阿弥陀岳：南稜〜中央稜・行く夏を惜しんで

2024年09月20日(金) [日帰り]

• GPS: 09:46
• 距離: 12.4km
• 登り: 1,411m
• 下り: 1,411m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:17
• 休憩: 1:25
• 合計: 9:42

6:13 舟山十字路
6:46 南稜広河原取付
8:49 9:09 立場岳
9:26 青ナギ
9:57 9:58 無名峰
10:59 11:19 P3ルンゼ
11:33 12:12 阿弥陀岳
12:15 西の肩（岩場）
12:19 12:21 西ノ肩
14:59 15:02 中央稜取付
15:35 南稜広河原取付
15:55 舟山十字路

天候

晴れ（山頂はガス）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

舟山十字路駐車場：無料・トイレ水無し。平日ですが朝6時頃着でほぼ満車でした。

コース状況／危険箇所等

南稜、中央稜は一般ルートではありません。初心者のみでは入らない方が良いと思います。

【南陵】ルートは良く踏まれておりルーファイが必要な場所は有りません。稜線上の岩峰を直登するには登攀用具とそれを使いこなす技術が必要ですが、直登しなければしっかりした巻道が有りますので、山慣れた人なら容易だと思います。
バリエーションルート入門で人気が有るコースですので、マナーの面からも下山での使用は控えた方が良いと思います。

【中央稜】南稜と異なり岩稜では有りません。（岩峰は有りますがルートにはなってません）
急な分距離が短いので下山に使うと御小屋尾根より快適です。
やや踏み跡が薄いところがあり、漫然と歩いているとルートを外す恐れがあります。
初めての時は地図とコンパスで随時ルーファイしながら進行方向を決めて下さい。特に下部が分かりにくいです。

写真

9/20 5:25

朝のコンビニから
凄い朝焼け！

9/20 6:13

久々にヘルメット持参です

9/20 6:13

平日ですが駐車場はほぼ満車でした

9/20 6:16

ゲート脇からスタートです

9/20 6:26

しばらくは林道歩きです

9/20 6:48

南稜入口には立派な道標が有ります

9/20 7:03

涸れ沢を渡り尾根に取り付き一登りで稜線に立ちます
ここにも立派な道標

9/20 8:39

立場山まで樹林帯の登りです

9/20 8:50

立場山山頂
樹林帯で展望は有りませんがこの先から視界が広がります

9/20 9:12

視界が開け権現岳がよく見えます

9/20 9:14

何だろう？
Google先生に聞くとハナゴケと言うらしい

9/20 9:22

青ナギ到着です
これから向かう阿弥陀岳と南稜がよく見えます

9/20 9:37

秋ですね〜
椎茸に似てますが毒キノコのツキヨタケです

9/20 9:54

阿弥陀岳が近づいて来ました

9/20 9:57

ガスの合間に赤岳と天狗尾根

9/20 10:05

南稜らしく岩場になりました
P5ですね

9/20 10:06

諏訪湖の先に北アルプス
今日はガスってますね

9/20 10:06

中央アルプスと南アルプス
甲斐駒だけはガスから出てます

9/20 10:06

権現岳がカッコイイ！

9/20 10:08

中岳と赤岳
赤岳天狗尾根がカッコイイですね

9/20 10:09

これから向かう阿弥陀岳南稜
中々凄みの有る岩稜です

9/20 10:29

P4
ここでストックをしまいヘルメット装着しました

9/20 10:46

核心部のP3が凄い！

9/20 10:51

振り返ると青ナギと立場山

9/20 10:52

岩場を快適に進みます

9/20 10:58

P3の基部をトラバース

9/20 11:02

P3です
直登は登攀用具と技術が必要ですね
今日は巻きます

9/20 11:02

下りトラバースは慎重に

9/20 11:04

下りきってからP3ルンゼに向かいます

9/20 11:06

振り返るとこんな感じ
ワイヤーロープに体重をかけてはいけません

9/20 11:06

最後の回り込むところが最難関（？）です

9/20 11:07

P3ルンゼ
やや傾斜がキツいですが足場や手掛かりが多いので
三点支持が出来れば難なく登れます

9/20 11:08

この時期は若干の水流がありますね

9/20 11:11

半分ほど登りました
下を振り返って

9/20 11:11

最後は草付きを登って稜線に復帰します

9/20 11:26

稜線に復帰するとガスってました
巻いてきたP3です

9/20 11:27

続いてP2これも左に巻きます

9/20 11:33

P3の巻道と比べずっと容易です

9/20 11:36

最後は右に巻きます

9/20 11:38

登り切った山頂から南稜を振り返って

9/20 11:41

南稜下降点

9/20 11:42

阿弥陀岳山頂はあいにくガスの中

9/20 11:46

赤岳も山頂は見えず

9/20 11:47

権現岳はうっすらと

9/20 12:12

山頂は誰もおらず貸し切りでした

9/20 12:15

風が強く寒いので早々に下山します

9/20 12:19

西の肩から山頂を振り返って

9/20 12:20

下山は中央稜から

9/20 12:21

中央稜
傾斜は急ですが岩場は有りません

9/20 12:26

意外に富士山はよく見えました

9/20 12:26

登って来た南稜
奥は権現岳

9/20 12:26

左から、南稜・中央稜・御小屋尾根
中央稜の短さが一目瞭然です

9/20 13:07

中央稜の要注意地点
直進は×ここは左に折れます

9/20 13:07

この赤布の脇を下るのが正しいルートです

9/20 14:14

権現岳見納めですね

9/20 14:59

中央稜を下りきりました
木にテープが巻いてあるところが中央稜の取り付き点ですが非常に分かりにくいです

9/20 14:59

中央稜の取り付き点
登って来るとここが取り付き点ですが、直進は仕事道で×です
左の木に巻いてある2本のテープに従って左に登ります

9/20 15:06

少し下の木に「中央稜取り付き」の標識が有りますが
ここから取り付くのでは無く、赤い矢印に従って右に進みます

9/20 15:08

涸れ沢を徒渉して左岸に移ります

9/20 15:23

林道に下りました

9/20 15:27

派手で目立つ赤い実があちこちに
毒の有るマムシグサの実です
触ってもいけないらしいです

9/20 15:31

一周して南稜の分岐点まで戻って来ました

9/20 15:53

無事に下山
車は半分位に減ってました

撮影機器：

iPhone 14 Pro Max 256GB SIMフリー Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ テント ヘルメット

感想

yamaya1127

9月も後半、短かった今年の夏山が終わります。
行く夏を惜しんで、地元の「裏山」阿弥陀岳に定番の南稜〜中央稜で行ってきました。
南稜・中央稜とも2年ぶりでしたがコースの状況は特に変わっておらず、中央稜の下部がやや踏み跡が薄くなってルーファイが必要な所も有りましたが全体に歩き易い状況でした。

この日は秋雨前線が日本海に有って天気が心配でしたがまずますの天気で暑くも無く快適に歩けました、ただ山頂ではガスに巻かれてしまい展望は無し、風も強くて寒いため早々に下山して森林限界に下って風の無いところでのんびりランチにしました。
阿弥陀南稜は初心者向けのバリエーションルートとして人気ですが、この日は平日と言うことも有り全く人はおらず、山頂で赤岳方面から登って来た人とすれ違っただけで、一日誰にも会わず静かな山を楽しめました。

8月の台風に翻弄され全く不完全燃焼に終わってしまった今年の夏山、これを取り戻すべく秋から冬にかけては精力的に登って行きたいと思っています。