白峰南嶺 伝付峠〜笊ヶ岳🐤 新倉↑ 老平↓

2024年08月08日(木) ~ 2024年08月10日(土)

• GPS: 56:00
• 距離: 29.1km
• 登り: 2,929m
• 下り: 2,948m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:54
• 休憩: 1:27
• 合計: 8:21

8:23 スタート地点
8:23 田代入口
10:05 10:24 発電所駐車場
11:45 11:49 八丁峠
12:05 12:44 木橋
13:20 13:34 東京電力管理小屋
14:21 出合
16:16 16:27 伝付峠水場
16:44 伝付峠

2日目

• 山行: 5:15
• 休憩: 2:21
• 合計: 7:36

7:34 伝付峠
8:17 8:20 林道終点
9:35 10:00 天上小屋山
11:08 11:25 生木割山
12:17 13:36 上倉沢水場分岐
14:20 14:37 椹島下降点
15:10 笊ヶ岳

3日目

• 山行: 5:59
• 休憩: 1:30
• 合計: 7:29

7:34 笊ヶ岳
8:28 8:38 布引山
10:01 10:14 桧横手山
11:29 山ノ神
12:00 13:07 広河原
14:01 タケ沢吊橋
14:29 林道終点
15:03 老平駐車場

天候

1日目　はれ
2日目　くもり夜半あめ
3日目　くもり

アクセス

利用交通機関：

自家用車

老平（笊ヶ岳登山者用駐車場）にクルマをとめました。そこから大島バス停まで自転車で移動。大島から登山口の新倉までバス。

早川町乗合バス　予約不要
大島　0755　→　伝付峠入口　0816
600円　（運賃400円　手荷物200円）

老平から大島まではデマンドタクシーも利用できます。前日予約必要です。
老平　0657　→　大島　0707
200円　（運賃200円　手荷物無料）
（角瀬タクシー　0556-45-2062）

コース状況／危険箇所等

新倉〜伝付峠
田代発電所までミキサー車やダンプなど大型工事車両がしばしば通行します。
保利沢小屋から上部で一部不明瞭です。下草がのびてやぶっぽくなっています。

伝付峠〜布引山
一般登山道です。

布引山〜老平
本コースの核心だと思います。
比較的明瞭ですが急坂多く危険です。転滑落すると致命的です。

＜水場＞
新倉
　駐車場からすぐ。豊富に湧いています。
伝付峠
　新倉ほどではありませんが、登山道わきにじゅうぶんな量が出ています。
　峠から空身でくだり5分、のぼり6分ほどでした。
　（山と高原地図上表記　往復25分）
偃松尾山と椹島下降点の間
　分岐から西の上倉沢におります。道は明瞭です。
　急がずともくだり6分、のぼり8分ほどでした。アルバイト感はありません。
　（山と高原地図上表記　往復45分）
広河原
　汲み放題です。
老平
　駐車場わきに水道があります。飲用可能な集落の上水道だと思います。

