赤岳キレット(編笠山ー権現岳ー赤岳ー地蔵尾根)

2024年09月07日(土) ~ 2024年09月08日(日)

• GPS: 12:17
• 距離: 18.6km
• 登り: 2,043m
• 下り: 2,130m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:02
• 休憩: 0:57
• 合計: 3:59

9:26 観音平
10:11 10:11 雲海
10:45 10:51 押手川
12:00 12:46 編笠山
13:07 13:11 青年小屋
13:17 13:20 乙女の水
13:27 青年小屋

2日目

• 山行: 6:41
• 休憩: 1:30
• 合計: 8:11

13:27 青年小屋
5:38 5:38 のろし場
5:56 5:56 西ギボシ
6:03 6:12 東ギボシ
6:18 6:20 権現小屋
6:21 6:21 縦走路分岐
6:24 6:33 権現岳
6:35 6:35 権現小屋
6:40 6:40 縦走路分岐
6:55 7:02 旭岳
7:28 7:30 ツルネ
8:07 8:07 キレット小屋
8:56 9:02 天狗尾根 稜線分岐
9:19 9:19 真教寺尾根分岐
9:23 9:24 竜頭峰
9:27 9:38 赤岳
9:41 10:00 赤岳頂上山荘
10:17 10:18 赤岳天望荘
10:21 10:29 地蔵の頭
11:02 11:22 行者小屋
12:01 12:01 中ノ行者小屋跡
12:48 12:48 美濃戸山荘
12:52 12:52 赤岳山荘
13:19 13:19 河原奥の氷柱
13:28 八ヶ岳山荘

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 タクシー

小淵沢駅から9:00発のマウンテンタクシーで観音平へ20分

コース状況／危険箇所等

・スマホ(TORQUE5G au)の電波は観音平から赤岳ぐらいまで殆ど入らなかった。乙女の水辺りでは微かに拾えた。
・青年小屋から権現岳：思ってたより岩場登り。
・キレット：新しい白ペンキあり。キレット自体はさほど厳しくはなかったけどその後の赤岳山頂までの岩場登りも考えると結構タフだった。
・地蔵尾根：崩れかけ…と言っても過言ではない感じ。ただ整備はされているので。。

その他周辺情報

八ヶ岳山荘でお風呂700円と生ビール1000円と食事。

写真

9/7 8:41

あずさ71号松本行きで8:40小淵沢駅

9/7 8:47

予約していた9時発のマウンテンタクシーに乗り込む。6人乗り。台風で予定が直前で1週間ずれてしまったので予約が取れずどうしようかと思ってたけど粘り強くサイトをチェックしてたらポコっと空いたので良かった。

9/7 9:28

20分程で観音平に。9:30から歩き出す。気温高めで半袖スタート。先ずは編笠山へ。

9/7 9:29

癒やされる

9/7 9:47

たまご

9/7 9:57

徐々に癒しはなくなり

9/7 10:34

斜度が上がってくる

9/7 10:43

9/7 10:49

押手川

9/7 10:46

広めでベンチが幾つかあり大勢休んでた。今日は一ヶ月ぶりになってしまったせいか調子が上がらないけどここは通過で。

9/7 11:16

押手川から更に一段、斜度が上がる。

9/7 11:37

9/7 11:38

大きな岩がゴロゴロして八ヶ岳っぽさが。

9/7 11:55

けっこう体力使わされながら森林限界を抜けると編笠山山頂はもうすぐ。

9/7 11:59

割とへたばりながら編笠山。編笠山ナメてましたw ここで持ってきたおにぎりとパンで昼飯。

9/7 11:59

真っ白。山頂は広くて降りてく道が分かりづらい感じ。

9/7 12:10

珈琲も。写真撮ってたら落ちすぎてしまった。

9/7 12:12

待ってても真っ白

9/7 12:49

40分ほど休んで権現岳方面へ行き青年小屋へ向かう。ヤブの間を抜けていく。

9/7 12:56

雲間から青年小屋が見えてきた

9/7 13:01

テン場も賑わってる

9/7 13:08

小屋もお客さんでいっぱい。

9/7 13:10

遠い飲み屋。ついに来たぞ。

9/7 13:18

手続き前に乙女の水へ水を取りに。5分くらいで着く。なだらかで足元もそんな悪くない。台風などで雨がよく降ったせいか事前に調べていたよりも水量が多めな気がした。2リットルが直ぐにいっぱいに。

