青空の北岳登頂、でも下りの時は暴風にさらされました。
- GPS
- 32:00
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,914m
- 下り
- 1,914m
コースタイム
天候 | 9/12 快晴 夜は満天の星、ただし夜になって暴風 9/13 風は強いものの、日の出はバッチリ見えた。 ただ、7時過ぎから荒天になり、稜線及びトラバース道は暴風でした。 八本歯のコルを降りた辺りから風は当たらなくなり、天気も好転しました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
9/12 4時過ぎの時点で、なんとか入り込めた。 このあとからきた車は、順次だい5,6〜8と下がっていったとのこと。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
雪は一切無し。 八本歯のコルも丸太の階段がたくさんありますが、ちゃんとのぼれれば問題なし。 |
写真
感想
9/12,13で、テン泊で北岳に行ってきました。
去年にも9月に行ってるから、2年連続(^^)
今回も、楽しい仲間たちと一緒です。
6月に一度、キタダケソウを見に行こうと企画した見たら、なんと20名くらい集まってくれたんですが、当日は荒天だったので、泣く泣くやめにしたやつの、再チャレンジです。
とはいっても、来年の6月に正式にリベンジすることになっていますが・・・
今回一緒にいくのは6名、途中合流が1名の計7名です。
5:15の芦安発の始発バスに乗ろうと、駐車場に4:15くらいにはついたんですが、第2も第3も満車とのことで、第4に駐めました。
久しぶりの晴れだからみんなやっぱり来てますね〜
俺たちは、5:15の始発には乗れなかったけど、5:30くらいの甲府?からくる便に乗ることが出来ました。よかったよかった。
(ちなみにタクシーは、5時位には全車出発してました)
一時間くらいバスに揺られて、広河原到着
トイレが大渋滞で、だいぶんと時間を食ったけど、さあ出発です。
吊橋のところから、山を見るとくっきり見えてる〜
こりゃ、テンションあがるわな(^^)
吊橋を渡って、広河原山荘で登山届出して、登山開始。
最初はなだらかかとおもいきや、ちゃんとのぼってます。
俺は1ヶ月ぶりの登山で、しかもテン泊装備なので足が重〜い。
でも、木々の間からこぼれる日差しと仲間と一緒の楽しさが、辛さを忘れさせてくれます。
やっぱ、やまはいいね。
二俣までは、基本的に沢沿いルート
沢をなんどか、橋で渡りながらのぼります。
沢沿いは風が気持よくていいよね〜
水はきっちり冷たいし(^^)
二俣の手前くらいから、登山道に気もなくなるから、上の方まできっちり見えます。
登るべき稜線と、頭の上は青空〜
振り返ると、鳳凰三山
っていう、ステキなのぼりでした。
途中で何度か休憩し、二俣で大休憩
本来は、右俣からあがって、肩の小屋経由で北岳に行く予定でしたが、少し時間がかかったので、左股から上がって北岳を目指すことに。
八本歯のコルまでの、丸太階段のオンパレードには、きついけど笑っちゃいました。登山道整備してくれてる方に感謝ですね。
バットレスも、目の前にど〜んとそびえてて、めっちゃかっこいい。
しかも、のぼってる人がいる〜
人間業じゃないで、あれは。
八本歯のコルからは、天空の稜線歩き。
眼下は雲海、その先には、富士山が見えてる(^^)
テンション上がる瞬間やね。
ここは楽しいところです。
あとは、酸素薄いのに耐えながら、少しずつのぼってく。
北岳山荘の分岐のところに、ザックをデポして、身軽になって山頂へ〜
これ越えたら山頂やなってのを2回位してから、いよいよ山頂へ〜
しかも快晴、ガス無し、360度見渡せる〜
感極まって泣いちゃう人もいたり、ハイタッチで喜びを分かち合ってたら、反対側から、誰かが近づいてくる。
あっ、○さんだ!!!
