仙丈ケ岳 駒津峰 楽ちんテント泊
- GPS
- 32:00
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,879m
- 下り
- 1,878m
コースタイム
8:30北沢駒仙小屋-9:30仙水峠-11:30駒津峰12:10-13:00双児山-14:30北沢峠-14:50北沢駒仙小屋
【2日目】仙丈ケ岳登頂
5:30北沢駒仙小屋-6:00二合目合流地点-7:00大滝の頭-8:05小仙丈ケ岳8:15-9:25仙丈ケ岳
9:50仙丈ケ岳-10:15仙丈小屋-10:45馬の背ヒュッテ-11:15大滝の頭-11:40二合目合流地点-12:10北沢駒仙小屋
天候 | ずっと晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
やっとの思いで取った有給休暇。
腰痛が気になるので、ベースキャンプで軽々行動できる場所を選びました。
とはいえ、前日までの仕事でクタクタ、連日の暑さでバテバテ。
いつもと違うルートで高速に乗ったら時間ばかりかかってしまい
芦安からのバスに間に合わなそう・・・。
そうしたら夜叉神から鳳凰三山に変更だなと考えながら芦安に到着。
駐車場への角でガードマンに止められ行き先を聞かれます。
広河原に行きたかったんですけど、もう間に合わないですよね。(このとき3分前)
まだバス出てないよ。乗りたいなら止めておくから!(即無線で連絡)
・・・マジですか!?
あまりのおおらかさに感謝感激。バスのスタッフの方たちはしきりに慌てなくていいと言ってくれます。
でも乗客の皆さんの目が痛い。ごめんなさい、すぐ行きます。
靴はいた、ザック持った、ストック持った、あぁ・・・小物はビニール袋に詰めてけ!!
バスのおじさんが何度も忘れ物がないか聞いてくれます。
ありません!と力強く答えて乗り込んで、空席に滑りこむ・・・隣のおじさんごめんなさい
出発してすぐ携帯がないことに気づきました。でももう仕方ない。
くぅ、こんな虫よけネットより重要なものがあったろうに・・・。
広河原まではくねくね山道を1時間。
睡眠不足・空腹でがっつり酔いました。ううぅ気持ち悪いよ
コンディション最悪でなんとか広河原に到着。
北沢峠へ行くバスへ乗り継ぐため切符を買う列に並びます。
財布、財布・・・と。あれ?小銭入れがない?
幸い、札入れはありましたが小銭ですべて賄うつもりで多めに入れていたのでダメージ大
でもどうしようもないし・・・としょんぼり並んでいたら、隣に座っていたおじさんが
私を見つけて届けてくれました。1時間窮屈な思いをさせてしまったのにありがとうございます。
気を引き締めて北沢峠行きのバスに乗ります。
なんだかはじめから人に迷惑かけてばかりでしょんぼりだけど
車窓から北岳・仙丈ケ岳・甲斐駒と南アルプスのトップアイドルたちを目の当たりにすればテンションアップ!
やっと北沢峠に着いてしまえばテント場はすぐ近く。
受付を済ましさっそく沢沿いの一角に今日のお家を作成します。
もうこの時点で睡魔に襲われてます。どうしよう、余裕あるんだし寝ちゃうか。
いやいや、だったら迷惑かけてまでこの時間のバスに乗った意味がないよ。
迷いと一緒にとりあえず朝ごはんの鳥丼を噛みしめます。
お腹が膨れたらちょっとポジティブになりました。
身支度を整え、甲斐駒を目指して出発です。
仙水峠までの道は沢沿いの道からガレガレの岩場に変わる飽きない道で
しかも斜度が余りきつくないので助かりました。
仙水峠からは摩利支天がどーんと見えました。おおっ!ますらを振りがかっこいい!
天気は最高、景色も最高。でも体が重い。
今までとは打って変わり、駒津峰までは急登続き、弱った体を苦しめます。
ただでさえペースダウンしているのに、辛い気持ちを誤魔化すために景色ばかり見てるから全然進みません。
やっと駒津峰が見えてきた〜!・・・って、何あの登り返し
この時点で11時。コースタイムなら往復で2時間半、でも今日の私じゃ3時間以上?
