愛宕山 清滝・月輪寺・表参道周回
- GPS
- 09:04
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 1,373m
- 下り
- 1,399m
コースタイム
- 山行
- 8:09
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 9:04
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り:JR嵯峨野線 嵯峨嵐山駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に問題なし。 |
装備
個人装備 |
ラジオペンチ
ライター
Escape Bivvy
エマージェントシート
クマよけ鈴
非常用笛
携帯トイレキット
ゴミ袋
着替え用Tシャツ
携帯用浄水器
プラティパス
Tシャツ
ソフトシェル
クライミング用パンツ
靴下
雨具
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
レジャーシート
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
ガイド地図(ブック)
常備薬
保険証
サングラス
タオル
ストック
一眼レフカメラ
三脚
Tシャツ着替え用
登山靴
帽子
iPhone6
モバイルバッテリー
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感想
今年の1月以来、山に行く時間がなかなかとれず、およそ8ヶ月ぶりの登山となった。久しぶりの山なので、山道具を背負ってどのくらい歩けるのか自信がなかったが、登り慣れた愛宕山に登ることで今の自分の状態を詳しく知ることができる。苦手な酷暑の夏も終わり、これから山登りに行きたくなるシーズンになるので、少しずつ体力を戻しながら山登りを再開したい。山歩きに慣れるための準備として、今回は保津峡駅から清滝方面に沢沿いを歩き、清滝から傾斜がやや厳しい月輪寺経由のコースで愛宕山山頂を目指すコースを計画した。山頂からの下山ルートには、水尾の別れを経由した表参道を歩く。
朝9:50に保津峡駅に到着し、登山開始。保津川沿いのアスファルトの道を、清滝へ向けて下っていく。落合から清滝川に降り、沈下橋があるところで水尾方面に抜ける「米買い道」の入り口を確認する。米買い道は愛宕山中腹の荒神峠を経由して、清滝と水尾をつなぐ山道だが、まだ歩いたことはなく、そのうち歩いてみようと思っている。清流が美しい清滝川沿いの東海自然歩道を清滝に向けて遡る。このあたりは「金鈴峡」と呼ばれ、特に紅葉の時期が美しく、京都市周辺の中でも好きなハイキングコースのひとつだ。俳人・松尾芭蕉が死の3日前に詠んだと言われている「清滝や波に散り込む青松葉」はここのことらしい。
清滝集落にある愛宕神社の表参道入り口を通り過ぎ、月輪寺へと向かう林道を歩くと次第に山が深くなっていく。ほどなく清滝川に沿って高雄方面に向かう東海自然歩道・京都一周トレイルと別れ、支流の堂承川に沿って月輪寺コースの登山口へと続く林道を進んでいく。このあたりは北山杉が多い。左手に大杉谷コースの入り口があるがそれも通り過ぎる。
月輪寺コース入口で、空也の滝に向かうかどうかちょっと迷うが、予定より出発時間が遅かったので、空也の滝に寄り道することを諦め、月輪寺コースにそのまま入る。月輪寺コースは、愛宕山山頂へ向かう登山道の中では急傾斜の階段状の登りが長く続くので、どちらかというと登りにはハードな方だと思う。登りに使うより下山時に使う方が楽なコースだ。この日は良く晴れていたので登っている途中で首元が暑くなり、かなり汗をかいた。中間点のお地蔵さんのところで一回休憩を入れ、月輪寺までおよそ80分で到着。この時点で既に膝周りがヤバかった。
久しぶりに訪れた月輪寺は、2012年7月のゲリラ豪雨で起きた土砂崩れの影響で、寺院の建物が土砂に埋もれるなど、大きな被害が出た古刹だ。今回も復興の願いを込めていくばくかお賽銭を入れさせていただいた。少しは復興したかに見えたが、立入禁止のテープが張られたお堂はまだ痛々しい姿を晒していた。多くの登山者が立ち寄って休憩していく山奥の古刹であり、多くの立ち寄る登山者が少しずつカンパしていけば、復興できるのではないか。
月輪寺から愛宕山山頂までさらに400mほどの登りが続く。東の尾根道となり、麓で通り過ぎた大杉谷コースとの合流点で一休み。愛宕山山頂まではもう少しだ。ひんやりとした山頂付近の風が気持ち良い。だいぶ足が疲労し膝が傷んできたが、ザックを担ぎ、さらに登る。
清滝を出発してからおよそ160分。愛宕神社前に到着。だいぶ登りがキツかったが、途中でリタイヤすることなく愛宕神社まで登ることができた。愛宕神社は連休中ということもあってか、参拝者を多く見かけた。中には子供をザックの上に乗せていた家族連れも見かけた。もうすぐ1歳になる娘を背負って愛宕神社まで連れてくるには、もっと脚力を鍛えないと。
愛宕山の三角点まで足を伸ばしたあと、表参道を清滝方面へ下山。途中愛宕駅廃墟に寄り道した。この駅が開業し、賑わっていた頃はどんな様子だったろうか?風雨にさらされた鉄骨の柱はむき出しになり、ボロボロになっていた。いずれ屋根を支えきれなくなり、崩れてしまうのだろう。ただなんとなくそんなことを考えて後にした。
清滝に着いたころに、ちょうど日が暮れた。バスに乗ろうとしたが、現金をほとんど持っていないことに気が付き、iCOCAカードで乗れるか運転手に尋ねたが、使えないらしい。しょうがないから疲れていたけれども、清滝隧道トンネルを徒歩で抜けて、JR嵯峨嵐山駅まで4km弱の道を歩いて、今回の山行は終了。10kgのギアを背負って20kmを超える距離を歩き、足裏と膝がさすがに痛むが、少しずつ山を歩ける力をつけて行こうと思う。
この山行で撮影した写真を下記で公開しています。
https://www.flickr.com/photos/kaoru_hayashi/sets/72157657000012593
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