光岳「日本百名山全山達成の〆は光小屋でキマリ！」

2024年09月02日(月) ~ 2024年09月03日(火)

• GPS: 13:38
• 距離: 26.4km
• 登り: 2,493m
• 下り: 2,480m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:05
• 休憩: 0:41
• 合計: 8:46

距離 14.0km 登り 2,226m 下り 420m

3:24 芝沢ゲート
4:29 4:33 易老渡
6:07 6:10 面平
6:54 6:55 標高1800m地点
8:18 8:19 三角点
8:44 8:44 易老岳
9:42 9:43 三吉平
10:56 11:15 県営光岳小屋
11:28 11:36 光岳
11:44 11:48 光石
12:01 12:02 光岳
12:13 県営光岳小屋

2日目

• 山行: 5:07
• 休憩: 0:00
• 合計: 5:07

距離 12.4km 登り 267m 下り 2,059m

12:13 県営光岳小屋
7:04 7:05 三吉平
8:01 8:01 易老岳
8:18 8:18 三角点
9:01 9:01 標高1800m地点
9:30 9:31 面平
10:26 10:27 易老渡
11:30 芝沢ゲート

天候

1日目
台風10号迷走のため、覚悟して登山開始したが、
芝沢ゲート～易老渡 :
霧だがレインウェア等全く濡れず
易老渡～易老岳～三吉平 : 曇り、風なし
三吉平～光小屋～光岳～光小屋 :
視界50～100m程の霧
レインウェア等全く濡れず

2日目
光小屋～イザルヶ岳 : 雲量9の薄曇
イザルヶ岳～易老岳 : 雲量1の快晴
易老岳～面平～易老渡～芝沢ゲート :
雲量2-3の晴れ、気温高く暑い

アクセス

利用交通機関：

自家用車

前日夕方から芝沢ゲート駐車場で車中泊
飯田市立上村小学校～下栗の里付近 :
通行止め箇所多数、その都度狭い迂回路有り

コース状況／危険箇所等

芝沢ゲートから林道を約1km歩いたところで二又に道が分かれるので右側の道を進むと少し歩いたところに右手に高巻きの迂回路がある。

その他周辺情報

信州たかもり温泉　御大の館
定休日が火曜日なので登山前日の日曜日に利用した。

写真

9/2 3:19

標高710m芝沢ゲートを03:24出発。
台風で皆さんキャンセルされたとかで車中泊者は自分ひとりだけ。

9/2 3:19

芝沢ゲート

9/2 4:27

04:27 標高880m 易老渡着。
ここまでの林道は大きな落石箇所多数、倒木箇所2箇所。ヘルメットかぶって歩きました。

9/2 4:27

ここでおにぎり2個食べてお茶飲んで小休止。

9/2 5:57

久々のご対面となるギンリョウソウ。

9/2 5:58

9/2 6:08

06:08 標高1480m 面平通過。

9/2 6:10

9/2 6:10

9/2 8:17

08:17 標高2254m 三角点通過。

9/2 8:17

取り敢えず三角点にタッチ。

9/2 8:18

9/2 8:44

08:44 標高2354m 易老岳登頂。

9/2 8:44

易老岳山頂

9/2 8:45

光小屋まで160分の標柱。

9/2 9:38

09:38 標高2200m 三吉平通過。

9/2 10:08

ゴーロの谷筋でミヤマトリカブト

9/2 10:09

何故か鈴が置いてあったので鳴らしてみた。

9/2 10:12

ミヤマトリカブト

9/2 10:32

キレイな水。

9/2 10:37

10:37 静高平通過。
指先が痛くなるくらい冷たい清水がコンコンと湧いてました。

9/2 10:38

静高平

9/2 10:38

ガスガスの静高平。

9/2 10:46

10:46 イザルヶ岳分岐通過。

9/2 10:46

木道

9/2 10:56

10:56 標高2535m 光小屋到着。
ここでまず受付してリュックを置かせてもらい、
11:15 空荷で光岳に向け出発。

9/2 11:29

11:28 日本百名山全山単独登頂達成となる光岳登頂。

9/2 11:29

9/2 11:32

9/2 11:32

三角点にもタッチ。

9/2 11:36

9/2 11:43

意外に大きかった光石。
天辺のトンがった岩が次の写真。

9/2 11:44

光石の天辺のトンがった岩

9/2 12:01

東洋最南端、世界最南端のハイマツ群。
このハイマツの根元に深田久弥が休んでパイナップル缶を食べたのではないか？

9/2 14:15

12:13に小屋に戻ったら小屋番さんから
「おめでとうございます」
の一声。
ストーブのついた食堂でビールを飲んで昼飯を食べた後は畳に寝転がって読書。
14時過ぎに持参のCOFFEE BREWERに少なめにお湯を注いて貰って濃い目の珈琲を飲む。
充実した時間を楽しむ。

9/2 17:38

夕方食堂の窓から富士山の裾が見えたので直ぐに写真を撮ろうとしたが、あっという間に雲に隠れた。

夕食のメニュー
御飯と味噌汁
静岡おでん
茄子の揚げ浸し
切り干し大根の煮付け
日光たまり漬けの漬物3種
カットフルーツ(パイナップル)

