あ〜あこがれの剣岳!
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,918m
- 下り
- 1,919m
コースタイム
- 山行
- 4:50
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 5:20
天候 | 初日は雨、二日目は晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
剣は危険箇所ありすぎで表現できません |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
初日は風雨だったが立山連峰を縦走し、翌日も悪天候なら剣登頂は断念して下山することにする
朝9時に室堂をスタート、11時くらいに雄山に着いた。雄山では500円でお祓いをしてもらった
御神酒も頂き、とても厳かな気持ちに
ここは山登りの場でもあり修行の場でもある
いい緊張感に包まれた
真砂岳に着くとコーヒーを飲んでいる一人の登山者とあいさつを交わす
後にライチョウねたでお世話になることになる兵庫のKさんであった
その後またKさんと言葉を交わす
「ライチョウ見られましたか?」
「立山の下のほうで見ましたよ」
この天気で立山の素晴らしい景色も見られず、剣も登られずでは
自分にとって何の土産もない
せめてライチョウだけでも見なくちゃ
で、その後Kさんが「あそこにライチョウがいますよ!」と・・
初めて見た!ライチョウ・・
体は意外と大きくのんびり岩の上を飛び跳ねていた
残念ながら被写体が遠く、写真をとることができなかった
でも、これでこの山行のネタをゲットできた
とりあえずミッションコンプリート
Kさんはライチョウの恩人
テント場で再びKさんと話す
とにかく話がはずんで山ネタで盛りあがる
食事をしてシュラフにくるまったらアッという間に熟睡
夜中に目が覚め夜空を見上げると信じられないくらいの星が瞬いていた
天の川、カシオペア座は分かったがほかの有名な星座は無数の小さな星によって何がなんだかわからないくらいに消されてしまっていた
その満天の星の中にいくつもの流れ星が燃え尽きたり流れたりしていた
それを見て剣に登ることを決断
アタックザックと去年他界した父が仕事で使っていたヘルメットをかぶって剣を目指した
決して仲の良かった父ではなかったが50のオッサンになっても危険な山は怖い
でもこの父のヘルメットで命を守ってもらえている気がした
剣岳の登山道は見た目よりはなだらかであったが、とにかく落石をしてしまいそうで、そちらに気を使った
一歩間違えば即死の場所と安全な登山道が交互に現れる感じ
クサリ場は10か所くらい、そのほとんどが即死箇所
中にはこんなのクサリいらんだろうってとこもあったが・・
カニの縦ばいはさすがに怖かった。両手を離したらジ・エンド
そこを過ぎるとあっけなく山頂に着いてしまった
剣岳は独立峰みたいな形。360度素晴らしい景色が自分を迎え入れてくれた
これぞピークハントの醍醐味!
そして山頂で山岳ガイドで主に剣をガイドしていらっしゃる池田さんに会うことができた
池田さんはテレビの「日本百名山」で剣岳を案内されていた方
お仕事中なので少しだけお話して名残惜しみながら山頂を後にした
下山途中で東京の2人組の登山者と仲良くなる
剣岳の経験者であり、色々とアドバイスをいただいた
まもなくして右側を向きながら左下が切れ落ちているクサリ場に来た
最初のステップを左足にすべきか右足にすべきか迷ったが、右足にした
怖いクサリ場であったが距離は短かった
そしてその後はハシゴ・・
「カニのヨコバイいつでしょうか?」と先ほどの登山者に聞くと
「先ほど通過しましよ」と
「ええ〜〜?!」
どうやら先ほどのクサリ場がカニのヨコバイだった
しまった!写真撮っておけばよかった・・(涙)
それから長いつづら折りの登山道と前剣、一服剣を経て無事下山
テント場で一息ついた後、東京から来たTさん(お名前分からないので東京のTさん)と話し込む
穂高が好きで何度も行っておられる
お話をすると心に何かを抱えておられるよう
人間は誰しも何かを背負って生きている
心の重しは重く、長く背負うことになる
でも、山登りのザックの重さが心の重しを少しだけ軽くしてくれる気がする
何も考えていないから・・・
それが山登りの良さだ
Kさんが剣から下山してきた
「いい山でしたね〜〜!!登れてよかったね〜!!」とお互いを讃えた
そして、おもむろにKさんがいう
「そんなにゆっくりしていていいんですか?バスは17時40分が最終ですよ」
現在時刻は14時20分!
「オーマイガ〜〜!!!」
「急がな間に合えへん!!」
自分を失い、慌ててパッキングして、息を切らしながら室堂へ!
なんとか17時くらいのバスに乗って下山できた
剣岳は見ても登っても素晴らしい山だった
今まで自分が登ってきた山で一番だ
ほんと登って良かった
そして何と言っても素晴らしい人たちに出会えた・・・・
自分もいつかは行かねばと思うこの山です!
年々体力が落ち、できれば天気に恵まれたいと言う甘い気持ちのまま、まだ未登頂。
junbaderさんの山レコみたら、登ったくらいの気分になりました。
やはり、道中や山頂は、過酷な分、素晴らしいですね!
いつか、自分が登る際にはアドバイス願いたい所存です!
バンダナにカレーというスタイルの印象がありますが、今回はヘルメットがお似合いですね〜〜〜。
ではでは、また改めて拝見しまーす!!!
katsuuuさんの燕編にもご返事書きましたんでよろしく
ちなみにこの剣沢テン場にkatsuuuさんと同じ大きさと同じ色のMSRのテントを見つけたんで、「katsuuuさんでは?」と思いましたが
横に置いてある小型のザックが黒だった(katsuuuさんのはワインレッドだったような・・・)ことやビールの缶が横に無かったことから
katsuuuさんではないだろうと思いました。
その日は燕だったんですね
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