傾山(九折登山口・上畑コース往復)

2024年08月11日(日) [日帰り]

• GPS: 10:38
• 距離: 12.6km
• 登り: 1,510m
• 下り: 1,509m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:00
• 休憩: 1:33
• 合計: 10:33

6:51 スタート地点
6:55 6:55 九折登山口
7:05 7:06 上畑コース分岐
7:14 7:14 酒桶滝
7:35 7:41 芥神の滝
9:10 9:19 林道合流点
10:30 九折越小屋
10:37 10:37 九折越
10:56 10:56 千間山
12:13 12:19 後傾
12:30 13:21 傾山
13:29 13:35 後傾
14:16 14:17 千間山
14:28 14:28 九折越
14:36 14:46 九折越小屋
15:38 15:45 林道合流点
16:53 16:54 芥神の滝
17:12 17:13 酒桶滝
17:22 17:22 上畑コース分岐
17:28 17:28 九折登山口
17:30 ゴール地点

天候

１日晴れ。午後少し雲が出てきたけど、ガスることはなかった。雷の音もなし。
ルートの大半を占める木陰は涼しかったけど、山頂付近の影がないところでは暑かった。2.0L飲み上げてしまいました。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

九折登山口から入山。県道７号から豊栄鉱山跡の方に曲がる。少し道は細めだが舗装路で離合も可能。駐車場には10台以上停められそう。登山口には登山届、水洗トイレあり。自販機はなかった気がします。

コース状況／危険箇所等

くじゅう連山ほど整備されておらず、全体的に険しく、長い。
平坦なところは人ひとりが歩ける程度の道幅で、崖側に傾いておりぼーっと歩くと滑落しそう。
急登も多く、岩登りする場所も何度か出てくる。補助的なロープあり。上の方はガレており、落石にも気を使う。
九折越までは標高100mごとに標識あり。ピンク・赤・黄色のテープの印を辿ってゆく。分岐にはしっかりとした標識あり、分かりやすくありがたい。
序盤に何度か川を渡るが、ちょっと分かりにくい。テープでポイントが示されているので、よく探すと見つかる。
雨の後などは滑りやすそう。土砂崩れや川の増水にも注意が必要そう。

その他周辺情報

登山口の周辺は何もない。おんせん県おおいたではあるが、豊後大野地区には温泉がない…最寄りの商業施設は道の駅原尻の滝。道の駅のトイレ・自販機は24時間利用可能。道の駅から５分ほど大分よりにコンビニもあり。道の駅のすぐ横に美味しいジェラート屋さんもあるが、下山後、営業時間に間に合わず。

写真

8/11 6:52

九折登山口。標高400m弱。1200mほど登る。
登山届、水洗トイレあり。自販機などはない。
駐車場は広めで10台以上停められそう。この日は山の日だったが、自分たちたち以外は数台。
登山者の人数分、カウンターを押してスタート。上畑コース、三ツ尾コースがあるが、今回は上畑コースを往復で。

8/11 6:53

豊栄鉱山の排水処理施設。鉱山自体は1975年に閉山。錫などが採れてたそうです。坑内排水は今なお処理が継続されてます。

8/11 6:55

川沿いを歩いていきます

8/11 6:55

水が綺麗だー

8/11 6:59

こんな標識が標高100mごとにあります

8/11 7:06

間もなく分岐。今回は右の九折越経由の上畑コースをいきます。

8/11 7:06

ピンクのテープが目印

8/11 7:19

頭上注意

8/11 7:20

標高500mまで来ました。まだまだ先は長い。

8/11 7:28

ガレガレと枯葉と土と。足元に気をつけて進みます。

8/11 7:37

何度か渡渉します。この日はずっと雨が降っておらず、水は少なめ。増水したら大変そう。

8/11 7:39

ポイントにピンクのテープ。感謝です。

8/11 7:44

歩いてきた道を振り返って。ちょっと分かりにくいですが…山際に人ひとり分歩ける道が通してありますが、崖側に傾斜してて気をつけないと滑落しそうな道です。

8/11 7:44

いちおう踏み跡はあるので迷うことはないけど、ぼーっと歩いてたら落ちそう

8/11 7:46

なんとも雰囲気のある洞穴…熊さんは…九州にはいないはずです

8/11 8:05

林道まではまだまだ長い
ところどころ標識があってホッとします

8/11 8:09

滝を左手に見下ろしながら歩きます。土と枯葉の斜面だけど、踏み外したら止まらんだろうなぁー

8/11 8:12

どこ歩くんこれ？ってなるけど、よくみると足を置く場所がちゃんとあります。でも岩が苔むしててちょっと神経を使う。

8/11 8:14

こういうとこに足を置きます。なかなか手強い

8/11 8:19

川を渡ります。対岸によく見るとピンクのテープあり。暗いと迷いそうです。

8/11 8:19

濡れてる石で滑らないよう気をつけて渡ります(かなりのビビリ)

