燕岳～大天井岳ピストン テント2泊3日

2024年09月13日(金) ~ 2024年09月15日(日)

• GPS: 21:26
• 距離: 25.0km
• 登り: 2,528m
• 下り: 2,511m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:30
• 休憩: 0:32
• 合計: 8:02

距離 7.4km 登り 1,475m 下り 207m

5:59 中房温泉バス停
6:37 6:38 第１ベンチ
7:15 第２ベンチ
7:45 7:50 第３ベンチ
8:20 8:26 富士見ベンチ
9:09 9:15 合戦小屋
9:34 合戦山
10:11 10:17 燕山荘
12:52 めがね岩
13:00 燕岳
13:10 13:18 北燕岳
13:37 燕岳
13:45 めがね岩
13:56 いるか岩
14:01 燕山荘

2日目

• 山行: 7:04
• 休憩: 2:44
• 合計: 9:48

距離 8.3km 登り 776m 下り 609m

7:22 燕山荘
8:03 8:04 蛙岩
8:23 8:25 大下りの頭
9:53 小林喜作レリーフ
10:00 10:01 槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐
10:30 12:20 大天荘
12:55 大天井ヒュッテ
13:10 13:38 牛首展望台
13:50 14:12 大天井ヒュッテ
14:56 大天荘
15:56 大天井岳
17:10 大天荘テント場

3日目

• 山行: 4:40
• 休憩: 0:59
• 合計: 5:39

距離 9.3km 登り 277m 下り 1,695m

5:02 大天荘
5:21 5:22 槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐
5:27 5:33 小林喜作レリーフ
6:49 大下りの頭
7:05 蛙岩
7:42 7:59 燕山荘
8:22 合戦山
8:36 8:55 合戦小屋
9:12 9:13 富士見ベンチ
9:32 9:39 第３ベンチ
9:56 9:57 第２ベンチ
10:13 10:20 第１ベンチ
10:41 中房温泉登山口

大天井岳にも上れたのですけど、ログをオンにするのを忘れました。
小屋から10分ほどです。

天候

曇りあり晴れあり雨あり

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

写真

9/13 2:40

夜行バスでした。休憩は2回。諏訪SAから諏訪湖。
前回ここを通った時に、大きな虹を見たことを思い出す。あの時は燕もいました。今日は燕岳に行く。

9/13 5:30

何年振り？の中房温泉
あの時はバスで眠れず食欲がなくて、脱水とシャリバテでしんどかったなぁ。
今回は、バスでたっぷり水分とったし、良く寝たので、ここでしっかり朝ごはんを食べてから出発。

9/13 6:38

久しぶりの登山です。ゆっくり確実に一歩一歩。

9/13 8:43

体力が心配だったけど、思ったより順調にこの看板と再会できました。

9/13 8:58

すいか、まだ売ってました！
塩をたっぷり振ったら、甘い！

9/13 9:33

すっかり元気になって、再出発。

9/13 10:00

あ！と、急いでで撮りました。
お天気運の悪い私、これが今回の山行での見納めになるかもしれない。。（ぜんぜんそんなことなかったよ〜とあの時の私に自慢してあげたい。）

9/13 10:12

到着！

9/13 11:33

写真を撮り忘れましたが、テントも張って少し休憩したら、次は腹ごしらえ。軽量化のために、貧相なごはんしかもってこなかったので、山小屋で食べられる時間に贅沢するぞって決めてました。
迷いに迷ってカツカレー♪ 燕の形にカットされたチーズがかわいいね。（私には少し多かった。）

