とっーーてもステキな裏岩手縦走の旅(茶臼口〜八幡平〜三ツ石山〜鬼ヶ城〜岩手山〜上坊)
- GPS
- 28:57
- 距離
- 43.3km
- 登り
- 2,379m
- 下り
- 3,070m
コースタイム
- 山行
- 2:03
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 2:30
- 山行
- 6:15
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 8:10
- 山行
- 9:13
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 10:38
天候 | 9月14日(月)ガスガス時々晴れ 9月15日(火)晴れ時々曇り 9月16日(水)快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
○盛岡→上坊登山口 盛岡市街より上坊登山口までは所要時間40分ほど。 パノラマラインから「上坊登山口」の案内板に従い林道に入りますが、けっこうな悪路なので運転には十分注意しましょう。 尚、こちら方面には公共交通機関がありませんので、マイカーやタクシーのみのアクセスとなっております。 ※カーナビは上坊神社にセット。 ○上坊登山口→松尾鉱山資料館 公共交通機関がありませんので歩きました(笑)。 上坊登山口から松尾鉱山資料館までは約7.5キロ・所要時間1:40ほどですが、全体的に下り基調なので楽でした。 ○松尾鉱山資料館→茶臼口 岩手県北バス 所要時間 30分 運賃490円 資料館前にはトイレ、近くにはスーパーがありますので、乗車前に準備を万端に。 松尾鉱山資料館発は10:52、12:10、13:40の3便でここ数年ダイヤに変動はないようですが、事前に下記HPでチェック! http://www.iwate-kenpokubus.co.jp/regular/map/morioka/ 《駐車場》 上坊登山口駐車場(無料) 6台くらいは止められそうです。 今回は下山地がこちらだったのであらかじめこちらに駐車しておきましたが、スタート地点の茶臼口にも駐車スペース(5台くらい)があります。 どちらの登山口にもトイレはありませんので事前に済ませておきましょう。 《コンビニ》 八幡平エリアにはコンビニはなく、大更駅付近のファミリーマートが最寄りになります。 今回は松尾鉱山資料館の近くにあるスーパーにお世話になりました。 《山行のプランニング&車の回収について》 下山地である上坊登山口方面にはバス便がありませんので、下山前後に車の回収を行うことになります。 コースタイム的に頑張れば1泊2日でも歩けないことはないですが、車の回収やのんびり歩くことを考えるとどうしても2泊3日は必要かと思います。 もしも公共交通機関のみのプランニングでしたら、岩手山からの下山はバス便のある御神坂ルートなどにすると計画しやすいかもしれません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
《登山ポスト》 茶臼口にはなかったような気がします。 《道の状況》 【全体的に・・】 際立った危険箇所はなく、マーカーや道標も整備されており道迷いの心配も特にありません。 また裏岩手縦走路(八幡平〜岩手山の区間)は、刈払いもほぼ完璧で快適な稜線歩きを楽しめます。 ゲイター(レインウェア下)を装着したのは三ツ石山荘〜黒倉山だけでした。 【茶臼口〜黒谷地〜源太森〜陵雲荘〜八幡平】 八幡平周辺は言うに及ばず、観光地なみに足元が整備されておりますので特に問題ありません。 茶臼岳と源太森へは少し登りがあるものの、全体的にゆったりとした湿原の多いルートですのでハイキング気分で歩けます。 熊の泉へは縦走路の分岐から南側へ5分ほどで、水量もたっぷりです。 【八幡平〜畚岳〜大深山〜三ツ石山】 案内板も出ておりますが、八幡平のレストハウスから畚岳登山口までは車道を歩きます。 大深岳からはいったん急な下りがあるものの、この区間も全体的に緩やかな稜線で足元も整備されており歩きやすいです。 途中の畚岳は縦走路から外れますが、往復20分かかっても十分お釣りのくる大展望が待っております。 この辺りの紅葉は全体的にチラホラという感じでしたが、三ツ石周辺は既に見応えのあるものでした。 【三ツ石山荘〜大松倉山〜黒倉山〜鬼ヶ城】 本ルート中唯一、三ツ石山荘から大松倉山の区間だけは草被り状態ですので、もしも早朝から歩かれるようでしたら、レインウェアやザックカバーを装着された方が良いでしょう。大松倉山を過ぎればゲイターで問題なしです。 