乗鞍岳〜メインは標高差1500メートルの下り〜

2024年07月31日(水) [日帰り]

• GPS: 09:17
• 距離: 16.0km
• 登り: 458m
• 下り: 1,710m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:11
• 休憩: 2:05
• 合計: 9:16

距離 16.0km 登り 458m 下り 1,710m

8:38 畳平バスターミナル
8:42 8:45 乗鞍白雲荘
8:51 8:54 魔王園地
8:58 9:00 魔王岳（乗鞍）
9:04 魔王園地
9:09 乗鞍白雲荘
9:14 畳平バスターミナル
9:19 鶴ヶ池
9:25 9:27 県境ゲートバス停
9:46 不消ヶ池
9:50 9:51 富士見口
9:56 摩利支天分岐
10:07 10:09 肩ノ小屋
10:11 10:26 剣ヶ峰口
11:08 11:09 朝日岳（乗鞍）
11:17 11:22 蚕玉岳（乗鞍）
11:28 11:32 乗鞍岳頂上小屋
11:34 11:47 乗鞍岳
11:50 11:54 乗鞍岳頂上小屋
11:57 12:00 蚕玉岳（乗鞍）
12:36 12:39 剣ヶ峰口
12:40 12:43 肩ノ小屋
13:13 肩の小屋口
14:23 14:37 位ヶ原山荘
14:57 15:36 冷泉小屋
16:45 三本滝分岐
17:25 17:27 鈴蘭橋
17:35 17:41 善五郎の滝入口
17:53 乗鞍観光センター
17:54 ゴール地点

天候

山頂ガス

アクセス

利用交通機関：

自家用車

乗鞍高原〜乗鞍畳平シャトルバス
https://www.alpico.co.jp/traffic/local/kamikochi/echoline/

コース状況／危険箇所等

肩の小屋口から位ヶ原山荘までの沢沿い区間は岩や泥濘等滑りやすい箇所があるので注意

その他周辺情報

湯けむり館　大人730円　乗鞍観光バス駐車場の斜め向かい
https://norikura.co.jp/yukemuri/
館内にあるレストラン プリマベーラでお夕食
丁寧に作られた定食を頂きました

