針ノ木岳、スバリ岳、赤沢岳、岩小屋沢岳~初めての針ノ木サーキット☆タフなコースだけど唯一無二の大展望(扇沢より周回)
- GPS
- 13:49
- 距離
- 22.0km
- 登り
- 2,276m
- 下り
- 2,279m
コースタイム
- 山行
- 7:31
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 9:17
天候 | 晴れ☀️ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
▼扇沢市営第二駐車場 約60台。無料。トイレなし。路面は砂利。Mapcode: 691 492 857*50。(Googleマップには無いので注意) |
コース状況/ 危険箇所等 |
~危険箇所⚠️~ ▼針ノ木岳(スバリ岳側)直下のザレ場。足元が不安定で少し高度感がある。 ▼赤沢岳(スバリ岳側)直下にある痩せ尾根。扇沢側がスパッと切れ落ちてる。 ~針ノ木雪渓情報⛄️~ ▼8/9以降は通行止め 針ノ木小屋のSNS https://x.com/harinokigoya/status/1821743866657079509?s=46&t=xuz5PIj6y6ccJcBJBSo9EQ ~クマ目撃情報🐻~ ▼鳴沢岳と新越山荘間の登山道で、体長1mほどの熊を目撃。200m先におり、我々に気づくと黒部湖側へ逃げていった。(新越山荘の小屋番さんからも今年はかなりの頻度で出没しているとのこと) ~コース状況🥾~ ▼第二駐車場~扇沢駅 アスファルト道。車の往来が多いので注意。扇沢駅に自動販売機とトイレと水場(破砕帯の水)がある。 ▼扇沢駅~大沢小屋 コース明瞭。序盤は登山道は関電の道(アスファルト道)と交差しながら進む。その後、細かいアップダウンを繰り返す。時折り沢筋や涸沢を越える(ピンクテープの見落とし注意)。大沢小屋は休業中。 ▼大沢小屋~針ノ木峠 コース明瞭。しばらく沢沿いを進み、沢に掛かる橋を渡る。針ノ木雪渓は通行止めになってあるが高巻きルートが整備されている。ピンクテープがたくさんあった。 ▼針ノ木峠~針ノ木岳 コース明瞭。テント場を通過するとトラバース気味に登山道が続く。急登だが展望が良い。針ノ木岳からは、360°のパノラマが楽しめる。 ▼針ノ木岳~スバリ岳 山頂直下は急坂でザレ場が続く。距離は短いが標高差が大きいため体力とバランス力が要る。スバリ岳から黒部湖越しに立山連峰を望める。 ▼スバリ岳~赤沢岳 急坂を下り終えると、ゆるゆると登り返す。距離が長く感じる。山頂直下は岩場の急登や痩せ尾根あり。赤沢岳の山頂は広く立山連峰を望める。 ▼赤沢岳~鳴沢岳 これまでのピークと比べて標高差が小さい。ハイマツ帯を歩くので足元が見えづらい。鳴沢岳から山頂からも立山連峰が望める。 ▼鳴沢岳~新越山荘 緩急あるが基本的にゆるゆる下る。登山道で熊を目撃したため遭遇しないための注意が必要。山荘手前から草原の中を歩く。 ▼新越山荘~岩小屋沢岳 コース明瞭。緩やかな登りが続く。新越岳の隣が岩小屋岳。山頂は広く無いが、360°パノラマ。 ▼岩小屋沢岳~種池山荘 コース明瞭。緩やかに下る。片側が切れ落ちている箇所がある。種池山荘からは立山連峰は望めないが、蓮華岳、針ノ木岳の展望あり。 ▼種池山荘~柏原登山口 コース明瞭。急登区間もあるが短い。かなり良く整備されており歩きやすい。要所要所に注意喚起看板がある。 ▼柏原登山口~第二駐車場 車道(アスファルト道)。 |
その他周辺情報 | ~山小屋🛖~ ▼新越山荘 鳴沢岳と岩小屋沢岳の間にある山小屋。山小屋からは、蓮華岳、針ノ木岳のほか、剱岳を望める。小屋内は清潔でスタッフさんの対応も良い。大人ひとり13,100円(一泊夕食付き)。ビール500ml850円。水1ℓ200円。(宿泊者名簿を事前書いて提出すると水1.5ℓ無料)。 営業予定期間:7月13日~9月23日 https://www.kasimayari.jp/annai.htm ~日帰り入浴♨️~ ▼心笑館 (ここえかん)こまどめの湯 源泉掛け流しの単純硫黄泉。少し熱め。大人ひとり500円。内湯1、露天1、水風呂あり。洗い場多数(シャワー水圧弱め)。アメニティ揃ってます。コスパ高いです♪ tel:0261-85-2615 https://cocoekan.jp ~お食事処🍽️~ ▼小木曽製粉所 安曇野IC店 長野県内にチェーン展開しているお店。二八蕎麦を提供。セルフ方式(丸亀製麺方式)。ざるそば大盛りまで無料。ざるそば大盛り、野沢菜の天ぷら、ミニ山賊丼。ざるそば中盛り、ちくわ天、ミニネバとろ丼。 営業時間11時00分~20時00分 tel:0263-71-2288 https://www.ogiso-seifunjo.com |