8/11 8:20

右手に見える小さい石に巻かれた赤いテープがルートの目印

8/11 8:20

水が綺麗で、いい景色ではあります

8/11 8:25

登ったり降りたり、川を渡ったり

8/11 8:26

ちょっとした岩場。苔むしてるのがやな感じ。まだ標高700m、頂上の1600mが果てしなく遠く感じます。

木の根がちょうどいいとこに

8/11 8:38

横向きに登っていきます。この辺り、岩場が多め。

8/11 8:40

高さはそうないので、あまり恐怖感はないけど、気は遣います。

8/11 8:41

ぐいぐい登っていきます

8/11 8:47

やっと標高800m

8/11 8:50

ところどころで岩場が出てきます。

8/11 8:51

登ったところを振り返って

8/11 9:15

やっとこさ、林道に出ました。ルートは反対側に続きます。

8/11 9:15

林道をちょっと歩くと…

8/11 9:16

右手に立派な金属製の階段。こちらが山頂へのルートです。

8/11 9:37

んんん、標識がヤレてきました。たぶん1,000m

8/11 9:44

徐々に明るくなってきて、尾根が近づいてきてる感じがします。

8/11 10:01

巨岩と巨木

8/11 10:03

引っ掻いたような線で、おそらく標高1,100m

8/11 10:06

こんもりした斜面に鮮やかな緑

8/11 10:12

足元はこんな感じ。土と葉っぱと小石のだらだら登る坂道。

8/11 10:18

九十九折りで登ってきます。この登山口の名前は"九折"で"つづら"と読むそうです。

8/11 10:21

標高1,200m、かな？
完全にハゲとるやないかい。

8/11 10:29

うわぁー！やっと出ました、九折越。小屋には寄らずこのまま山頂方面へ。

8/11 10:30

広々した草っ原。テント張るのに良さそう。

8/11 10:30

岩岩した稜線がチラリ…山頂は雲の中。これから晴れてくれることを祈りながら、先に進みます。

8/11 10:36

手作り感満載の味のある標識。整備してくださった方に感謝です。

8/11 10:37

両サイドをネットに囲われた道を行きます。鹿の獣害防止のネットのようです。そういえば、ここまで何度か鹿の鳴き声がしてました。カモシカはいないのかなぁー

8/11 10:50

シコクママコナ？
はじめまして

8/11 10:51

オトギリソウ
こちらもはじめまして、かな

8/11 10:52

緩やかに登っていきます。これまでと打って変わって、明るい雰囲気で歩きやすい。

8/11 10:57

ところどころ岩岩してます

8/11 10:57

青空が見えてきました〜木陰が気持ちいい

8/11 10:58

岩岩を避けるように土のルートが続きます

8/11 11:02

ちょっとしたピーク
"山"って書いてありますね
これも三角点なのかな？

8/11 11:02

向こうに頂上が見えてきました

8/11 11:02

わぁー！かっこいいお姿！
あれに登るんか〜まだ結構遠いなぁ

8/11 11:03

立ち上る雲もいい感じです
夏山、気持ちいいなぁー

8/11 11:11

徐々に近づいてきました
個人的にここで撮った写真がお気に入り

３つのピークがまさに"山"なお姿
左から前傾、本傾、後傾、かな

8/11 11:11

縦構図で

8/11 11:30

さぁもうひと踏ん張り
岩登りがまた始まります

8/11 11:40

岩場とガレが交互にくる感じ。落石に注意して進みます。

8/11 11:42

足場はしっかりしてるので怖さはありません

8/11 11:47

振り返ると視界が開けてきました
あっちは祖母かな？
いつか縦走してみたいなー

8/11 11:52

山頂側
岩岩かっこいいお姿です。
岩岩なのに丸いフォルムなのが不思議

8/11 11:53

だいぶん登ってきました！
もうちょっとかな

8/11 11:53

わぁーかっこいいな！
ってひたすら言いながら歩いてました

8/11 11:54

杉ヶ越の分岐に来ました

8/11 11:55

山頂まであと少し！とこのあたりで勝手に思ってました
(これは後傾の山頂で、本傾はもう一山あります。地図見たらわかるんですけどね、笑)

8/11 12:01

岩場が続きますが、そう難しいところはありません。頂上までワクワクしながら楽しく登れます。

8/11 12:02

階段状になっていて、手と足を使って登っていきます

8/11 12:06

おお！向こうに人影が！かっこいいなー
雲の形がハートに見えません？

8/11 12:07

後傾から本傾を眺める
岩岩したお姿、圧巻です
(しつこいですが、この時はあっちまで登ることを理解してませんでした)

