紅葉・縦走・しげるちゃん! 甲武信ヶ岳〜金峰山
- GPS
- 50:42
- 距離
- 29.7km
- 登り
- 2,275m
- 下り
- 1,887m
コースタイム
2日目:5:50出発-6:20甲武信岳-6:40遊歩道分岐-7:45富士見-9:25東梓-12:30国師ヶ岳-13:00北奥千丈岳-14:00大弛小屋
3日目:8:00大弛小屋-11:45柳平
天候 | 2日:晴れ 3日:曇りのち雨 4日:雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
|
ファイル |
非公開
7226.xls
計画書
(更新時刻:2013/10/31 13:54) |
写真
感想
今回のお題は、きなちゃんが名付けた通り、「紅葉」「縦走」「しげるちゃん」。
癒し系イレブンクライマーのしげるちゃん。ほのぼのしたその空気感が大好きで、
ずーっと前から一度一緒に山にいってみたい、と思っていた。
このたび、念願かなってしげるちゃんとの山行が実現、メニューは岩場でなく普通のお山の縦走。
同行メンバーはきなちゃん きむちという癒し系でありながらもたのもしい山女、もとい山ガール。
コースは5月にきなちゃんと計画し見送りとなっていた甲武信〜金峰の縦走。
残雪期、しゃくなげの時期、もしくは秋、が狙い目の奥秩父縦走コース。
こんかいのお題にぴったりのコースだった。
天候と気合いの問題で金峰は見送りとなったけど、秋の休日を心やさしいメンバーとまったりのんびり、季節を味わうよい山旅でした。
一日目
塩山集合。パスモの残高が20円たりなくて精算、連休ということもあり精算機の前は長蛇の列。
なんと10分まち。ちょっぴり遅刻。ごめんなさい。
きなちゃんが予約しておいてくれたタクシーに乗り込み西沢渓谷へ。
道中 速くも紅葉の美しさに目を奪われる。
一時間もかからずに渓谷の入り口に到着、紅葉がいい色に染まっている。
時間があれば有名な滝めぐりなどもしてみたい所であるが、今回の目的は山登り。
まっすぐ登山口を目指す。
甲武信はみんなはじめて。しげるちゃんとの山もはじめて。
なんだかわくわく、とてもたのしみ。
遊歩道を経て登山口に到着、急登といううわさの徳ちゃん新道をつかって山頂をめざす。
甲武信は初めてということもあり、岩好きのきなちゃんも今回はトリッキーな道ではなく普通の道をえらんでくれた模様。
登山道はよく整備されており、歩きやすい。
シラビソと広葉樹がいりまじり、緑と紅、黄色のアンサンブルがとても美しい。
景色をたのしんだりお話をしたりしながら淡々と登る。
徳ちゃん新道はひたすら登りと平坦な道の繰り返し。
不思議と単調には感じなかったのは、なぜだろう。
植生の変化が面白く、森が深いので、樹林帯を抜け景色が開けた時の気持ちよさはひときわ。
木賊山を過ぎたあたりで白濁した枯れた木立越しに甲武信岳がみえる。
味のある渋い山という印象。
天気が曇りだったせいもあり、全体的に灰色で、白い髭をはやしたおじいさんのような感じだった。
マイペースでのほほんとしたメンバーと気追うことなくのぼれたおかげで、山全体を楽しめた、
きっと単調に感じなかったのはそのせいだろう。
途中天気があやしくなってきたものの、雨に降られることなくテン場に到着、
甲武信小屋、これも味のある渋い小屋。森にかこまれたテン場は快適そのもの。
トイレがとてもきれいでありがたかった。
夜は女子向け巨峰ワインとしげる飯で乾杯、ほっこりあたたかい気もちで就寝。
極寒を予想していたけれど冬用シュラフでは少し暑いくらいだった。
二日目
晴れ!朝焼けをみながら出発。
頂上付近、展望が開けると富士山が見えた。すっきりとりりしい姿。さすが日本一!
360°の展望、1000〜2000Mの山々が緩やかに連なっている。
アルプスでみる展望とちがい、とてもやさしい風景。穏やかな景色にとても癒される。
甲武信山頂上は連休を山で楽しむ人で大賑わい。ハイタッチのあと100名山ゲットの記念撮影をし、そそくさと次の山へ向かう。
つかの間のガレ場を下るとあとは国師までひたすら樹林帯の中をトレイル&トレイル。
自然のままに放置された倒木が森の中に白く横たわっている不思議な景色。
道は極めて歩きやすく、深い森の長時間歩行は軽い催眠術。ついついぼーっと考え事をしてしまい、
なんだかいろいろなことが浮かんでは消え、消えては浮かんでいったようなことだけ覚えている。
ちゃんと地形図をみながらピークを数えて歩いていたきなちゃん、さすがです。
国師の手前の倒木まじりの急騰でやっと目がさめたような気がする。
国師岳につくとそこにまっていたのは大展望!富士山をバックに広がる奥秩父の山々、南アルプスや八ヶ岳もみえた。
谷合いの紅葉がとてもきれいで 秋を満喫!
