北ア・蓮華温泉から兵馬ノ平─白高地沢橋経由で朝日岳往復
- GPS
- 14:37
- 距離
- 24.3km
- 登り
- 2,094m
- 下り
- 2,103m
コースタイム
- 山行
- 6:45
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 7:56
- 山行
- 5:42
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 6:42
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
<ゆき> 平岩駅前658=755蓮華温泉 <かえり> 蓮華温泉1215=1315平岩駅前 |
コース状況/ 危険箇所等 |
高山植物が咲き乱れ、良いコースだけど、アップダウンが多くコースじたいも長い…。 |
その他周辺情報 | 蓮華温泉ロッジで入浴。800円。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
サングラス
タオル
ポール
テント
テントマット
シェラフ
携帯トイレ
スパッツ
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感想
8月10日と、山の日の8月11日に、北アルプスの朝日岳に行って来た。弟子(妻)とリンちゃん(娘、高2)がオープンキャンパスに参加のため大阪に1泊2日で出掛けるため、私ひとりで『キャラメルハウス』(自宅)の留守番してるのは勿体無いので、私も1泊2日の山旅に出掛けることにした。行き先は最初は白山を考えてたけど、悪天時の避難先として考えてた大倉山の避難小屋が改装工事中で使えないので断念。8月10日から18日までは高速道路の休日割引が無いので、休日割引無しの影響が少ない、または無い山を検討した結果、北アルプスの朝日岳を蓮華温泉から登ることになった。蓮華温泉ロッジのホームページで、平岩駅前に無料駐車場が整備されたから出来るだけバスで来て欲しい、とあったので、クルマで平岩駅まで来て、バスにパーク・アンド・ライド。蓮華温泉の駐車場の混雑ぶりは山ヤさんの間では知られた話なので、私のほかにも平岩駅前6:58発のバスを利用してるひとが結構居た。関所のある山口から戸倉山を越え、塩の道を歩いて平岩駅に下りて来たのはつい2ヶ月ほど前のことだけど(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6871260.html)、こんなにすぐに平岩駅に戻って来ることになるとは、全く想像していなかった(苦笑)。
バスに運ばれ、8時前に蓮華温泉に到着。靴紐を結び、スパッツを装着して、7:54に蓮華温泉バス停を出発。トイレに立ち寄った後、7:57に蓮華温泉ロッジの前を通過。これまで蓮華温泉に来た時はすべて白馬大池へのルートを歩いてるけど、今回初めて朝日岳のほうに進む。キャンプ場までは車道だけど、そこから木道に入る。歩いてるのは自分だけだと思いのんびり歩いてたら、後ろからひとり来てて先行させた。木道は二手に分かれ、鉱山道コースを左に見送り、右に進む。別天地のような兵馬ノ平の湿原を抜けると、瀬戸川への下りが始まる。今回歩いたコースの最低地点である瀬戸川は登山口よりも300 mほど標高が低い。これを頑丈な橋で渡ったところで、蓮華温泉から1時間以上歩きっ放しだったため、休憩。休んでる間に男性2人組に追い抜かれたけど、彼らもすぐ先で休憩。彼らとは花園三角点まで、抜きつ抜かれつで先を目指すことになる。
私が朝日岳に登るのは、今回が3回目。1回目は、高校1年の時の夏合宿で1985年に猿倉─大雪渓─白馬経由で登り、北又に下りた。2回目は信大在籍時の1993年のことで、後立山から栂海新道縦走時に通過。地元・富山県の山だけどあまりにアクセスが悪過ぎるため、長らくご無沙汰。今回は初めて蓮華温泉から登ってみたんだけど、本格的上りになるまでの山裾歩きが多く、標高差の割に時間がかかるし、疲れる。今回は朝日小屋でテント泊のため、2週前の南アルプス・茶臼岳登山(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7078730.html)とほぼ同じ装備。次のポイント、白高地沢まで歩いてると、下山のかたがたとすれ違う。10人くらいの若人とすれ違ったのは、高校か大学の山岳部/山岳サークルだろうか。顧問の教師の姿が無さそうだったので大学だと思うけど、自分が初めて朝日岳を登った1985年を呼び起こされた。木々に隠れて全貌がよくみえないひょうたん池を左に見送り、沢音が近付いてくると、白高地沢の橋に10:08に到着。こちらも瀬戸川の橋と同じく頑丈な造り。橋を渡ったところに石のベンチとテーブルが準備されていたので、ここで休憩。川原からこれから目指す朝日岳がよくみえた。
白高地沢からいよいよ本格的に上りが始まる。次のポイントの花園三角点までは遠いので、途中休憩を入れたけど、ここで女性2人組に抜かれる。彼女たちとはこの先、吹上ノコルまで抜きつ抜かれつしながら先を目指すことになる。休憩中は『ディスカウントドラッグコスモス』のスティックゼリーをひと袋喰い尽くし、周囲はガスが上がって真っ白に…。
