阿弥陀岳・西岳など【48.6】未踏のルートで南八ヶ岳をグルっと周回。

2024年07月29日(月) [日帰り]

• GPS: 09:53
• 距離: 18.7km
• 登り: 1,989m
• 下り: 1,997m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:42
• 休憩: 1:12
• 合計: 9:54

距離 18.7km 登り 1,989m 下り 1,997m

5:15 船山十字路
5:15 舟山十字路
6:08 美濃戸口・舟山十字路分岐
6:24 6:26 御小屋山
7:03 不動清水
8:20 西ノ肩
8:24 西の肩（岩場）
8:27 8:39 阿弥陀岳
8:54 8:55 中岳のコル
9:06 中岳
9:22 文三郎尾根分岐
9:31 キレット分岐
9:35 真教寺尾根分岐
9:48 9:56 天狗尾根 稜線分岐
10:25 10:54 キレット小屋
11:18 ツルネ
11:42 旭岳
12:00 12:01 縦走路分岐
12:06 権現小屋
12:11 東ギボシ
12:19 西ギボシ
12:30 12:31 のろし場
12:45 12:52 青年小屋
12:55 12:56 乙女の水
13:32 13:34 西岳
14:24 14:31 信玄の隠岩
14:48 広河原
15:01 15:02 舟山十字路 水場
15:07 舟山十字路
15:09 ゴール地点

天候

晴れ。雲少々。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

船山十字路の路肩駐車スペースを利用。10台くらいは停められそうだが、休日にはすぐに埋まってしまいそう。ポストあり。

コース状況／危険箇所等

【船山十字路〜阿弥陀岳】
道標に従って阿弥陀岳を目指します。前半は傾斜緩やか。不動清水あたりから傾斜が厳しくなります。いかにも滑りやすそうな岩肌などいくつも出てきたので、下りでの利用時は用心が必要かと思います。

【阿弥陀岳〜キレット小屋】
山頂直下はザレた滑りやすい急斜面なので慎重に。赤岳に向かう登りは苦しいけど、山頂をパスするなら危険個所は少ないです。赤岳からキレット小屋までのルートは難易度Dの岩場・ガレ・ザレになります。岩にマークはありますが、ルートファインディングは必要かな。鎖は限定的な設置のみです。落石にも注意。

【キレット小屋〜西岳】
キレットほどの恐怖感は無いものの、岩場では注意が必要。鎖の設置が多いので、安心感はこちらの方があります。青年小屋から西岳までは、とても歩きやすい森の中の道でした。

【西岳〜船山十字路】
少々荒れて見えるけど、歩くのには問題の無い道でした。2000mくらいまでは急坂ですが、そこから下は傾斜が緩くなります。千枚岩の下で林道跡と合流しますが、その林道跡にトゲトゲのある植物が繁殖していて、かなり鬱陶しいです（半袖、短パンだとケガするかも）。林道跡が途切れると、荒れたトラバース路を少々。再び林道と合流し2度の渡渉をしますが、橋が無いので水量によっては大変かも。渡渉を終えると、車も通れる道になるので安心ですが、このルートは玄人向けかも。