写真

7/31 6:53

7時のバスに乗車。平日だというのに3台も用意されていた（k）
人が集まってると祭りでもあるのか？と思う田舎者（s）

7/31 7:50

乗車前、seasunさんは「私寝るからね」と言い残し、kに窓際の席を用意してくれたおかげで絶景を眺めることができた（k）
走り始めて秒で爆睡（s）

白き畳平に呆然とするわれら。しばし屋内の休憩所待機（s）
さっむ！（k）

20分ほどで青空も見え始めていい感じ。未踏の魔王岳へ（s）
魔王って名前がもうね（k）

7/31 8:37

いざ魔王？対決！（k）
たのも〜！（s）

今年お初のコマクサちゃん（s）
自分もおはつ（k）

7/31 8:48

ゴゼンタチバナ（k）

小さな池がある。池があったことはじめて知った（s）
亀なんとか池って書いてあったよ（k）

あのガスなくなれ〜！と何度も願う（s）
今思えばしあわせなじかんだったよね・・・（k）

剣ヶ峰が見えそうで見えない（s）

7/31 8:45

立派な急階段を登っていく（k）
この時点で酸素不足を実感（s）

山頂かと思ったら魔王園地だった。真の山頂はあちら（s）

7/31 8:53

とはいえそんな魔王園地にも立派な専用棒が用意されていた（k）

魔王岳初登頂（s）
初めまして魔王岳（k）

7/31 9:07

魔王から下るとここで魔王の手下が・・・！（k）
このフォルムで人喰い鳥とか？（s）

7/31 9:08

一瞬山頂剣ヶ峰！（k）
このまま晴れるのじゃ！（s）

7/31 9:10

さて晴れているうちに次へ（k）

7/31 9:11

下る少し手前に見たことのないお花（k）
Google先生はホソバツメクサと言ってる（s）

7/31 9:17

だいすきウサギギク！乗鞍にウサギギクめっちゃいて昇天できる（k）

7/31 9:20

なんだかやけにシュッとしたヨツバシオガマ（k）

7/31 9:22

左のお山もカッコいいけど登山道あるのかな？（k）

7/31 9:24

そして富士見岳方面へ行くと有名な日本一高所にあるバス停（k）
雷鳥がオサレ（s）

岐阜県高山市と長野県松本市の県境（s）
グンマー帝国の関所には負けるか（k）

7/31 9:26

両県の堺目と堺目の間（＝魔境）にいるseasunさん（k）
大黒岳は撮るだけ〜（s）

7/31 9:28

富士見岳いく？どーする？などといいながらスーンと通り過ぎる我々（k）
富士見岳？なにそれおいしいの？（s）

7/31 9:33

腰位置にある花しか撮らないよ！とのこと・・・（k）
しゃがむと途端に体力けずられる（s）

鶴ヶ池。鶴っつーか、鳩？スズメ？（s）
鳩サブレの鳩（k）

バスで上がってきたエコーラインを望む。まあ、私は爆睡だったけど（s）
知ってる（k）

7/31 9:42

アキノキリンソウ(k)

7/31 9:43

ウメバチソウ(k)

