八ヶ岳全山縦走 山小屋二泊三日
- GPS
- 56:00
- 距離
- 37.9km
- 登り
- 3,932m
- 下り
- 3,771m
コースタイム
- 山行
- 6:45
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 7:50
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 7:50
天候 | 1日目:晴れのち雨 2日目:晴れのち曇り 3日目:快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
復路:蓼科山登山口-茅野駅 バス |
コース状況/ 危険箇所等 |
・観音平-編笠山:樹林帯の登り。押手川からは岩の多い急登です。 ・編笠山-権現岳:青年小屋まで急な下り。ギボシ付近は鎖もある岩場のため注意が必要です。 ・権現岳-キレット-赤岳:キレット小屋に水場あり。キレット通過に際して特別な登攀技術などは必要ありませんが、通常の登山で「岩慣れしている」程度の経験はあることが望ましいと思われます。登山道は急峻で非常に高度感があります。要所に鎖有り・ステップも切ってありますが浮石が多く、落石に注意が必要です。濃霧時にはルートロスに注意。各所にペンキの目印があります。 ・赤岳-横岳-硫黄岳:横岳は鎖・梯子が多く、注意が必要です。横岳から先、危険個所はありません。 ・硫黄岳-天狗岳:夏沢峠から箕冠山までは樹林帯になります。根石岳山荘に水場あり。 ・天狗岳-にゅう-高見石小屋:麦草峠までは岩が多い道。以後は雰囲気のいい森林の道ですが、にゅうから先は泥濘が酷く、滑りやすいため神経を使います。白駒荘に水場あり。 ・高見石小屋-北横岳:泥濘に注意。茶臼山へは急登です。 ・北横岳-蓼科山:天祥寺原から蓼科山へ向かう場合、誤って双子池方面へ下ると大きなタイムロスとなるため注意しましょう。双子池へは大岩だらけの道が続き、ヤブにも悩まされます。天祥寺原から将軍平までは沢筋の急登。 ・蓼科山-蓼科山登山口:急な下りです。バス便が少ないため時刻表要確認。 |
写真
感想
今年の夏休み遠征は八ヶ岳全山縦走。「全山縦走」っていう響きがなんかかっこよくてやってみたかったんですよね。
初日は祖母の別荘に泊まり、タクシーで観音平へ。編笠山の急登で友人は既にバテ気味でしたが、山頂からはこれから歩く八ヶ岳の山々はもちろん、南・中央・北のアルプスや富士山まで一望。ここからの南八ツの眺めが見てみたかったので満足です。
権現岳を越えると、徐々に近づく赤岳とキレットの険しさに圧倒されます。キレットに取り付いてみると遠目で見るより道はしっかりしていてステップも多く、難易度は思ったほどではなかったです。しかし両手を使うような急な岩場が続き、浮石も多いため通過には注意が必要。人が多いときは特に落石の危険が高そうな場所です。
赤岳に着く頃には雨が降り出し、小屋に入ると本降りに。夕方まで寝て起きると雨は上がっており、夕暮れの山を眺めることが出来ました。
翌日、友人がヘッドランプを忘れたというので阿弥陀でのご来光は断念し、山頂で観賞。この日も午前中は天気が良く、前回訪れた時はガスっていた横岳・硫黄岳も快晴で、雄大な眺めを楽しめました。天狗で軽くガスったのは少し残念でしたが…。
阿弥陀の分の時間調整で立ち寄った「にゅう」はガスで展望が無く残念。ここから白駒池を経由し、宿泊地の高見石小屋までは泥濘が多く難儀しました。
最終日は早立ちし、丸山でご来光と朝食。北八ツはこれまで越えてきた岩峰群と比べ穏やかな印象ですが、泥濘と岩の多い登山道は意外に体力を奪われます。友人が疲れたというので雨池山と三ッ岳は巻き、坪庭経由で北横岳に登りました。
北横岳から降りる道を間違え、1時間半ほどロスするというアクシデントもありましたが、結果的に元のルートと合流して蓼科山に登頂。最後にふさわしい急登を越え、山頂に立った時の達成感は中々のものでした。歩いてきた山々はガスの中で見えませんでしたが…。
最後は蓼科山登山口へと急降下して無事終了。ほぼ全日程で天気に恵まれ、最高の登山となりました。
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