塩見岳(鳥倉登山口からピストン)

2024年08月02日(金) [日帰り]

• GPS: 11:54
• 距離: 26.8km
• 登り: 2,535m
• 下り: 2,530m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:16
• 休憩: 1:38
• 合計: 11:54

距離 26.8km 登り 2,535m 下り 2,530m

4:17 スタート地点
4:19 4:20 鳥倉林道ゲート（駐車場）
4:59 5:00 鳥倉林道登山口
5:39 5:40 豊口山のコル
6:07 ほとけの清水
6:28 6:34 塩川・鳥倉ルート合流点
6:47 6:58 三伏峠小屋
7:08 塩見・烏帽子分岐
7:20 7:21 三伏山
7:59 本谷山
9:09 9:34 塩見小屋
10:28 10:33 塩見岳西峰
11:05 11:35 塩見岳
11:36 塩見岳西峰
12:11 塩見小屋
13:15 本谷山
13:49 13:50 三伏山
13:58 13:59 塩見・烏帽子分岐
14:04 14:14 三伏峠小屋
14:21 14:24 塩川・鳥倉ルート合流点
14:39 ほとけの清水
15:00 15:01 豊口山のコル
15:36 15:37 鳥倉林道登山口
16:11 鳥倉林道ゲート（駐車場）

天候

早朝薄曇り→午前中快晴→午後から山頂部曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

鳥倉登山口第一駐車場約50台ほど停められるが金曜朝4時で残り10台程度の空有り。1/3位は泊まりの登山者ではないか？朝のうちは前日泊まったと思しき他山者とたくさんすれ違った。
夕方下山した時はまだ15台ほど停まっていた。これらも泊まりではないかと思う。

コース状況／危険箇所等

鳥倉登山口〜三伏峠小屋：登降グラフで見ると結構な急登に見えるが、実際に歩くと九十九折が細かくつけられており全体の傾斜は意外と緩く感じる。整備もしっかりされており、大きく足上げが必要な箇所が少なく、あまり疲れを感じずに登れた。ただし木桟の橋は見た目の強度も不安な傷み具合でなおかつ滑りやすいので注意が必要。
三伏峠小屋〜塩見小屋：緩やかな樹林帯のアップダウンが続く。一部泥濘があるものの歩きやすいが、塩見小屋手前から打って変わって怒涛の急登が始まりそのまま塩見岳まで鬼の急登が続く
塩見小屋〜塩見岳：ある程度下調べしていったが、予想以上に岩稜帯。鎖場多数。それほど危険な箇所は無いものの、滑落すると大怪我必至な場所は多いので岩場慣れしていない人にはなかなか厳しいかも？

