八ヶ岳テント泊縦走(美濃戸口〜赤岳〜硫黄岳〜天狗岳〜麦草峠)
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- GPS
- 18:04
- 距離
- 29.8km
- 登り
- 2,659m
- 下り
- 2,096m
コースタイム
- 山行
- 3:02
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 3:35
- 山行
- 6:08
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 7:48
- 山行
- 5:27
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 6:21
天候 | 1日目 8/12(月):快晴 2日目 8/13(火):くもり一時雨 3日目 8/14(水):くもり時々雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
05:27 池袋駅 - 05:36新宿駅05:44 - 06:28八王子駅06:35 - 09:23 茅野駅(※1) 10:20 茅野駅 - 10:58 美濃戸口 運賃:3410円(※2)+1700円 ※1:南海トラフ地震の影響でスピードを落として走行。定刻より約5分遅れで到着。 ※2:青春18きっぷを使用 ■帰り 8/14(水) 12:00頃 麦草峠(友人の車で回収してもらう) ※路線バスを利用して下山する場合は以下のバスがある。 11:15 麦草峠バス停 - 12:27 茅野駅(アルピコバス/麦草峠線) 11:25 麦草峠バス停 - 12:21 八千穂駅(千曲バス/白駒線) |
コース状況/ 危険箇所等 |
■美濃戸口〜南沢〜行者小屋 美濃戸口から美濃戸山荘(北沢・南沢分岐)までは林道。 南沢ルートは、最初は気持ちのいい森林道を歩いて途中から枯れ沢を歩く。 おおむね歩きやすい登山道だった印象。 ■文三郎尾根(行者小屋〜赤岳山頂) 木段、鉄階段、岩場と急登が続く。 キレット分岐から先は鎖場も現れてさらに険しくなる。 ■赤岳〜横岳〜硫黄岳 赤岳から横岳まではアップダウンの激しい岩場・鎖場がずっと続く。ストックは仕舞ったほうが良い。 アップダウンで体力がガンガン削られていく中での岩場はかなり怖い。余裕のあるコース設定をしたつもりなのにそれでもかなり遅れてしまった。 エスケープルートが地蔵尾根ぐらいしか無く、その地蔵尾根も下りで使うには怖いらしいので後戻りできない。 横岳のカニの横ばいから先、硫黄岳までは岩場もなく比較的歩きやすくなる。 ■白砂新道 前半は森の中を歩く。後半は白砂の急斜面をトラバース。 500mほど標高を一気に上げるので結構キツイ。 ■天狗岳 稜線上は風が吹き込んでくるので寒い。 山頂付近は岩場で登りにくい。 ■天狗岳〜中山峠 大きな岩の上を歩くことが多く、なかなかペースが上がらない。 また岩と岩の隙間が大きく、物を落としてしまうと回収は不可能。 ■中山峠〜中山〜高見石小屋 中山山頂前後の登山道はひたすら長い大岩群の登り下りが続く。 同じような道がずっと続くのでとにかく疲れる。 |
その他周辺情報 | ■行者小屋 テント泊:2000円 ■本沢温泉 テント泊:1000円 天然温泉(内湯・野天):1000円 ※テント場の近くにトイレがないのと、トイレとテント場の間に渡渉が2度あるのが難点 |
写真
装備
個人装備 |
登山靴
ザック(55L/19.3kg)
サコッシュ
飲み物(4200ml)
行動食
地図
ココヘリ
ヘッドライト
レインウェア
ファーストエイドキット
熊鈴
モバイルバッテリー(40000mA)
トレッキングポール
ヘルメット
ドライレイヤー
ベースレイヤー(6)
ミドルレイヤー
帽子
タオル
レジャーシート
サングラス
日焼け止め
シュラフ
シュラフシーツ
ウレタンマット
枕
エアーポンプ
耳栓
LEDランタン
ガスバーナー
ガスボンベ
クッカー
カトラリー
マグカップ
食料(7食分)
スティックコーヒー
水(500ml)
浄水フィルター
着替え(4日分)
歯ブラシ
テント(本体/レインフライ/グラウンドシート/ポール/ペグ)
テント用鍵
ゲイター
防水スタッフバック
手袋
日傘
サンダル
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感想
毎年恒例、「諏訪湖祭湖上花火大会(8/15開催)」のためにいつもキャンプ場でテント泊しているので、そのついでで登山もしようと2泊3日のテント泊の山行計画を立ててみた。
ひとつは麦草峠から蓼科山・北横岳をまわって14日に麦草峠周辺を歩くコース、もうひとつは美濃戸口から八ヶ岳主稜線を縦走するコース。
前者は無理のない現実的な計画だと思い、後者は大変だけど縦走できたら達成感はとてつもないだろうなと思った。
前者のコースを歩くのが安全牌なんだろうけど、後者を思いついてしまった時点でこちらを歩いてみたい衝動に駆られてしまう。
2泊3日テント泊の装備以外にも花火関連の荷物があるから重いのなんの。過去最高の19kg!
