鳥甲山(ムジナ平から屋敷へ)
- GPS
- 06:12
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 1,244m
- 下り
- 1,398m
コースタイム
05:54 小水ノ頭
06:52 1705P
07:24 白凜瞭
07:55 1908P
08:26 白砂分岐
08:31 鳥甲山山頂(小休止) 08:48
08:54 白砂分岐
09:11 赤凜瞭
09:56 赤凜慮(1675)
10:20 屋敷山鞍部(1452.8)
11:15 屋敷登山口
天候 | 曇り、登山口で朝15℃、下山後12時頃より雨。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
復路:ムジナ平登山口駐車場(12:30)−屋敷温泉−国道405号−国道117号−国道353号−塩沢石打IC−関越自動車道ー外環道−首都高速−都内(17:30/564km) |
コース状況/ 危険箇所等 |
■ムジナ平まで 秋山郷へ向かい国道405号線沿いにはコンビニは無かったと思います。国道107号線から国道405号線に入る手前にセブンイレブンが2軒あります。 国道405号線は工事区間が数ヶ所あり、信号のない片側通行もあります。 ムジナ平へは屋敷橋(屋敷温泉入口)へ下って行きましたが、切明温泉からも行けるようです。 登山口と駐車場は木島平村の方角へ少し登った所にあります。 ■登山口から鳥甲山(torikabutoyama) 登山口から山腹の急登を登ると尾根筋にでます。尾根筋は樹林帯ではなく展望は開けていますが、どちらかというとヤセ尾根で、切れ落ちている箇所も多々あります 。 最初のクサリ場は万仏岩です。地図には「危」のマークが入っていますが、クサリやハシゴがあるので、それほど問題はないと思いますが、雨の後なので滑りやすいです。岩の凹凸が細かいので、登山靴の裏に着いた泥が滑ります。 万仏岩を越えて白凜瞭(sirokura)までは難所はありませんが、雨の後なので白凜瞭からの下りは水溜まりがあったり急坂は滑りまくりです。 そしてカミソリの刃と呼ばれるナイフリッジを通過します。やはり地図には「危」マークがあり、落ちたら危険では済まないでしょう。でもクサリやお助けロープなどがありますので、慎重に通過すれば問題ないと思います。 カミソリの刃を通過してひとしきり登ると、地図に書かれた「白砂分岐」とおぼしき場所にでます。立派な分岐点ですが道標のようなものはありません。念のためGPSで確認しました。ここから山頂まで5分ほどです。 登山道は全体を通して笹の刈り払いがされていてヤブっぽい所は無いです。このコースには分岐を含めて道標のようなものは全くありません。いくつもピークを越えていきますが、山頂標のようなものは無く、確認できたのは「白凜瞭」、「鳥甲山」、「赤凜瞭」の3つです。 ■鳥甲山から屋敷登山口 鳥甲山の山頂には大きな山頂標があり、岩がゴロゴロしていますが、展望はあまり良くありません。全く展望が無いわけではありませんが、木が邪魔です。 下山の屋敷方面には取り立てて危険箇所は無いと思います。苗場山方面から佐武流山方面の展望は開けています。昨晩の大雨のためか、屋敷山鞍部からの下りは危険を感じるほど急な下りで滑りまくりでした。 ※注意 屋敷登山口は地理院地図(新版)に記載されている場所とは異なります。最新の山と高原地図で確認して下さい。 |
その他周辺情報 | ■日帰り入浴:屋敷温泉 秀清館 入浴料:600円 営業時間:11:00〜15:00 ※露天風呂は混浴のようですが、雨が降っていたので確認していません。 |
写真
感想
この週末、土曜日はマズマズの天気であるが日曜日はどこも雨予報。
土曜日は午前中所用があるので日曜日に行ける山を探す。
前線の動きから日曜日の午前中は雨は降らないと思われる山域は北陸かな。
そこで北陸ではないが以前から登りたいリストの上位にあった「鳥甲山」へ行くことにした。
登山口はムジナ平、ピストンではつまらないので下山は屋敷へ。
屋敷に下山してムジナ平の駐車場に戻るのに車道を約5.5キロ。
チャリを積み込むことも考えたが、運動不足解消のため歩くことに...
