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Yamareco

記録ID: 7256119
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

テントの耐久テスト?白馬大池(栂池経由、白馬岳)

2024年09月17日(火) ~ 2024年09月19日(木)
情報量の目安: S
都道府県 新潟県 富山県 長野県
 - 拍手
tagawa その他1人
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
27:51
距離
32.3km
登り
2,137m
下り
2,879m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:45
休憩
1:08
合計
7:53
距離 7.7km 登り 976m 下り 182m
2日目
山行
8:09
休憩
3:29
合計
11:38
距離 13.6km 登り 1,004m 下り 1,006m
16:27
61
5:26
6:05
60
7:05
7:10
58
8:08
8:08
69
9:17
9:29
14
9:43
11:55
26
12:21
12:23
50
13:12
13:13
56
14:09
14:12
51
15:02
15:18
44
3日目
山行
6:10
休憩
0:26
合計
6:36
距離 10.9km 登り 156m 下り 1,692m
天候 9/17 曇、ロープウェイ山頂駅で雨に合い止むのを待ってから出発。
9/18 朝からインサレーションが無いと寒い気温。曇からガスが晴れない天気に変わり、山頂と山荘も真っ白なガスの中。
下山時は小蓮華山手前から雷雨。
白馬大池では降り止んでいましたが、20時頃に激しい雷雨。その後も小降りになったりはしたもののテントを揺らす激しい豪雨がテントを打ち付けました。
9/19 引き続き雨は降るものの一時的に止んだ瞬間を狙ってテントを撤収。出発しました。
白馬乗鞍を過ぎるあたりまで12,3m程の強風。天狗原辺りから風も納まり、晴れ間に変わりました。

白馬乗鞍手前から森林限界で風も強いので、もうインサレーションが必須です。
長袖1枚では少し寒く感じました。
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
新宿バスタから栂池高原バス停へ

帰りのバスは17:00を予約していましたが、16:20分のロープウェイに乗りギリギリ間に合ったので、最低でも40分はかかると余裕を持った方が良いです。

この日の最終ロープウェイは16:40分でした。
コース状況/
危険箇所等
■栂池から白馬大池(変化に飛んた道)
ゴンドラは栂池高原駅−白樺駅−栂の森駅と2駅あるので途中で降りないように言われます。
(ロッカー有り)
少し歩いてロープウェイに乗り換え栂大門駅−自然園駅へ。
10分弱歩いたビジターセンター前が登山口になります。(救護センター、隣の建物にお土産屋さん有り)

整備された岩と水の道。途中、銀嶺水の水場が有り、天狗原に抜ける手前には多少手を使ったほうが良さそうな急登の岩場があります。

天狗原に抜けると、湿原が拡がる木道歩で、景色が一転します。
ナナカマドの実が彩りを添え、
木道を歩いていくと、雲の平を思い出す、石の上を渡って水場を歩いていく箇所が一部有り、その先から段々と石が大きくなり急登が始ります。

急登を登ると、広々とした大石のガレ場を右方向に登っていきます。

ガレ場が終わり、景色の良い稜線を少し進むと白馬乗越のケルン、背景に船越ノ頭が見えてきます。白馬大池まで岩場の道が続きます。

白馬大池の湖面に写る山荘の赤い屋根は何とも印象的です。
テント泊は平で広く水はけも良いです。水は要煮沸。

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■白馬大池から白馬岳(稜線歩き)
白馬大池から船越の頭までは、はじめ砂利道から始り這松の中を歩いて行きます。
船越の頭から朝日素晴らしく見え、白馬大池や小蓮華山など360℃のパノラマが美しいです。
白馬岳への道も危険箇所もなく晴れていれば美しい山々を見ながら稜線歩きが楽しめます。

