九重山

2024年07月23日(火) [日帰り]

• GPS: 07:31
• 距離: 21.9km
• 登り: 1,431m
• 下り: 1,437m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:45
• 休憩: 1:00
• 合計: 7:45

6:07 オーベルジュコスモス（くじゅうグランドホテル）
6:10 6:11 長者原
6:17 寒の地獄温泉
6:51 牧ノ戸峠
6:59 7:01 第一展望所
7:15 7:20 沓掛山
7:37 ブロッコリーの丘
7:49 7:50 扇ヶ鼻分岐
8:01 8:04 扇ヶ鼻
8:15 8:16 扇ヶ鼻分岐
8:22 星生山分岐
8:37 8:39 星生山
9:19 9:21 久住山避難小屋
9:22 9:23 久住分れ
9:39 9:48 久住山
10:09 10:14 天狗ヶ城
10:24 10:26 九重山
10:36 中岳分岐
10:46 10:47 稲星山
10:59 11:00 稲星越
11:09 11:15 白口岳
11:43 鉾立峠
11:58 11:59 法華院温泉
12:07 12:08 三俣山分岐
12:29 12:30 雨ヶ池越
12:49 指山自然観察路分岐
13:32 13:47 長者原
13:52 オーベルジュコスモス（くじゅうグランドホテル）

福岡出張の機会を利用して、九重山に登ることを企画。新幹線と久大本線を乗り継いで由布院、更にバスで長者原を目指した。しかし未明に東海道新幹線蒲郡市内で保線車両同士が衝突する事故が発生、浜松駅と名古屋駅の間で不通となった。

この報に接して直ぐに、在来線に飛び乗る。まだ定刻で運行していた「こだま761号」で名古屋から大阪へ。新大阪駅も発着順が大混乱。ホームを右往左往して、ようやく特別臨時便「のぞみ3号」に乗車。初動が良かったおかげで、博多駅には当初の計画よりも早く到着することができた。

しかし、こうした幸運は最後まで続かなかった。博多で乗り継いだ特急「ゆふ3号」が目的地「由布院」を目前にして突然のスローダウン (エンジンのトラブル)。由布院駅到着は定刻の12分遅れ。長者原に向かう「九州横断バス」の発車時刻に2分及ばなかった。

天候

晴、霧

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

由布院駅
　・JR九州久大本線
　・駅員配置駅
　・みどりの窓口
　・観光案内所

由布院駅前バスセンターーくじゅう登山口（長者原）
　・九州横断バス（九州産交：定期観光バス）
　・片道大人：1,500円

写真

7/22 12:15

東海道山陽新幹線は工事車両が脱線事故を起こした影響で大混乱。新大阪駅から特別臨時便の「のぞみ3号」を捕まえて博多駅。特急ゆふ3号に乗り継ぐ

7/22 16:18

ゆふ3号は野矢駅で列車交換した直後にエンジントラブルが発生。由布院駅を目前にして長時間停車。エンジンを再起動して何とか出発。この影響で長者原（ちょうじゃばる）への九州横断バスに乗り遅れてしまった。本来ならバス料金1,500円のところが、タクシー10,130円にトホホの大化け。前泊して翌日の山歩きに備えた。

7/23 6:15

朝6時に朝食代替の「お弁当」を受け取り、宿を出発。長者原では、朝陽を浴びて三俣山（みまたやま）から硫黄山 (いおうざん)、星生山（ほっしょうざん）の連なりがくっきり。期待が高まる

7/23 6:19

長者原から牧ノ戸峠まで九州自然歩道

7/23 6:27

白水川に沿う、舗装された遊歩道。辺りには硫黄の匂いが漂う

7/23 6:35

「やまなみハイウェイ」を何回か横断した

7/23 6:56

牧ノ戸峠。平日の7時前にして、駐車場には既に車がズラリ

7/23 6:59

牧ノ戸登山口

7/23 7:02

コンクリート舗装の登山道

7/23 7:06

第一展望所。東屋の先から...

