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Yamareco

記録ID: 719647
全員に公開
ハイキング
奥秩父

甲武信ヶ岳〜破風山避難小屋〜雁坂峠

2015年09月19日(土) ~ 2015年09月20日(日)
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
27:37
距離
23.0km
登り
2,153m
下り
2,152m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:46
休憩
0:16
合計
8:02
8:28
5
8:33
8:34
14
8:52
8:53
174
11:47
11:47
144
14:11
14:12
13
14:25
14:30
18
14:48
14:55
22
15:17
15:18
72
2日目
山行
5:56
休憩
0:20
合計
6:16
5:48
62
宿泊地
6:50
6:59
45
7:44
7:44
54
8:38
8:43
67
9:50
9:53
31
10:24
10:25
15
10:40
10:40
22
11:02
11:04
32
11:36
11:36
28
天候 19日 くもり時々薄日
20日 晴れ時々くもり
過去天気図(気象庁) 2015年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
道の駅みとみの駐車場。
道の駅みとみから、鶏冠山。
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道の駅みとみから、鶏冠山。
林道で消防車に追い越される。トイレでは、警察が登山者に、ティッシュと登山者カード提出のお願いをしていました。事故があったらしいけれど、詳細はまだ分からないとのこと。
林道で消防車に追い越される。トイレでは、警察が登山者に、ティッシュと登山者カード提出のお願いをしていました。事故があったらしいけれど、詳細はまだ分からないとのこと。
近丸新道登山口。西沢方面では、ヘリが低空飛行。
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近丸新道登山口。西沢方面では、ヘリが低空飛行。
こんな立派な石組みもあります。
こんな立派な石組みもあります。
白いきれいな石が散らばっています。珪石(石英。チャートや砂岩が熱で変成したもの)のようです。
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白いきれいな石が散らばっています。珪石(石英。チャートや砂岩が熱で変成したもの)のようです。
こんな風に、道も真っ白になるくらい。
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こんな風に、道も真っ白になるくらい。
枕木までしっかり残った軌道跡。このヌク沢にあった珪石鉱山の軌道らしいです。ガラスの原料とかになります。
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枕木までしっかり残った軌道跡。このヌク沢にあった珪石鉱山の軌道らしいです。ガラスの原料とかになります。
途中にあった倉庫?
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途中にあった倉庫?
砂防ダムが見えてきた。ここで沢を渡って、尾根に取り付くのだけど。。。
砂防ダムが見えてきた。ここで沢を渡って、尾根に取り付くのだけど。。。
橋は流されていて、水量もかなり多いので、ダム際の浅いところを靴を脱いで渡渉しました。
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橋は流されていて、水量もかなり多いので、ダム際の浅いところを靴を脱いで渡渉しました。
ベニナギナタタケかな? 帰って調べたら、食べられるらしい。。。
ベニナギナタタケかな? 帰って調べたら、食べられるらしい。。。
上部はシャクナゲの中を登ります。
2015年09月20日 20:01撮影
9/20 20:01
上部はシャクナゲの中を登ります。
戸渡尾根の徳ちゃん新道と合流。急に人の気配が濃くなります。
2015年09月20日 20:02撮影
9/20 20:02
戸渡尾根の徳ちゃん新道と合流。急に人の気配が濃くなります。
まるでパンケーキみたいなオオキノボリイグチ(?)
まるでパンケーキみたいなオオキノボリイグチ(?)
木賊山頂上付近はなだらかで、美しい原生林です。
2015年09月20日 20:04撮影
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9/20 20:04
木賊山頂上付近はなだらかで、美しい原生林です。
稜線登山道と合流。きつね? 山梨市観光課にいるらしい、きつね好きの人が作ったものじゃないでしょうか(^^;
稜線登山道と合流。きつね? 山梨市観光課にいるらしい、きつね好きの人が作ったものじゃないでしょうか(^^;
薄く霧がかかり、時々薄日が差す原生林の中を歩く。
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薄く霧がかかり、時々薄日が差す原生林の中を歩く。
木賊山頂上。森の中です。
木賊山頂上。森の中です。
木賊山の下り、霧で見えないだろうと思っていた甲武信ヶ岳が、姿を見せてくれました。
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木賊山の下り、霧で見えないだろうと思っていた甲武信ヶ岳が、姿を見せてくれました。