7/31 9:48

どーした？（k）
雷鳥探してる（s）

7/31 9:48

砂礫地にはコマクサの群生（k）
終わりかけだったけど大量のコマクサが咲いてた（s）

7/31 9:52

ミヤマダイコンソウ（k）

7/31 9:55

肩の小屋までしばらくアウトバーン（k）

7/31 10:01

ご立派な肩の小屋が見えてきた（k）

7/31 10:04

左手を見下ろすと結構なお花畑だった（k）
さすが花の百名山（s）

肩の小屋で一休み。おしるこうんま〜♪（s）
涼みに来たのに寒かった（k）

7/31 10:25

強風（まだこのときは強風域）の中、意を決して剣ヶ峰へ（k）
まだ晴れると信じて疑わないわれら（s）

7/31 11:01

山頂まではちょっとした岩場で御嶽山みたいな雰囲気（k）
おどろおどろしさも御嶽に似てる（s）

7/31 11:05

イワツメクサ（k）

7/31 11:20

耐風姿勢一歩手前。暴風域に。しょっちゅう体が持っていかれるので岩にカメラなどぶつけないよう注意（k）
山のお天気3サイト大外れ（s）

7/31 11:28

頂上小屋までくればあと少しなのだが・・・（k）
晴れてれば北アルプスなどの絶景が・・・（s）

山頂直下は爆風。息できない（s）
爆風域に達したね。風速どれくらいあったのだろう（k）

7/31 11:34

あたりはガースーで景色もないので集中できるっちゃできる（k）
絶景に目を奪われながら登りたかったよ（s）

7/31 11:41

乗鞍本堂（k）
とりあえず無事登頂。kozakuraさん初登頂おめ（s）

おわかりいただけるだろうか。この爆風を（s）
最初から最後まで帽子なんてかぶってられない（k）

7/31 11:45

爆風のわりに混雑していたので、誰もいない棒と鳥居を撮れるチャンスは1秒（k）

あまりの爆風にしくしくと泣く子どもがいた。大人なので泣かずに下山開始（s）
ほんとは泣きたかった（k）

7/31 12:10

お腹すいたって言ったらこれくれた♪何かの味に似てるな〜って思ったらみたらし団子だった。やさしい甘さで美味也（k）

7/31 12:35

肩の小屋まで戻ったら小休止を経て今回のメインイベント？乗鞍高原への下山（k）

大雪渓でスキーを楽しむ人たち（s）
山スキー愛好家たちの本気を見たっす（k）

7/31 12:46

あっ?（k）

7/31 12:52

肩の小屋口バス停までの区間が想定外にお花畑だった（k）

キバナシャクナゲ。なにげに初めて見たかも（s）
御嶽にもいたっす（k）

わ〜い。チングルマ♪つかチングルマだらけ。（s）

エゾシオガマ（s）

モミジカラマツ（s）

7/31 13:04

ミネズオウ（k）
ホントにこの一株だけ咲いてた（s）

7/31 13:10

コバイケイソウ（k）

7/31 13:14

スキーな皆さまはここまでチャリンコもしくはバスで来て取り付くとのことです（k）

ガスの下に出たよう。これは晴れっていうの？（s）

いったん道路に出て再び山道へ。道？沢？マーキングはしっかりあるので迷うことはない（s）

7/31 13:15

こんな注意書きがございますが、残雪はもうありません（k）

7/31 13:27

謎花。seasunさんですらわからないから謎花認定（k）

kozakuraさんからの差し入れ。ブラックサンダー好きの私が初めて見た（s）
そこらへんのローソンにあったぉ（k）

7/31 13:30

静かで良い道じゃないですか（k）
畳平の喧騒、山頂の暴風がウソのように穏やか（s）

先ほどにも増してチングルマのお花畑（s）

とんでもない数のチングルマが咲いている（s）
これが「敗因」だと思うんだ（k）

晴れてきた…。また登る？（s）
どうぞどうぞ、お先です〜（k）

車道に出てはまた山道を繰り返す。車道沿いにもシナノオトギリや（s）

オンタデが咲く。（s）

7/31 13:54

位ヶ原山荘までの後半部分はワイルドな雰囲気で、楽々新道みたいなところが多々（k）

7/31 14:00

でもね〜すごく好きな雰囲気なんだな（k）
あなたホントの山屋だよ（s）

7/31 14:17

クルマユリ少量（k）

先ほどまでのウキウキがウソみたいに荒れた山道に四苦八苦。「沢の増水のため荒れてる」という案内にウソなし（s）
乗鞍さん正直っす（k）

7/31 14:22

シャトルバス往復4000円支払った人たちからはケチっていると思われるかもしれないのだしらんけど（k）

外のベンチではガス使えず、地べたに座って休憩（s）
悪くなかね（k）

7/31 14:30

いつもありがとう！越のルビー☆（k）
山のお供に最適（s）

位ヶ原山荘からは道がよくなる。イチヤクソウも咲いててラッキー☆（s）

冷泉小屋。空腹も限界ヨロシク（s）
途中完全にシャリバテ（k）

かんぺ〜しましょ（s）
強炭酸はコップで飲むといつまでもはじけていることを学んだ（k）

補給。生き返る（s）
これは必要な時間です（k）

復活を遂げて再び歩き出す。キバナノヤマオダマキ（s）
乗鞍レベルになるとこれが道端にある（k）

おどろおどろしい入口。決して悪い道ではない（s）
寧ろ好きな道！（k）

7/31 15:39

たけし城初級編（k）
短い脚属でもこのくらいならイケる（s）

バイケイソウ（s）

タテヤマウツボグサ（s）

これ系の緑のラン見分けつかない。Google先生はクモキリソウと言っているが？（s）

コイチヨウラン見っけ！むっちゃうれしい（s）
想定外もよいところ（k）

7/31 16:08

seasunさんは撮影モードに入ってしまった（k）
中途半端なしゃがみだと余計疲れる（s）

7/31 16:09

なのでkははっぱのキラキラと戯れよう（k）

7/31 16:41

わりかしゆるやかな道≒良い道（k）

7/31 16:17

これは道端にあったベニバナイチヤクソウの残骸（k）

スマホよりでかいデカキノコ。タマゴダケ？（s）
山のきのこは撮るだけ見るだけ派（k）

緑のランでもさっきのと違うよね？Google先生はヤマザキソウと言っている（s）
このタイプわからんすぎてせり科以上にお手上げ（k）

ヤナギラン。ランと名がつくけどラン科ではない（s）
seasunさんが爆睡していたバス区間にむっちゃ咲いていたことをお伝えしておきます（k）

コイチヨウランはあちこちに咲いてる。こんなにたくさん咲いているの初めて見た（s）
この勢いでイチヨウランもいないかなって思ったけど季節が違った（k）

アリドオシラン。見つけたkozakuraさんナイス！（s）
これを見た時のseasunさんのテンションは越前禅定道でオニノヤガラを見た時のソレと似ていた事をお伝えします（k）