その先の奥秩父最高峰 北奥仙丈岳まで空身でピストン、箱庭のような山頂上でくつろぎタイム。
その後夢の庭園を経由して大弛峠に到着。
テントを張り、酒盛りタイム。期待を裏切らないさすがのキナ飯とビールでわいわい。
程よい酔いと満腹感で寝落ち。
翌日は雨予報、降りだした雨がだんだん強くなっていく音を気にしながら眠りについた。
三日目
3時半起床、雨。
3時半時点では傘必須の雨、でも、午後に向けて天候は回復する見込み。
夜明けには雨足もおさまっている可能性あり。
しかし、二日目の歩行に満足していたこともあり、完全にモチベーションダウン。
トレーニング、もしくはPHにこだわる山行だったら「行こう」という言葉がでていた、と思う。
が今回は修行ではなく、楽しむ山行、雨・風・寒い・なんにも見えない・・・・う・・・・開口一番「やめとく?」と言ってしまった。
朝の一言はメンバーのモチベーションを左右する大事な一言、ちょっと安易だったかなあ、と反省。
みなさん、正直でごめんなさい。
6時、床上げ。
雨はほとんどやんでいるが金プは雲の中で何も見えない。
山頂付近は雨だけでなく風もそこそこ強いだろう。
金プPHを見送ったのはこれで三回目。
いずれも強い意志をもって行こうと思えばいけてる内容で見送り。金峰はまたいつでも来れる、と思うとぜったい登る、と思えなくなってしまう。
次こそは、PHにこだわってみるべきなの、か。。。
結局、自問自答が「そのうち気持ちよくのぼれるタイミングが来るだろう・・」とゆるゆるの結論に至ったところで下山開始。
下山は大弛からタクシーという手もあったけれど、少し歩きたい、ということで林道を下ることになった。
最初は林道歩きを楽んだ。カラマツの紅葉が金色に輝いているのが感動的だった。が、しかし、ショートカットルートは一つもなく、車道を歩くこと約3時間、さすがに飽きてきて足も気持ちもだるくなり。。。。
やはり山道とはちがう。
携帯の電波が通じるポイントでタクシーを呼びそこからは快速ドライブ。文明の利器ってありがたい。
そして、運転手さんの紹介で謎の旅館のお風呂に入り、ぶどうのお土産をもらって塩山駅へ。
駅前の喫茶店風食堂で、大変おいしいご飯(写真参照)をたべて帰路についた。
夢ぜんざいはほんとにすぐれもの。みな無言で食とむきあってました。
三日目はなんだかウダウダだったけど、それもまたよし、休日のまったりゆる登山、とっても楽しかったです。
<おまけ>
・しげるちゃん
なんと「雪のにおい」がわかるらしい、三日目朝おきて「雪臭い。。。」とつぶやいていた
どこかで近くで雪がふると臭うらしい。また一緒に縦走!今度はアルプスね。
・きむち
あらため きむちさん。会うたびにたのもしくなってるね。もう新人卒業ですね。
来年は私をどこかつれてって〜!
・きなちゃん
しっかりした計画と配慮、本当にありがとう。キンプスキップごめんなさい。
また季節を味わう山行いこ〜。これからもよろしくね!
シゲルだって歩きます。2013。
11月の3連休、山で過ごしたい。
せっかくだから歩きの山行に行ってみたい。
そんなアバウトなお願いに、マコちゃんがいいよ〜と言ってくれた!
そして信頼感抜群のキナちゃんが参加してくれて、
なんだか楽しそうだぞ〜のきむちさんが加わってくれて実現!
お久しぶりぶりの縦走。
歩けるかな・・。の不安も、行けることにうふふ。であんまり深く考えてなかった。
行きの塩山駅でバス待ちの長〜〜い行列を見てびっくり。
事前にリサーチしてタクシー予約してくれたキナちゃんにさすが・・!
楽ちん車内から見える紅葉した山々にテンションアップ。うふふ。
いや〜お日柄も良く、今回は良かったですね〜とすでに満足の感想が浮かぶ。
一番小さい荷物なのに、ずっとテント持ってもらってありがとうございました。
ピカピカの自分の山グッズが若葉マーク全開でこそばゆい。。
紅葉の中、景色を愛で、季節を感じながら歩くのは本当に心地良かった。
甲武信岳の山頂からずっと、時折左側に富士山を見ながら進む。
富士山がだんだん大きく見えてくる。
来た場所を後ろに見て、目指す場所を前に遠く見る。
この距離を歩いているということが単純に嬉しい。
国師、北奥千丈岳から見た景色は本当に綺麗だった。
どこまでも山が重なって続いている。
山の地図を3Dでそのまま見ているようだった。
マコちゃんが山の名前を教えてくれたけど、へーとほーしか出てこない。
もっと自分も知りたいな〜。ぜーんぶ歩いてみたいな〜。
そんな事を思いながら、初めて見た景色に嬉しさでいっぱいだった。満足!
念願のキナ様のご飯もやっと食べられた〜!