9/13 12:32

荷物をぐっと減らして、でも一人だからもしものための最低限のいろいろを持って、いざ燕岳へ！

9/13 12:35

9/13 12:36

コマクサもこの通り葉っぱだけ。

9/13 12:41

9/13 12:50

第一ライチョウ発見。単独行動なのかな、あまり動かなかったです。

9/13 12:51

雲の流れが速い日で、午後は天気が崩れる予報でした。
でもまぁ、みんな思うことなんでしょうけど・・・
雲のかかった山ってかっこいいですよね。

9/13 12:51

9/13 12:52

燕岳、前にもましてサルが増えてました。
この時間、山頂付近は人が少なく、数の上ではサル優位。

9/13 12:54

なにもかもが白くて、天国への階段のよう。
迎えるサルは番人よう？

9/13 12:59

親子のサルに「かっこいいね〜写真撮らせてね〜」
と声をかけながら撮影。怒らせたら怖いじゃん。

9/13 13:00

山頂。かっこいい景色！
あの先は北燕岳？気になる。

9/13 13:00

日本のお金以外も集まっていましたよ。

9/13 13:01

こちらから見る燕山荘も素敵ですね。

9/13 13:07

というわけで、雨の降る前に〜と急いで北燕岳へ向かう。

9/13 13:12

この辺りまで来ると人がいないくて静か。
山頂まで行ったのですが、景色に見とれて写真を撮り忘れた。
一人の時間が快適過ぎました。

9/13 13:13

どんどん白くなって、あわわと慌てて戻る。
（北燕岳山頂直前にほんの少しですが足場の悪いところがありました。）

9/13 13:27

と思ったら青空が美しい。
と、天気に振り回された時間でした。

9/13 13:29

9/13 13:38

燕岳のまき道に、数個だけ咲いていたコマクサ。

9/13 13:39

9/13 13:40

9/13 13:42

9/13 13:44

メガネ岩

9/13 13:46

この辺りで、有給取得中と知らない取引先から突然電話がかかってきて飛び上がりました。携帯電波（Docomo系です）とっても良好です。

9/13 13:46

作り物のように現実味のない色と質感。

9/13 13:50

明日はあそこを歩けるんだなぁと思った途端に湧き出してきた幸福感。これだから、アルプスはやめられない。

9/13 13:50

山を楽しむ人と山、のとてもいい風景だと思うのです。

9/13 15:19

もどったら再び贅沢。ソーセージは夕飯のおかずに、半分テントに持ち帰りました。

9/13 15:38

同じように登って歩いて、くつろぐ人たち。
山小屋の中の空気も好きです。

9/13 16:15

あれ？引っ越したの？

9/14 4:51

夜中に風に強い時間があったのですが、よく眠っていてうろ覚え。何度も起きるたび星空は望めなかったけど、実は明け方近くにきれいに見えたそうです。
で、寝坊。慌てて朝日を見るため小屋へ。

