記録ID: 7102362
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ハイキング
日高山脈
渡渉とお花畑の幌尻岳@初体験の北海道の山頂は真っ白でも渡渉は想像以上に楽しめました(額平川ルート)
2024年08月03日(土) ~
2024年08月04日(日)
体力度
6
1~2泊以上が適当
- GPS
- 29:31
- 距離
- 28.6km
- 登り
- 1,928m
- 下り
- 1,927m
コースタイム
1日目
- 山行
- 8:04
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 9:49
距離 18.2km
登り 1,765m
下り 1,293m
天候 | 曇り&ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
成田7:50→9:35新千歳空港(JetStar, GK105, 予約変更取消可op付17090円) 新千歳空港→とよぬか山荘(バジェットレンタカー,25740円) ※日高道経由(無料)で約100km,約1時間半弱でした (Google mapsの言う通りのルート)。日高豊川ICを下りた所と,とよぬか山荘に向かって北上する国道237号の途中にローソンがあり,さらにとよぬか山荘手前20分程の所にJAがありました。 8/3(SAT) とよぬか山荘4:00→5:00第2ゲート(シャトルバス第1便, 往復7000円) 幌尻山荘泊 【復路】8/4(SUN) 第2ゲート9:30→10:30とよぬか山荘(シャトルバス第1便) ※実際は,沢の増水により第1便は運休。第2便として11:30→12:30に乗車。 新千歳空港16:30→18:10成田(JetStar, GK114, 19690円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
噂通り幌尻山荘までの渡渉が特別感のあるルートでした。その先,幌尻岳自体はトレイルも明瞭で危険箇所は無かったと思います。 【とよぬか山荘→第二ゲート→北電取水施設→幌尻山荘】前泊のとよぬか山荘からシャトルバス約1時間で第二ゲートに到着し,そこから広い林道歩き2時間で北電取水ゲートに到着。そこで沢靴に履き替え,10分ほど額平川の左岸を歩いた後,最初の渡渉となります。渡渉箇所にはピンクテープがあり,本格的な渡渉が15箇所ほどあります。幌尻山荘到着時に登山靴に履き替え,余計な荷物を倉庫に置いて登頂を開始しました。 【幌尻山荘→命の水→幌尻岳】ルートは全体を通して判り易く,危険箇所はありません。前半の命の水までは土のトレイル。命の水へは,登山ルートから少し降りた所にあります(往復5分くらい)。エキノコックスのリスクがあり,要濾過とのこと(ちょろっと飲んでみましたが冷たくて美味しい水)。そこから徐々にトレイル場にガレが現れ,稜線付近はガレ場が多くなります。 【渡渉時のスタイル】スポーツ短パンにCW-X,そして今回新調したモンベルのネオプレーン靴下とゴム底沢靴で安定感抜群でした。水が冷たいので,タイツとネオプレーン靴下があるとやはり楽です。さらに,沢沿いなのでアブとブヨの群生地。肌を出してるとこれら吸血生物の餌食になります(ちなみに,Tシャツぐらいなら余裕で上から刺して来ます)。また,水量が少なかった入山時は,短パンをまくり上げれば短パンはほとんど濡らさずに済ましたが,下山時は数回パンツまで水が来たので,下半身はずぶ濡れになる前提で良いと思います。タイツも短パンも速乾性なら陸を歩いていれば直ぐに乾きますので,靴下と靴だけ変えて登頂で問題なしです。 |
その他周辺情報 | 【とよぬか山荘】一泊二食で7000円(+駐車料金300円)。幌尻岳登山口へのシャトルバスの発着所となっており,幌尻山荘と同時に予約できます。相部屋二段ベッドのお部屋でお風呂もあり快適。ガス缶もここで買えますし(800円),中古ガス缶のレンタル(無料)もあります。今回は,レンタル用は残量が微妙なものしか無かったので,ガス缶を新規購入し,余ったガス缶(たぶん半分以上残ってる)はこちらにレンタル用に寄贈しました。ドコモ電波完璧。 【幌尻山荘】とても親切な小屋番さんお二人で運営しているこじんまりとした小屋でした。事前予約と宿泊費(3000円)の事前の振込が必要なので,まず予約の確保が第一関門(先の方は満室でも直前になると意外と空きます)。シャトルバスも予約時に合わせて予約します(往復7000円の支払いは当日,とよぬか山荘で)。他にバイオトイレ使用料1000円が現地で必要です(小屋では携帯トイレの使用は不要)。マットだけ無料で貸し出しなので,皆さんシュラフを持ってきている人が大半でした。私はインナーシーツだけ持って行き,有料の毛布(500円)を借りました。ちなみに,短パンでインナーシーツだけで寝たら足がアブの餌食になってました(被害箇所10カ所ほど)。ドコモ電波なし(幌尻岳稜線に出れば通信可能)。 【平取温泉ゆから】とよぬか山荘から日高豊川ICに向かう途中にあり,露天やレストラン,宿泊施設を備えた大きな施設。日帰り入浴500円。レストランには北海道らしいとても魅力的なメニューが並んでおり,めちゃめちゃ食べたかったのですが,時間が無く,速攻でシャワーだけ借りて直ぐに空港に向かいました。 |
