘惑がありますね。
「生ビールあります」なんて、トラップされないわけがないでしょう。
ほろ酔い気分になって、山を放浪するなんて、
なんて幸せなんだと感じるひとときです。
家庭の事情と、お天気の読みがバッチリな1泊2日!!
青空や雲海、モルゲンロート、雷鳥・・滞在時間が長く取れるって良いですねー
あ〜〜周回!いつか!!
Atsu兄、 ほろ酔いで徘徊にならないよーに!足の踏み外しに注意してくださーい
2日目の天気予報は、くもり一時雨と出ていたので、テンション↓でしたが、
いい方に外れてくれました。
天気は、後立を境に、富山方面は 、長野方面は という感じて、
写真にもあるように稜線でくっきりとその明暗が分かれてました。
25年振りの北ア縦走。満足しました。北アは北アの独特な雰囲気がありますね。
あんなモルゲンロートを見ちゃうとますます山バカになっちゃいます 。
山での、酔っ払いすぎには気をつけますっ
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