北岳!同級生 初めてのアルプスとテント泊
- GPS
- 14:18
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 2,139m
- 下り
- 2,145m
コースタイム
- 山行
- 6:39
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 7:20
天候 | 9/20 晴れのち曇り 9/21 晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
急いで着替えて4:00には乗合タクシーに並ぶが既に100人ほど並んでいて、9人乗りタクシーが8台しか来ないので我々含め20人以上の人はバスに並んだ方が良いと言われました。でも粘って並んでいたらギリギリ乗る事が出来ました。結局第一便は10台×9人乗りでした。 山梨交通のバスは5台増発で対応していました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な部分はありませんが、山頂直下はガレた岩稜歩きが多くなり、他の登山客の落石などの危険もありますので、心配な方はヘルメットを着用した方が良さそうです。実際1/5くらいはかぶっていました。 八本歯のコル周辺は丸太の梯子状の階段(片側手摺付)です。どちらかと言うと下りが辛いと思います。 |
その他周辺情報 | 下山後は市営温泉施設「山溪園」で入浴。400円。 |
写真
感想
中学の同級生仲間で山に登り始めて、もうすぐ3年。富士山に小屋泊で1回、それ以外は日帰りで合計13回地元の低山を中心に登り、いつかは「八ヶ岳やアルプスを歩こう!」を目標にしてきました。
その仲間の中で一番脚力があるS吉君から「シルバーウイーク中に小屋伯したいと」要望があったのは、2週間前の9/7日。他のメンバーにも声をかけたが、お彼岸や帰省、旅行など計画していて、予定が無かったのは自分だけ。
結局、人数が集まらず男2人での山行となったので、連休で混雑必死の小屋泊ではなく、テント泊をすることにしました。お金もかからないし、S吉君も初めてのテン泊に興味があったご様子。
場所は「北岳」。理由は8/11、BSプレミアムで放送した「夏山に登ろう」で、北岳を紹介してS吉君が行きたくなったから。理由は単純、女優の村井〇〇でも登れるんだから俺(S吉)でも大丈夫だと。なので今回は、放送したコースとほぼ同じ、テン泊して間ノ岳まで縦走する計画を立てました。
とは言っても男二人で狭いテントに寝るのは嫌!イビキもうるさいS吉なので、なおさらです。荷物が重くなることを覚悟したうえで各自テントを担いで登りました。
でも登ってみて、これが無謀な計画だった事がわかりました。
S吉と二人で山に登るのは2回目。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-435373.html
前回はペース配分など、すべて本人任せにしてしまい、体調不良になり大失速。その時の失敗を生かし、今回はスロースタートを心掛けました。
でも今回は最初から様子がおかしい。
歩き始めて30分で、すでに失速気味。陽気でおしゃべりなS吉も無言になる。それは、「半年ぶりの登山&全く寝ていない&前日送別会でお酒を飲んでる」などが原因だろう。
始発のタクシーに乗れたお蔭もあって、ほぼ先頭でのスタートにも関わらず、後ろから来る人にどんどん抜かれて行く。同級生登山では脚力がある方だっただけに、自分より明らかに体力の無さそうな年配の方や小さな子供にまで抜かれて行く事に、「くそ、何で足が上がらないんだよ!」と悔しがる。気持ちはわかるが、体力があるから登れるってものでは無いんだよ。
そうして、二俣付近で間ノ岳は無理かな?と思い始める。
八本歯のコル手前では、石川からご夫婦で来られた女性で、同じく高山病に苦しんでる方とお話ししながら登る。
(下山後、ヤマレコユーザーのyy1496さんとわかる)
北岳に来てから、ほとんどの人が(若い人を除いて)抜いていく際、道を譲ってもお礼も挨拶も無く、我先に登っている感じがして、何となく北岳の登山者は冷たいな・・・と感じていた。なので、同じ境遇(高山病)の方とゆっくり登り少しだけ話せて、とても親近感を持ちました。更に高山病にもかかわらず、これから間ノ岳を目指すらしい(驚)
我が隊も諦めかけていた目標を取り戻しました!