ムジナ平に着いたのは18時を少し過ぎた頃、霧雨のような雨が降っている。
もちろん駐車場は空っぽ...この天気だもの...
最近チョットお疲れ気味。一人宴会の途中で寝入ってしまった。
深夜、車の屋根をバタバタ叩く土砂降りの雨で起こされた。
明日はダメかな...なんて考えながらウトウト...
2時頃目が覚め外に出てみると雨は上がっておぼろ月夜。
4時、熱いコーヒーで活を入れ、出発の準備を始める。
この時間になっても1台の車も入ってこない。
賑やかな駐車場はゲンナリだが、自分一人だけというのもチョット不安。
登山道が通れないとか...
5時、雲は厚いがヘッデンが要らない明るさになったので登山口に向かう。
山頂までで特筆する箇所は「万仏岩」と「カミソリの刃」のクサリ場。
クサリ、ハシゴなど、お助け類があるので気を抜かなければ問題ないが、落ちたらダメだろう。
標高は高くないけど、比較的展望に恵まれ、滑りまくりながらも3時間半ほどで山頂に立った。
山頂に着いた一時期、十日町方面の上空には青空も見え始めた。時間は8時半をチョット過ぎた頃。時間的に余裕があるのでゆっくりビールを飲んでいると、それまでクリアに見えていた岩菅山にガスが襲いかかる。
雨が近いかも...下山の準備を始める。
赤凜瞭を過ぎ、赤凜慮へ下り始めた頃だろうか、突然ソロの女性が登ってきた。ここまで誰一人とも会っていないのでチョットびっくり。立ち止まりしばらくお話しをした。
この女性、ムジナ平の登山口から登る予定だったが、登山口が見つからなかったので、屋敷の登山口から登ってきたという。
私がムジナ平から登ってきたことを告げると、登山道の状況を聞かれ、ムジナ平に下りたいという。
この女性、屋敷の登山口の駐車場にレンタカーを置いているという。そこで女性から提案が...屋敷に降りたら、駐車場のレンタカーをムジナ平に廻して欲しい。女性はムジナ平に下山するという。
エッ、っと思ったが、雨も降りそうだし、渡りに舟、いや渡りにレンタカー...
そのとき、muscatさんらしき声が耳元でつぶやく「ようよう、運動不足解消はどうなるんだ」...脛に蹴りをいれて丁重に車のカギをお預かりする。
下山はあまり得意ではないし、好きでもない。
とくに雨に濡れた粘土質の急坂、まるで地獄ではないかと思う。
ストックを目一杯伸ばして下るが、滑りまくり。
屋敷の車道に降り立ったのは11時15分、レンタカーを回収してムジナ平に戻ってきたのは11時半。
車内で荷物の整理をして、昼食食べていると、12時の時報とわずかして雨が降ってきた。予想は大的中だったが、あの女性は雨のなか大丈夫だろうか。
とりあえず「お疲れさま」のメッセージを残して駐車場を後にする。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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hottenさん、こんばんは
この天気予報で鳥甲山とはなかなかチャレンジングですね
上信越の山はメジャーどころは別として、
鳥甲山のようなちょっとマイナーな山は、
コンディションが悪くなると、一気に歩きづらくなる所が多いです。
鳥甲山はhottenさんのような時計回りが歩きやすいと思いますが、
雨が降り出して女性は無事ムジナ平への難路を無事戻れたのか、
hottenさんはレンタカーのカギはどこに置いたのか、
などなど気になる所が多々あるレコでした
私は紅葉の時期に行きましたが、あまりの絶景にもう一度行ってみたい山です。
ただ東京からは遠いですよね
3年前は震災の影響等で道路工事を多数やっていましたが、
今もまだ終わっていないのですね。
hottenさん、こんばんは!
相変わらず、変わったお山を攻めていますね
北アより、hottenさんには似合っていると思います。
だって、普通のルートを歩くお姿!想像がつきませんもの
ところで、出会った女性
本当に人間でしたか?魑魅魍魎とか、狸の化身とか?