9/7 13:20

乙女の水の上部。割と沢でした…

9/7 13:27

小屋に戻ってくると少し雲が引いてきていた。

9/7 13:31

遠い飲み屋さんに地元のお酒を献上した。本当は1週間前の予約だったのでコンサートの差し入れだったんだけど。。

9/7 13:45

布団。最近はどこの小屋でもインナーシーツとエアピローを持参している。これと耳栓は小屋泊三種の神器。

9/7 13:46

このあともうひとり増えて男5人

9/7 13:54

諸々落ち着いた所でビール。

9/7 14:35

軽食は13時まででした。

9/7 14:41

せっかく来たので日本酒「七賢」を…翌日があるので今回はこれ一杯で我慢。しかしうまかった。。

9/7 15:33

小屋から見えてるこれ権現岳ですよね？

9/7 17:37

食堂。晩ごはんは17:30から。

9/7 17:42

豪華な晩ごはん。そしてお米と豚汁が美味しいのなんの。どちらもおかわり出来ました。

9/7 17:52

今日はぶどうのデザート。甘くてほっとする。

9/8 5:10

夜は呑みましょうとお誘いいただいてたけど飲み始めると止まらないし疲れてたのもあって早々に寝てしまいました。4時に起きて外の様子を気にしつつ身支度を整え、5時になったのでお弁当のおむすび2つを受け取って出発。お世話になりました。またきっと来ます。

9/8 5:13

しかしガスってる…auの電波は全く入らず細心の天気予報が取れずでしたが、撤退パターンをイメージしつつ取り敢えず権現岳へ。

9/8 5:17

9/8 5:34

レインジャケット着て良かった(笑)

9/8 5:37

のろし場

9/8 5:42

しかし、すろ…白い

9/8 5:46

すろ…白い

9/8 5:47

ここ、左の岩場の急斜面を上がっていくのが正解なんたけど、たぶん右手のザレ場を行こうとする人が多くて足止めさせてる。

9/8 5:47

前の写真と同じ位置から。こっちが正解っぽい。

9/8 5:48

よく見ると古いペンキもある。大体の方向が分かるので助かる。

9/8 5:51

ガスってても足元は乾いてたのでグリップも効くし慎重に行けばそれほど怖くはない。

9/8 5:52

鎖などもあるけどほとんど頼らない。

9/8 5:57

“上”に出た。（ここが西ギボシだったらしい）

9/8 6:00

あれがギボシかなあ

9/8 6:10

ギボシ(東)のてっぺんは普通に行くと下を巻いて通り過ぎてしまうので戻る形でほんの少し登り返す。と、摩滅しかけたたぶんお地蔵様が。

9/8 6:11

ポツンとコ？イワカガミ

9/8 6:17

権現小屋を通過

9/8 6:21

「権現岳山頂、三ツ頭」方面と「赤岳、キレット小屋」方面の分岐

9/8 6:23

おお…

9/8 6:24

道なりに進むとこれが。

9/8 6:26

踏み跡がある岩場を少し上がるとこれ。

9/8 6:27

東側の雲海が凄かった。

9/8 6:27

赤岳が顔を出す。

9/8 6:27

太陽に照らされて輝く雲海..

9/8 6:28

八ヶ岳名物と言っても過言ではないブロッケン

9/8 6:31

昨日登った編笠山はかなり下に見える

9/8 6:39

幽玄の阿弥陀岳と赤岳

9/8 6:42

権現岳山頂からキレット小屋方向へ進むと直ぐに例の長梯子。本当に長いわ。右手側が少しグラグラする。

9/8 7:04

シラタマノキ？

9/8 7:04

権現岳から進みながら見る阿弥陀岳と赤岳が雄々しい

9/8 7:26

ハイマツ地帯を抜ける。

9/8 7:29

ツルネ。出合小屋との分岐。

9/8 7:39

キレットが徐々に近づいてきて緊張感が高まってきた。

9/8 7:51

キレット小屋。ここでテン泊してみたい。

9/8 7:56

キレット小屋で青年小屋おむすび+αで朝ご飯。ここで食べようか登ってから頂上山荘で食べようか悩んだけどここで補給しておいて正解だった。キレットから赤岳で結構体力を使った。