八本歯を過ぎてトラバース経路に入るとき、S吉君はきっと北岳は明日にして、間ノ岳を目指すものだと思っていたら「北岳に登ることが一番の目的だったから今日中に絶対登る!」更に「『北岳に来ただけ?』って言われない様に、間ノ岳にも行く!」と言う。
あんなに高山病で苦しんでいたのに、その根性?執念は素晴らしい。
吊尾根分岐で重たいザックをデポし山頂に向かう。
荷が軽くなった分、さっきまでの足取りとは全く違い、口数も多くなっている。
山頂は「岩の頂」の北岳にしては比較的広いが、山頂標識の前は記念撮影の登山客でいっぱい。
ガスっていて視界も悪いし、10分ほど休んでテント場に向けて下山しようとしたら「もうちょっと余韻に浸っていたい」と言う。
確かに、あれだけ辛い思いして登ったのだから、すぐ下山しちゃいけないよね(反省)
テント場はまだ13時半だと言うのに、ほぼ「満室」なので、トイレが近い場所に設営します。ここのトイレは匂わないので、トイレの近くでも気になりません。
テントは二つ持ってきたけど、混雑しているので一つにしました。
1.5張りくらいのスペースでしたが、一人用テントなら張れると思い、隣の人のテントに寄せて一人分のスペースを空けます。すると1時間もしないうちに、初老のご夫婦が2人用テントを張りました。感じの良さそうな方で「宜しくお願いします」と丁寧に挨拶までしてくれました。欲張って場所取りすればゆったりできたかも知れないけど、混雑している時はお互い様なので仕方ないです。
でもこのご夫婦、夜中の2時頃?出立の際、ヒソヒソ声ではなく、普段話すような大きなの声で会話しているのには参りました。
その後も相方(S吉)のイビキなどで目が覚める。
すっかり目が覚めてしまったので、携帯でヤマレコでも見ようとする。スマホに変えてから初めてログインするが、「pinarello」のスペルがわからなくて何度もやり直す(笑)、更には画面が小さくて字が読めない(老眼です)
間ノ岳に登るには3時には起きないといけなかったが、昨日の疲れ具合などからそのまま下山する事にした。3000m越えの「稜線の空中散歩」を楽しみにしていたS吉君には申し訳ないが、今の脚力では無理。
朝食をテント内で食べ終え、5時頃外に出ると富士山が雲海の上に浮かんできれいだった。山に泊まらないと味わえない景色に満足です。
その後、コルでお会いしたご夫婦の方が我々のテントまで来てくれました。すぐ後ろ隣だったとは、驚きです。
2日目は順調でした。
高山にも順応したようで、足取りも軽く景色を楽しみながら下山しました。天気もよく、下りだったせいか、初日と違って他の登山客も気持ちのイイ方たちばかりに感じました。
来年は、山の会の仲間と歩きたいと思いました。
今回コルで、渋滞してくれて良かったです。山での出会いっていいですね。isさんが、知人に似てて、前から知ってる人のように話してしまいました。そして、年下だと思いタメ口だったと思います。すいませんでした。私の方が見た目老けてますが、3つ下でした。
高山病の症状か、ただ登りが苦手でばててるかわからないのですが、後になるとやっぱりあの症状は高山病だったんだと思います。S吉君は、条件が悪くて残念でしたね。でも次回仙丈と目標を決めれて良かったです、そして間ノ岳も?。私は、前に見えた鳳凰三山を目標にします。
朝、テン場でお別れした時に、広河原でまた会いたいと思って下山は飛ばしたんですが、私達は御池小屋を通らなかったので、10分程早く降りてしまいました。ソフトは食べたかったけど、ダンディなおじ様に、30分多く歩くと言われ諦めました。
高山病にめげずに、登山続けていこうと思います。
yy1496さん、こんばんは。
北岳では本当にありがとうございます。
我が隊が一番辛くて苦しんでいる時でした、yy1496さんに何気なく声かけてもらい気持ちが楽になりましたよ。S吉も感謝しているはずです。でもあの後、北岳に登るんだろうと思っていたのに山荘に向かってトラバースしていたのには「やられた 」 と思いました(笑)場所取りしてもらうんだったと それにしっかり間ノ岳も登って百名山2座ゲットしてるし(笑)
自分も毎回高山病になるんですが、今回は軽かったです。いつも2500mを超えると一気にペースダウンしてしまうんです。何とか克服したいですよね、何か良い対策あったら教えてください。
レコで広河原に下山した時間見てビックリしましたよ。、ずっと気にしていたのにいつ抜かれたんだろう。でもダメですね〜、北岳に登って御池小屋のソフトクリームは外せないでしょう
鳳凰三山、北岳がきれいに見えて良い山です。
丹沢に来るときは声かけてください!
おはようございます。
21日は嶺朋コースから北岳を目指してました。
1日違いでびっくりです
お会いできなく残念です。。。
S吉さん、半年ぶりの登山と寝不足の体では相当しんどかったでしょう。
頑張りのご褒美で見れたご来光と富士山は格別だったのでは
コルでの素敵な出会い、読んでいてほっこりしました。
初めて北岳に登った時のこと思いだしました。
この時は同じペースの方々とお互い励ましあって山頂に辿りつきました。
ちょっとした会話って大切ですね。
来年の同級生登山、仙丈ヶ岳楽しみですね
823さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
ええっ 嶺朋コースですか?ずいぶんマニアなルートですね、どちらかと言うと我が隊向きのルートですよ、823さんが行くとは意外です。ほとんど藪漕ぎ状態って聞きましたが・・・レコ楽しみです。
今回はニアミスでしたが、823隊は2度お会いしているので、連休で混んでいても見つけられますよ。3回目はやはり丹沢ですかね
コルでの出逢いがなければ、初日は辛いだけの山行だったかも知れませんね。励まし合って登るってイイですね、我が隊(is隊)はいつもガツガツ登っているので なので同級生まったり登山は新鮮だったりします。
S吉君次の日、今回今までで一番辛かったけど、一番の思い出になるって言ってくれました
ISさん、おはようございます。
おっとっと、ニアミスでしたね!
but・・・先日の北沢峠からの甲斐駒・仙丈と言い、今回のスタンダードな北岳と言い、ISさんらしからぬ?コース選定で少々違和感を感じてます
嶺朋コースは、あの倒木ワールドと藪漕ぎ急登がドM心を掴み離さず、今年で3回目、甲斐駒黒戸と同様に毎年恒例行事になっています
嶺朋コースを歩きながら「このコース、IS隊向きだよね、今度誘ってみよっか」と話しておりました
今回はニアミスでしたが、今度は何処かでバッタリ会いたいですね!
hiro-kunさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
ニアミスでした。相方のS吉に山座同定している時、南御室小屋付近の鞍部を見て「hiro-kunさん達は今頃テント張ってるんじゃないかな?」とか考えていました。まさかその目の前に延びる嶺朋コースを歩いていたとは、ビックリです。
hiro-kunさんの言う通りです 特に甲斐駒仙丈2日間はナマけてました。次の甲斐駒は戸台から角兵衛沢を登り鋸岳経由で登り、仙丈は地蔵尾根から登ります 今回池吊尾根から行きたかったものの初アルプスのS吉とだったので一般道にしました(言い訳です)
3回目のバッタリはやっぱり蛭ヶ岳周辺ですかね
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