紅葉の飯豊山周回 登りダイグラ尾根・下り丸森尾根
- GPS
- 51:06
- 距離
- 36.1km
- 登り
- 3,075m
- 下り
- 3,075m
コースタイム
- 山行
- 9:00
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 9:10
- 山行
- 6:53
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 8:18
- 山行
- 5:22
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 5:32
天候 | 1日目小雨時々曇り、山頂直下は暴風(気温5℃) 2日目曇りのち晴れ 3日目晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
地元草加を2時半出発し、東北道福島飯坂ICより下道110kmで飯豊温泉へ。途中運転1回交代です。7時50分着で、大体予定通り。 駐車場は結構広いですが、到着時には半分くらい埋まってました。下山時には写真の通りの駐車状況でかなり人が入ってます。 帰り 基本同じルートですが、米沢にて上杉神社に寄って、福島飯坂ICで乗ると那須より断続渋滞50キロとあったので、白川ICで降りて下道で帰ってきました。下道に降りてから大体4時間かかったかな。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●ダイグラ尾根 想像していた以上に厳しいルートでした。落合から橋を渡ってスタートです。ここはロープがあったほうがいいなというような岩稜やザレ場が数箇所あります。三点確保、慎重な行動を求められます。 今回は雨で濡れていたので、より慎重さを求められました。行動時間が長いので余裕を持った出発をしなければと反省です。 山頂中腹より紅葉が見事です。 ●本山小屋〜御西小屋〜大日岳〜カイラギ小屋 あいにく展望が全くなかったため展望に関しては何もいえません。 本山〜御西間は緩やかな稜線歩きです。 御西から大日岳は最初は若干緩やかな下り、そして若干緩やかなのぼりでほとんど笹の間を歩くルート、最後が200mくらいの登りという感じです。 御西からカイラギ小屋までは烏帽子岳の他に細かいピークが何箇所かあるためアップダウンあります。紅葉は見ごろ。 ◎本山小屋 今回は遅くに到着して既に満員だった為、神社に宿泊することになりました。 宿泊2,000円。 ビール350缶900円、500缶1,000円。でも冷えていて美味しい。 水は500mlペット500円ですが、管理人さんが水場からくんで来た水は500ml100円。到着が遅かったので水場まで行かず100円で購入。 トイレは3つ、1つ故障中。2つとも管理人さんのおかげでとてもきれいです。 ●カイラギ小屋〜門内岳〜地神北峰 北俣岳へは一気の急坂です。山頂には祠と鳥居がありました。展望最高で日本海も見えます。 門内岳への稜線はなだらかでこれぞ東北の山っていう景色です。歩き易く、門内小屋が見える景色が素晴らしい。紅葉は見ごろです。 門内避難小屋からの展望もまた素晴らしく、見飽きることがありませんでした。水場は若干下に降ったところ。 地神山からはエブリサシ岳への稜線が見事です。いつか歩きたい尾根ですね。 朝日連峰が近く見えます。 ◎カイラギ小屋 収容人数は多いですが、周回、縦走の要所であるため大変混雑します。今回はシルバーウィークとあって定員以上の65名が宿泊、テント泊者含んで100名を越えていました。テントは最後スペースがなくなり幕営禁止になっていたようです。 宿泊1,500円。 ビール売り切れでしたが、日本酒、焼酎はあったようです。 トイレは小屋内にあります。水洗トイレで清潔でした。 水場がすぐ近くにあって、キンキンに冷えて水量豊富でした。 ●丸森尾根 樹林帯に入るまではそれほど急坂ではないですが、丸森峰より下は一気に急斜面になります。1000〜1500m付近は樹林帯で根に足をとられないように注意しながら降りました。 1000m地点にある夫婦清水は喉を潤すのにもってこいの場所。 1000〜500m登山口までは、根もありますが、岩稜帯の急斜面も多く、更に注意が必要です。 今回のルートでは、ダイクラ尾根を下る山行が多いようです。どのルートもかなり急坂のようですが、登ってみた感じだとダイクラを登って、他のルートくだりに使ったほうが安全な印象を受けました。 |
その他周辺情報 | ●温泉 登山口にある飯豊温泉にて汗を流しました。500円也。 浴槽はそれほど広くないですが、若干熱め(42℃)の良質な温泉です。 洗い場は1箇所。ボディーシャンプー、リンスインシャンプーあり。 ロッカーはないので、フロントに貴重品は預けたほうが良いですね。 山バッチ540円で販売していました。 ●食事 国道113号に戻る途中、右手にある民宿越後屋さんにて天ぷら蕎麦大盛り(1700円)を頂きました。 マタギの店主で、熊メニューがずらり、討った時だけ登場するメニューのようで、売り切れになっていました。今回は天ぷら蕎麦にします。なかなか食べたことのない岩魚の天ぷら美味しかったです。 |
写真
感想