写真

7/29 5:15

明るい時間帯から活動するのは久しぶりです。駐車スペース広くないので、停められてよかった。

7/29 5:16

スペース脇にポストがあり、その奥がゲートとなっています。

7/29 5:18

道標が適切に設置されています。両方向とも阿弥陀岳につながりますが、片方は難路っぽいので、御小屋尾根ルートを選択。

7/29 5:22

しばらくは車も入れそうな道。

7/29 5:41

そのうち、普通の登山道っぽくなってきました。

7/29 5:45

今日はなるべく早く下山したいので、神社は気になるけれどパス。

7/29 5:55

何が祀られているか分かりませんが、目の前を通らせていただくのでペコリ。

7/29 6:05

たっくさんの種類のキノコが生えていましたが、撮る余裕がなかったので、代表してこの子をパシャリ。

7/29 6:09

ショートカットできる踏み跡もたくさんありましたが、結局は普通に歩くのが一番ラクですね。

7/29 6:23

お日様をゲット。今日も暑くなりそうです。

7/29 6:24

御小屋山に到着。ここから美濃戸にも繋がっているようですが、コチラには山小屋もないので歩く人は少なそうですね。

7/29 6:25

数メートル先に三角点。そして…

7/29 6:26

さらに先に山頂山表。結局どこが山頂なんだか。

7/29 6:29

開けた場所に出ました。甲斐駒が見えているかな？

7/29 6:32

こちらは…左が権現岳、右は編笠山かな（←自信ナシ）。

7/29 7:04

不動清水の分岐。水はたくさん背負っているので、パスします。

7/29 7:09

傾斜が厳しくなってきました…。

7/29 7:24

振り返ると奇麗な山並みが。一番奥は御嶽山かな？

7/29 7:25

北アルプスもわりとクッキリ。特徴的に尖っているのは槍かな。

7/29 7:25

中央アルプス。いい感じ♪

7/29 7:36

展望台を発見。どれどれ…。

7/29 7:37

これから通過する予定の、権現岳かな。遠いな〜。

7/29 7:44

登るにつれて険しい道になってきました。昨夜に雨でも降ったのか、部分的に濡れている場所もあるので気を付けて登ります。

7/29 7:49

なんと！8時前にして雲が出始めています。晴れててほしいな〜。

7/29 7:53

北側。特徴的な2つのピークは、天狗岳かな？

7/29 7:58

硫黄岳あたり。空気がクリアなのでよく見えます♪

7/29 8:12

ロープ場。一昨日の山行の疲れがまだ抜けていないのかな。かなりしんどい時間帯となりました。

7/29 8:19

登りはわりと自信があったのですが、2名ほどに追い抜かれていきます…。

7/29 8:23

阿弥陀岳をロックオン、かな。鎖場、ハシゴもありましたが、油断せずに通過。

7/29 8:27

阿弥陀岳に到着〜。何人かがおられました。

7/29 8:28

まだ8時半ですが、だいぶ疲弊してしまった…。

7/29 8:29

山頂は360度の展望です♪

7/29 8:29

この後向かう権現岳と、富士山。

7/29 8:30

南アルプス。いくつかの山が重なってしまっているので、同定は困難（？）。

7/29 8:30

横岳やら硫黄岳やら。いいお天気です。

7/29 8:31

赤岳山頂はパスしますが、その手前までは進みます。一度下ってからの登り返しがキツそうだなぁ。

7/29 8:31

ここで来た道を折り返すことも考えていたのですが、下りルートも大変そうなので、予定通りに進むことにします。

7/29 8:31

今日も富士山はにぎわっているのかな。

7/29 8:47

阿弥陀岳の山頂直下はナカナカの下り道。ザレて滑りやすいです。

7/29 8:57

振り返って阿弥陀岳をパシャリ。

7/29 8:57

横岳〜硫黄岳〜天狗岳あたり。

7/29 9:04

中岳を通過。

7/29 9:05

中岳からまた下って、登り返します（ゲッソリ）。

7/29 9:09

7/29 9:11

中岳を振り返り。これを阿弥陀岳と勘違いして、後でガッカリしてしまうのは、八ヶ岳あるあるかな。

7/29 9:11

7/29 9:11

さぁ、頑張って登るぞぃ。

7/29 9:30

ゆっくり歩けば、そう危険はない道でした。赤岳はパスして、キレットに向かいます。

7/29 9:33

これまでとはまた違った雰囲気。飽きさせませんね。

7/29 9:36

7/29 9:36

7/29 9:38

7/29 9:49

キレット小屋に向かって、徐々に険しくなっていきます。鎖やハシゴが出てきました。とにかく、滑落しないようにすることが最重要です。

7/29 9:53

長野県のグレーディングで難易度Dのエリアです。マークは確認しますが、自分でルートファインディングして、安全なルートを選ぶことも必要。

7/29 9:58

…凄いところを下りてきているな…。

7/29 10:00

厳しい傾斜はまだまだ続きます。落石注意。ヘルメット推奨です。

7/29 10:07

鎖のある所はラッキー。

7/29 10:13

ハイマツの藪が出てきたら、危険個所はとりあえず終了です。ホッとします。

7/29 10:19

どこをどう歩いてきたのやら。

7/29 10:19

これから挑む方々も。どうか気を付けて。

7/29 10:19

そしてこちらは、進行方向の権現岳。

7/29 10:25

キレット小屋に到着。ですが、営業はしていないようです。

7/29 10:28

お腹が空いたので食事休み。コチラは、ワークマンで大人気だった耐熱アルミテーブル。セールで500円でゲットできました。前のテーブルよりも少々重いですが、設置と撤収が簡単なのは魅力です。

