表銀座縦走 大喰岳、中岳、南岳経由、新穂高out

2024年08月09日(金) ~ 2024年08月11日(日)

• GPS: 31:20
• 距離: 38.7km
• 登り: 3,376m
• 下り: 3,794m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:06
• 休憩: 1:34
• 合計: 8:40

4:13 スタート地点
4:14 4:23 中房温泉登山口
4:51 5:01 第１ベンチ
5:32 5:32 第２ベンチ
6:04 6:04 第３ベンチ
6:29 6:48 富士見ベンチ
7:24 7:39 合戦小屋
7:55 7:56 合戦山
8:37 8:46 燕山荘
8:49 8:49 いるか岩
9:04 9:04 めがね岩
9:09 9:18 燕岳
9:22 9:23 めがね岩
9:34 9:34 いるか岩
9:48 10:04 燕山荘
10:39 10:40 蛙岩
10:53 11:02 大下りの頭
12:23 12:24 小林喜作レリーフ
12:30 12:31 槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐
12:54 大天荘

2日目

• 山行: 5:48
• 休憩: 2:13
• 合計: 8:01

12:54 大天荘
4:43 5:03 大天井岳
5:09 5:21 大天荘
5:47 6:16 大天井ヒュッテ
6:34 6:35 貧乏沢下降点
7:44 7:45 赤岩岳
8:21 8:46 ヒュッテ西岳
9:55 10:05 水俣乗越
11:48 12:24 ヒュッテ大槍
12:36 殺生ヒュッテ

3日目

• 山行: 9:33
• 休憩: 3:43
• 合計: 13:16

12:36 殺生ヒュッテ
4:36 5:07 槍ヶ岳山荘
5:53 6:45 槍ヶ岳
6:58 7:36 槍ヶ岳山荘
7:43 7:44 飛騨乗越
8:01 8:02 大喰岳
8:53 9:03 中岳
9:46 9:46 天狗原分岐
10:05 10:06 南岳
10:11 10:57 南岳小屋
11:53 11:53 南岳新道 救急箱
13:21 14:05 槍平小屋
14:41 14:41 藤木レリーフ
14:46 14:47 滝谷避難小屋
15:56 15:56 白出沢出合
16:31 16:32 穂高平小屋
16:58 16:59 小鍋谷ゲート
17:13 17:13 新穂高温泉駅
17:20 17:20 新穂高温泉バス停
17:26 17:27 新穂高温泉無料駐車場
17:28 ゴール地点

天候

8/9（金）晴れ→大天荘に着いて13:00過ぎより雨
8/10（土）晴れ→昼過ぎより曇り時々晴れ
8/11（日）晴れ→午後より時々曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

中房温泉バス停留所まで自家用車で移動。配送業者に頼み、車を新穂高登山者駐車場へ移動していただぎました。

コース状況／危険箇所等

泥濘等がほとんどなく、良好。

その他周辺情報

合戦小屋
　7:00からスイカ販売とのこと。7:00過ぎに到着してスイカを食しました。

燕山荘
　広くて綺麗な山小屋。収容人数がとても多いらしく、朝から下山の方々が多くいたので泊まっている人が多いのかな、という印象でした。

大天荘
　初日のテント場として。綺麗で親切な山小屋でした。ランチのインディアンカレーも美味しかったです。テントは史上最高な場所に幕営できたので（早く着いたためか？！）思い出に残るテント場になりました。

大天井ヒュッテ
　メンバーの一人がこちらでお世話に。入ってないのであまりわかりませんが、初山小屋泊のメンバー曰くとてもよかったとのことです。大天荘から近いと思いきや、割としっかり岩場を下ったところにあります。

ヒュッテ西岳
　水の補給とコーラをいただきました。なくてはならない場所にある山荘でした。助かりました。

ヒュッテ大槍
　2日目のランチ目的で訪れました。牛すじカレーをいただきました。熱いつけ麺が名物の模様。とても綺麗な山小屋でした。

殺生ヒュッテ
　2日目の宿泊に利用。ヒュッテ大槍から10分くらいで着きます。8/11宿泊の（できれば大部屋の！）槍ヶ岳山荘の予約争奪戦に敗退したため宿泊。かなり古くからあるお宿のようで歴史を感じる落ち着いたよい山荘でした。