この区間はこれまでよりもアップダウンがあり、犬倉山や黒倉山は巻くことが出来ますが、大展望が待っておりますので余裕があればぜひ! 鬼ヶ城ルートは見た目以上にアップダウンが激しく、険しい岩場の通過もありますが、裏岩手縦走路からですとやっぱりこちらから山頂を目指したい。 鬼ヶ城の紅葉も既に良い感じに色づいておりました。 【不動平〜岩手山〜平笠平〜ツルハシ〜上坊神社】 岩手山まではザレ・ガレの道ですが、ばっちり整備されており問題なしです。 不動平から少し登ると分岐があり、上坊に下山する場合は右回りでお鉢巡りをして山頂を目指すと効率が良いかと思います。 ツルハシから上坊への下りは、急で滑りやすい斜面がしばらく続きますので慎重に。 《宿泊地》 ○陵雲荘 約20人宿泊可能。 周囲に水場ないので、途中の黒谷地湿原・熊の泉で給水。 男女別のトイレあり。 とてもキレイな施設で、少し上がればご来光もばっちりです。 ○三ツ石山荘 約25人宿泊可能。 水場は滝の湯登山口方面に3分ほど歩いた右手にあり。 男女別のトイレあり。 この稜線上の小屋はすべて快適ですが、こちらも水場が近くて言うことなしです。 《ルート上の水場》 ○黒谷地湿原・熊の泉 ○大深山荘(徒歩5分) ○三ツ石山荘(徒歩3分) ※上の3つは十分な水量でした。 ○犬倉山の北側(未確認) |
その他周辺情報 | 《温泉》 ○松川温泉 松川荘 日帰り入浴 500円 営業時間 7:00〜19:00 単純硫黄泉 源泉掛け流し 下山地からは少し離れますが、このエリアではイチオシの温泉です。 http://www.matsukawasou.com/ ○焼走りの湯 日帰り入浴 600円 営業時間 9:30〜21:00 アルカリ性単純温泉 下山地から一番近い日帰り温泉施設です。 http://www.hachimantai-ss.co.jp/~yakehashiri/onsen/onsen.html |
写真
感想
さあ帰ろう、愛する埼玉に(笑)!
本州に渡ってからというものの山行計画の方が至極曖昧な感じではありましたが、南東北の飯豊山と並び、東北のお山で必ず歩きたいルートがこの裏岩手縦走路でした。
友人と山の趣向について話したりする機会もありますが、結局のところ山頂に登りつめる喜びよりも、自分が歩きたいと思い計画したトレイルを「歩く」こと自体に一番魅了されているんだろうなあと思います。
北海道・東北の旅を通じて、自分にとっては未踏の多種多様な山々を歩いてみて改めて実感したことでした。
事前の情報で十分存じてはおりましたが、そんな魅力がいっぱい詰まったルートが今回歩いた裏岩手縦走路。
ちょうど時期外れで花も紅葉もあまり期待は出来ないと思いましたが、ここを歩くならば絶対に天気が良い時がイイ!
雨に降られてしまうと、歩くことよりも寝床に到着することに必死になってしまいますもんね・・って、スゴい贅沢なことを抜かしてしまいすみません(^-^;
そのようなワケで、今回は少し待機を余儀なくされてしまいましたが、満を持してのチャレンジ!
実際に歩いてみたこの感じ・・そう、7月に歩いた大雪山を縦走した時と同じような感覚。
「縦走路」という名前が付いたりしているんですから当然なんですけど、心の底から「歩いている」ことに喜びを感じるようなルートでした。
特に八幡平周辺や畚山〜三ツ石山の区間はアップダウンもそれほどではなく、まさに「歩くためのルート」と言っても過言ではないかもしれません。
見晴らしも良いところが多く。景観も変化に富んでいて、期待以上に魅力的なルートでした。
絶対にタイミングが早いと思っていたので全く期待はしておりませんでしたが、三ツ石山や鬼ヶ城の辺りは既に錦秋の装い。
この辺りは楓が多いんですかね、それにしてもホントにキレイな紅葉でした。
東北にお邪魔したのは8月末でまだ2週間ほどしか経っておりませんが、季節は確実に移り変わっているんですね。
朝晩の寒さを肌で感じてはおりましたが、そんな季節の変化を視覚でも存分に感じられた旅でした。
今回は山中2泊の旅でしたが、残念ながらルート上にキャンプ地がないため2日とも避難小屋に宿泊。
初日の陵雲荘の宿泊者はワタシたちだけでしたが、2日目の三ツ石山荘では地元の方お二人とご一緒。山の話を中心に楽しい時間を過ごすことができましたし、またお酒までご馳走になってしまいました。
岩手の山家の方も根っからの山好きですね(笑)、この度はどうもありがとうございました。
この辺りの山域はまだまだ奥が深そうなので、必ずまたお邪魔したいと思っております。
そのようなワケで、この旅最後の山行はとても思い出深い旅となりました。
最後までお付き合い頂きありがとうございますm(__)m
・・今、宮城です(^-^;
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