8/11 12:08

これを登り切れば、頂上か！と勇足…

8/11 12:11

後傾から本傾を眺める
あれ、まだあるの？とここで気がつきます。

8/11 12:12

とりあえず、すごい景色をカメラに収めます
切り立った岩壁に大興奮！

8/11 12:15

なるほど、ここを歩いていけば、あちら(本傾)に行けるんですね
後傾のピークの標識みたいなものは見当たらず

8/11 12:15

一旦降ります

8/11 12:17

そしてまた登ります
今度こそ、あとちょっとだ！

8/11 12:19

標識も応援してくれてます

8/11 12:20

ひゃぁーここから落ちたらひとたまりもないだろな〜
なお、足元はしっかりした道なので心配無用です

8/11 12:25

おお、小さな祠のようなものがあります

8/11 12:25

岩の間を通り抜けて…

8/11 12:27

通り抜けたところを振り返って撮ってみました
(お尻とザックがつっかえかけました)

8/11 12:27

わー！ついに登頂！
三角点発見！

8/11 12:28

傾山(本傾) 1,605m

8/11 12:28

こんな標識も

8/11 12:28

三角点と記念撮影

8/11 12:29

こっちでも記念撮影
初登頂やったー

8/11 12:40

めじろんも三角点と記念撮影
二等三角点　傾山　1,602.1m

8/11 12:30

本傾から後傾を撮影

8/11 12:31

山頂を通り過ぎてもう少し先に進みます。
日差しを遮るものがないので、暑い…

8/11 12:36

暑さと疲れでここで断念してしまいましたが、この先、先端までもう少し歩けます。
絶景が広がってるそうなので、行けばよかったなー

8/11 12:56

少し降りた木陰でお昼ごはん
お湯入れ１分バリカタで食べるのが好き

8/11 13:37

さぁ、下山です。
長かった登り、当然帰りも長い…
事故は下山時に起こることが多いので、気を引き締めていきます。

8/11 13:37

登るより下る方が難しい…

8/11 13:47

特にこのザレた道は落石しないよう気を遣います。結構な角度の斜面です。

8/11 14:06

めじろんとお山の姿を撮ってなかったので帰りに

8/11 14:33

九折越まで戻ってきました。
山小屋泊の練習をしたいなと思ってるので下見に。
中は広々、板張りのワンルーム。
トイレがないのが玉に瑕ですが。

8/11 15:32

林道まで降りてきました。帰りは黙々と降りるので、写真少なめ。

8/11 15:58

まだまだ先は長い…←何度言ったかこのセリフ

8/11 16:07

8/11 16:08

ヘトヘトになってからの渡渉、なかなかしんどい

8/11 16:12

行きに見た目印の赤いテープの石

8/11 16:23

渡ってきたところを振り返って。
うーん、分かりにくい…よーく見ればテープがありますが

8/11 16:28

振り返ってパシャリ
まぁ、とにかくヘトヘト
こういうとこで気を抜くと谷底へ…となるので、最後まで気が抜けません

8/11 16:46

ぼーっとしてたらずり落ちます

8/11 17:07

うわぁ〜やっとこさ、あと100m(標高ね)
ここからがまだ結構ある
そして、渡渉のあたりからアブに追いかけまくられてます…疲労困憊な状態に追い撃ち

8/11 17:28

ずっとアブに追いかけられてたので、写真を撮る余裕もなく…
排水処理施設がみえてきました
やっと着いたー

8/11 17:29

鉱山跡
ここも見てみたかったけど、まだアブがついてきてるので諦めます
やめてくれ

8/11 17:29

アブ嫌い…好きな人おらんか

結局５箇所ほど刺されてました
服の上から刺すなんて反則です
虫除けこまめに振ってたのになぁ…げんなり

8/11 17:29

排水の中和剤のタンクかな

8/11 17:30

無事？下山！(アブ同伴)
おつかれさまでした〜

撮影機器：

OM-D E-M5 Mark III ボディ オリンパス

感想

たろすけ

山の日に未踏だった傾山にチャレンジ！
\( ˙▿︎˙ )/
ベテランさんに案内していただきました。
渡渉や岩登りに加え長時間のトレイル、自分にとってはなかなかハードな山行となりました。
己のレベルの低さを思い知った感じです。
正直、前の週に登った燕岳よりしんどかった…(日帰りなのもありますが)
滑りそうな場所や迷いそうな場所もあり、初心者だけで歩くのはお勧めできないルートかなぁと個人的には思います。
だがしかし、苦労して登った後に見られる頂上付近の岩岩した姿と景色は、ほんとに最高でした。
また修行も兼ねて登りに来たいと思います。できればアブがいない時期に…