菅平牧場から根子岳四阿山を周回
- GPS
- 07:22
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 967m
- 下り
- 965m
コースタイム
- 山行
- 5:54
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 7:22
天候 | ガス後高曇り、時々小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
菅平牧場から周回する場合、時計回りをお薦めします。四阿山へ向かうコースは、スタートの沢を越してしばらくいったあたりから1kmぐらい、腰から背丈ほどの笹の道が続き、かなりかぶっていたり、下が見えないほどの場所もあり。その後も中腹、上部にかけても、同じような笹道が随所に点在。厄介なのは、朝露がついている午前中で、下半身が露でぐっしょりとなりそう。根子岳側は頂上までほとんど笹が被るところは無く、快適に根子岳山頂まで行けます。根子岳から四阿山へ行く道は、四阿山コースの分岐点手前の急登が、同じような笹のかぶった道で、通過する時刻が10時過ぎだったため、あまりぬれずに済んだ感じ。四阿山頂へ登頂後にコースを下れば、笹道は午後の通過となり、ほぼぬれずに済みます。 根子岳へのコースの下の方は牧場の放牧地で展望台まで明るい道です。展望台からは菅平全体、浅間〜湯ノ丸が大きく見える。その上からは白樺林の中の道で、眺望は無く、でも日陰なので直射日光は当たらずに済んだ。ところどころ下の方が見えるが、単発的。最後はがれた道になって眺望が開ける。根子岳からは西側を除いて、大展望が広がる。四阿山へ向かう道の隣の岩峰は四阿山の眺めがすこぶる良く、オススメ。ここから背丈の低い笹道を一気に下り、コルからは樹林帯の中の急登が始まる。この道は上部が深い笹道に変わって、露で結構濡れました。分岐点まで出れば、四阿山へは快適な眺望の良い緩やかな道。頂上は東西に長く、東側に三角点。 四阿山からは360度の大展望が得られる。遠く富士山まで見えます。分岐まで戻り、四阿山コースを下る。こちらは中四阿あたりまでは、多少の笹はあるも、眺望もよく歩き易いが、里宮分岐から下が、白樺林の中のほぼ笹道で、ちょっとうんざり。しかも下がかなりぬかるんでおり、笹が被って見えずらいので、とても滑りやすく、下りは転倒リスク回避に神経を使います。 |
写真
感想
18日はバタバタと準備をして、あわただしく家を出たのが21時ころだった。寝る時間を考え、少しでも早く出たかった焦りが、これまでに1度もなかったほどの、大失態を招くことに成る。高速に乗って一安心、狭山PAでお休み取って、PAを出た時の事、脳裏にパソコンで、充電中にしてあったカメラの残像が、ふと浮かんでくる!アッと思わず叫んでしまった!そうそう、自宅に充電して、出がけにザックに入れるハズだったカメラを、入れてこなかったことに気づく。
山行きの最大のお楽しみが私にとっては、「カメラで山のモチーフを撮影する」ことにあるので、その落胆たるや!人生初、やっちまった大失態でした!最近、いろいろなことで、ちょっとした物忘れが、とみに多くなってきたのだが、とうとう大きな失敗をしてしまった。なかなか自分だけで気を付けても、限度がある事を痛感!忘れても大丈夫なように、いつでもバックアップできるように、予備カメラを車に積んでおくなど、考えないといけないかも。保管場所としては車中は良くないので、一考の余地はありそうだが・・・
というわけで、今回の撮影は、iphoneのみと言うことに成りました。幸いモバイルバッテリーは、持ってきていたので、スマホでも撮影はまあ、撮り放題できるのが、せめてもの慰めとなり、気持ち切り替えて、山を楽しむことにしたのでした。
菅平牧場は入山料300円をゲートで支払うシステム。ソフトクリーム100円引きの特典あり。この日は朝入山ゲートに人がおらず、その特典を享受できず残念!帰りにゲートで入山料払いました。平日なので6時過ぎ駐車場はガラガラ、第一駐車場の一番奥に駐車できた。きれいな水洗トイレあり。山に入ると途中水は得られないので、この時期多めの水の持参をお薦め。この日は曇り基調で、それほど熱くなかったけれど、2Lぐらいは消費。暑い時は、少し保険賭けて、3Lはないと厳しいかも。
この周回コースは変化に富んで、楽しい道であることは間違えないが、笹のかぶったぬかるんだ登山道のマイナス面があり、周回方向を時計回りにすることをオススメします。笹の朝露で、全身べしょべしょにならないためです。反時計回りは、最大の笹道の深い四阿コースの前半を、午後に回す作戦。朝早い時間この笹道を通るのは、下半身が露でぐっしょりになります。ただし、下りに笹道を選ぶと、かぶった笹で下が見えにくく、ぬかるんだ登山道はスリップリスクがいっぱい!必ずストック持参で、露払いしながら、前方障害物確認を取って下ることが肝要です。