写真

8/2 4:26

ロングコースなのでヘッドライトスタート
空は少し明るくなっているがまだ道は暗い
ゲートそばの崖の下に鹿が2頭こっちを睨んでいた

8/2 4:44

だいぶ明るくなってきたが空模様は微妙な曇り
天気予報ではこの後晴れる予定

8/2 4:53

林道を進むと谷を挟んで駐車場が見えた

8/2 4:54

早くも雲が切れ始める

8/2 4:58

1時間かからずに30分ほどで登山口に到着

8/2 4:58

地質の解説があるのは珍しい

8/2 5:01

登山開始！

8/2 5:13

10分割の目印看板
合目表示と一緒で必ずしも等間隔では無いように感じた

8/2 5:23

樹林帯を登るが意外と傾斜がそれほど急に感じない

8/2 5:28

緩いトラバースも多く自分の歩幅で歩けるので歩きやすい

8/2 5:42

割とハイペースで進める

8/2 5:42

尾根に乗り上げてもあまり風が抜けない

8/2 5:48

ヤマブキショウマというそうな

8/2 5:49

なんか不安な木桟
踏むと意外としっかりしているが滑りやすい

8/2 5:56

やっと半分

8/2 5:57

木の間から南アルプスの山が見えるがどれがどの山か良く分からない
(後で山頂から見ると仙丈ヶ岳だった）

8/2 5:58

ここは要注意

8/2 5:59

ここもかなり歩きにくい

8/2 6:04

太陽が稜線の上に出て森に日が差し込む

8/2 6:10

ほとけの清水
水量は少ないが冷たくて美味しかった

8/2 6:26

最新版の通路もところどころに設置中みたい
資材が何か所か置いてあった

8/2 6:32

9/10まできたがこの先はやけに長く感じた

8/2 6:40

甲斐駒が遠くに見える

8/2 6:47

あと200歩看板
自分の歩幅では215歩だった

8/2 6:49

三伏峠小屋でバッジゲット

8/2 6:50

やけに凝った看板

8/2 7:01

快晴のテント場

8/2 7:01

宿泊棟が別棟
auWi−Fiがつながる

8/2 7:15

この先は急登が始まるかと思いきや・・・

8/2 7:16

すぐに三伏山に到着

8/2 7:17

ラスボス塩見岳の姿を捉えた
けっこう遠い

8/2 7:18

三伏峠小屋を見返す

8/2 7:18

南アルプス南部

8/2 7:18

中央アルプス
伊那谷にはちらほら雲が浮いている

8/2 7:18

中央アルプスの後ろに御嶽がチラ見え

8/2 7:18

乗鞍も快晴

8/2 7:18

槍穂高もクッキリ

8/2 7:19

塩見岳の後ろに白峰三山

8/2 7:19

塩見岳と蝙蝠岳への稜線

8/2 7:34

稜線を先へ進むとまた樹林帯歩きに逆戻り

8/2 7:42

のぞき岩へGO

8/2 7:43

先端は結構怖い

8/2 7:43

覗くとこんな感じ

8/2 7:43

山深い

8/2 7:48

無残に花が食いちぎられたバイケイソウ達

8/2 7:58

本谷山到着

8/2 7:58

眺望はイマイチ

8/2 8:42

塩見小屋の看板
この辺から急登が本気を出してくる

8/2 8:52

ここにきて急登で足を削られる

8/2 8:57

通行止めの塩見新道分岐

8/2 9:04

う〜ん最高の天気

8/2 9:04

無駄に写真撮りまくり

8/2 9:04

御嶽が少し大きく見るようになった

8/2 9:11

塩見小屋でバッジゲット
トイレは300円で簡易トイレの袋を購入する方式

8/2 9:11

ウサギギクとヨツバシオガマの寄せ植え？
うまく並んで咲いたものだ

8/2 9:37

小屋と塩見岳

8/2 9:39

見るからに過酷そうな最後の登り

8/2 9:39

下界は少し雲が増えて上がり始めている

8/2 9:57

中々の岩々ぶり

8/2 9:59

鎖が無くても何とかなるが、しっかり岩稜帯

8/2 10:01

偽ピークに騙される

8/2 10:03

イワギキョウが見頃でした

8/2 10:04

アザミかと思ったらなんか違う。タカネヒゴダイというらしい

8/2 10:04

タカネニガナだそうです

8/2 10:05

イワツメクサ

8/2 10:05

イワギキョウの群落
この後もそこら中に咲いていた

8/2 10:05

偽ピークを越えたら本丸への絶望の登りが待っていた

8/2 10:06

タカネツメクサ
このままでブーケができる

8/2 10:14

ここまで来ても鬼のような急登と鎖場

8/2 10:23

8/2 10:23

また白峰三山

8/2 10:23

甲斐駒

8/2 10:28

ついに西峰に登頂

8/2 10:29

東峰はすぐそこに
富士山が良い感じ

8/2 10:29

荒川三山他の皆様

8/2 10:30

仙塩尾根

8/2 10:30

南アルプス北部のパノラマ

8/2 10:31

乗鞍に雲がかかり始めた

8/2 10:31

北アルプスにも徐々に雲がかかる

8/2 10:31

仙丈ヶ岳

8/2 10:31

甲斐駒ズーム

8/2 10:31

北岳ズーム

8/2 10:32

間ノ岳ズーム

8/2 10:32

農鳥岳

8/2 10:32

富士山はまだ雲に飲まれてない

8/2 10:32

三伏峠小屋

8/2 10:32

中央アルプスは雲が上がってだんだん稜線が分かりにくくなってきた

8/2 10:37

東峰へ移動

8/2 10:38

蝙蝠岳への稜線が激しく呼んでいるが、ピストンするには時間がやや足りない
残念だが今回は見送り。いつかリベンジせねば！

8/2 10:42

西峰を振り返り

8/2 10:43

木曽駒はすっかり隠れてしまった

8/2 10:55

8/2 10:56

8/2 10:56

8/2 10:57

8/2 11:23

荒川三山ズーム

8/2 11:23

稜線の小屋が見える
今年中にこの稜線も歩きたい

8/2 11:23

南アルプスにもだんだん雲が上がってきた

8/2 11:24

南ア北部も雲が上がってきている

8/2 11:24

甲斐駒の雄姿が隠れていく

8/2 11:25

ミヤママンネングサ(黄)とシコタンソウ(白)