■1日目
南海トラフ地震の影響でJR中央線が計画的に遅れるらしく、どれくらい遅れるのかも分からず。
茅野駅にギリギリに到着してバスを立ちっぱなしで乗りたくないので1時間早く茅野駅に到着。
でもお盆シーズンにも関わらず、美濃戸口線のバスは余裕で座れるぐらいにガラガラだった。
美濃戸口から赤岳山荘までは林道をひたすら歩く。
林道を歩いてる間は特に気にならなかったけど、美濃戸山荘から本格的な登山道が始まると途端に荷物の重さが負担に感じるようになってくる。
一歩一歩の足取りがとても重く、初日から後悔し始める。
夜中に目が覚めるとちょうどペルセウス座流星群のピークの時間で、テントから顔を出してみると晴れていて満天の星空!
しばらく見ていると流星痕がはっきり残るような流れ星をいくつも見られて登山の目的が一つ達成できた。
■2日目
2日目からいよいよ本格的な登山。いきなり赤岳までの急登から始まる。
19kg近くの荷物を背負っていると少しの傾斜でも急登に様変わり。
特に赤岳から横岳までは過酷な道のりだった。
八ヶ岳最高峰の赤岳を登り終えたら多少楽になってくるかと思ったら全然そんなことなく、むしろ横岳は岩場のアップダウンが激しくて赤岳の急登よりもキツく感じた。
横岳の奥ノ院に着くと雨も本降りになる。
これからカニの横ばいを通るんですけど…。雨に濡れて滑りやすくなった地面と鎖が超怖かった。
予定からだいぶ遅れて硫黄岳に到着。もうフラフラ。
もうテント泊する予定だった黒百合ヒュッテまで向かう時間も気力も残ってない。
もっと手前のオーレン小屋か本沢温泉のどちらかに宿泊地を変更しようと考え、雨で冷えた身体を温泉に入って温めたいと本沢温泉に決める。(あとでオーレン小屋にも風呂があることを知る)
テント泊縦走を舐めてた。みんな小屋泊にして荷物を軽くしたがるワケだ。
■3日目
車で来てる友人と麦草峠で合流するのに間に合わせるため、日の出とともに出発。
早朝の白砂新道は熊が出てきそうな雰囲気の森を歩くので少し怖かった。
西天狗岳は時間短縮のためにカットしようと思ってたけど、中山峠の分岐を見落とし西天狗岳方面に向かってしまう。
気づいたときには中間地点ぐらいまで進んでしまっていたので、荷物を置いて登ることにした。
空身だと一瞬で登れてしまう。なんて楽なんだ。
中山峠に到着してようやく麦草峠に予定通り到着できるメドが立ったと安心していたら、中山と白駒池周辺が思いのほか歩きにくくてペースが全然上がらない。
濡れた石は滑りやすく慎重に歩かなければならないし、水たまりや泥で靴がメチャクチャ汚れてテンションだだ下がり。
このあとは麦草峠で車で来てる友人と合流し、翌日は諏訪湖花火を鑑賞。
山行としては2泊3日だけど、このあともう2泊キャンプ場に泊まったので、通算4泊5日のテント泊となりました。
今回は反省点と改善点が非常に多い山行になった。
これからもテント泊縦走はしていくし、この反省を次に活かしていければと思う。
兎にも角にもまずは軽量化!
コメント
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