前半根子岳コースは、さいしぃ展望台までは明るい牧場の道。その上から頂上直下までは白樺林の見晴らし無い笹道です。でもこちらは道幅がある程度広くて、あまりかぶっていないです。また樹林帯で日陰なので、まあまあ涼しい。頂上直下でガれた道になって展望広がります。この日はガスガスで何も見えず。
頂上は広くて、祠前にかわいい花の百名山の標識あり。しばらくすると、ガスが流れ始め、30分粘ったら、ガスが晴れて、270度大展望を享受できました。八ヶ岳や富士山、南アルプスまで見えましたが、北アルプスは雲が多くて、はっきりせず。近くの浅間山から湯ノ丸の連山が一番、映えます。西側だけ木々があって眺望効かず
根子岳から少し下って岩場の間をトラバース上下すると、鬼遊びの庭に到着。ここからの四阿山の眺めは絶品です。草原の緑の縦走路と緑の四阿山がすばらしい。根子岳ピストンでも、わずか10分ぐらいなので、ここまで行ってみることをオススメ。
ここから一旦背丈の低い笹道を下って、コルに降り立ち、ここから標高差300mを、登り返さねばならない。コルからは樹林帯の笹道が続き、ここは笹が被ったところが、結構あるとのことなので、念のため根子岳で雨具下を装着したが、笹はそれほど濡れておらず、雨具つけなくても、濡れずに済んだだろう。最後は結構な急坂で、汗が滴り、今日の中で一番苦しいところであった。それでもおそらく気温は15度ぐらいで、時折吹き通る涼風に助けられ、なんとか分岐までたどり着く。
分岐まで出ると、明るい道に変わり、眺望も開けて、ルンルン気分で歩ける稜線漫歩になった。ただ少し小雨がふったりやんだり、頂上は一瞬ガスに包まれて、ガスガスになってしまった。しばらく平坦な道を行き、木道となる鳥居峠からの道を併せて、ここから一息登り切れば、四阿山頂上である。頂上に着くころにはガスに覆われていたのも一瞬で、すっかりガスが切れて、頂上からは360度の大展望がまっていました。これで今年に入って2座目、トータル百名山も78座目です。頂上には防風の石積みに守られた立派な祠あり。東西に長く、東の端に三角点。東の端まで行くと、パルコース嬬恋〜の登山道が見えて、鋭い岩峰群がいい眺めです。ここで少し早いが、のんびり展望を満喫しつつ、早お昼としました。
下りは四阿コースを行きます。最初は明るい尾根道。途中樹林帯や、やや深い笹道はあるものの、根子岳コースよりは、眺望も効いて、明るいが日差しはきつい。やがてガレバの続く、中四阿をトラバース気味に通過。振り返る四阿山の荒々しいガレ場がすんごい。しばらくガレた道が続き、この辺りは高山植物も多い感じ。マツムシソウ、すでに花は終わっていたがオトギリソウ、イブキジャコウソウ、トンボソウ、オオトンボソウ、ネギバノギラン、ミヤマウスユキソウ、コケモモ、ガンコウラン、など盛夏なら、お花いっぱい、楽しめそうでした。
里宮分岐を過ぎると、一転白樺樹林帯の道に変わり、最難関の腰から背丈を越える笹道の始まりです。ここから沢が出てくるまで、長い苦行の道が続きます。下が見えない上、べちゃべちゃにぬかるんだ場所も多く、木の根っこ、石、段差など障害物もいっぱいで、下りは転倒しないよう、最新の注意が必要。見えない場所は、ストックで露払いをかけながら、視界確保して通過しました。
沢トラバースが近づくと急に道が広くなって、笹道をなんとか脱出、急に歩き易くなって、ホッとしました。沢で顔を洗い、さっぱりして、あとは10分ぐらいで、牧場の舗装管理道に出ました。出たところは駐車場が目と鼻の先、長い周回の縦走路でしたが、変化に富んで楽しい道でもありました。カメラはなかったけど、iphoneで代用できて、写真もそこそこ撮れたので、最初にカメラ忘れを悲観したほどのダメージはなく、楽しい登山が出来て良かったです。でも二度とカメラ忘れしないゾー!
おまけ:下山後近くの菅平高原ダボスの丘あたりで、ムラサキセンブリのお花探しを楽しむつもりだったが、現地に行ってみると、雲行きが怪しく、今にも雨が降りそうな感じ。雨支度してダボスの丘まで登ったものの、雷鳴轟き、大粒の雨が降ってきて、あえなく、探索を打ち切って車に戻らざるを得なかった。もちろんムラサキセンブリ、見つけられませんでした!あまり情報なくてすみません。ただ全体的にお花は去年と比べてもだいぶん少ない感じがします。猛暑の影響か、花期がずれてしまったのでしょうか?夏のお花はほとんど終わっていました。センブリはまだ蕾ばかりで、お天気もこんなんだったので、開花したお花は皆無。もう少し先になりそうです。
計画変更:車に戻って雨は益々激しく、あたりはまだ16時なのに、夕暮れのように暗くなって、お天気の急変に驚きました。GPV気象通報で確認すると、このあたりも雨雲が襲来してる。明日のお天気見ると、長野県の全域で午前中は、ほぼ雨予報に変わっていました。カメラも無かったことから、戦意喪失して、日帰り登山にあっさり変更することを決意。もう一つは関東地方でも南部は、明日お天気が良いことから、一度帰宅して、翌日、ちゃんとカメラ持って、姫の沢公園あたりを、アケボノシュスラン探索に、充てることにしようともくろむ。そんなわけで、帰路はお土産探ししながら、ほぼ下道で帰宅しました。
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