8/2 11:25

チシマツガザクラで合ってる？

8/2 11:26

イワベンケイ

8/2 11:27

イワベンケイと蝙蝠尾根

8/2 11:28

イブキジャコウソウ

8/2 11:29

ミネウスユキソウと荒川三山

8/2 11:32

イワギキョウの白花

8/2 11:34

高山植物詰め合わせと南ア北部

8/2 11:39

トウヤクリンドウはまだ準備中

8/2 11:40

山頂に1時間以上滞在して満喫したのでやっと下山開始

8/2 11:43

偽ピークのくせに立派だぜ

8/2 12:14

三伏峠小屋方面にも結構雲が上がってきた

8/2 12:15

北部もだいぶ隠れがち

8/2 12:15

しかし塩見岳はまだ飲まれてない

8/2 13:18

仙丈ヶ岳もまだ頑張っている

8/2 13:53

三伏山まで戻ってきた

8/2 13:54

下山はガスってるくらいが涼しくて良い

8/2 13:55

三伏峠小屋で三ツ矢サイダーを補給

8/2 15:08

一気に降りてきた
すれ違ったお姉さま方にオダマキが咲いていると教えてもらった。
朝は全く気付かなかった

8/2 15:09

しかし面白い花の形だ

8/2 15:12

へびイチゴが一杯実っていた

8/2 15:13

アキノキリンソウ

8/2 15:20

これはつぼみか？

8/2 15:32

ホタルブクロ3兄弟
下からつぼみ、咲き掛け、開花

8/2 15:34

一番良く咲いていたマルバダケブキ

8/2 15:35

立派なミヤマバイケイソウ
このあたりは防鹿柵で保護されていた

8/2 15:40

登山口に戻ってきた

8/2 15:45

林道沿いに生えていたクマイチゴ

8/2 16:01

割と雲が広がっているが平地は晴れている

8/2 16:10

駐車場ゲートそばにサルの群れがいた
何を狙っているのか？

8/2 16:12

やっと帰ってきた
長かった…

8/2 16:13

駐車場は割とまだ車が残っている
多分泊まりの人たち

撮影機器：

DC-TZ95D Panasonic

SHG10 SHARP

装備

個人装備

Tシャツ ソフトシェル ダウンジャケット薄手 ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 笛 ファーストエイドキット エマージェンシーシート コンパス ナイフ 保険証 携帯 モバイルバッテリー タオル カメラ ヘッドライト 予備電池

感想

パイク王

中央アルプスから富士山を見るといつも邪魔をする塩見岳
昨年の北岳から見たその山は中々のとがりっぷりでかっこいい。
日帰りだと結構ロングコースだが、先々週のコスモサーキットに比べればどうってことは無いだろう！
ということで鳥倉登山口にいざ突撃。
駐車場に着くまでにナビに騙されてとんでもなく狭い林道を走らされるアクシデントはあったが、平日なのに鳥倉は大人気で結構駐車場が埋まっていたが、なんとか無事に第一駐車場に駐車成功。これだから平日休みはやめられない。

このコースは塩見岳が岩稜帯なうえに登降グラフをみてかなり過酷な急登を覚悟していたが、歩いてみると拍子抜けするほどゆるりと歩ける足に優しいコースだった。
なんて思っていたら、塩見小屋手前から一気に急登になり油断してハイペースで歩いてきた足を一気に削られる。
しかし天気予報通り、空はすっきりと晴れ上がり、下界は地獄の暑さでもこの稜線は終始20℃前後で超快適な山歩きで最高の景色を堪能できた。

惜しむらくは蝙蝠岳への稜線が実物を見ると圧倒的な魅力を放っていたが、時間的に蝙蝠岳へのピストンは厳しく、稜線歩きは見送らざるを得なかった。
いつの日かもっと余裕をもって是非とも蝙蝠岳までリベンジしてみたい。