ここで心がポッキリ折れました。
駒津峰に到着すると、同じように登頂を止めた方がいました。
(心が折れてから実際に到着するまでに20分経過・・・遅すぎ)
山は逃げないんだからまた来ればいい
良い山は登らなくても眺めているだけで楽しめるんだよ
と言っていただき、甲斐駒に行けずへこんだ気持ちもぽんっと復活(単純)
恒例の自作アルコールストーブでお茶を沸かして南アルプスの山々に乾杯
甲斐駒は眺めてもいい山だけど、頂上から見る景色もいいはず。
だからまた来るからねっ!今度はアナタの向こう側から登ってやる〜!!
12時過ぎに山ボーイ山ガールなカップルが甲斐駒目指して進んで行きました。
北沢峠まで4時間半、大丈夫かいな?(彼らは18時ころ帰ってきました。無事でよかったね)
景色を楽しんで下山。せっかくだから双児山経由の周回コースです。
双児山は甲斐駒のついでのような位置づけ(私だけ?)で、山頂も狭いですが
正面にアサヨ峰から鳳凰三山を見渡せ、なかなかの景色です。写真を数枚とって出発。
ここからは展望もなく標識もなく黙々と高度を下げていきます。
コースタイムでは1時間50分ですが2時間10分かかりました。甲斐駒やめて正解!
疲れのため昼寝。
ご飯を食べて8時前に就寝。
携帯忘れて目覚ましないけどいつも何回も起きるから大丈夫でしょ
4時に出発できたらどこかでご来光見えるかな?
ちょっと寒くて目が覚めました。あーやっぱりね、今何時かな?
げ!3:48!!
新調したマット3.8cmと0.8cm銀マットのコラボは強力だわ、熟睡したの初めて!!
ご来光をあきらめれば余裕の時間なので安心してご飯の支度にとりかかります。
もう1泊するか散々悩みましたが、天気が崩れそうなのと高速渋滞が心配で帰ることに。
ちょっと名残惜しいですがテント撤収。
今日は土曜日、戻ってきた頃にはもうこの場所は埋まってるだろうなぁと未練がましいこと考えたりして
小屋に荷物を預かってもらい(300円)出発
バスの時刻を確認して13時目標・最悪でも15時には戻ることにします。
林道に出るとすぐ二合目への直通ルートがあります。
その途中で「北岳見晴らし台」なる看板が。
ふと看板が指す方を見ると・・・あは、確かに北岳だ。でも先っちょだけ。
見晴らし、ってほど見晴らせてないじゃん、と突っ込みつつ後にします。
そこからは順調でした。地図のコースタイムよりいい感じで大滝の頭まで到着。
斜度がきつくなり団体さんの渋滞なんかもあり、ちまちまと高度を稼ぎます。
日差しもきつくなり暑い、でも振り返れば甲斐駒、八ヶ岳がばばーん!
横を見れば北岳、富士山のワンツーがばばーん!中央アルプスも北アルプスもばばーん!
こんな大パノラマが堪能できるなんてもうウハウハですよ。
平らになれば小仙丈ケ岳が間近に迫ります。もう手が届きそう
がしがしと登っていきます。ハイマツが肩の高さで両側から迫っていて小虫がぶんぶん
うおっこんな時こそ虫よけネットの出番だけど、珍妙すぎて人が多いところじゃトライできな〜い
小仙丈ケ岳からはカールがバッチリ。
たくさんの人が休憩しては山頂を目指していきます。私もその一人。
しばらくは美しいカールと花に目を奪われながら歩き
最後にガレ場を下って、ぐぐっと登って南アルプスの女王に十数年ぶりの謁見です。
富士山こそ雲隠れしてしまったものの、360度の大パノラマにほれぼれ
そのまま山頂でご飯を食べ、久しぶりの3000m越えの世界を味わいます。
幸せな気分でもう少しここに居たかったけれど、気になるのはバスの時間。
さて3時間で戻れるかしら?