槍ヶ岳山荘
　超有名山荘。山の日ということもあり、かなりの人出でした。お土産の在庫も昨年より多い印象でした。

南岳山荘
　独特の雰囲気のお宿。人もそれほど多くなく、落ち着いた様子でした。大キレット、北穂高間を結ぶ重要拠点かと思われます。

槍平小屋
　冷たく美味しい水をテント場近くで大放出しています。居心地のいい大きな休憩所も最高です。

奥飛騨の湯
　19:00まで開いています。新穂高outで2回目の利用。時間が遅かったためか（18:00前くらいにin）ほぼ貸切でした。日中は凄く混みそうな印象。泉質は硫黄臭、湯花豊富で最高です。

だいなモ
　松本インター近くのお店。23:00まで開いている、地元に愛される飲み屋だと思います。今回も山賊焼御膳1980円をチョイス。美味しいお鉢がたくさんついて、お代わり可で大満足でした。

写真

8/9 4:14

中房温泉より表銀座縦走、いよいよ開始！
計画から数ヶ月。天候も上方修正！楽しみです！

8/9 4:57

アルプス三大急登、合戦尾根。
無理なくポイントごとに休憩します。

8/9 5:10

合戦小屋まではひたすら高度を上げます。

8/9 5:20

合戦小屋まで物資を運ぶ滑車？！

8/9 5:21

第◯ベンチは本当にありがたい。

8/9 5:49

本日向かうであろう稜線が見えました。

8/9 7:13

合戦小屋着。

8/9 7:13

のぼり旗がスイカ！
スイカ推しですね。
600円、塩付きです。

8/9 7:18

ありがたく頂戴いたきました。

8/9 8:05

合戦小屋から先、ついに槍さまが姿を現す。
絶好の陽気と眺望にメンバー一同感動！

8/9 8:18

燕山荘も姿を現す。
結構登りますね！

8/9 8:40

燕山荘着。燕岳の様子。
最高の天気！

8/9 8:49

イルカ岩。初お目見え。
そういえば鳳凰にもたくさんこんな岩がありました。

8/9 8:53

裏銀座、山々が一望できました。
素晴らしい！

8/9 9:03

メガネ岩。
登りは禁止！

8/9 9:10

燕岳登頂。

8/9 9:10

キリがないので北燕岳はパス！

8/9 9:33

尖った岩の先に槍ヶ岳の様子。
トルコの奇岩を思い出す。

8/9 9:44

燕山荘入り口。
裏で水を補給しました。

8/9 9:53

ヘリコプターはパトロール？
こちらもあちらも手を振って応えていました。

8/9 10:17

大天荘に向かうとすぐに雷鳥が4匹！
そのうち1匹は間近でクークー可愛く鳴いていました。
動画でアップできるかな？

8/9 10:20

そして上にはモンキー軍団。

8/9 11:35

ひたすらと稜線歩き。
ところによりアップダウン。
初日は2000m近く高度を上げました。

8/9 12:01

これから向かう方面。
予報通り怪しい雲が‥

8/9 12:18

ハードな場所もあります。
注意すれば特に危険はないです。

8/9 12:21

喜作新道（喜作さん）のレリーフ。
大正に槍ヶ岳まで1日で行けるこの道を開発したとのことですが、1日は苦しい！

8/9 12:23

いよいよ大天荘へ！

8/9 12:34

ラストの登りのキツさ！
まさに鬼畜新道！

8/9 12:42

割とヘロヘロ、一人ニコニコ笑

8/9 12:46

ガスに見え隠れする稜線を見ると、大天井岳は相当高い！

8/9 12:53

大天荘着！
雨予報のため、速攻でテントを張る‥‥すぐに雨！
なんとか張り終えて小屋に避難！

8/9 13:40

インディアンカレーと生ビール。
至福の一時。

8/9 18:21

降ったり止んだりでした。
テント場はヘリの着陸場は閉鎖されていて残念でした。

8/9 18:45

夕飯はアルファ米とセブンの肉じゃが、味噌汁。

8/10 4:35

2日目は、大天井岳でご来光を拝むため、早起き。
雲海が美しいです。

8/10 4:45