この休憩ポイントから花園三角点までが一番足が進まなかった区間。2週前に南アルプス・茶臼岳登山に行き、帰って来た翌日には月山登山に行き、雨で断念したものの頸城山塊の大毛無山に登り(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7082427.html)、その3日後には日帰りで蔵王山に出掛け(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7091159.html)、疲れが溜まってたんだろう、8月5日夕刻より発熱を認め、7日まで会社も休んで寝込んでた。病み上がり一発目の登山でもあり、まだ体が本調子ではないようだ。ちょうど木道区間でもあり、下山のかたとすれ違うために止まるだけでなく、後から登って来るひとたちを先に通すためにも止まるありさま。この日このコースから朝日岳を目指した登山者の最後尾となった感覚があった(苦笑)。花園三角点には11:54に到着。さっき道を譲ったばかりの男性2人組がここで休憩中。私も休憩し、ヤマザキの栗ようかんを食べる。先客より先に12:04に花園三角点を出発。そしたら、ようかん喰ったのが効いたのか、ペースが上がり始める。水場のペイントをみて、水場で給水したのもよかったのかもしれない。青ザクと五輪の森の標識を通過。五輪の森の標識を通過した途端、樹林帯のトラヴァースのような道になり、また細かいアップダウンで体力が奪われるのか!?…と、不快感が半端無かった。沢の源頭部をいくつも通過し、崩壊したザレ場を迂回する上り下りを過ぎ、13:21にベンチのある水場に到着し、ここで休憩。
ガスは一部晴れ、周囲の草原が見渡せるようになった。大規模なベンチがあるあたりの高山植物は凄いんだろうけど、時間が無くなって来ているので、足を止めずに通過。近付いて来てる筈なのになかなかたどり着かなかった吹上ノコルに14:16に到着。ここから栂海新道が分かれており、栂海新道らしい金属くり抜き標識も設置されてる。31年前、確かに私はこの先へ進んだ。
吹上ノコルに着いてしまえば、もう朝日岳に着いたも同然。朝日岳東側斜面にこの日初めての残雪をみながら一歩一歩前に進み、15:02に31年ぶりに朝日岳頂上に到着。ガスが多く、あまり展望は効かないものの、小蓮華から白馬乗鞍にかけてと、一部ガスをまとった白馬岳がみえた。待ってても展望にあまり変わり映えしないので、15:12に下山開始。木道を慎重に下り、15:50に朝日小屋に到着。この日は、朝日小屋前でテント泊。
翌8月11日は、雪倉岳から三国境に廻り、あわよくば白馬岳頂上も往復してから蓮華温泉に下山するという、欲張りな計画だったけど、初日が予定より1時間押しになったという現実を踏まえて、往路を戻ることに変更。蓮華温泉からの帰りのバスに間に合わないと、栂池に廻るしかなくなり、そうなると、帰宅が遅くなってしまうので、それだけは避けたかった。この日は3時に起床。2時頃から周りのテントでは起床し、朝食の準備にかかる気配が感じられた。レトルトの中華丼の朝食喰ってから、テントを撤収。ヘッドランプ点けて4時半に朝日小屋を出発。驚くことに、殆どのテントはすでにみんな出発してしまって残っていない。同刻に朝日小屋を出発した大学生パーティーに、みるみるうちに引き離されていく。昨日と違って休養十分なのに! 若い力には敵わないってことですかね?(苦笑)
約1時間の上りで、昨日も登った朝日岳頂上に到着。昨日と違って、朝早いということもあり、展望はバッチリ。昨日は雲がかかっていた白馬岳がハッキリみえたほか、剱岳や毛勝三山もよくみえた。黒部川の扇状地と海岸線も。その他、戸隠連山もみえた。朝日岳頂上から下山にかかる。朝日小屋を同刻に出発した大学生パーティーが、吹上ノコルから栂海新道に進むのがみえる。私は往路を戻るので、吹上ノコルから蓮華温泉へのルートに入る。昨日も休憩した水場のあるベンチで休憩。昨日と違って、谷を挟んだ向こうの山がみえた。五輪の森付近のトラヴァースを通過し、青ザクの標識を過ぎると、尾根の北面の草原のなかをトラヴァース。木道に水場のペイントがしてあるところから水場に行って休憩。木道帯は容赦無く陽射しが強くて、暑い。
花園三角点を過ぎると、今朝入山したと思しき登山者とすれ違うようになった。蓮華温泉を4時半に出ると、この時間までここに来られるのか。白高地沢の橋のたもとまで下山してから、休憩。昨日の通過時間よりも早いのに、すでに朝日岳には雲がかかってる。橋を渡って登り返し、ヒョウタン池の横を通過。
瀬戸川の橋で休憩し、残るは帰りの最大の難所、蓮華温泉まで300 mの登り返しのみとなった。一発で蓮華温泉まで戻る気もあったんだけど、やはり気温が上がって来てるせいもあり、ノンストップで蓮華温泉までは無理で、蓮華の森で最後の休憩。ここまで来れば不要と考え、スパッツを外す。これまでの疲れからか睡魔が襲ってくる。しかし、蓮華温泉に着くまで…と思って我慢してる尿意もあり、本格的に寝入ることはなかった(苦笑)。休んでたら、鉱山道のほうから女性ソロが通過してった。蓮華温泉キャンプ場の裏手を廻ってキャンプ場の真ン前に出る。後は車道歩きで、11:08に蓮華温泉ロッジを通過し、11:12に蓮華温泉バス停に到達。12:15発の糸魚川駅ゆきまで時間的余裕があったので、800円払って蓮華温泉に入った。
富山県の名山でありながらアクセスの悪さから登る機会が少ない朝日岳を蓮華温泉から登ったけど、アップダウンが多くコースじたいも長い…。高山植物が咲き乱れ、良いコースだけど、正直、疲れた(苦笑)。
帰りのバスは路駐の酷さに運転手が慎重にクルマの横を通過する場面に何度も遭遇。新穂高温泉の高山警察署一斉摘発みたいにならないように、登山者はもっと自制すべきと感じました…。
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