五竜岳-不帰剣(遠見尾根→猿倉)
- GPS
- 17:43
- 距離
- 28.5km
- 登り
- 3,481m
- 下り
- 3,058m
コースタイム
- 山行
- 6:41
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 8:08
- 山行
- 5:14
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 6:13
- 山行
- 3:52
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 4:16
2日目 7.8km +1000m -760m 1560kcal
3日目 8.5km +200m -1680m 820kcal
天候 | 1日目 快晴 微風 2日目 晴れ→7時前からガス 風あり 3日目 ガス 風あり |
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過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
自転車
・猿倉→八方台BT:タクシー4人相乗りで一人1000円 ・八方台バスタ→エスカルプラザ:自転車30分 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・エスカルプラザ−アルプス平駅:スキー場のブル道 ・−西遠見ギャップ:良く整備されたハイキングコース ・−五竜山荘:普通の登山道 ・−五竜岳:富山側を緩い斜度で巻く。晴れていれば問題無かった。山頂直下だけ急 ・−唐松岳:唐松岳頂上山荘の前は岩稜。すれ違い注意。 ・−不帰剣:2峰北までは普通の岩山。2峰北−1峰とのコルまではやや注意 ・−天狗ノ頭:ザレてて登りにくいところがあった。鎖場の斜度は緩い ・−鑓温泉:鎖場の岩が滑るので注意 ・−猿倉:トラバースが長い。斜度は緩いが距離が長くて精神的にキツイ。 |
その他周辺情報 | 温泉:白馬ハイランドホテル 800円 ★3.9 (良いが近辺にもっと良いところありそう) 午前から営業しており、且つ山が良く見える点に惹かれてチョイス。内湯1、10人サイズの屋根付き露天1。後立山が良く見える、素敵な露天風呂。泉質はNaCl系、弱アルカリ。若干の塩素臭。 食事:大黒食堂 ソースカツ丼 950円 ★3.7 (普通) 観光客向けの高くてキレイな店 vs パンピー向けのローカル感ある店、で迷った結果、身なりが汚かったので後者を選択。味は普通、量は適切。カツは分厚くはない。 |
写真
装備
備考 | 消費食料 ・1日目 朝食:おにぎり、納豆巻き おにぎり2、パン1/2、パスタ100g、羊羹(大)1、グミ1/2、バタピー1/4 ・2日目 パン2.5、カレーメシ1、パスタ100g、グミ1/2、パタピー1/4 ・3日目 パン1、羊羹(大)1 |
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感想
■0日目
今年の目標は、後立山に行くこと。鬼門は五竜山荘のテント場の予約。30張しかなく、土日はすぐに埋まる。比較的テン場の予約がとりやすい金曜に五竜山荘inして、北上する計画。7月末は悪天候で中止にした。今週末の予約は、天気も悪くなさそうだし決行しよう。可能であれば木曜から有休にして鹿島槍inしたかったが、流石に無理だった。まあ、キレット以外は残雪期に歩いてるし、優先度は高くないので良しとしよう。
前日は仕事が長引き、20時発に。モンエナ片手に北関東を横断し、長野へ。長野インターからは下道。1時半時に自転車デポなど終えて、登山口のエスカルプラザへ。2時間寝てからイザ出発。
■1日目 12.2km +2170m -500m 2650kcal
4時50分ごろ発。すっかり秋の空気で、気持ちよく歩ける。まずは淡々とスキー場のブル道を登る。9割以上の登山者はリフト利用のようで、あまり歩かれていない感ある道。リフトを使うとアルプス平駅発が最速8時半になり、遅すぎる。ガスるリスクが高い。徒歩だと+700m、1.5時間。私的には早出で徒歩の一択。