■白馬山荘
白馬岳を通過し10分程下った場所に建てられています。レストランで水1L:100円、カーキセットやランチが食べられます。
その他周辺情報 もともと白馬大雪渓ルートは、
クレバスや雪解けによる一部崩落が発生しており、安全なルートが確保できないことから今シーズン通行止めとなっていましたが、
白馬鑓温泉ルートも
9月19日(木曜日)未明から朝にかけての豪雨により、数か所で橋が流失してしまい早期復旧の見込みが立たず、危険な状況となっているため今シーズン通行止め、鑓温泉も早期に営業を終了したそうです。
栂池バス停
高速バスもこちらに停まります。
右の茶色い建物にトイレ有り
2024年09月17日 05:46撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
9/17 5:46
栂池バス停
高速バスもこちらに停まります。
右の茶色い建物にトイレ有り
右手の建物がゴンドラの乗り口で、この裏に足湯も有りました。
2024年09月17日 08:07撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
9/17 8:07
右手の建物がゴンドラの乗り口で、この裏に足湯も有りました。
ゴンドラからロープウェイに乗り継ぎます
2024年09月17日 08:36撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
9/17 8:36
ゴンドラからロープウェイに乗り継ぎます
真ん中の建物がビジターセンター。
この横に登山口が有ります。
手前はトイレ。
2024年09月17日 09:32撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
9/17 9:32
真ん中の建物がビジターセンター。
この横に登山口が有ります。
手前はトイレ。
道は良く整備され、大きな段差もなく登りやすいです。
2024年09月17日 09:43撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
9/17 9:43
道は良く整備され、大きな段差もなく登りやすいです。
程なくする岩の道に変わっていきます。
沢から登山道に流れ込んでいる場所も数カ所。
2024年09月17日 10:09撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
9/17 10:09
程なくする岩の道に変わっていきます。
沢から登山道に流れ込んでいる場所も数カ所。
銀冷水
マップ上の水場です。
2024年09月17日 10:58撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
9/17 10:58
銀冷水
マップ上の水場です。
天狗平の下の急登がはじまる手前で休憩してから再出発です。
2024年09月17日 12:27撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
9/17 12:27
天狗平の下の急登がはじまる手前で休憩してから再出発です。
天狗原に到着です。
2024年09月17日 12:48撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
9/17 12:48
天狗原に到着です。
草紅葉が美しい!
2024年09月17日 13:14撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
9/17 13:14
草紅葉が美しい!
木道を抜けると、所々、水が登山道に流れており岩の上を渡って進みます。水がなくなると今度は大きな岩の急登に変わります。
2024年09月17日 13:39撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
9/17 13:39
木道を抜けると、所々、水が登山道に流れており岩の上を渡って進みます。水がなくなると今度は大きな岩の急登に変わります。
急登を登り切ると、次はガレ場の山矢印を辿りつつ右手に進んで行きます。
2024年09月17日 14:03撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
9/17 14:03
急登を登り切ると、次はガレ場の山矢印を辿りつつ右手に進んで行きます。
ガレ場をクリアすると稜線に出ます。
名前はないけど三角点があるようです。
2024年09月17日 14:18撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
9/17 14:18
ガレ場をクリアすると稜線に出ます。
名前はないけど三角点があるようです。
ゆるりと岩場を歩いていくと白馬乗鞍に到着。
後は船越ノ頭です
2024年09月17日 15:24撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
9/17 15:24
ゆるりと岩場を歩いていくと白馬乗鞍に到着。
後は船越ノ頭です
白馬大池が見えてきました。
2024年09月17日 15:40撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
9/17 15:40
白馬大池が見えてきました。
振り返るとこんな感じ。
2024年09月17日 15:56撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
9/17 15:56
振り返るとこんな感じ。
湖面に映る空は晴れ晴れとしています。
2024年09月17日 16:02撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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9/17 16:02
湖面に映る空は晴れ晴れとしています。
白馬大池山荘到着
2024年09月17日 16:26撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
9/17 16:26
白馬大池山荘到着
明日登る白馬岳方面
2024年09月17日 17:32撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
9/17 17:32
明日登る白馬岳方面
中秋の名月にチングルマのワタスゲが風に吹かれ、素晴らしい景色でした。
2024年09月17日 18:06撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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9/17 18:06
中秋の名月にチングルマのワタスゲが風に吹かれ、素晴らしい景色でした。
船越の頭からの朝日
2024年09月18日 05:34撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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9/18 5:34
船越の頭からの朝日
神々しい!
2024年09月18日 05:42撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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9/18 5:42
神々しい!
白馬大池を見ながら朝ごはん。
2024年09月18日 05:48撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
9/18 5:48
白馬大池を見ながら朝ごはん。
小蓮華山方面
2024年09月18日 05:58撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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9/18 5:58
小蓮華山方面
船越方面を振り返ると歩いて来た稜線が見えます
2024年09月18日 06:26撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
9/18 6:26
船越方面を振り返ると歩いて来た稜線が見えます
小蓮華山到着。
残念ながらガスの中
2024年09月18日 07:07撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
9/18 7:07
小蓮華山到着。
残念ながらガスの中
稜線は見えますが景色が見渡せないのが残念です。
さぞかし絶景のパノラマビューなのでしょう。
2024年09月18日 07:35撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
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9/18 7:35
稜線は見えますが景色が見渡せないのが残念です。
さぞかし絶景のパノラマビューなのでしょう。
これはこれで旅人のようで良いかな?
2024年09月18日 07:51撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
9/18 7:51
これはこれで旅人のようで良いかな?
雪倉岳への分岐
2024年09月18日 08:04撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
9/18 8:04
雪倉岳への分岐
分岐から少し登っていきます
2024年09月18日 08:37撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
9/18 8:37
分岐から少し登っていきます
少しだけ岩場
2024年09月18日 08:47撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
9/18 8:47
少しだけ岩場
白馬岳山頂
登頂しました。
2024年09月18日 09:22撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
9/18 9:22
白馬岳山頂
登頂しました。
山頂から底し下って白馬山荘に到着。
2024年09月18日 11:56撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
9/18 11:56
山頂から底し下って白馬山荘に到着。
レストランでバッチとケーキセット、水も購入。外はガスガスでしたがお昼を食べてまったりしました。
2024年09月18日 10:05撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
9/18 10:05
レストランでバッチとケーキセット、水も購入。外はガスガスでしたがお昼を食べてまったりしました。
そして帰りに雷鳥を発見。
雨を呼ぶ鳥として私の中では不吉な鳥。
案の定、大雨+雷。
身を低くしながら恐る恐る下山しました.。
2024年09月18日 12:23撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
9/18 12:23
そして帰りに雷鳥を発見。
雨を呼ぶ鳥として私の中では不吉な鳥。
案の定、大雨+雷。
身を低くしながら恐る恐る下山しました.。
船越ノ頭に着く頃には虹が出ていました
2024年09月18日 15:06撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
1
9/18 15:06
船越ノ頭に着く頃には虹が出ていました
ガレ場から降りてきて見える天狗原方面の紅葉が素敵です
2024年09月19日 12:33撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
9/19 12:33
ガレ場から降りてきて見える天狗原方面の紅葉が素敵です
登山口まで降りてきてサルナシのソフトクリームを頂きました。
お疲れさまでした。
2024年09月19日 15:48撮影 by  OPPO Reno5 A, OPPO
9/19 15:48
登山口まで降りてきてサルナシのソフトクリームを頂きました。
お疲れさまでした。
撮影機器:

