2024夏 空木岳で360°ビュー(池山尾根ピストン)
- GPS
- 13:23
- 距離
- 25.3km
- 登り
- 2,672m
- 下り
- 2,666m
コースタイム
- 山行
- 6:31
- 休憩
- 2:30
- 合計
- 9:01
- 山行
- 4:07
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 4:51
天候 | 二日とも晴れ(時々ガスあり) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰り:駒ヶ根~初台 林道終点までは行けない(関係者のみ通行可)とのことで、駒ヶ根高原スキー場最上段に駐車。登山口は最上段にあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大地獄・小地獄のやせ尾根は要注意。鎖場は慎重に行きましょう。 その他の樹林帯は我慢の歩きです。でもそのあと雲の上に出たら疲れも吹っ飛ぶ!? |
その他周辺情報 | 登山前後にこまくさの湯、食事も美味い。 登山前:ソースカツ丼(\1,200)⇒定番の味 下山後:アジフライ定食(\950)⇒なぜか美味いの |
写真
感想
●久しぶりの本格登山
最近トレランばっかりで、本格的な山は久しぶり。大丈夫か?と心配しつつ、身の程をわきまえて、それなりにゆっくり行けばなんとかなるか。
空木岳計画が持ち上がったのは4年前、2020年10月に同じく中央アルプスの恵那山に行ったとき。「次は空木岳に行こう、でもかなりなげーぞ」と言ってから結構たったな。
●駒ヶ根キャンプセンターで工場の隣で
暑苦しい都内を抜けて、18時前(3時間)に着いたのはキャンプ場だ。前泊で寝るだけだし、朝早いしということで、ひと気のない車乗り入れ可能なフリーサイトにテントを設営してお風呂&食事へ。19時半ごろ帰ってきて、さあ、寝るか、と思ったら、キャンプ場脇の工場がまだ操業している。ゴーゴーという音に、寝られるかな、と心配しつつ就寝。テントに入ってシュラフをお腹にかけつつ目をつぶるがゴーゴー音が気になり寝られない。ラジコ聞いてようやく眠気が。。。だからこのエリアは空いてたんだな。
朝起きたら、まだゴーって音がしてる。意外と慣れるもんだな、人間ってスゴい。奥多摩の三条の湯では川のすぐそばで寝たしね。そういえばこの工場の音、何だか川の音に似てるな、あれ、工場は止まってるな。近づいてみると用水路が結構な音で流れてた「カワでした。」
●長くて急な樹林を
スキー場駐車場の最上段から登山道が始まっている。さあ、暑い下界から脱出だ。まずは林道終点まで歩こう、といきなり急な登山道が続く。暑さやザックの重さに慣れてない体にはあまりにきつい仕打ち。山の神の声が聞こえる「これぐらいでへこたれてたら、これから先登れないぜ」それにしても汗が滝。。。
●大地獄とは言い過ぎだが、そこそこ大変だ
その後も樹林の山道を歩き、水場で息を吹き返し、やせ尾根に突入。少し動く不安定な鉄板階段や古い木の階段でアップやダウンを繰り返しつつ、結構な角度の鎖場へ。ここがこの尾根のクライマックスだな。登りより下りが厳しい。
●コースタイムが違う!
「山と高原地図2016年度版」で山行計画を立てたがこのコースでは実態と大きく異なっているように感じたポイントが2点あったので書いておく。ホントはこの二つの他にも「避難小屋から駒峰ヒュッテまで」も地図よりもっとかかるのでは、と思うのだが、疲れも個人差もあるので、明らかに違う2点だけ記載しておく。
/の台バスセンター〜林道終点
地図では登り2:30となっているが、2020年度版では1:30と1時間も短い。実際も駐車場から1時間程度だったので、1:30が正解かな。
▲茱並瑤瞭〜分岐
地図では登り1:30となっているが、45分程度で着いた。半分だ。帰りも30分程度だったので、地図の方が長めに設定されている。これは2020年度版でも1:30となっていた。
●至福のとき
空木平避難小屋からの登りで、5羽のファミリー雷鳥がのんびり散歩していた。そして、やっと着いた駒峰ヒュッテ。長かった〜、そしてビールが美味い!!空は青空、まさに至福の時。ひと休みして山頂へ。西側はガスで見えなかったが、東側は駒ヶ根の街がはっきりと見えた。小屋に戻って、受付し、小屋の使い方を案内される。今夜の寝床は。。。幅80センチ、長さ190センチくらいの狭狭スペース。こんなところで寝れるかな?いや、寝るしかない。気を取り直し着替えて、デッキでコーヒー飲んで、ビール飲んでのんびりタイム。デッキから見る木曽駒方面の彫りの深さ、丹沢や奥多摩では見られない迫力に圧倒される。コレだよコレ、山はこうでなくちゃ。サタケの簡単食事を済ませたら、19時消灯。寝られるか?案の定、狭いやらイビキやらで、あんまり寝られなかった。やはり小屋耐性なし。そうだテン泊、行こう!
●ご来光で360°ビュー
早朝3時過ぎ、小屋の明かりがついて、全体がガサゴソし始める。混む前のトイレを待ってる間、流れ星2つ。寒空のもと、外で待つのも悪くない。朝ラーメン食べたら、山頂でのご来光を見るため、空木岳山頂へ。5分で山頂着。昨日は10分くらいかかった。疲れてないと早いのだ。10分後のご来光まで岩場に登り360°ビューを楽しむ。
雲海に浮かんだ御嶽山、惚れ惚れして、じぃっと見てしまう。北に目をやると乗鞍岳、奥穂や槍、そして手前には宝剣、木曽駒、東に向かうと八ヶ岳軍団、南アルプスは甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳、塩見の奥には、富士山も。南には昨日は見えなかった南駒ヶ岳の堂々たる山容が眼前に横たわる。いいわぁ〜。贅沢な朝。
●トレランも良さそう
登ってきたからには、下山せねばならぬ。長くても、樹林帯が大変でも。駒石までの稜線はまだまだ素晴らしい景色が続く。アンコールを見せてもらってる感じだ。左には御嶽、振り返ればヒュッテと空木、右は南アルプス、富士山。樹林帯に入ると忍耐の始まりだ。程よい下りで勢いづいて調子良くスピード出してたら足の甲を木の根にぶつけて負傷。。。身の程をわきまえましょう。
今回、行き交う人々の半分くらいがトレランで気持ち良さそうだった。そうなんだよねー、トレランだと行動範囲が広がるのよね。こんな大きな山でトレランも気持ち良さそう。
●お会計
・キャンプ場1,300
・お風呂700*2
・夕食ソースカツ丼+缶ビール1,200+250
・買い出し2,000
・駒峰ヒュッテ6,000
・スーバードライ600*3
・水500mlペットボトル300*3
・昼食アジフライ、ゼロビール950+180
・高速+ガス代割り勘8,750
合計24,730
●持ち物反省
不要だったもの
・ワラーチ ⇒小屋のサンダルがたくさんあった
持っていけばよかったもの
・イヤホン ⇒これでも厳しかったかも。。。
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