槍ヶ岳 北鎌尾根
- GPS
- 36:53
- 距離
- 45.8km
- 登り
- 2,644m
- 下り
- 2,499m
コースタイム
- 山行
- 9:43
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 10:52
- 山行
- 12:47
- 休憩
- 2:51
- 合計
- 15:38
- 山行
- 7:38
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 8:38
天候 | 初日 曇後一時雨 二日目 曇時々晴 三日目 晴時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
水俣乗越−北鎌沢出合:ガレ沢の下りはかなり悪く、下りにくい 北鎌沢:昔に比べると沢登り的な感じが増えたような印象 北鎌尾根稜線:稜線と巻きをつなぐ箇所に出てくるガレやザレが悪い |
写真
感想
1.北鎌は二度目。12年前の9月に同じコースで単独で歩いたが、前回(14時半くらいに槍頂上)より難しく感じ、はるかに多く時間を要し、槍ヶ岳山頂に到着したのは日没後となった。
小屋到着まで15時間以上の行動時間となりさすがに反省。
理由は以下にあると思料。
a.自身の加齢を主因とした体力の無さからくるスピードの低下。
b.水俣乗越からの天井沢の下りがザレていて相当に悪い。従来のジグザクの踏み跡も一部残っているが続かない。とにかく沢が荒れている。
初日の就寝時間が20時となり、本番の2日目のスタートがやや遅めとなった。
北鎌沢出合までのアプローチに関しては、未経験なので軽々しく言えないが、貧乏沢も検討の余地があろう。
c.独標トラバースルートの昔の逆コの字箇所にフィックスロープが設置されているなどプラス面もあるが、ここ数年の間の地震あるいは水害のせいか、稜線からトラバースに移る、あるいはその逆の際に出てくるザレ、ガレが不安定で肝を冷やすこと数回。
他にパーティーがいなかったから良いが、落石も数回引き起こす。
d.頂上直下でチムニー2本の後、従来のように左に回りこみ祠まで上がったが、途中短いチムニー形状の箇所があったりして時間を要した。チムニー2本の後、直上した方が良いかもしれない。
e.前回はロープはまったく使用しなかったが。今回は安全を期し、短い懸垂で1回、登りで2回使用。
f.(くだらない点であるが)平日であり、北鎌は我々の貸し切りであった。逆に他のパーティーから情報を得たり、コース取りを参考にさせてもらうということは全くできなかった。
2.水場
a.水俣乗越からの下降の途中、間の沢出合での水調達も考えていたが、完全に伏流となったおり、不可。
b.北鎌沢出合から10分弱下流に降りたところが谷/沢形状になっており水が得られる。
c.逆に北鎌沢では中下流に二か所、上部で1か所(北鎌のコルから降りて来れる距離)水が出ていた。
3.岩稜ルートとして
難しいクライミング部分があるわけではないが、アプローチも長く、岩稜自体も長く、危険な場所が続き、槍ヶ岳の頂上に突き上げるという点ではやはり一級のバリエーションルート。
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