大滝山 大滝山荘に泊まりたくて冷沢から往復
- GPS
- 10:22
- 距離
- 28.2km
- 登り
- 2,253m
- 下り
- 2,252m
コースタイム
- 山行
- 5:51
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 6:12
天候 | 一日目 曇り時々晴れ 二日目 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
三郷スカイラインを走行し 冷沢登山口駐車場に駐車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・冷沢登山口駐車場〜冷沢登山口 展望台まで舗装車道、以降冷沢まで緩やかな登りの未舗装道 ・冷沢登山口〜鍋冠山〜大滝山 登山道、標識共に整備された登山道、 冷沢登山口から冷沢・小倉分岐迄番号のついた小プレートもあり 歩き易く、危険個所はありません |
その他周辺情報 | ファインビュー室山 https://fineview.co.jp/ 初めて寄ってみましたが、安曇野、松本市街の大展望の温泉 日帰りも宿泊もでき、露天風呂からの眺めも最高♪ 殊に夜景は素晴らしいかと… |
写真
感想
鍋冠山に登ったのは2011年晩秋、ヤマレコに投稿を始めた年。
ほぼ平坦な稜線上にある山頂標識の向こうに続く道を見て
仄かに憧れを抱いたのですが、いつの間にか年月が過ぎておりました。
体力に自信が持てない年齢になり、長い道のりに不安を抱え、
大滝山荘にも泊まりたくて(営業期間がとても短いのです)
天気に焦りを感じつつ、一泊の赤線繋ぎの計画を立てました。
冷沢登山口駐車場は、案内板前に10台以上駐車できるスペースがあり
センサーで灯る最新式トイレもあり、初めての山に来た感じ。
しかし、そこからの長い未舗装道歩きは変わっていませんでした。
冷沢登山口までの一時間の廃道に近い道は三郷スカイライン。
この道が上高地に通じる主要道路になっていたら、
景色はどう変わっていたのでしょうか?
懐かしい鍋冠山を往復した道の記憶は殆どなかったものの、
現在も笹が幅広く刈られ、整備の行き届いた登山道が有難く、
この登山道を守り続けて下さる地元の方々の陰の力を感じます。
鍋冠山頂上で一息入れ、とうとう未踏区間に足を踏み入れ、感慨一入。
かつて播隆上人も槍ヶ岳開山を目指し歩いた道かと思うと、
原生林のような針葉樹林帯も温かく見守ってくれている親近感が…
尾根近くで一瞬晴れ間があり、天気の好転を期待させたのに
蝶ヶ岳に繋がる稜線に合流すると雲の切れ目に槍の穂先が僅か、
やや右のピークはいつも最高と思う絶景ポイントなのですが、
今日は大展望という訳に行かず、諦めました。
大滝山頂上も視界がなく、でもその分涼しくて、ゆっくり休憩し
大滝山荘でもゆっくりお昼寝(結構自分としては珍しいかも)。
最後の急坂はきつく、かなり疲労していたと思われ、
無理の利かない年齢になった現実に直面し、意気消沈。
二日目は、朝食が四時半からでしたから、五時少し過ぎに出発。
大滝山北峰は、残念ながら全く視界がなく
もうこの尾根を歩く機会はないかと思いつつ、分岐を後にしました。
きつかった登りも、下りには足がどんどん前に出て快調、
尾根歩きの楽しさに、しみじみ、尾根歩きは止められないと実感。
よく手入れされた道はトレランにも最高ではないかと思います。
鍋冠山に登った日には、全く知らなかった播隆上人の歩いた道を、
最近読んだ「槍ヶ岳開山」の記憶と共にこうして歩き、
不勉強な自分に神様が価値ある機会を与えて下さる為に
長い空白の時が流れたのかと、ふと思い当たる山行でした。
コメント
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