感想

私は普段、モンベルの旧ULモノフレームシェルターを愛用していますが耐水圧は1000mm。新しくリニューアルされた版は耐水圧1500mmに上がったようです。風に強い設計で傘と同等の雨が凌げる耐水圧で、奥穂でも問題なく利用できましたが、流石に今回の雨量での安眠は無理でした。

2日目、白馬からの下山途中も雷雨にやられましたが前日に引き続き白馬大池でテント泊しました。小雨が20時頃には暴風と雷雨に変わり、少し弱くなったと思ったらまだ続くのかと思う暴風雨。雷も小屋泊のお客さんが騒ぐ程に近かったので恐怖でした。

強烈なシャワーを浴びているような雨がテントを打ち付け、2時過ぎには雨がピチャと顔に落ちてきてシュラフカバーにもぐって凌ぎましたが2,3時間事に目が覚め、とうとう朝6時には浸水。風に煽られテント内部に滲み出た雫が霧雨のように落ちてくる。このままここでじっとしていては駄目だと初めてテント内で傘をさしました。
ビバーク可能なシュラフカバーの謳い文句でシームテープがしっかりされているので買ったカバーも12時間を超える頃には中のダウンシュラフが少しウェティになっていました。
栂池高原の予報は良くても白馬大池は特に雨量が多いのかもしれません。

今年は日帰り登山が吉のようで安定しない日が多い年です。



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なんと!骨折

9/18 13時頃、白馬岳から下山途中の三国境手前のなんてことのない、ほぼ平な稜線歩き。丸い5cmほどの石を踏んでしまい転倒。
お尻の下に手が挟まる感じで転んだのですが、運悪くその小石が手首の下の甲側に転がっており、そこに体重が乗ったので、内側に骨が少し出る感じで骨折。
そのまま白馬大池山荘で添え木を当ててもらい応急処置をして頂きました。
その説は大変お世話になりありがとうございました。
翌日の出発前も濡れないようにとビニールを被せて頂き下山しました。

また栂池ビジターセンターでも、蒸していたビニールを取ってもらったりとお心遣いありがとうございました。

帰りの高速バスでも右席を空けてもらうなど、本当に様々な方に親切にして頂き大変ありがとうございました。

下山後、病院に行き整骨して頂きましたが今週末に手術になる予定です。
暫くは山を離れ養生します。

お世話になった皆様、本当にありがとうございました。

振り返ると、白馬大池でまったりノンビリするプランで白馬岳登山の前後に1日ずつテント泊しましたが、白馬大池の水は煮沸が必要なので白馬山荘で水を貰って来ようとデポ用のナップサックに3Lの水を汲んで下山しました。これがデポバックでなく四角い登山ザックであれば腰の下に手も回らず、そもそも骨折まではしなかったのではないかと少し後悔しています。
後の祭りですがデポザックについて、今後は少し考えようと思います。

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利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5

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