ここで救世主登場。
コースが同じだったらしく登りから何度か顔を見ている方と下りも同じタイミングで歩いてきました。
ペースが速そうだったので一度は道を譲ったのですが、なんとなくお話ししながら一緒に下りました。
そしたらこの方がいいペースで進むんですよ。
自分ひとりなら絶対にこのスピードじゃ下らない、でも何とかついていける絶妙な巡航速度。
私としてはガッツンガッツン下って、五合目の大滝の頭に着いたときに11:15でした
すごい!これなら余裕でバスに間に合います!!
さらに下り、二合目の分岐でお別れ。この時点でも1時間半の余裕がありました。
でも一人になった途端ガックリとペースダウン。
気が緩んだのかお腹空いたのか、先ほどまでのスピードが嘘のよう。
とぼとぼ歩いていたら軽装な女性が登ってきます。いでたちと時間に違和感。
え?今からその格好で行くの?小仙丈ケ岳までかなぁ??
近くに来た時に彼女から聞かれました 「北岳の見晴らし台はどこですか?」
・・・あ、やっぱり。
あのチョッコリしか見えない北岳じゃ、まさかあそこが見晴らし台と思えないよねぇ^^;
後ろから旦那さんらしき人も歩いてきました。
とりあえず真実を教えて、でももう少し上に行くと良く見えますよと伝え別れました。
実際の北岳見晴らし台に着いたのはそれから結構かかりました。
あのお二人、おかしいおかしいと思いながら20分以上登ってきたんじゃないの?
やっと小屋に到着。
預けていた荷物を受け取りまずは着替え。それから許可を取ってフライを干しました。
お湯を沸かしてコーヒーを入れ、パウンドケーキで最後の晩餐(昼だけど)
あわただしく支度をして、13:05のバスに乗り帰路に着きました。
これで先月の燕に続き、南北の女王様に謁見完了です。
こんにちわ
9月に私も黒戸尾根から甲斐駒テン泊に行って来ます
どうせならchilumaluさんみたく翌日に仙丈ケ岳に登りたいですが・・・休み次第かな?
8月は瑞牆山・金峰山テン泊に行って来ます
chilumaluさんのリベンジ頑張って
ヤマレコの中では甲斐駒といえば黒戸尾根なんですよね
なぜそんなにみなさんタフなのか・・・羨ましいです
瑞牆山・金峰山も憧れますが、来月はまずは北アルプスです。
行きたいところはたくさんあれど、休みが追いつかない。
リベンジがんばります!できれば黒戸で!!
いいペースでご一緒いただきましたyamapです
山行記録読ませていただいて、あの方かもぉ〜?
ですよね?(笑)
あれから12時10分に北沢峠に戻って12時30分の臨時バスに乗り戸台口へ。
chilumaluさんのおかげで楽しく下山することができました。
ありがとうございました♪
稚拙なブログですが良かったらご覧ください。
http://rigatoni.exblog.jp/
おわ!ついにバーチャルでお会いできましたね。
その節は大変お世話になりました。
歩きながらも申しましたが、私ひとりじゃとても13時発のバスに乗れませんでした。
こちらこそ本当にありがとうございました。
ブログ拝見しました。
どこにコメント残すのか分からなかったので書き込みはナシですがスミマセン
写真がめちゃくちゃきれいですね
1眼レフじゃないはずの仙丈ケ岳もきれい・・・。腕の差か
ヤマレコ内でもそうですが、きれいな山の写真をみると
そこに行きたくなってムズムズしてきます・・・・あのブログは罪つくりですよ
今後もよろしくお願いします
無事に再会できました
ブログ見てくださってありがと。
ごめんね、ブログに費やせる時間がないのでコメント閉じていますm(__)m
みなさんとはBBSでやりとりしていますので、良かったらメッセージお願いしま〜す
chilumaluさん今週は はお休みですか?
僕は の白山に行くつもりでしたが、風邪でダウンしてしまいました(T_T)
来週はまた南アルプス行きたいんですが、早く治さなくちゃね。
こちらこそこれからもよろしくお願いします
はい、ウダウダ病が出て土日はゆっくりしてました
風邪でダウンとは残念でしたね。
でもゆっくり休んで次回の山へ体力・気力を充実させるチャンスですよ
南アルプスはどこら辺を歩くんでしょうか?
地図を見ながらプランを練るだけでわくわくしますよね
週末に向けて仕事しながらも休養してくださいね〜
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