7/29 11:08

食事をして元気が出たので、登りも何とか歩けます。

7/29 11:09

振り返ると、赤岳〜阿弥陀岳のこの絶景。

7/29 11:12

東側。

7/29 11:17

ツルネに到着。以前、ここらで熊の目撃情報があったのでビビっていましたが、静かに通過できました。

7/29 11:45

7/29 11:52

ゲンジーハシゴ。誰もいないので、ゆっくり慎重に登ります。途中に不安定な個所もあって怖いよう。

7/29 11:55

ふぅ、何とか登り切りました。心を無にするのがコツですね。

7/29 11:55

次に来るのはいつになるかな。

7/29 11:58

権現岳も、何度か来ているので山頂はパスします。

7/29 12:00

7/29 12:00

青年小屋に向かいます。

7/29 12:01

権現小屋…ですが、ここも営業していないみたい。どこの山小屋も予約が取りにくい状況かと思っていましたが、営業そのものが難しい小屋もあるのでしょうか。

7/29 12:09

7/29 12:10

7/29 12:21

7/29 12:25

左が編笠岳、右が西岳っぽいです。

7/29 12:36

樹林帯を下っていきます。整備されていて歩きやすいです。

7/29 12:45

青年小屋に到着。多くの人で賑わっていましたが、テント場はガラガラ。編笠山には登らないので、華麗に通過〜。

7/29 12:46

編笠山も面白い山でしたけどね。また今度。

7/29 12:56

青年小屋から5分ほど、乙女の水。手が痛くなってしまうくらいに冷たい水でした。

7/29 13:06

編笠山〜西岳は、雰囲気の良い森の道です。

7/29 13:32

樹林帯が切れました。

7/29 13:33

2度目の西岳です。前回は雲ばかりでしたが…

7/29 13:33

今回はちゃんと眺めを楽しむことができました。お隣の編笠山です。

7/29 13:33

振り返っての権現岳。結構下ってきたんだなぁ。

7/29 13:34

南アルプス…はいろいろ重なってて何が何やら？

7/29 13:41

さて、下山します。ここからまたお初ルートになりますが、細くて少し荒れ気味の急な道でした。ただしルートは分かりやすかったです。

7/29 14:02

開けた場所に出た。日差しを受けると、やっぱり暑いな〜。

7/29 14:08

しばしトラバース路。傾斜が緩くなってきたので、足には優しい。

7/29 14:16

林床が広くなり、さらに歩きやすくなりましたが、踏み跡は薄目です。

7/29 14:22

笹原になってきました。ちょっと深いところもあったけど、踏み跡は見えてました。

7/29 14:24

地図上で『千枚岩』とあるポイントですが、この通り岩は無く。近くに『信玄の隠岩』というのがあるようです。温泉といい、信玄さん、隠すのが好きだな。

7/29 14:28

千枚岩から少し下ってくると、林道跡に合流しました。しばらくの間、これに沿って歩きます。

7/29 14:33

林道跡には、トゲトゲのある植物が藪を作っていて、とても歩きにくかったです。チクチクします。半袖・短パンだとかなり痛いかもです。

7/29 14:43

林道の突き当りからは、短いトラバース路。かなり荒れていたので、通行注意です。

7/29 14:48

再び林道跡に合流。こちらは問題なく歩けました。

7/29 14:49

徒渉ポイント。わりと水量があり、見た目より深さもあって、緊張しました。飛び石で渡れそうな場所を探しました。

7/29 14:52

少し進むと徒渉ポイントがもう一か所。こちらも滑らないよう慎重にジャンプ。

7/29 14:53

徒渉を終えると、林道に合流。こちらは現役で車が通れるみたい。ちなみに写真手前に、小さな小川あり。

7/29 14:56

林道歩きで駐車スペースを目指します。途中のぬかるみにこの足跡…。タヌキかな？（熊じゃないとよいのだけれど）

7/29 14:58

分かれ道は右側が正解。ちょっとだけ登り返しになります。

7/29 15:02

阿弥陀聖水。よく出ていました。手ぬぐいを濡らして首に巻いたら、超ひんやり。