甲武信小屋。水1リットル50円で分けてもらえます。
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甲武信小屋。水1リットル50円で分けてもらえます。
甲武信ヶ岳頂上。何にも見えない。
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甲武信ヶ岳頂上。何にも見えない。
甲武信小屋から巻き道で木賊山をスルー。
甲武信小屋から巻き道で木賊山をスルー。
木賊山の下り、賽の河原で一休み。周囲は白一色。
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木賊山の下り、賽の河原で一休み。周囲は白一色。
赤い縁取りがきれいなきのこ。
赤い縁取りがきれいなきのこ。
今晩泊まる破風山避難小屋が見えてきました。えんとつから煙出てる。
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今晩泊まる破風山避難小屋が見えてきました。えんとつから煙出てる。
小屋をきれいにして整備してくれているおじさん、自分たち含め4人。とても楽しく過ごすことが出来ました。この時期でも夜は冷えるから、ストーブがうれしい。
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小屋をきれいにして整備してくれているおじさん、自分たち含め4人。とても楽しく過ごすことが出来ました。この時期でも夜は冷えるから、ストーブがうれしい。
次の朝、まだ日の出前。小屋と破風山。ここは最高のロケーションですね。
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次の朝、まだ日の出前。小屋と破風山。ここは最高のロケーションですね。
うす赤く染まる薄雲と三宝山。
うす赤く染まる薄雲と三宝山。
黒金山と、うすく富士山も見えます。シカがこっちを見張っていました(^^;
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黒金山と、うすく富士山も見えます。シカがこっちを見張っていました(^^;
山梨側に水場もあります(行かなかったが)。下降20分。
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山梨側に水場もあります(行かなかったが)。下降20分。
破風山上部、雲は多いけれど、見晴らしいい(朝早いうちだけ)。右から国師ヶ岳、黒金山の稜線。後ろに南アルプス。
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破風山上部、雲は多いけれど、見晴らしいい(朝早いうちだけ)。右から国師ヶ岳、黒金山の稜線。後ろに南アルプス。
左の浅間山(噴煙が結構出てる)から、右の両神山方面。
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左の浅間山(噴煙が結構出てる)から、右の両神山方面。
大きな木賊山の右には甲武信ヶ岳、左には金峰山も見えてきた。破風山の三角の影。
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大きな木賊山の右には甲武信ヶ岳、左には金峰山も見えてきた。破風山の三角の影。
富士山。御坂の山々を前座に。
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富士山。御坂の山々を前座に。
西破風山。頂上は展望なし。ところで破風山と破不山表記が混在してますね。
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西破風山。頂上は展望なし。ところで破風山と破不山表記が混在してますね。
きれいな三角の黒金山(右)に比べると、乾徳山(左)はずいぶん地味。
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きれいな三角の黒金山(右)に比べると、乾徳山(左)はずいぶん地味。
奥秩父の山々と南アルプス(農鳥から聖まで)。手前ぎざぎざ尾根は鶏冠山。
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奥秩父の山々と南アルプス(農鳥から聖まで)。手前ぎざぎざ尾根は鶏冠山。
破風山の稜線は岩が多く、高山っぽい。
破風山の稜線は岩が多く、高山っぽい。
東破風山。
もう雲が多くなって、霧が出てきた。
もう雲が多くなって、霧が出てきた。
雁坂山を越えて、水晶山、古礼山。
雁坂山を越えて、水晶山、古礼山。
雁坂峠直前、唐松尾山。
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雁坂峠直前、唐松尾山。
雁坂峠。
そろそろ紅葉がはじまっていますね。
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そろそろ紅葉がはじまっていますね。
道路に到着。ここから道路が結構長くて疲れる。
道路に到着。ここから道路が結構長くて疲れる。
雁坂トンネル料金所。料金のところ、無料の紙が貼ってありますね。
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雁坂トンネル料金所。料金のところ、無料の紙が貼ってありますね。
料金所上を過ぎて、水晶山、古礼山を見上げる。
料金所上を過ぎて、水晶山、古礼山を見上げる。