何ともあり得ない状況で、いきなり車を貸与されるなんて!
本当は、化かされていたのかも
何故か、「本当にあった怖い話し」を思い出しました
hottenさん、まいど〜!!
あいにくのお天気だったようですが、久々に山を歩けてなによりです
しかも、キツネさんにもお会いできるなんて
おはようございます。
コメントありがとうございます。
鳥甲山は登山道はよく整備されていると思いますが、前夜の土砂降りで白凜瞭の泥濘と急坂の滑りまくりには参りました
この山は紅葉の時期は素晴らしいでしょうネ
針葉樹は少なく、ほとんどが紅葉樹なので、真っ赤になるのではないでしょうか。
紅葉の好天時に再び訪れて見たいですが、確かに東京からは遠いです
ご心配のレンタカーのカギですが、預かったときに隠しておく場所を決めていたので問題ないと思います
雨の難路の下山はチョット心配ですが、女性とは言え、ただ者ではないオーラを感じました
おはようございます。
コメントありがとうございます。
やはりそうきましたか...
じつは、いつだったかtailさんに言われた雪女を思い出しました。
でも雪の季節ではないし...
しかしムジナ平に下りたいと云うし
ひょっとして狢か狸の化身ではないか
預かったカギは木の葉っぱではないか、ときどきポケットを確認しました
でも駐車場でレンタカーを見たときはホッとしました
おはようございます。
コメント、どもです。
キツネときましたか...
どうも私が山でお会いする女性は、まともには捉えて頂けないようで
でも風体からして、なかなかのキツネ、いや女性のように感じました。
フレさんも山は一ヶ月程ご無沙汰のようですが、飲み過ぎで体調をくずしているようなことはないですか
こんにちは、hottenさん。
突然名前が出てきたんでびっくりしましたよ
相変わらず大変そうなコースを好んで歩いてますねえ。
おかげさまで私の「一生歩かないコース」のリストがどんどん充実しておりますよ
だってhottenさんをして
>とくに雨に濡れた粘土質の急坂、まるで地獄ではないかと思う。
と言わしめるコース。うちのチームは地獄は歩かない方針なんで
駐車場のレンタカーをムジナ平に回す…
うん、これは善行です。間違いない。だって困っている方に手を差し伸べたんでしょ?
車道歩き5.5kmから逃れたいなんて気持ちは微塵もなかったはず。
ストイックなhottenさんとしては、運動不足解消のチャンスを奪われて内心不本意極まりなかったとお察ししますが、人助けですからね。良い行いをなさいましたね
おはようございます。
お叱りのコメかなと思っていましたが、お褒め頂き恐縮です。
脛に蹴りを入れてしまって 、(誤) × 謝っておいて下さいm(__)m
このコースは、雨が降らなければ難易度はそれほど高くないと思います。
特に秋の紅葉は素晴らしいと思います。
秋山郷の 、鳥甲山の 是非お出かけ下さい
hottenさん、こんばんは。
しばらくコメントできないレコが続きましたのでお久しぶりですね〜
鳥甲山、これまで気に留めてませんでしたが、面白そうな山ですね。
距離は短いですが高度感が楽しめそう。
それにレンタカーを貸してくれるあやかしのキツネさんもいらっしゃるようですし
でもきっと人を選ぶのでしょうね。
ステキなhottenさんと違ってワタシにはせいぜい自転車のカギが関の山。
ともあれまた行きたい山が増えてしまいましたよ
おはようございます。
コメントありがとうございます。
>混浴で再会という...
実は、「下山後のお風呂は...?」と聞かれ、東京方面に帰るので「屋敷温泉秀清館」とお答えしたのです。
その女性も屋敷温泉に行かれたと思いますが、恐らく下山は2時間程遅かったと思いますので、そこまでは待てませんでした。
露天風呂が混浴だと云うことは、帰ってから知ったのです
鳥甲山は、あと1ヶ月もすれば紅葉で素晴らしいと思います。
温泉もあるので、ご家族でもいいと思いますよ
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