7/31 16:42

たけし城ポイントもありのの（k）

7/31 16:50

くまべるではなくくまよけ！気に入った（k）

7/31 16:52

疲れてるのに新しいお花が登場しちゃって撮らざるを得なくなり、理不尽に文句を言われているソバナちゃん（k）

これも何度か素通りしてきたオオバギボウシ（s）

7/31 16:56

素敵な夕方の光や・・・（k）
暗くなる前に帰り着きそう…かな？（s）

7/31 17:11

唐突に開けて分岐を右折（k）

7/31 17:14

あとはふわふわ道を消化試合（k）

開けたところに出たらなんと！お見送りしてくれてるんだよね（s）
ざまーみろーとは言われてないよね、だいじょうぶだよね（k）

駐車場戻り。遊びつくしてもはや足は売り切れ（s）
ちょうど売り切れた感じ（k）

湯けむり館でひとっ風呂。硫黄臭バリバリ、乳白色のお湯に心底癒された（s）
カラスの行水な私でもまあまあゆっくりしちゃった（k）

唐揚げ定食で〆。最高の一日でした（s）
kもしょうが焼定食で〆。最高だったね！（k）

撮影機器：

E-M5MarkII OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

seasun

ホントは二人して憧れの山小屋泊するつもりだったんだけど、ピンポイントで大荒れ予報となりあえなくキャンセル（泣）
翌日はどの天気予報見ても晴れ予報だったので、下界の酷暑を見下ろして悦に入るおちゃっぴーハイクを計画。
雷鳥さんにも会えたらイイね♥と、ウキウキMax。

…のはずが、山頂に厚くのしかかる雲と風速20メートルはあろうかという爆風に大撃沈。
何より、3000メートル峰の酸素の薄さをナメたおかげで序盤で疲れ果て、ボロ雑巾となって帰還しました。
なんでこうなるかね〜。
とはいえ、そこは花の百名山の看板を背負う乗鞍岳。
圧巻のお花畑に貴重なランと、実力大爆発。
そんな乗鞍岳の魅力にひれ伏すわれらなのでした。

kozakuraさん、本当にありがとう。
またご一緒しましょう。

kozakura2702

当初のseasunさんとあこがれの某小屋泊予定が、ピンポイントで荒天中の荒天のため、前夜泣く泣く勇気ある撤退（）をいたしまして、seasunさんと畳平出発、のんびり乗鞍日帰りハイキングに変更です。

しかし・・・乗鞍お天気良いはずなのになぜガースー暴風なのだ？いや、風つよなのは分かってはいたけれど、お昼にかけて小康状態になるって聞いたよ？キリのち晴れって聞いたよ？…などなどやるせない気持ちを抱えながら暴風の中剣ヶ峰3026mを目指して畳平を出発し爆風の中無事登頂。
そもそも50m先も見えない畳平バス停に滑り込んだ時点で若干詰んではいたのですが、魔王岳の段階で青空が広がっていたのは幸運でしたね。ありがとう、魔王…！

今回涼しい乗鞍を満喫できると思ったのに実際はかなり寒くて、朝8時半で畳平バス停前の温度計が9℃。風速1m/sで体感温度が1℃下がると言われていることを踏まえると、3026mの剣ヶ峰山頂は台風並みの風速だったこともあり体感は恐らく0℃以下。我々が登頂したのはお昼頃だったのでいくぶんか気温は上がっていましたが、それでもだいぶ低いことに変わりはありません。ここに雨など降ろうものなら低体温症確定演出です。高山は夏でも万全の準備でもって臨まなければならない事、状況次第で中止する選択をするなどといった当たり前のことを今回改めて実感しました。（とはいえその選択をして乗鞍に来たわけなんだけど…）

今回の核心部は畳平付近ではなく下山路。そもそも乗鞍高原から剣ヶ峰まで続く登山道があることも知らなかったのですが、実際歩くとなかなかの素敵道です。岩稜から始まって、お花畑、沢、舗装路歩き、樹林帯、ダケカンバ帯、シラビソ帯と雰囲気がどんどん変化します。標高差1700mほどでまあまあ長い道のりでしたが、お花も多く飽きませんでした。冷泉小屋から三本滝分岐までの区間が個人的に特に素敵だなと思いました。トータルでは満足度は高かったのですが、やはり景色を楽しめなかったのは残念ポイントです。そういえば富士見岳にも大黒岳にも登頂していないし畳平のお花畑も散策していませんね。
というわけでリベンジ物件がまた増えてしまいました。

seasunさん、今回もお付き合いいただきありがとうございました。
またよろしくお願いします。