7/23 7:06

北西方向に涌蓋（わいた）山（中央）

7/23 7:07

北東には由布岳（中央奥）

7/23 7:07

沓掛山に続く舗装登山道

7/23 7:13

登山道から南西方向に眺望。阿蘇の山々

7/23 7:13

強拡大

7/23 7:13

さらに倍。ギザギザ頭の根子岳

7/23 7:13

高岳、中岳

7/23 7:14

引き続き九重山へ。近くにあった温度計は16度。何と！下山者と離合

7/23 7:18

沓掛山（くつかけやま：左）と星生山（右奥）を遠望

7/23 7:19

岩々の登山道。足のみならず、手も使う

7/23 7:22

沓掛山頂上。山名柱が2つ

7/23 7:23

山頂から星生山 (左端) と扇ヶ鼻 (右)。尾根を辿る登山道

7/23 7:25

鎖の付いた急な梯子

7/23 7:31

登山道から振り返って沓掛山

7/23 7:39

ノリウツギの群落

7/23 7:39

青空を背景に白い花

7/23 7:48

登山道から北方に眺望

7/23 7:48

強拡大で九重”夢”大吊橋（ここのえ“ゆめ”おおつりはし）

7/23 7:50

ゴロゴロ石の登山道を登って...

7/23 7:55

扇ヶ鼻（おうぎがはな）分岐

7/23 7:57

扇ヶ鼻（右端奥）へ寄り道

7/23 8:03

登山道から扇ヶ鼻山頂の巨岩を遠望

7/23 8:07

扇ヶ鼻。山名柱が立つ

7/23 8:09

扇ヶ鼻から南方の眺望。雲が湧いてきて阿蘇山が隠れてしまった

7/23 8:20

分岐への復路。西千里浜（中央）と星生山（左奥）

7/23 8:29

西千里浜から星生山。左端に登山道

7/23 8:31

登山道から振り返って西千里浜（中央）と扇ヶ鼻（左奥）

7/23 8:31

星生山の巨大岩石群

7/23 8:42

星生山頂上。北方の眺望。三俣山（左）の左奥に由布岳。手前に北千里浜

7/23 8:42

南側は真っ白

7/23 8:43

硫黄山。植生がなく、ここだけ山の色が異なる

7/23 8:52

南から流されてきた雲が山にぶつかる

7/23 8:53

硫黄山から三俣山の連なり。さらにその先には平治岳（ひいじだけ：中央右奥）

7/23 8:55

稜線を辿る登山道の先には岩々群が待っている

7/23 8:57

道は大岩を北側に巻くように進む

7/23 9:03

眼下に避難小屋。この急坂を下るのか

7/23 9:05

ほんのわずかな時間、視界が明けて前方に九重山（右）

7/23 9:09

振り返って岩々群と下ってきた道

7/23 9:10

避難小屋に着陸

7/23 9:11

この景色を見ながら、ちょっと早めの昼食

7/23 9:12

宿が準備してくれた「お弁当」

7/23 9:13

オープン。ボリュームたっぷり、ご馳走さま

7/23 9:28

久住分かれ。いよいよ九重山の「主峰」へ

7/23 9:37

ゴロゴロ岩の登山道。黄色いペンキの丸印が通り道の目安

7/23 9:44

360度全部真っ白な九重山頂上には...

7/23 9:45

堂々の一等三角点「久住山」1,986.50 m

7/23 9:48

ここにもノリウツギ

7/23 9:51

南西方向が一瞬だけチラリ

7/23 9:58

復路

7/23 10:02

引き続き中岳へ

7/23 10:04

中岳を遠望。斜面に巨岩が堆積している

7/23 10:11

霧が途切れた瞬間に撮れた「御池 (みいけ)」

7/23 10:16

天狗ヶ城山頂

7/23 10:18

岩々の登山道にノリウツギが咲く

7/23 10:23

引き続き中岳へ

7/23 10:25

黄色い丸印を辿る

7/23 10:28

中岳山頂。「九州本土最高点」とはやや微妙な響き

7/23 10:28

右側も...

7/23 10:29

左側も雲の下に見えたのはチョッとだけ

7/23 10:31

南東の方向に下山

7/23 10:35

滑落注意な場所にはお助けロープ

7/23 10:40

一面のお花畑

7/23 10:42

東千里浜

7/23 10:48

ジグザグ登山道で稲星山（いなぼしやま）

7/23 10:52

白いバックに稲星山の山名柱。山頂写真にも背景に変化がなくなってきた

7/23 10:57

東の方向に下山。草叢区間から...