アルプス平駅からは白馬岳方面の稜線が見えた。五竜岳はガス。遠見尾根は晴れていたが、稜線は朝7時過ぎまでガス爆風だったらしい。山の天気は変わりやすい。西遠見コルまでは、超歩きやすいハイキング道。時折、五竜岳や鹿島槍を望める、良い尾根だ。西遠見コルからは+300m一本勝負。これまでよりは険しいが、普通の登山道。長野側からガスが上がってきたが、大丈夫だろうか。
10時過ぎには山荘に着いた。山荘はちょうどヘリで荷上げしていた。テント受付は11時からなので、五竜岳へ。五竜岳は東側から見ると厳つい山容だが、西側を緩い斜度で巻くので恐怖感は無い。急なのは山頂直下くらい。11時半に山頂へ。ガスは何とか持ち堪えてくれた。山頂からは後立山はもちろん、槍ヶ岳や薬師岳、剣立山が見渡せて最高だった。
山頂で1時間くらいまったりして、小屋に戻る。テント受付一番乗りだったので、端っこの唐松岳がよく見える位置に陣取った。コーラとパスタで休憩した後、天水を煮沸した。煮沸しても塩素臭が消えない。稜線の小屋に泊まると分かる、水が美味い小屋の有り難み。15時からガスってきた。やること無いが、暑くて寝れない。のんびりとするのは、豪華な時間の使い方。夕方に散歩に出ると、唐松岳がキレイに焼けていた。良い景色をたくさん拝めて、本当に有休とって山に来て良かった。19時半には就寝。
■2日目 7.8km +1000m -760m 1560kcal
3時に目覚める。風あり、ガス。止まっていると風が冷たい。予報が急に悪化してて先が思いやられるが、テン場を予約したので行くしかない。明るくなるまで待って、出発。5時過ぎから段々と晴れてきた。北側から見る五竜岳は、深田久弥の言う通り圧巻だった。PCのデスクトップ画像に決定。唐松岳への登りの岩稜帯は、乾いていれば大丈夫。すれ違いには注意。
この日は富山側の天気が特に悪く、唐松岳頂上山荘でガスに追いつかれた。以後、終日ガス。帰不剣と天狗ノ頭を拝めなかったのは、悔いが残る。山荘で晴れ待ちがてらカレーメシを食べて、帰不剣へ。2峰北までは普通の岩山。2峰北-コルもまあまあ危ないが、大キレットを踏破済みなので特に何も感じなかった。風が体を振られるほどでなかったのと、ガスで視界が無く高度感を感じにくかったのも影響してるとは思うが。前穂高の重太郎新道と同レベルに感じた。
コルからガス中を400m登り、11時前には天狗山荘へ。早く着きすぎたが、ガスの中を先に進んでもしょうがないので行動終了。明日の晴れを願う。ここは稜線の小屋だが、美味い雪解け水が飲める幸せ。パスタ食べて昼寝してスマホ弄って、のんびり過ごした。夕方になると白馬鑓が時折見えたが、スッキリと晴れ渡ることはなかった。20時半には就寝するも、昼寝をしたのと歩き足りないせいか眠りが浅く、何度も目が覚めた。
■3日目 8.5km +200m -1680m 820kcal
3時に起床。今朝も濃霧。4時20分には出発できたが、明るくなるまで様子見。5時過ぎにしびれを切らして出発するが、晴れそうにない上に、稜線は強風。栂池まで抜ける予定だったが、これは猿倉に下山だな。下山中に下界は青空がチラついたが、稜線のガスは晴れることはなかった (帰宅後にライブカメラで確認)。山小屋の方曰く、この山域の稜線は前線が来ると天気予報関係無しに高確率でガスるらしい。昨日も今日もscwやyamayamagpvでは悪くない予報だったが、日本海沖の前線の影響で稜線はダメだった。まあ、そういうこともある。
鑓温泉に入ろうと思ったが、7時から清掃で入れず。ジーザス。下調べしていなかったし、仕方ない。いつかテン泊で来よう。小屋から猿倉までの下山路は、ひたすら長く感じた。前日の行動時間が短かったので体調万全と思っていたが、疲れが取れていないのだろうか。2.5時間歩いて猿倉荘へ到着。バスは3時間待ち。さすがに待てん。居合わせた人々に片っ端から声をかけ、4人集めてタクシー相乗りで八方台BTへ。BTからはデポ自転車で7km漕いで車回収。
下山後は、温泉とカツ丼を食べて、道の駅や産直市場を巡った。今年もナガノパープルを買えてご満悦。明るい時間帯はR254で東へ。長野の山間の道は、運転がとても楽しい。夕食は富岡市でモツ煮定食を食べ、そこから高速道路で22時には帰宅。山行後半はガスったが、晴れた五竜岳に登れて良かった。最高の夏休みその2だった。
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