ファイル |
【後日参考用】当日と二日目の天気予報
(更新時刻:2024/08/05 11:45) |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
半袖シャツ
アームカバー
フリース(薄)
レインウェア(上下)
タイツ
ズボン(ショート+ロング)
靴下
渡渉用靴下
指だしグローブ
アウター手袋(夏用防水)
夏帽子
靴(ローカット靴+渡渉用靴)
ザック
朝昼夜ご飯
行動食
非常食
飲料(計1.5L)
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
時計
サングラス
タオル
インナーシーツ
身体ふき
燃料(現地で購入)
コンロ
調理一式
ナイフ
ロールペーパー
ストック
カメラ
スマホ
ラジオ
虫除け
マキロン
着替え(下着&歯ブラシ)
|
---|
感想
渡渉で有名な百名山,北海道の幌尻岳に選択夏季休暇ということにして遠征してみました。本格的な渡渉は初めてだったので,事前に色々調べて装備を検討。サンダルやトレイルランシューズなど,様々な情報がありましたが,モンベルの店員さんのお勧めのままに渡渉用靴下とシューズを購入。日本経済に小さな貢献をするだけでなく,実際のところ抜群の安定感で渡渉も途中の岩肌のヘツリやドロルートも難なく楽しむことが出来ました。その後登頂した幌尻岳はガスガスの真っ白けで,山頂で30分ほど待つも改善の兆しが無く,初北海道の山頂からの風景は拝めずに終わりました。
さらに,山荘宿泊日の夜に予報に反してまとまった降雨があり,沢の流量が増して危険との事で予定していた早朝下山が出来なくなるという恐れていたアクシデントも。朝になり雨も弱まり,幸い下山出来るレベルとのことで,小屋番さん先導の下,この日の下山者全員で一斉下山する事になりました。小屋番さんが激しい流量のところでは足運びなどを教えてくれ,ある意味とても良い勉強と経験になりました。本当に感謝の限りです。
沢靴,これで終わりじゃ勿体ないなあ。どうしたもんか。活路を考えねば。
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初めての北海道!わたしもこの前初めての北海道!なのにガスガスw
同じだ〜、しかも茨城も同じだ〜って勝手に親近感わきまして😅コメント入れちゃいましたw
でも花はすごかったですね!
今度は、お互い晴天を願ってですね😁
ホント、今度こそ!ですね。
幌尻岳踏破おつかれさまです&羨ましいです
私も8月後半で計画してます
詳細情報盛りだくさんのレコは大変助かります!
ありがとうございます
napieeさんのレコ熟読して当日挑みたいと思います💪💪💪
8月後半,あとは運(天気)だけの状況ですね!ご幸運をお祈りいたします。
こんにちわ。天気残念でしたね。でも、花はとても綺麗でしたね。
私も9月の3連休で行くつもりなのですが、いくつか教えてください。
水は冷たかったですか?
沢靴のレンタルは見かけませんでしたか?
今年は熊は出ていないんでしょうか?
お忙しい中すいません。
渡渉中も,水の中を歩いている時間は実は限定的で,ほとんど土や石の上を歩いている状況です。さらに,渡渉エリアの標高は低く,この時期は早朝でもTシャツ1枚で問題ない暖かさでしたので,水の冷たさは身体の暑さで相殺されて気持ち良いくらいでした。こんな状況なら素足でも問題ないと思います。ただ,9月中旬だとちょっと寒くなることを考えると,厚めのタイツとか靴下はあった方が良いかもしれませんが,ここはまた直近の様子を探って頂ければ。
沢靴は,今回ひと思いに買って持って行ったので,レンタルはちゃんと見ていないです。確かに,クマ撃退スプレー(ガス缶と同じく飛行機に乗せられない)とか,沢靴とか,あの辺りにレンタルが有ると良いですよね,,,
クマは,奥幌尻橋あたりで直近で出たと聞きました。私は気にせず(こればかりは運なので)ラジオだけ付けて一人で歩きましたが,心配ならシャトルバスの皆さんが多いタイミングで歩くのが良いかもしれません。
天気が良いと良いですね!
なるほどですね。。。なかなか沢靴買う勇気が湧かなくて、、、
参考になりました!
伊藤新道にちょっと興味あるかも まあいつの日か。
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