7/23 10:59

トンネル区間へ

7/23 11:01

谷から雲の下に地上世界

7/23 11:03

一面のノリウツギ

7/23 11:05

稲星越（いなぼしごえ）

7/23 11:05

振り返って稲星山

7/23 11:08

次の目的地「白口岳 (しらくちだけ)」を遠望

7/23 11:15

大岩を抜けたら...

7/23 11:17

白口岳頂上。かなり切り立っている

7/23 11:21

鉾立峠（ほこたてとうげ）への下山道。正に急降下

7/23 11:23

大岩を何度もヨッコラショして中腹

7/23 11:23

振り返って白口岳

7/23 11:39

その後は木のトンネルと...

7/23 11:44

気を抜くと滑ってコケそうな道

7/23 11:48

鉾立峠。柱には古名の桙峠（ほこんとう）と記載。正面には立中（たっちゅう）山

7/23 11:48

峠から大船山を遠望

7/23 11:48

「坊ガツル」方向へ

7/23 11:59

激しく崩れている

7/23 12:03

法華院（ほっけいん）温泉

7/23 12:05

振り返って左端に白口岳のご尊顔

7/23 12:05

坊ガツル湿原

7/23 12:16

このまま舗装された楽勝な道かと思っていたら、長者原は分岐で左折

7/23 12:20

最初は石畳

7/23 12:26

木製階段が現れて...

7/23 12:30

岩々の山路へと「進化」

7/23 12:32

開けた場所から振り返って坊ガツル

7/23 12:37

雨ヶ池越

7/23 12:41

雨ヶ池。雨が降ると池が現れるとのこと

7/23 12:42

湿地帯なので木道

7/23 12:46

ゴールの長者原が見えた

7/23 13:09

苔岩

7/23 13:16

林道っぽくなって...

7/23 13:19

登山口

7/23 13:19

登山口を振り返る。登山届の提出ボックスがある

7/23 13:22

タデ原湿原

7/23 13:29

湿原から三俣山

7/23 13:29

硫黄山

7/23 13:29

星生山

7/23 13:33

橋を渡って「長者原ビジターセンター」

7/23 14:49

宿で預けていた荷物を受け取り...

7/23 14:53

近くの公園。木陰で涼みながらバスを待つ

7/23 15:26

九重登山口バス停

7/23 15:58

九州横断バスは10分遅れで運行。途中駅の休憩時間を削って、由布院駅にはほぼ定刻に到着。特急に乗り継いで福岡市へ移動。明日からのお仕事に備えた

撮影機器：

FinePix HS20EXR 富士フイルム

感想

satake_416

朝から雲一つない好天に恵まれ、長者原のタデ原湿原から三俣山、硫黄山、星生山の連なりをはっきりと見晴るかすことができた。

九重連山の眺望に期待が高まる。硫黄の匂いが漂う白水川に沿う、九州自然歩道で牧ノ戸峠。登山口から沓掛山の頂上付近まで舗装された登山道。南方には阿蘇の山々が遠望された。扇ヶ鼻に寄り道して、西千里浜から星生山。この頃から、南風に乗って雲が広がり始める。星生山から北方に三俣山と平治岳。その手前には荒涼として、その異質さが際立つ硫黄山。

避難小屋で早めの昼食を摂った後、主峰の「九重山」へ。しかし、ゴロゴロ岩の登山道で到達した山頂は全ての方向が霧で真っ白け。「久住分かれ」まで引き返して、天狗ヶ城から中岳。いずれも大岩が重なる、難所感のある道。稲星山から稲星越を経て、白口岳までの区間はノリウツギの大群落。一面のお花畑だった。

岩下りを伴う急坂で鉾立峠。法華院温泉と坊ガツル湿原の間は舗装道路。今日は既に16 kmを歩いている。累積標高も1000 mを超えてきており、雨ヶ池越までの登りがきつかった。長い下りの後、長者原「タデ原湿原」にゴールした。

その後は由布院行きの九州横断バス。最終便のため、乗り遅れたら一大事。公共交通機関を利用するからには仕方がないものの、出発時刻が気になり、総じて急ぎ足の山歩きになってしまった。