9/14 5:07

空はすでに明るくて、山がきれい。
いい一日になりそうです。

9/14 5:08

朝日を見るために集まる人々のシルエットが好き。

9/14 5:11

アルプスの女王の、朝の姿はいつにも増して美しいと思うのです。

9/14 5:30

9/14 5:33

槍ヶ岳に落ちる影と光。この時間って山に泊まらないと味わえない貴重なものですよね。

9/14 5:38

女王様。

9/14 5:46

9/14 5:46

9/14 6:11

カップを忘れたので燕山荘で買いました。

9/14 7:26

こんな景色を見ながら歩ける、しかも涼しい朝の時間。
こんな幸せな登山道に、こんな日に居合わせるなんて、なんとラッキーなんでしょう。

9/14 8:01

9/14 8:13

槍ヶ岳もばっちり！どんどん近づいてきます。
いつか、その足元まで歩いてみよう。

9/14 8:16

パノラマ銀座のこの部分を歩くのは初めてでした。
右手の景色が、いつもと違う形に様子を変えていくのが楽しくて、興味深くて、前に進めません。

9/14 8:20

9/14 8:25

稜線をずっと見られる幸せ。

9/14 8:26

9/14 8:26

ここから槍ヶ岳に向かう人たちと少しお話して、私は大天井岳へ。

9/14 8:27

左奥に見えるのは穂高では！

9/14 9:38

9/14 9:51

イワツメクサの名前を覚えたのは、奥穂高岳ツアーでした。
マッシーさんの一言一言は、今でも高い山を歩くときの私の教科書。

9/14 9:56

ここを歩いてきたのよ〜

9/14 9:57

9/14 10:00

分岐からは石がゴロゴロする道になり、少し歩きにくいです。

9/14 10:03

9/14 10:34

9/14 10:58

天気が良すぎて、どこに張るべきか全くわからなかったテント。
周りも人が少なくて、ベテラン風のテントはすでに無人。
えいやっ！と張りたいところに張りました。

9/14 11:12

9/14 11:25

9/14 11:32

テントを張ったらお昼ごはん。中で食べると暖かいお茶を飲めます。

9/14 11:34

カレーは昨日食べたので、冷やし中華。
山の上でこれが食べられることに感謝。

9/14 12:03

この角度から槍とテン場と小屋がみたくて、少しだけ東大天井岳の方へ歩いてみる。

9/14 12:10

いいところだなぁ。

9/14 12:10

東大天井岳の方にこのまま進みたい気持ちと、牛首展望台に行ってみたい気持ちで、しばらく立ち止まる。
すれ違う人が、少し心配そうに挨拶してくださる。（すみません）

9/14 12:20

9/14 12:21

牛首展望台を目指すことにしました。
まずは大天井ヒュッテへ。

9/14 12:40

地図を見てわかっていたつもりだったのですけど・・・。激下り。ここを登って戻ってくるかと思ったら、（暑かったし）、前へ進む自分を呪いたくなる気分。（でも進む足。）

9/14 12:42

9/14 12:49

大天井ヒュッテが、これまた低いところにあるんですよ。
そして、正面に見えているのが牛首展望代への登山道。
この写真では伝わりませんが、ヒュッテから見上げるとなかなかのそびえっぷりなのです。
岩場っぽいところも見えるし、こりゃ無理でしょ、ヒュッテでお茶して帰ろっと思ったところに、燕岳への登りで出会ったナガノさんに再会。なんと牛首展望台まで付き合ってくださることに！

9/14 12:54

大天井ヒュッテ、地味な感じが好きです。
表のベンチからの景色も最高です。

9/14 13:12

早朝からあちこち登り歩いてきたナガノさんと、体力のない私で「きつい、えらい」と声かけながら登ること15分弱。
すんばらしい360°の風景が迎えてくれました！

9/14 13:12

高瀬ダムも見える！！
あれが鷲羽だ、針ノ木だ、と教わりながら、の贅沢な時間。

9/14 13:13

穂高の方の雲が流れてくれないかな〜と話しつつ、山頂で座り込んでおしゃべり。この時間の快適さは、今までの中でも一、二を争うかも。風景、空気、風、日差し、気温、すべてが完璧でした。

9/14 13:53

ヒュッテまで戻って、期限キレで100円のCCレモンを飲む。
このベンチも最高で、ここでもずいぶんと長く休憩してしまいました。

9/14 15:02

大天井ヒュッテに戻って、今度は生ビール。

9/14 15:05

山の生ビールは美味しすぎる！
私はすぐに脱水状態になるようなので、山ではほどほどにしか飲めないのが残念。
と言っていたら、お天気が急変しはじめる。

9/14 16:14

急いで大天井岳山頂へ！
あ〜このコースを歩いてきたんだ、
と悦に浸る時間を逃さなくてよかった。

9/14 16:18

槍ヶ岳方面はすでに雲で真っ白。
激動する雲と山が迫力でした。

9/14 16:19

9/14 16:23

松本の町でしょう、上に広がる不思議な空の様子。
これはどんなことが起こっているのかな。いつかちゃんと調べてみよう。

9/14 16:25

9/14 16:34

横に縦にと、何度も何度もこの稜線を撮る。
美しいです。

9/14 16:35

9/14 16:35

テント場の方も怪しい雲が・・・。

9/14 17:06

夕ご飯。

9/14 17:16

と準備をしていたら、ナガノさんがアルファ米で作った炒飯を持ってきてくれました。これ美味しい！！
アルファ米が苦手って話したから、わざわざ味見させてくれたんですよね。今日一日、楽しく過ごせたのはナガノさんのおかげ。ありがとうございました。