大天井岳登頂。かなり高いですね。

8/10 4:59

全体の奉仕者、おにちゃんによる写真サービスの様子。
実に素晴らしい！

8/10 5:00

美しい夜明けの様子。
雲が多くて残念ながら朝焼けは起こらず‥

8/10 5:01

常念岳に向かう稜線。

8/10 5:02

昨日通ってきた燕岳方面。

8/10 5:39

メンバーをひろいに大天井ヒュッテへ。
割としっかり降る。
思ったより遠くて焦りました。

8/10 6:15

大天井ヒュッテで無事にパーティーメンバーと合流。

8/10 6:19

まずは西岳へ。

8/10 6:30

適度に登り降りを繰り返します。

8/10 6:40

ビックリ平に到着。凄い名前。
西岳までかなりある模様‥

8/10 6:45

槍ヶ岳もかなり間近に。

8/10 6:51

アップダウンのある稜線。

8/10 7:38

途中のピーク。
日向は暑くて汗だくに‥

8/10 8:05

前方には前穂高、吊り尾根、奥穂高。
右手には槍ヶ岳が見える贅沢なコースですね。

8/10 8:11

常念岳向こう側から滝雲。
時間があるなら、タイムラプスで撮りたいところです。

8/10 8:14

ヒュッテ西岳が見えました！
西岳は登らず‥

8/10 8:56

ここから東鎌尾根、水俣乗越へ。
激降りです。

8/10 9:01

ハシゴも長い！

8/10 9:03

下からもたくさん上がってきます。
落石にとにかく注意して降りました。

8/10 9:18

そして登り返し。
天候は最高ですが暑い！

8/10 9:59

水俣乗越到着。

8/10 10:11

こちらは貧乏沢か。
ここから北鎌尾根→槍ヶ岳に向かう方々は超人ですね‥

8/10 10:25

ハシゴが連続します。

8/10 10:27

ここは有名なハシゴ？！
進む場合は登るのではなく、降りるんですね。

8/10 10:33

槍ヶ岳も目の前！

8/10 11:34

この看板、癒されます！

8/10 11:43

ヒュッテ大槍着！
暑さに疲れました‥

8/10 11:54

牛すじカレーご飯大盛りを頼みました。
美味しかったです！

8/10 12:25

本日のお宿、殺生ヒュッテへ。
雲が怪しい‥

8/10 12:35

殺生ヒュッテ到着！
時間にはだいぶ余裕あり。

8/10 12:58

桃白白。
ところでスマホの変換で出るところが凄いですね。

8/10 15:13

怪しくガスってきたため、槍にアタックするかどうか悩んだ末、激混みかもしれませんが確実に晴れるであろう翌日早朝アタックにしました。

8/10 17:01

昼に酒盛り、少し休んでから夕飯に。
ご飯は3杯いただきました！

8/10 17:37

ご飯後‥普通に晴れてましたー！
槍ヶ岳山荘まで行っていれば普通にオンタイムでした。
山の天気は読みづらい！

8/11 4:34

3日目。
4時過ぎスタートでまずは槍ヶ岳山荘へ。

8/11 4:41

30分くらいで山荘に到着。
写真からはわかりませんがかなりの人出でした。
さすが山の日！

8/11 4:54

ご来光を待ちます。

8/11 4:59

少しテント場寄りで撮影。
山の日でここからご来光が拝めたのは何よりです！

8/11 5:03

朝焼けの様子。

8/11 5:18

準備をして槍ヶ岳アタック！
大渋滞！

8/11 5:20

小槍。
アタック者はおらず。

8/11 6:12

山頂到着！
実に1時間くらいが経過しました。
写真は去年行った西鎌尾根。
双六小屋まで遠いんです‥また行けば違うかな？

8/11 6:16

360度、綺麗に見渡せる槍ヶ岳山頂。

8/11 6:24

東鎌尾根。

8/11 7:11

槍ヶ岳渋滞の様子‥
結局往復で1時間40分かかりました。

8/11 7:43

朝食を食べて、飛騨乗越から大喰岳へ。

8/11 7:59

大喰岳登頂。