感想

甲武信ヶ岳から雁坂峠に泊りがけで行ってきました。
西沢渓谷入り口は、どうやら東沢方面で遭難があったらしく、消防車、ヘリであわただしい感じ。

近丸新道経由で登りました。ヌク沢珪石鉱山(廃鉱)のための軌道が残り(お隣の西沢の軌道は林業用)、真っ白で透明感のある珪石が散らばる道です。ヌク沢の橋は落ちていて、ここ最近の雨のため水量も多く、靴を履いたままの渡渉はちょっと無理です。
木賊山の原生林はとても神秘的な感じで、すばらしいです。
甲武信小屋に荷物を置いて甲武信ヶ岳往復。学生のころ黒金山から眺めて行ってみたいと思ってから、数十年後にようやく来れたのだけど、真っ白で何も見えず(^^;
破風山(破不山)避難小屋は、ここらへんの峠に多い草原の中。以前はひどい状態だったらしいけれど、今はきれいに整備されて気持ちいい小屋です。整備をされた方がちょうど泊まっていて、ストーブを囲んでお酒を飲みつつ、いろいろと面白い話をたくさん聞け、楽しい一夜を過ごせました。ありがとうございます。(宿泊は4人で、広々使えました)

次の日の朝は、雲は多いものの、南アルプス、赤城山、富士山も見え、前日の残念な天気の憂さも晴れました(7時過ぎたらもう見えなくなってしまった)。
ずっと森の中なのかと思っていたけれど、破風山周辺は岩稜帯で眺めも結構いいんですね。
雁坂峠も草原で、気持ちいいところでした。

ただ大型連休のせいでどこもかしこも渋滞で、移動は時間がかかり非常に疲れましたけど。。。

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初めての避難小屋泊となりましたが、小屋の整備を有志でして下さっている方と先客の方と非常に有意義なひと時を過ごすことが出来、感謝しています。シルバーウィーク初日のこの日は4名での宿泊となりました。

夜9時まで色んな話に花を咲かせて就寝となりました。(どんな話でも皆で盛り上がれる、不思議な空間ですね、山小屋は)

すっかり楽しくなっての就寝となりましたが、枕が変わると寝られない性質の私は今回もいつもの旅先と同じく、睡眠と覚醒を短いターンで繰り返していたのでした。

そんな未明のこと。

「トントン」と重い鉄戸を叩く者がいます。
私たちが夕方ここを訪れた時、やはり鉄戸をノックして、「山小屋にノックして入るのは珍しい」とちょっとした酒の肴になったので、「ふふ、やっぱり普通はノックしちゃうよね」と寝床でほくそ笑んでいました。ほどなくガラガラと重い戸が開く音がしました。ヘッドライトが小屋内を巡り、空いた場所を探している様子。「おお、こんな時間にも登山している人がいるんだ、すごいな、これは後でヤマレコに書こう」と思ってわざわざ時計を探して時間を調べたところ2:35でした。その方は10分ほどガサゴソされてましたが、そのうち大いびきで眠ってしまいました。

その一時間半後の4時、起床した時にはその人はいなかったです。

と、ちょっとした不思議体験はあったものの、今回甲武信ヶ岳〜雁坂峠は自分にはきつく、メンタル面での弱さが露呈した山行となりました。体力があっても、精神が折れるとだめなのだということが分かりました。人体の不思議です。

帰りに道端の出店で、小屋で話題になったウラベニホテイシメジを買い、家に帰って網焼きで食べました。もう、たとえようもないほど旨いです。どうしてきのこがこんなに複雑な味を醸し出すんでしょう!これが自分で採ったものなら尚更でしょうが・・・(^^;

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コメント

その時の一人です
その節はお世話になりました。甲武信でテン泊しなくてよかったかも。
ピロリ菌検査のためアルコールが飲めなかったのが残念で残念でなりません 。次の朝はあのおじさんに教わった道を下り、2時間で駐車場に着きました。とても楽しかった一夜でした。
2015/9/23 21:03
Re: その時の一人です
この前はありがとうございました、楽しかったですね。きれいに維持されていて、ストーブを中心にくつろげました。
次の日は結局、時間と状況を考えて、古礼山から尾根沿いに下るのは止めました。やっぱり状態をよく知らない初めての山域では、なかなか。。。帰りの途中で、いくつかの尾根の終点を確認してきたので、次はぜひ行ってみたいです。
2015/9/24 7:41
Re: その時の一人です
先日は本当にありがとうございました(&おつまみ、ごちそうさまでした)山の話、道具の話、きのこの話、はては政治の話まで・・・次から次へと話題が尽きず、本当に楽しかったですね!あっという間に時間が経っていました。私も、キャンプや山小屋であんなに夜更かししたのは初めてです。今度お酒の飲めるときにまたご一緒できたら楽しいですね。それにしてもあの道を2時間って、とてつもなく速い・・・!こちらは、きのこの写真などを撮りながらゆっくり歩いていたとはいえ雁坂峠まで4時間もかかってしまったのでした。。
2015/9/24 21:44
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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