7/29 15:07

舗装路に合流。駐車スペースよりちょっと下に出たようです。

7/29 15:07

ここの駐車スペースに停めて、林道をハイキングされている方もいたようです。

7/29 15:08

車が増えてる。でも、平日ということもあってかまだ余裕がありました。
今日も無事に下りてくることができました。お疲れさまでした。

撮影機器：

moto g31(w) motorola

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 雨具 ゲイター 日よけ帽子 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ 食器 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ストック ナイフ カメラ 携帯トイレ アイゼン（4本爪） 傘 ツェルト

感想

pumi3

こんにちは。5個入り100円のスポンジと、1個200円のスポンジでは、やはり泡立ちや耐久性が違うのだろうか…と毎回悩みつつ、結局安い方を買ってしまう pumi3 です。

せっかく3連休になったのに、お天気イマイチのために野営は避けたい感じ。夕立に降られないように早めに帰ることのできるエリアとして、土曜日は南アルプスを歩きました。日曜は献血しつつ体を休めて（←休めてる？）、月曜は八ヶ岳です。とにかくアクセスしやすいので、久しぶりに明るくなってからの活動となりました。とにかく平地は暑いので、森林限界を超えて涼しいところに行きたいのです！

八ヶ岳は何度か歩いているので、だいぶ足跡が増えてきましたが、まだ歩いていないルートもいくつか。今回は往路も復路も、未踏のルートで歩いてみました。
駐車場が小さいので、停められるかは運次第ですが、船山十字路からの登りは八ヶ岳にしては静かに歩くことができ、ナカナカ良さそうです。濡れた下りではスリップ注意かもしれませんが。
復路は…下の方で道が分かりにくくなっているので、バリルートに慣れている方かGPSが無いとお勧めしにくい感じでした。

前々日の疲れが残っていたのか、ちょっとキツイ時間帯もありましたが、思いがけない晴天に応援してもらって、楽しく歩くことができました。写真にとる余裕がなかったのですが、下半分ではたくさんのキノコ、上半分ではたくさんのお花が目を楽しませてくれました。お花、まだまだ元気なんですね。

頂上付近では寒いくらいに涼を楽しめたものの、下山すればやっぱり暑い…。酷暑はまだ続くようですね。体調に気を付けて過ごしたいものです。

コメント

580

pumi3さん
おはようございます
とにかく涼しい所→高い所に行きたい　激しく同意です。😃
晴れた日の昼間の路上とか、人間が活動できる状況ではないですよね…

このコース、4年位前に歩きましたが、距離や累積標高の数字の割にキツかった記憶があります。
西岳から舟山に戻る道は、林道工事中でした…おそらく同じ所歩いていると思うので、林道工事は中断したのかも知れませんね。

お疲れ様でした😃

pumi3

580さん　コメントありがとうございます(^^)
稜線上は別天地ですもんね。あの清々しさを味わってしまうと、とても低地にはいられないです。最近では35度くらいだと驚かないようになってしまいましたが…数十年前と比べたら異常なことですよね。

二日前の疲れでキツいのかと思ってましたが、険しい道だったのですね。林道部は、日当たりが良くなったためか背丈のある草が元気で、通過が大変でした。森のままの方が歩きやすかったかもですが、どういった理由で放置されてしまったのでしょうね？

hiromi121

こんばんは　ルーファインの部分へ突入！決め！のポーズで、突き進めです。
私には無理ですね。😊
稜線にでてしまえば最高です。お疲れ様ぇした。

pumi3

hiromi121さん　コメントありがとうございます(^^)
ダラダラと歩くのが好きなので、危険個所はなるべく避けたいところですが、計画次第ではどうしても通過しなくてはならないことがあります。超☆へっぴり腰で歩いてます（苦笑）。
稜線歩きは楽しいですよね。お天気が良ければさらにサイコーです(^^)