すっかり秋山の苗場山 スキー場エリア詣で
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,344m
- 下り
- 1,346m
コースタイム
- 山行
- 7:17
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 7:38
天候 | 晴れ→曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場〜かぐらゴンドラトップ〜登山道入り口:ひたすらかぐらエリアへのアクセス道路を進めばOK。登山口はかぐらメインの急斜面手前から山に向かって右にそれて樹林帯の道を進みます。 登山道入り口〜神楽ヶ峰:しばらくはトラバース気味だが、やがて滑りやすい石道を進む。ところどころスキー場のコースと交差する箇所がありますが、現在はそちらへは迷い込まないようにか熊笹が伸び放題のままにしてあります。これが2ヶ月もすると雪景色なのだから不思議な気がしますね。 祓川沿いの第五ロマンスリフトのベースからかぐらメインへの滑走ルート中にトラバース箇所があるのに違和感があったが、登山道に当てない配慮ゆえと思われます。 第1クワッド終点は下の芝の少し上、中の芝の下であるが登山道を歩く限り、よくよく観察しないとおそらくわからないと思う。 第5ロマンスリフトのトップのすぐ脇を通過するし、実はコース上を歩いているのだが多分指摘されないとわからないと思う。 一番上のリフト最上部を越えるとやがて開けた中の芝、その直ぐ上に上の芝となり、小松原分岐から左に撒いて神楽峰に到着。ここまでだいぶ登っており、かつ傾斜が緩いところも少ないので意外とここまでで疲れるかも。神楽峰が眺望がとれないのが実に残念。 神楽峰〜雷清水〜苗場山:神楽峰から結構下ります。その分、ここまでの登りの疲れも含み、雷清水の清水が実に美味いです。帰りは給水しました。雷清水の少し下が最低鞍部でこのあたり痩せ尾根かつ崩落気味となっており、抜けた地面に落ちないよう注意を。一山撒いて苗場山に向かって直登を登る。登りきると突然、東方の谷川連峰見晴らし場があり意外に思うや、大湿原が広がります。事実上ここで登りは終わります。ピストンだと帰りの下りと稜線歩き、神楽峰への登りがきついです。 苗場山山頂域:極めて広々とした高層湿原が広がり、標高が高いため少し早めに草枯れの紅葉が見られます。平ヶ岳もこういう景観ではあるものの、高層湿原の馬鹿でかさとそこに至るまでの厳しめの道とが実に好対照の山だと思います。 小松原分岐〜神楽峰・中尾根鞍部:上の芝の少し上にあるこの分岐。この分岐まで登ってしまうと神楽峰・中尾根鞍部へルートは深い藪と薄い踏み跡とで非常に歩きにくいです。あまりにひどくて反対のピークまで行くのを諦めました。小松原方面は冬滑走で湿原が雪で埋まった跡に上の芝付近の分岐で進むものなのでしょう。冬道はここからできており、そちらに行ったと記憶しています。当時の写真や記憶と、今回の景色からすると冬にスキー登行したのはこちら方面の一番最初のピークだったのかと思います。周りの山を眺める分にはここの偽ピークの方が断然良いと思います。かぐらからの山滑走を参照ください。 |
その他周辺情報 | 道の駅 みつまた+宿場の湯:車で下りてくるとここに勝手に着くと思います。 道の駅の食事は美味でした。宿場の湯はこの界隈の温泉施設としては良心的な価格設定の500円。いずれも綺麗な建物です。この宿場の湯 かぐらエリアが滑走可能になるとスキー客でごった返すので要注意です。 |
写真
感想
今週もまた、土曜は快晴で日曜は雨模様。調べた感じではどこも五十歩百歩でしたので、コースタイムが短いか、見所が天気に寄らないか、いくつかの候補の中で数日前の豪雨災害のそばははばかられるというのもあり、日光白根はやめ、天候不順では危険かと武尊はやめ・・・。
色々考えて苗場山山頂湿原が見所である思い苗場山登山としました。
スキーシーズンが関東近郊のスキー場で最も長いかぐらスキー場かぐらエリアへは散々シーズンインの11〜12月とシーズンオフ(GWとか)によく通ったものです。
特に思う存分GWに滑れるのはここか白馬の八方、五竜上部くらい。月山と奥只見丸山はベストシーズンだが遠すぎし・・・。
登山口の和田小屋、かぐらゴンドラ山頂駅は自分にとってはホームタウンのよう。
ここからかぐらメイン、ジャイアントなどの急斜面を見ると血が騒ぎますがその方向は2ヶ月後以降のお楽しみということで。
昨年に来た時は上の芝あたりから確か神楽峰でない側にシール登行し、スキーで下ったと記憶しています。シール外し後の滑走性の悪さでちっとも下れず難儀しました。(レコ有り)
登山そのものの楽しさで言えば、観光の要素も含めて秋山郷に回って、素直に登り、広大な湿原帯を堪能するコースもありなのですが、雪がある状態なら良く知っているかぐらスキー場かぐらエリア+連絡コース上部を登山道とするこのルートがどんなところなのかを知りたいという思いもあって祓川ルートを採用しました。
湯沢町三俣からはアクセスはいいもののとにかく登山道が長いし、存外に樹林帯の急な登りが延々続きます。下部の下の芝付近までは水溜り振りがきつく、中の芝辺りまで行かないと傾斜湿原もイマイチではありました。
雷清水はうまかったです。そこからの急登もきついですが、その分突如現れる山頂部に広がる大湿原は圧巻でした。
苗場山山頂湿原は想像を越えていました。ひたすら登った先の平ヶ岳も似た様相ではありますが、広大さが抜けています。苗場山の湿原地帯はすっかり秋です。
まだ花咲くものもなくはないですが、草が黄土に枯れ、葉は赤みがかり、多数広がる地塘の数々は圧巻でした。
到着した9時時点では寒いくらいで山頂の苗場ヒュッテでは中に入って暖があったのをありがたく思えるほど。トイレを使わせてもらいましたが、寝床含めいい感じでした。
ちょうどヘリで荷を2回に分けて運搬中。着いた時はちょうど到着待ち+荷入れ中でなかなか立ち会えないところに当たりました。ヘリの荷下ろしの瞬間を撮れなかったのが残念。
湿原散策後に食事お願いしようかとも思いましたがやめました。
感じが良かったので上で宿泊して豪快に縦走もありだなあと。
帰りは小松原分岐から別もピーク側に行ってみようと試みるも、誰も歩いておらず藪薮で頓挫。あちらへは冬山シーズンに上の芝付近から枝分かれしていくところのようです。
なお、スキーシーズンは和田小屋の脇から上がる第一クワッドに乗って下の芝付近から、または第5ロマンスリフトが動くと中の芝付近からのハイクアップとなります。
冬になるとまず近づけない苗場山に行って来れたことが嬉しかったし、驚くほど広大な大湿原に圧倒されました。
和田小屋から神楽峰が意外にきつく、景色もあまり見えず、景観だけなら冬に来た時の方が良かったようにも思えますがそれはそれですかね。
とにかくお盆前半を境にして悪天候が続きすぎており、またいつも日曜は午前どうにかという状態が続いています。越後山地の東方、尾瀬以東域の山々に沿って豪雨が降り続いた10日の豪雨災害は心が痛みます。
シルバーウィークは頼みますから暴風、豪雨だけは勘弁を。
白馬、五竜、鹿島槍のピークそのものは良いとして、念願の不帰、八峰キレットを経る後立山稜線縦走ができなくなってしまいます…。防寒の準備を整えて対応します。現状、まずまずだがどうしようもないことはなさそうでひとまずは安心ですが…。
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