百名山達成祝の旗が立ってる！

最初の一杯は「かなや日和」

9/2 18:11

2杯目以降は新しい枡で黒松仙醸の大吟醸を頂きました♪

9/2 18:11

9/3 5:50

自宅のように寛げた光小屋食堂。

9/3 5:50

9/3 5:50

朝食後の天気
雨は降ってないし風も吹いていない。

9/3 5:52

なんとサプライズのくす玉割！
本当はバックに富士山を入れた写真を撮ってあげようと朝まで待って出してくれたそうです。
富士山がなくてもめちゃくちゃ嬉しかったです。
ありがとうございました！

9/3 6:20

本当にいろいろお世話になった高橋さんと花さん！
ありがとうございました！
一生の思い出になりました。

9/3 6:24

イザルヶ岳からの太陽

9/3 6:25

朝日の木道

9/3 6:25

お世話になった光小屋。

9/3 6:35

静高平の清水。
めちゃくちゃ冷たくて美味しかった。

9/3 6:38

9/3 6:40

稜線がくっきり見えてきた。

9/3 7:08

07:08 三吉平通過。

9/3 7:33

9/3 7:33

9/3 8:15

08:15馬の背通過。

9/3 8:19

9/3 9:28

09:38 面平通過。

9/3 10:24

10:24 易老渡通過。

9/3 10:27

9/3 10:27

9/3 10:27

9/3 11:29

11:29 芝沢ゲート着

9/3 11:29

11:29 無事下山。

撮影機器：

iPhone 12 Pro Apple

感想

くろゆり

日本百名山単独登頂100座目は、南アルプス最南端の光岳に登ってきました。

以前、まだ70座か80座くらいしか登っていなかった頃にNHKの百名山か何かの番組で光小屋のことを紹介しているのを観て、百名山をやり遂げることがあったら最後の山は光岳にしようと決めた。

標高2591.5mで山頂からの眺望もない山だから大したことないだろうと高を括っていたが、最近になって調べたら片道9時間以上もかかる大変な山だということを知って恐れ慄くとともに益々最後の山にふさわしい山だと思うようになった。

すんなり登らせてくれると思っていたら、8月26日に99座目の塩見岳に登った時に騒いでいた台風10号がまだ居座り続けており、2日に東海地方が台風の予報円に入るとの予報！

塩見岳の時も直撃予報だったけど、風にも雨にも合わなかったし、今回は稜線歩きもないので雨対策さえ完璧にしておけばなんとかなるだろうと判断。
ただし、現状で登山口に向かう道路がそこら中通行止めだらけで残された道が通行止めになることだけが心配だった。

実際、下栗地区から芝沢ゲートまでは激坂のくねくね道で対向車ともすれ違えないような道ばかりで今回の登山では一番の難所だった。
　　　　　　　　　　
10:56に光小屋に着いた時に、
今日は日本百名山の100座目であることを伝え、
過去のヤマレコをスクショして順番を付けた99座分のメモを見てもらい、11:15小屋を出発。

　　　　　　　　　　⚡︎
　　　　　9月2日11:28 光岳登頂
　　　　　　　　　　⚡︎

12:13に小屋に戻ったら、小屋番さんから
「おめでとうございます」
の一声を掛けてもらえた。

部屋の前で登山靴とレインウェア等を脱いでいたら、床を這うヤマヒル1匹発見！
多分ゲイターかレインウェアのズボンにでも付いていたのか？
直ぐにティッシュで摘んで小屋番さんに外で火炙りの刑に処してもらった。
以前には宿泊者が食堂に連れてきたこともあったそう。

個室で身体を拭いて全部着替えてサッパリしたところで食堂のストーブをつけてくれたので小屋番さんが冷やしておいてくれたスーパードライを一気飲み。
やっぱ、ビールは冷えてないとね！

持参したカップヌードルの昼食を食べた後は畳に寝っ転がって書棚に並んでたトムラウシ山の遭難の本を読んだ。
今回はメリノウールの上下とダウンの上下を着てたので直ぐに暑くなって、ストーブを消してもらい代わりに乾燥室のストーブをつけてもらった。
なにせ宿泊者は自分ひとりだから自宅にいるように寛ぐことが出来た。

持参したCOFFEE BREWERに少なめにお湯を注いでもらって濃いめの珈琲の出来上がり。
1日1杯は珈琲飲まないとね！
そしたら小屋番の花さんがサービスでお茶請けのお菓子を出してくれて、とっても嬉しかった。

事前に「食事の好き嫌いとかありますか？」って聞かれて、「好き嫌いは何もないですけど、夕食は日本酒を頂きます。それに今日は他に客もいないし百名山達成祝なので二人もよかったら一緒に付き合って下さい」と伝えたら快く了解してもらえた。