仕事の関係で、遅れて出発してた、もう一人の山仲間と、なんと山頂での遭遇。
図ったわけじゃなく、まったくの偶然でした。
あれはびっくりしたし、うれしかったね〜
で、これまた、別の山仲間の人に集合写真を撮ってもらう。
ありがとうございました。
山頂で、写真をとりまくり、ひとしきり遊んだあとで、北岳山荘にむかいます。
テン場はいいところは全部埋まってました。
なので、すき間を見つけて、そこに張る感じ
ま、この時間ならしょうがないかな。
テント張ったら、みんなでごはん。
まずは乾杯、そのあとは山めし〜
いつもよりめっちゃ豪華なごはんを食べることが出来ました。
暗くなったところで、テントに戻る。
俺は、あっという間に寝てしまいました。
この時間くらいから、風が強くなり始めてました。
で、21時頃起きて、外を見ると満天の星
でも、風強いし寒そうだなあと思ってたけど、思い切って外に出ることに
出てしまえば、そんなに寒くなかったなあ
富士山とか、天の川とか、光文字とかを撮りながら一時間くらいあそんでました。
月はなく、星はきれいだったんだけど、甲府の街明かりが思いの外明るかったなあ。
で、この時、事件発生
みんなでテン場の真ん中辺りで、星を撮ったりしてたんだけど、真っ暗な中、なんか異様な気配を感じたのです。
で、そっちを見てみると、さっきの雰囲気と少し違ってる。
あれ、あそこには、Kさんのテントがあったはずなので、見えないなあと
おもって、もう一度しっかり見てみると、テントがこっちに向かって横倒しになってる〜
しかも、一回転半くらい回って倒れてました。
ペグも打ってたし、中に荷物も入ってたのに、ペグを飛ばして、なかの荷物ごとゴロンゴロンと転がってきてた。
いやはやびっくらこいたなあ
こりゃ大変ってことで、慌ててみんなで、元に位置に戻して、石で張り綱をしっかり固定したけど、当の所有者は、別のところに星撮影に行ってていない・・・
うーん、いた方が面白かったのになあ
設営や撤去の時に飛ばされてるテントは見たことがあるけど、固定されて荷物も入っているテントが転がってきたのは初めてでした(^^)
気をつけないとね〜〜〜
この体験、おれはどうってことなかったんだけど、テン泊の浅いメンバーには衝撃的だったらしく、テントで就寝してからも、風の音に加えてテントが転がる映像がフラッシュバックされてなかなか寝れなかったらしい。
風は、夜中からさらに強くなり、フライがバタバタと夜中ずっとうるさかったかな。(寝てたので・・・)
で、3時半頃起きて、ご飯の準備して、そのあと外に出てみると、日の出前のマジックアワー、来た〜〜〜
何回も書いてるけど、晴れてる日の出前のこの時間が一番好き(^^)
黒から青、オレンジと変化する感じがたまりません。
この後、めっちゃきれいな日の出も見れました。
で、この日の予定では、テントはおいといて、軽装で間ノ岳まで行って、戻ってきてテント撤収して下山だったんですが、雨が降ってくるかもという予想で、とりあえずテント撤収して、ザックにしまい、ザックを小屋にデポさせてもらって、間ノ岳に行く方針に変更しました。
せっかく乾いた状態のテントなのに濡れると嫌だもんね〜
すべて撤収し、ザックもデポさせてもらって、間ノ岳に向かって歩き出した時は、風はそこそこ吹いているものの、雨は降ってなかった。
間ノ岳方面もみえてたし・・・
5〜10分位歩いたあたりで、メンバーのひとりが足をひねったので、今日は下山も長いし、間ノ岳行っても、天気が微妙だから、みんなで引き返そうということになりました。
この時点では、雨は降ってなかったんだよね。
で、引き返してきて、北岳山荘に着いた頃から、雨が降りだした。
山荘に避難させてもらって、ひねった人は、場所を貸してもらってテーピングしたり、お茶を頂いたりしているうちに本降りに!
やみそうもないし、ある程度降りたら、雨も止むかなと思って、下山開始。
みんな、完全雨仕様です。
歩き出したはいいものの、トラバース道のあたりから、風がビュービュー
雨は横なぐり、時折こおり混じりかな的な感じの暴風状態に!
あ、雨はそんなにひどくはなかったですけどね。
北岳山荘から八本歯のコルまでのトラバース道は、きっちり整備されているものの、高度感もあり、風が吹くと身体が持って行かれそうになるので、かなり気をつかいました。
それなりに、経験を積んできたメンバーも、あの風はなかなか体験できないくらいのレベルだと言ってましたし、おれも風の怖さをしっかり思い出しました。顔が痛かったもん。
なので、慣れていないメンバーはかなり怖かったと思います。
しかし、みんなで協力し、声掛け合って、無事通過することが出来ました。こういうとき、頼りになる仲間っていいなあと思いますね。
八本歯のコルから下は、風もなく雨もやんで、かなりホッとした。
降りるにしたがって、天気も回復していったので、よかった。
途中でカッパも脱いで、ザックカバーも外して、普通仕様に戻って歩けました。
振り返ると稜線は雲に覆われてたけどね。
二俣からは、もう大丈夫。
いつもの感じで、さくさく降りました。
今回の山行は、いろんなことを学べるいい山でした。
青い空、白い雲、富士山、どこまでもつづく稜線や、仲間との信頼関係とか、うまいごはんやお酒とか、最高やったなあ。
やっぱり山はいいね(^^)
やま最高!!!!!
こんばんは。
山の天候の急変は恐ろしいですね。
こんな青天井の翌日はテントが飛ぶほどの嵐ですか。
高い山だけに下山も難渋したことでしょう。
写真から南アルプスのでかさが伝わってきます。
実際行ったらもっともっと、なんでしょうけどね。
私もこんなでかくて開けっぴろげでどこまでも続く稜線を歩きたいなあ。
九州では高度では森林限界を越えられないから
開けっぴろげな稜線というとどうしても火山ってことになるんだけど
その火山が今どこにも行けない感じでちょっと残念ですが、
行けるところには今のうち行っておこう、そんな感じです。
天候急変は、ある程度わかっていても大変でしたね~
今回はメンバーがしっかりしてたから心配なかったけどね
九州とは、やっぱり違う感じやね
阿蘇とか桜島とか、今活発だよね
気をつけて!
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