写真
感想
8月の山の日から2日間(8月11日~12日)かけて、針ノ木サーキットに挑戦しました!目的は、日本百高山未登峰である「スバリ岳(2,752m)」と「赤沢岳(2,678m)」の登頂💪
当初は日帰りでの挑戦を計画してましたが、今年の5月以来、足の調子が良く無いので、針ノ木サーキットの行程上にある「新越山荘」に泊まって、余裕を持って一泊二日で歩くことに🥾
午前3時半に扇沢市営第二駐車場を出発。扇沢駅で装備を整え水の補給を済ませてから登山口へ。(破砕帯の水なので冷たくて美味しい♪)
針ノ木雪渓までは、樹林帯の中をゆるゆると登ったり降ったりの繰り返し。針ノ木雪渓手前にある「大沢小屋(休業中)」の軒先を借りて小休止。
針ノ木雪渓は雪解けが進み、8/9から通行止めになっており、その代わりに「高巻きルート」が開設されてました。それなりキツいですが、雪渓に比べると滑るリスクは少ないので、安心して登ることが出来ました♪
駐車場を出発して4時間ほどで針ノ木峠に到着。針ノ木小屋の軒先をお借りして大休止。目の前に、穂高や槍、野口五郎、水晶、赤牛などの名峰がズラりと勢揃いした景色は圧巻の一言!スバラシい!
本日最高峰の「針ノ木岳(2,821m)」は二年ぶり二回目。山頂からの360°大パノラマは相変わらず見応えありましたネ。前回はココで引き返しましたが、今回はここから先に進みます💪
「針ノ木岳」から「スバリ岳」は、距離は短いものの、激下りと激登りなかなかハード!目の前に絶景が広がってますが、足元に注意しながら進みます。
「スバリ岳(2,752m)」山頂からは、黒部湖を眼下に見ながら、正面に立山連峰がどーーん!っと見ることができます。山頂は広く無かったですが、種池山荘側からのハイカーも続々と向かってきており、かなり賑わってました🎉
「赤沢岳」までは、緩やかに降って登り返します。ただ、山頂直下に痩せ尾根があるので少し緊張😱また、太陽がすっかり登って強烈な日差しが照りつけてるこで体力の消耗が激しい💦💦
ヘロヘロになりながら「赤沢岳(2,678m)」に登頂!山頂は広くて休憩適地。ちょうどガスってきて、適度に日差しが遮られたので、ゆっくり大休止することが出来ました🍙
「鳴沢岳(2,641m)」は正面に「剱岳」を見ることが出来ます。アップダウンを繰り返して疲れたのでここでも小休止。
「鳴沢岳」から「新越山荘」の登山道で「ガサガサ」と音が。音の方へ目を向けると、登山道から黒部湖側に全力で降る、体長1mほどのクマさんを目撃🐻(後で新越山荘の小屋番さんの話で、今年はかなりの頻度で見かけるとのこと😱)
駐車場を出発して9時間半ほどで「新越山荘」に到着。山荘の小屋番さんやスタッフの方にとても丁寧に対応していただき、また山荘内も清潔に保たれてて好印象👌
山荘前のテープベンチで、よく冷えた缶ビールと、下から担ぎ上げた、ベーコンとハム、ソーセージなどを焼きながら、のんびりした時間を過ごせました😊
翌日は午前4時に新越山荘を出発。「岩小屋沢岳(2,630m)」から、ご来光直前の後立山連峰のシルエットや、八ヶ岳連峰、富士山まで見通せる、素晴らしい展望!(この日は東の空に雲が多くあったのでモルゲンはほとんど見れなかったw)
午前6時頃に「種池山荘」に到着。早朝にもかかわらず、たくさんのハイカーで賑わってました。景色がとても良いので、ここで、朝ごはんを食べながら大休止🍙
種池山荘から柏原登山口までの登山道はとてもよく整備されててハイクオリティ✨かなり歩きやすかったので2時間ほどで登山口に到着。途中、100mおきに登ってくるハイカーとスライドしました。(やはり人気のコースですね!)
今回もお天気に恵まれて、たくさんの素晴らしい景色に出会うことができたので大満足です!ありがとうございました~😆(長文失礼)
※山岳事故情報
8月11日午前9時半ごろ、針ノ木雪渓(標高2000m付近)で、大阪府の60歳女性が滑落し重傷した事故があったそうです。県警ヘリが救助し松本市内の病院へ搬送。1日も早いご回復をお祈りいたします。
https://www.nbs-tv.co.jp/news/articles/?cid=19659
~この山行で更新した記録~
☆日本百高山 90,91/100
☆日本2500m峰 116,117,118,119/151
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