山一つ一つがやはり大きい！

8/11 8:05

中岳へ。
ここも天空の稜線歩き。
行く手には奥穂高、前穂高、ジャンダルムが一望。
さらに右手奥に焼岳、乗鞍岳、御嶽山まで‥。

8/11 8:20

カッコいい稜線歩き。
日差しは強いですが風が抜けて気持ちいい！

8/11 8:34

ガッツリとハシゴ。

8/11 8:41

中岳登頂。
西穂から来た方とすれ違いました。
1番怖かったのはジャンダルムだとおっしゃってました。凄いなぁ。

8/11 9:16

いよいよ登りのラスト！
南岳へ！

8/11 9:29

ちょっとガスってきましたが、まさに天空の稜線！

8/11 9:39

こんな降りも。
左からまいて降りました。

8/11 9:44

南岳も眼前に来るとデカい！

8/11 9:52

カッコいい岩肌‥これが最後の登りと思うとなんか悲しい‥

8/11 10:00

南岳登頂！
8:00くらい登頂予定だった気もしますが、致し方ない！

8/11 10:08

南岳小屋へ。
腹が減りました。

8/11 10:39

大キレットを視察。長野県側から覗く場所はとんでもない高度感でした。

8/11 10:45

こちらは大キレット入り口。
なんとかなりそうな予感。

8/11 11:04

いよいよ長い降りに入ります。

8/11 11:10

素晴らしい見晴らしの中の降り。
ここは気持ち良いです。

8/11 11:14

岸壁沿いに高度をどんどん下げる。
ここはヘルメットしてもよいのかも。

8/11 11:30

稜線沿いに降る。
ガスってたのが残念。
高度感はかなりありました。

8/11 11:33

下から来る人も結構いました。
どんどん降りていきます。

8/11 11:45

風が抜けると気持ち良いです。

8/11 11:51

途中にある救急セット。
とても有難いことです。

8/11 11:56

下山道を覗く。
ガスっていて見えないのが少し残念ですが、恐怖心はなくなってよいのかも。

8/11 12:28

槍平小屋が見えました。

8/11 14:05

槍平小屋到着。
まずは水をがぶ飲み。
冷えていてすごく美味しいです。

8/11 14:45

新穂高に向けて歩を進めます。
渡渉ポイントは水量問題なしでした。

8/11 15:51

ここまで来ると砂利道に。
ホッと一息、でもここまで2時間近く歩いて疲れます。

8/11 16:59

車両止めあり。

8/11 17:12

登山口に帰ってきました！
槍平からしっかり3時間。疲れましたー！

8/11 17:22

奥飛騨の湯にザックをデポして、回送された車を回収しに行きます。
ロープウェー側からくると、エントリーポイントを間違えやすいので注意です。

8/11 20:41

温泉に入った後に、お馴染みの松本市のだいなモで舌鼓。
全てが美味しい！体に染み渡りました。
車で帰宅のため飲めない中、みなさんで乾杯したノンアルビールが、これまでで1番美味かった！
本当にお疲れさまでした！

撮影機器：

iPhone 11 128GB SIMフリー Apple

感想

アツシ

　前々から企画していた登山クラブメンバー5人での表銀座縦走。さらにもう一歩追加して大喰岳、中岳、南岳の縦走も追加した山行計画。当初は全日午後から雨ということで戦々恐々としていましたが、お天気アプリを導入して毎日確認していくと、どんどん上方修正。初日の午後からの雨以外はほぼ完璧なコンディションで山行を終えることができました。
　燕岳先では、多くの猿と一緒に間近で可愛く鳴く雷鳥に遭遇するレアな体験もできて満足です。
　槍ヶ岳は山の日ということもあり、予想通りの大盛況。山頂は思ったより混んでなかったのはハイカーの方々のマナーのよさのなせる業なのかなぁ、なんて思いました。
　南岳から新穂高までの下山はキツいものがありましたが、これも大切な経験。また同じメンバーで北アルプスの山行をしたいと思います。