テントでまったりほっこり、心地いいものですね。
3日目はあいにくのお天気。
が、晴れ間が見えてきたので、ちょっと歩きたい。と安易に言ってしまった・・。
林道を歩きながら見た紅葉も美しくて綺麗だった。
でも山の中を歩くのとは違う・・。ということがよくわかりました。
この3日間、ずっときれ〜!嬉し〜!楽し〜!ばかり言っていた気がする。
本当に皆さんのおかげです。ありがとうございました。
みんなで記念撮影。一緒にここに来た!を実感できて、嬉しかったな〜。
充実。満喫。
俄然、また山を歩きたい。見たことない景色を見てみたい。
その気持ちでいっぱいになった。
皆の安定感やてきぱきした行動、ベテラン山ガールの風格、かっこいい。
きむちさんもすでに貫禄十分〜。アルプスお願いしま〜す。
シゲルだって歩きます。歩きたいです。
また一緒に行ってね!お願いします!
ずっと歩きたいと思っていた、甲武信ヶ岳〜金峰山の縦走路を、
コースの短縮があったものの、行けたこと。
やっとmacoちゃんと、CL・SLとして縦走経験積めたこと。
初めてご一緒登山のしげるちゃんが発してくれる、新鮮オーラ。
そしてきむさんと、ループ状態でいじり倒し合う。
(お互い、受け身のタイミングがずれる時も、またおもしろし。)
とてもとても大収穫ありの、秋の三連休でした。
みなみなさま、どうもありがとう〜。
初日、甲武信小屋までの徳ちゃん新道は、
想像してたより急登で、「黒戸尾根よりキツかった。。。」
って、みんなに後で言ったら、「それはナイよ〜」とのこと。
きっと、ひさびさ15kg超えの荷物のせいだな。
2日目の夕食材料が消費されるまでは、
重さに内心しんぱいしてたのだけど、
いざとなったら、きむさんにバトンタッチだと、
頼もしい後輩くんの背中を眺めて、歩いておりました。
きむさんとは、3ヶ月ぶりの縦走。
その時からの、成長っぷりがハンパない。
行動は素早いし、よく気が回るし、
体力も、めっちゃついたし。
あと、いじり返しの頭の回転の速さったら!
「きなさん、さすが!」の台詞に、いつもおだてられちゃうよ。
高みに行っても、あたしのことは忘れないでねー
一日目の夕食は、しげるちゃんにお願いしたところ、
気持ちよく引き受けてくれ、
しかも、完璧てっぱんラインナップ☆(写真参照)
ごちそうさまでした!
しげるちゃん、お料理だけじゃなく、
最後の縦走から1年以上経っているとは思えない、
歩きもブレなしで、びっくり。
柔道は有段者。剣道も経験者だそう。
やっぱりクライマーは、体幹が違うなあ。
どこまででも歩けそうなくらい、ずっと元気。
メンバーで一番、行程を楽しんでたように見えたよ。
毎週パン2で会ってるだけじゃ知ることができなかった面を、
知れたみたいで、うれしい。
次は、アルプス縦走しようね〜
晴れ女は宝だよ。
2日目は、森の中のアップダウンコース。
国師への最後のひと登りがキツかった。。
けど、前日の徳ちゃんでも思ったこと、
ふくらはぎにクルあの感じが、ちょっと気持ちいい。
やばい、ひさびさのMっ気。
主要な分岐があると、りっぱな標識が必ず立ってた。
いろんな方向に、おもしろそうな場所がいっぱいありそう。
今度は北から入って、東に縦走してみたいな。
奥秩父最高峰の北奥千丈岳の頂上は、360度の眺望が楽しめて、
解放感がサイコウでした。
でも、macoちゃんのハジケっぷりも、
今まで見た中で一番だったような?
最近、岩相手に闘ってばっかだったからかしら?
和む系の縦走、いつでもご一緒しますよー
いっぱいご飯食べてくれるメンに、macoちゃんが加わりました。
あなたのために、腕ふるいます。
今回気づいたこと。
楽しんでいるメンバーを見るのが、ほんとに好き。
だから、風雨の中、修行のように縦走を続けて、
げんなりしているみんなを見るよりは、
大弛からの下山を選んだことは、わたしにもベストでした。
まぁ、わたし個人的には、林道ニガテだから、
3時間の歩行はじゅうぶん精神的に修行になったよ。
今後に生かせるよー
余談。
往復路ともタクシーを利用したのだけど、
どちらの運転手さんも、ちょっとした観光情報やら、
地元事情など、たくさんお話してくれて、
とくに、開通が決まったリニア新幹線のために、
柏崎原発から電線が伸びてるって話題が、興味深かったな。
それから、帰ってきたら楽天が優勝してた。
登山で体重が増えてなかったのも、ひさびさ。
ばんざい!
コメント
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シゲルが無事で何より!!
それはともかく、楽しそうな秋の縦走ですね。
女子に生まれたかったと少し思ってしまいました。。。
山スカはいたら仲間にいれてあげますよ
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