<テント場>
保利沢小屋横
伝付峠一帯
生木割山
上倉沢水場分岐
笊ヶ岳
布引山
桧横手山
広河原

その他周辺情報

花梨
南巨摩郡身延町下山237-1
0556-62-1397

写真

8/8 7:27

今回も自転車が活躍します。大島バス停まで5キロ15分。くだり基調でらくらくです。

8/8 7:57

お客さんは自分ひとりでした。

8/8 8:23

伝付峠入口バス停から徒歩1分。

8/8 8:38

汲んでいきました。おいしいのですが、沢沿いにのぼりつめるし、峠下でも確保できるので、汲まずに軽量化すればよかったです。

8/8 9:27

10トンダンプが路肩すれすれに通り過ぎていきます。

8/8 10:03

発電所入口です。このすこし手前にバリケードがありましたが、一般車両も特に規制なさそうなので、ピストンの場合はマイカーを使えば時短できるのではないでしょうか。

8/8 10:11

おそめのあさごはんです。

8/8 10:33

崩壊林道をのぼっていきます。

8/8 10:37

内河内川を右岸へ横切ります。

8/8 11:02

急坂です。

8/8 11:25

ざれていますが整備されています。

8/8 11:31

人工物は答え合わせになり安心します。

8/8 11:47

急坂をのぼりつめると八丁峠です。

8/8 11:48

営みのあとを確認できます。

8/8 11:58

ゆるやかにトラバースします。

8/8 12:06

木橋まで来ました。細身でたよりなさげですが、見た目以上に安定しています。

8/8 12:12

きもちよいところです。

8/8 12:17

濡れ鼠になるほど汗だくだったので生きかえります。

8/8 12:20

おひるごはんです。おうちでつくってきたクロックムッシュ。ちょっぴりチーズが焦げすぎましたが美味です。

8/8 12:43

30分も休みました。

8/8 13:20

保利沢小屋です。

8/8 13:22

心理的に渡りたくなりますが不正解です。

8/8 13:34

クルっと橋を背に180度回転です。

8/8 14:01

ところどころ不明瞭です。おちついてルートファインディングします。

8/8 14:21

取水口です。

8/8 14:39

荒れています。

8/8 15:35

重荷が両肩にくいこみます。食料5日分がずしりと響き牛歩です。

8/8 15:43

からまつの美林帯です。足もとも笹原で美しい。ここまで標高をあげてくると道ははっきりします。

8/8 16:17

峠下の水場。すぐ目の前のスペースに1〜2張りいけます。

8/8 16:36

さるおがせがガスと相俟って幻想的です。

8/8 16:45

まだひとつもピークふんでないけど達成感があります。

8/8 16:49

おなじみの看板です。

8/8 17:16

テント設営しようとリュックを持ち上げた瞬間、ハーネスが逝きました。一瞬あたまがまっしろになりました。

8/8 17:29

さいわいハーネス上端のループが生きていたので細引きで接合をこころみます。なんとか姑息に処置できました。計画半ばですがすぐさま撤退を決定します。

8/8 17:39

リュックが気がかりですが、ひとまずおちついて一晩からだを休めます。

8/8 18:47

散歩しました。

8/8 18:50

同定がむずかしいですが、手前に千枚岳さん、丸山さん、奥が悪沢岳さんでしょうか。

8/8 18:52

まんなかやや左が赤石岳さんと小赤石岳さんぽいですね。いちばん左が聖岳さんなのかな。

8/9 5:56

原始の森にあさひが差し込んでかがやきます。

8/9 6:03

一等地です。

8/9 7:34

2日目。

8/9 7:38

ほどなくして二軒小屋歩道分岐です。

8/9 7:43

ここは左です。

8/9 7:46

数少ない展望所です。右は蝙蝠岳さんでしょうか。

8/9 8:17

林道終点です。

8/9 8:19

鋭角に折り返すようにして山道に入っていきます。

8/9 8:22

8/9 8:26

美しい森です。南アルプスの深い味わいです。

8/9 8:42

道幅が細いです。恐怖感はありませんが気のゆるみが滑落につながります。

8/9 9:35

目を凝らすと天上小屋山さんと書いてあります。

8/9 9:37

ひと休みします。

8/9 10:00

あっちに行きたかったです。

8/9 10:04

ピークを過ぎたところにりっぱな看板があります。

8/9 10:38

南アらしくきもちよいです。

8/9 10:59

まりもさんみたい。

8/9 11:08

展望はありません。

8/9 11:40

ガレ場に出ました。ふちを歩きます。比較的フラットなので恐怖感はありません。

8/9 11:58