17：30 夕食
メニューはご飯と味噌汁に静岡おでん、切り干し大根の煮付け、茄子の揚げ浸し、日光たまり漬けの漬物3種、「祝百名山達成」の旗が立ったデザートのパイナップルで超日本酒に合う肴！
最初の一杯は「かなや日和(1200円)」を光岳の一合枡で頂きました♪
こっちがご馳走すると言うのに小屋番さんたちは自前の日本酒で付き合ってくれて、楽しい掛け替えのない時間を過ごすことが出来ました。
沢山お酒を頂いて山ほどお話もしました♪

2013年にふとしたきっかけから剱岳に登り北アルプスの魅力に取り憑かれて以来、2020年に北海道遠征して年内にコンプリートするはずがコロナ禍でここまで遅れてしまったが、ようやく一つの目標を達成することが出来ました。

コメント

もらちゃん

すごいですね！覚悟して行かれたとのこと。登頂おめでとう御座います！！
明日から行こうと思っているのですが、登山道どうでしたか？

くろゆり

もらちゃんさん様
コメントありがとうございます♪
芝沢ゲートから易老渡までの林道は下山時には落石も倒木もキレイに撤去されていました。
易老渡から易老岳までは1から30までの番号標識が設置されていました。最初見つけた時は何番まであるのかわからなかったので全く参考になりませんでしたが…。
とにかく長丁場なのでひたすら黙々と歩くしかないです。
お気をつけて！

もらちゃん

くろゆりさん
返信ありがとうございます！楽しみに行ってきます！クマに会いませんように🐻

shibamatasan

お疲れ様です。
おめでとうございます🎊

くろゆり

shibamatasanさん
コメントありがとうございます♪

ポジティブ

くろゆりさん、１００名山完登おめでとうございます。
私も２０１３年から登山を始めました。
登山スタイルや目標とする山は人それぞれですが、多くの人を魅了するのが山ですね。
夏に斜里岳で偶然出会っただけですが、そんな出会いも心に残るものになるのが不思議です。
私は家庭事情でなかなか遠征することができないのですが、自分の登りたい山を一つ一つ制覇していくことが生きがいになっております。これからもお互いいい山活ができるといいですね。

※くろゆりさんは実年齢よりずっと若く見えますね。日々の精進がなせることかと思います。

くろゆり

ポジティブさん
コメントありがとうございます♪
ポジティブさんと出逢った青天の斜里岳山頂。ホント斜里岳が北海道ではいちばん印象に残った面白いお山でした。

多くの人が百名山達成の後は二百名山に挑戦してますが、自分の山活はこれで一旦終了です。
これからは毎年7月中旬頃にいちばん好きなハクサンコザクラを見に、いちばん好きな白山に登るくらいにしようと思ってます。

ポジティブさんはBCをやられているから、冬本番が待ち遠しいでしょうね。
気をつけて冬山を楽しんでください。

hory

おめでとうございます。
お疲れ様でした。

私も、光岳で１００座目になります。
静高平の清水があるか心配だったのですが、キンキンなぐらい冷たい水だったのですね。
安心しました。
去年も今年も、なかなか小屋の予約が取れなくて、
でも、今年に終わらせたくて平日仕事を休んで９日から登る予定です。
去年、聖に行くときに、あのクネクネ道。あれは、精神的に疲れますね。
今年は、小さい車をレンタルして向かうことに決めました。

くろゆり

horyさん
コメントありがとうございます♪
静高平の清水、自分が通った時は滔々と流れていましたよと伝えたら、小屋番さんから8月5日頃から昨日までずっと枯れていたんですよと聞かされました。
自分は8月1日の0時にネットで予約しました。
8日からトルコに行くし小屋は16日で終わっちゃうので9月2日に予約を入れたのですが、まさか台風に邪魔されるとは思っていませんでした。
でも宿泊者自分ひとりだけだったので小屋番さんたちとお酒を酌み交わし濃密な時間を過ごせたので、ホント良かったです。
下栗地区を抜ける道がいちばん大変でした。2回対向車と衝突しそうになりました。まさか台風の翌日に上から下りてくる車がいるとは思っていなかったのか2台ともかなり飛ばして突っ込んで来て危なかったです。
十分気をつけて走って下さい。

Kenmama

くろゆりさん
百名山達成おめでとうございます🎉

実は、私も昨日光岳に登ってきました😆

くろゆりさんが9月に光岳で百名山完登との事だったので、もしかしたら光小屋での百名山お祝いの場にご一緒できるかもーと思っていましたが、一足先に登られていたんですね。しかも貸し切りで！とは素晴らしいお祝いになりましたね㊗️

くろゆりさんの健脚で山を登らないのはもったいない。これからも是非好きな山に気ままに登り続けてくださいね。

くろゆり

Kenmamaさん
コメントありがとうございます♪
6日は景色最高で良かったですね！

自分ももう30分くらい小屋を出るのを遅らせていれば富士山の絶景に逢えたかもしれなかったですけど、景色はなくともとっても貴重な時間を過ごすことが出来たので光岳は最高の山でした。

年内も来年春までもけっこうスケジュールが詰まっているのですが、また空いたところでふらっと登るかもしれません。