今年の2月西吾妻から飯豊山の雄大な姿を目の当たりにして、今年中に絶対登ろうと決めた飯豊山。さすがに3日間はないときついと思い、シルバーウィークに照準を絞って計画しました。今回のルート選定では、ヤマレコ仲間のkazさんの記録を参考にして、反時計回りでガッツリ飯豊山を堪能できる周回ルートを選択しました。
1日目。
夜中発で駐車場仮眠か深夜発で朝到着か悩みましたが、前日の仕事状況により少し寝てから出発することに。8時に登れれば16時には到着するだろうと軽く考えていましたが、あいにく小雨に見舞われ、滑りやすい登山道で緊張を強いられたため、予定通りにコースタイムを縮めることが出来ず、本山小屋に到着したのが17時30分。受付しようとしたら管理人さんから少なくても16時にはつかないとと一喝されてしまいました。小屋は30人程入っていて既に皆さんお店を広げ満員状態。気をかけてくれた管理人さんは、神社を宿泊場所と進めてくださいました。神社は畳でとてもゆとりのあるスペース、管理人さんの知人が先客でしたが、広く使わせていただきました。
そして、10時近くまで管理人さんとその知人の方をお酒を酌み交わしながら話が出来たのは楽しいひとときになりました。
2日目。
天気予報を信じて起きるも、外はガスの中。予定通りに出発するも飯豊山山頂はすぐ近くで昨日と同じ景色です。御西小屋までの稜線歩きは景色がよければとてもキレイなのでしょうが、草紅葉とガスの単調な時間になってしまいました。何度も晴れろ晴れろと念じながら大日岳にいくも見えるは道標だけ。ちょっと残念すぎる結果でした。御西小屋の管理人さんに聞いたら午後には晴れるだろうということで、小屋で若干長めの休憩をとってから、烏帽子岳に向かいます。
すると13時過ぎたあたりで、突如ガスが切れ始め一瞬山が広がります。紅葉と黄葉の広がる景色が素晴らしい。その後も徐々にガスが切れる頻度が多くなり烏帽子岳に到着する頃には本格的に晴れてきました。やはり晴れた稜線歩きは最高です。
カイラギ小屋にはゆとりを持ってきましたが、既に半分が埋まってました。今回はギリギリで3箇所続きで場所をとることが出来ましたが、宿泊者は65名と定員以上でスペース外のところも満員でした。こんな窮屈な小屋泊は、丹沢の蛭ヶ岳山荘以来でしょうか。あいにくビールも売り切れでしたが、冷たい沢水が取れるので持参した焼酎水割りがとても旨かったです。
普段テント泊なので5時半就寝はなかなか寝付けずきついものがありました。翌日管理人さんに聞いたら、テント含めると100人以上が宿泊してシーズン最高だったそうです。
3日目
夜は満点の星空、早朝は朝焼けがきれいで登り始めから最高のコンディションに恵まれました。北俣岳から門内岳、地神岳までは、比較的歩きやすく紅葉を愛でならが素晴らしいルートです。その先に見えるエブリサシ岳へと続く尾根がまた魅力的で、歩いてやりたいところでしたが、今回は時間的に厳しいので諦めることに。前日門内小屋まで来ていればとちょっと悔やみますが、山は逃げませんから次の楽しみに取っておきましょう。
秋色に染まった飯豊山、多くの花の残骸があり、夏の御花畑にも歩きたくなりました。飯豊本山、大日岳で展望がなかったので、飯豊鉱泉からのテント泊。
あとは石転び雪渓からの登りと、エブリサシ岳の登頂。良い山はいろんなルート、季節から登りたくなります。
YAMA555さん、こんばんは。
この三連休どこにも行かないはずはない、とは思ってましたがガッツリですね〜
天気が良さそうだったのですが、後半は満喫出来たようですね。
写真の雰囲気が途中からガラッと変わってます!
私も22日に苗場山に行ってきましたが、久々!?の絶好日でした。
それにしても管理人さんを交えて飲むとは、、、
さぞや山話に花が咲いたことでしょう。
紅葉も進みより山歩きが楽しい季節になりますね。
ya_saさんコメントありがとうございます。
天気が悪かった1日目〜2日目半分は残念ではありますが次回の課題につながるのでまー良かったかなと。飯豊山は初訪でしたが、さすが百名山素晴らしすぎでした。
今回は遅くなったのが幸いで楽しい酒でした。これも何かの縁ですね。飯豊のこと色々とお聞きできて満喫でした。小屋は6時には就寝していたようですから。
苗場のレコ後でじっくり見させていただきます。
秋色の稜線風景、飯豊のおおらかな山塊にマッチした素晴らしい景色、いやぁ、ずいぶん前に行った時の記憶を思い出しながら、記録を楽しく拝見しましたよ。大きな山なので、また行きたいなあ、石転び沢の雪渓や大日岳、飯豊本山よりも南側、まだ行ってない場所はたくさん残ってるし(^^)
ダイクラ尾根、なかなかハードな尾根でしょ? 丸森尾根も急傾斜でハードだし、本当に脚力を試されるお山ですよね。
歩くこともままならないSWだったので、その欲求不満のいくらかをYAMA555さんの飯豊の素晴らしい山行で行った気になりながら楽しめました。
写真構図もイイし、アップも早いし流石です<(_ _)>
kazさんコメントありがとうございます。
ダイグラ尾根は、日本三大急登といわれる尾根以上に大変な登りでしたね。今回は雨が降っていたためなおさら厳しかったです。
稜線にあがってからの尾根歩きは素晴らしいですね〜。飯豊に魅力にどっぷり浸りました。ただ南側天候不順で展望がなかったので再訪したい山になりました。次回の飯豊はぜひ一緒に登りましょう!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する