9/8 8:28

キレット核心部へ。

9/8 8:32

新し目の白ペンキで方向は悩まなくて済む。手元に集中できるので助かる。

9/8 8:35

壁というよりは急斜面という感じがした。乾いていればグリップが効くので登りやすい。ただし掴んだ岩がぐらつく事は多々あったので慎重に。

9/8 8:36

見下ろすと高度感でワクワクする。

9/8 8:37

「上」に出たてほっと一息。

9/8 8:38

赤岳に向けてまだまだ岩場は続く。

9/8 8:54

とある梯子・・

9/8 8:54

の下・・・。

9/8 8:59

まだ先は長い。

9/8 9:12

真教寺尾根分岐経由の赤岳山頂方面と文三郎尾根の分岐。ここをまっすぐ行ってしまうと文三郎尾根を降りてしまう。行きかけて引き返した人がいた。

9/8 9:17

真教寺尾根との分岐。去年は赤岳山頂からここへ来て真教寺尾根から下山した。その時に来年はキレットを越えてやろうと思ったので感慨深い。

9/8 9:17

この「キレット小屋→」の看板を去年見てからずっと印象に残っていた。

9/8 9:31

最後の岩場をヒーヒーしながら登って大混雑の赤岳山頂に。さっきまで人は殆ど居なかったのにw

9/8 9:32

青空が見えて良かった。

9/8 9:32

9/8 9:33

阿弥陀岳。去年はあそこから頑張った。

9/8 10:19

赤岳山頂は混んでいたのと先の天気が心配だったので、頂上山荘でアクエリアスを補給して早々に出発。展望荘あたりからはガスっていた。

9/8 10:22

地蔵尾根分岐。地蔵尾根も初めて。

9/8 10:26

・・地蔵尾根えげつない。。

9/8 10:30

かなり手厚い整備がなされているけど維持するのがかなり難しそう。。そう遠くない内に通れなくなるんじゃないかと心配になる。

9/8 10:33

ザレている所も多いので危ない。

9/8 10:35

えええ・・

9/8 10:38

まじ・・？

9/8 10:53

この辺りから樹林帯になりだいぶ楽になる。

9/8 11:08

お腹が空いたので行者小屋でペプシとカレーライス。

9/8 11:32

行者小屋からは南沢ルートで下山。河原地帯を抜けた苔の森が美しいルート（始めは）

9/8 11:42

9/8 12:19

くだりに降ってきた。

9/8 12:47

例の分岐

9/8 13:11

この林道が長くて辛いですよね。。

9/8 13:28

予定通りに八ヶ岳山荘まで下山。ここから14：45発のバスに乗るまでにお風呂とビールを決めたくて頑張った。。

9/8 14:11

お風呂は5人くらいで洗い場いっぱいになってしまう広さだけど快適。お風呂はいるとコーヒータダ券がもらえるけど使ったこと無い。だってビールだから。お疲れ様でした。

撮影機器：

TORQUE 5G KYG01 au 京セラ

感想

たびー

・編笠山：等高線を見れば急登だとは分かってたけど山容に騙される感じ。なかなかキツかった。始めはなだらかだが押手川を過ぎると大きめの岩場をガシガシ上がらねばならない。山頂近くまで樹林帯。山頂自体は広く岩ゴロゴロしているので適当に座れる。
・権現岳：権現小屋手前はしっかりと岩登り。山頂は狭いけど眺めは良さそう。南八ヶ岳の真の盟主と言う人もいるけどミニ赤岳という感じもする。
・キレット：どこまでがキレットなのかというのはあるけど始めの岩登り箇所は白ペンキもある。落ちたら駄目な事には変わりないけど割と登りやすいのでは。ただそこそこの長さを這い登るので体力は削られる。更に赤岳山頂までも岩登りが続くので体力的にはしんどかった。
・地蔵尾根：初めて通ったけど崩れかけを整備で一所懸命通れるようにしている感じ。


・マウンテンタクシー
小淵沢駅を9:00発のマウンテンタクシーはインターネットで要予約で1800円。6人乗り満員で乗り心地は快適とは言えないけど僅か20分程度だし。この料金で観音平まで連れてってくれるのは貴重。9:30には歩き出せる。

・青年小屋
由緒ある古き良き山小屋。晩御飯は5:30から。めちゃくちゃ美味しい。ご飯と豚汁がお代わり自由だった。朝ご飯も5:30らしい。私はお弁当のおにぎり。おにぎりは朝の5時以降なら出来立てをもらえる。ちょっと塩が効いてるのが気が利いてる。小屋で食べる朝ごはんも美味しかったんだろうなあ…
軽食は13時までなのでご注意を。談話室も充実。寝具はまあそれなりなので気にする人はインナーシーツがあった方が快適かも。トイレはポットン式。ペーパーは常備されててそのまま落とせる。
遠い飲み屋は日本酒すきにはたまらない。今度はじっくり呑める体制で挑みたい。

美濃戸のバス停の近くの八ヶ岳山荘はお風呂700円でコーヒーサービス券付き。ビールも食事もある。J&Nもオシャレで良いけど。