偃松尾山分岐です。山頂は直進ですがスルーして右に直角に曲がります。

8/9 12:10

急坂です。

8/9 12:17

炊事用とあしたの飲用を汲んでいきます。

8/9 13:13

おひるごはんを食べてから汲みにいきました。

8/9 13:16

てさげ持ってきてよかった。

8/9 14:12

ちらっと見えるのは笊ヶ岳さんきょうだいかな。

8/9 14:35

下降点通過。

8/9 14:37

もうひとふんばり。

8/9 14:52

さいごがしんどい。

8/9 15:03

山頂北側のスペース。

8/9 15:17

8/9 15:24

小笊ヶ岳さん。

8/9 15:24

遠くは見えません。あきらめてテントでもぞもぞしていました。

8/10 4:35

3日目。

8/10 4:51

手前布引山さんが案外遠く見えます。奥には稲又山さんや青薙山さん。

8/10 4:51

右に上河内岳さん。まんなかずっと奥は池口岳さんかしら。

8/10 4:52

左から上河内岳さん、聖岳さん、赤石岳さん。

8/10 4:52

赤石岳さん、荒川三山。

8/10 4:52

左悪沢岳さん。まんなかに塩見岳さん。右に白根三山。塩見岳さんと白根三山のあいだ、ずっと奥は仙丈ヶ岳さん。

8/10 4:54

北岳さんの右に鳳凰三山。

8/10 4:57

うっすら。👀

8/10 5:19

おはよう。🌞

8/10 5:28

影笊ヶ岳さん。

8/10 6:31

山頂から徒歩30秒。

8/10 7:04

はやくもガスが。

8/10 7:06

ちょこんと浮かびあがっています。

8/10 7:30

さようなら。

8/10 7:45

10分あまりくだったスペース。

8/10 7:50

このあたりの風景もすき。

8/10 7:55

おおよそ200くだって150のぼります。

8/10 8:28

8/10 8:41

布引山さんでひとやすみして出発。

8/10 8:48

布引大ガレです。

8/10 8:50

稲又山さん見えません。

8/10 9:09

標高2350付近。

8/10 9:17

急坂が連続します。

8/10 10:02

8/10 11:08

標高1450付近。

8/10 11:29

山の神通過。

8/10 11:41

気が抜けません。本気であぶないです。

8/10 12:00

広河原が見えました。

8/10 12:02

おひるごはんにしました。

8/10 12:22

瀬尻で入浴と洗濯。

8/10 13:07

また1時間も休みました。

8/10 13:22

だいぶおりてきた感じがしますが、距離的にはまだ半分です。

8/10 13:37

あいかわらずだけど直す予定はないのかしら。

8/10 14:01

ここは立派。

8/10 14:11

廃屋通過。

8/10 14:29

林道終点です。

8/10 15:03

帰還できました。感謝です。

8/10 15:07

下山までもってくれました。ほんとうにありがとう。

撮影機器：

E-M5MarkII OLYMPUS IMAGING CORP.

装備

個人装備

ドライレイヤー 長袖シャツ フリース ダウンジャケット パンツ くつ下 手袋(予備1) 雨具 帽子 着替え(長袖シャツ　下着　くつ下) くつ リュック 行動食 非常食 食材6日分 調味料 ごみ袋 ハイドレーション 給水用ソフトボトル×2 バーナー ガスカートリッジ×2 ライター コッヘル 地図 高度計 コンパス ヘッドランプ (予備1) 乾電池 日焼けどめ トイレットペーパー 携帯電話 速乾性タオル ナイフ カメラ 三脚 テント テントマット 細引き ランタン シュラフ シュラフカバー ラジオ 鈴

感想

IwIwab

荒川岳さん赤石岳さんまでぐるっと1周しようと思ってたけど、ショルダーハーネスがちぎれたので計画中止しました。メンテナンスしていなかったのがよくありませんが、フレームがここまで腐食していたとはびっくりです。

ほかに登山者もいない。営業小屋もない。助けを求められない山域、悪いタイミングでトラブルにあいましたが、そんなに都合よくいくわけもなく、いつでもどこでも対処できる準備が必要なことは言うまでもありません。

常日ごろの道具の手入れがだいじなのだといまさら学習しました。たとえばほかにもテントポールのショックコードは10年以上異常なく機能しており使いつづけていますが、交換したほうがよさそうです。

北は根室のランチウェイから南は屋久島まで、いままでじぶんのパートナーになって支えてくれたテント泊用のリュック。いつからのつきあいか明確に思い出せませんが、すくなくとも15年は酷使してきたことを鑑みるとさすがに寿命なのかな。日帰りリュック以上に愛着があってお別れするのは忍びないきもちです。どうしようかしら。