9/15 5:02

夜の写真、撮らなかったのですけど・・。
雨風強めでした。雨の量はそこまでではなかったけど、風が強くてテントがずいぶん揺れました。
テントを張った場所が悪かったのか、どの場所もそうだったのかはわかりません。このテント場は風が強い場所と聞いていたので、ペグをしっかり補強しておいたから、どこも抜けたりはしませんでした。
ただ、フロアが浮く感じが何度かあって落ち着かない。テントから離れたら、突風でテントがとんでいっちゃいそうでテントから出る勇気もなし。
しかたなく、手の届く範囲の大きめの石を4，5個、テント内に持ち込んで、四隅に置きました。横に浮く感じがなくなり、そのあとは寝てしまった（我ながら驚き。）

写真は翌朝のテント場です。小屋近くの低い土地の人、雨たまらなかったかなぁ。

9/15 5:23

昨夜から電波が入らなくなって天気がわからなかったので、朝3時半に起きて雨の中撤収。動けるうちに稜線を抜けておきたいと5時前に出発。結果、朝の1時間半ほどでひどい雨風は止みました。
もう少しゆっくりしていたら、撤収が楽だったかなと思うけど、それも結果論。早く下山できたし無事でオーライということにしておこう。

9/15 5:38

こんな風景がまたよい。結局、山はなんでもよいのか？私。

9/15 5:41

4匹のライチョウチームに先導してもらいました。
足元が不安で撮影がうまくいかなかったけど、結構長く一緒に歩いてくれて楽しかったな。マイペースっぷりが彼らの最大の魅力ですね。

9/15 6:25

良いですよねぇ。

9/15 7:07

カエル岩ってこれでしょ？これだよね？と思わず独り言。
行きでこの辺りを一緒に歩いていた方たちと、「どれがカエル？どれ？」とずいぶん探し回ったのです。結局分からず仕舞い。
これだよね？？？

9/15 7:47

燕山荘でコーヒーを飲もうと思ったけど、びしょ濡れなので靴を脱ぐのがめんどくさい。
外のベンチはびちゃびちゃ。
素通り。

9/15 8:16

やっと晴れてきた！
この手前で写真を撮ってあげた外国人カップル。
カメラを向けたら、すごくかわいく抱き合って最高の笑顔で。
とてもいいもの見せてもらいました。写るんですも久しぶりにさわったな。

（これをきっかけにファインダー付きカメラが欲しくなり、今もその気持ちが続く。）

9/15 8:39

合戦小屋で豚汁とコーヒー。
豚汁沁みました。コーヒーは好みよりすっぱかった。

9/15 8:41

でも、カップがかわいかった。

9/15 9:57

下りは簡単。あっというあに第二ベンチ。
この後、有明壮まで歩いてお風呂に入り、バスで穂高駅へ。

9/15 13:40

電車を待つ間、穂高駅まえのブルワリーでカレーとクラフトビール。このカレーがエスニックな味。好みで美味しかったです。

撮影機器：

iPhone 15 Plus Apple

Foodie Linecorp

感想

ばく

この夏もあまり高いところに行けなてなくて、仕事も忙しすぎたし、これは一度ぐらいアルプスの風景を見ておかないと爆発する！と思いまして。
ポチっとしてから、準備時間もあまりなく、体力だけが心配で軽量化に努めた結果、予報より早く崩れ始めた2日目夜に少々不安な思いをしました。結果的には持ってきた装備で十分だったのですけど、もし雨があれ以上が激しかったら、不快な思いをしていたかも？いや、そこだけ耐えればよくて、やはり荷物が軽かったからあれだけ楽しめたかも？と、今でも答えはありません。テントの張り場所もそうです。どこが正解だったのか。最悪でなかったのは間違いないけれど、こういうときどんな選択をするのか、一人だと尚更悩みますね。
でもそれも含めて楽しかったです。なにより、2日目の素晴らしい景色が見れたのは、行動したからこそ！
臆せず出かけよう、前回の新幹線日帰りからまた一つ、次に続くコインを手に入れた気分です。