阿弥陀岳 南稜
- GPS
- 09:56
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,317m
- 下り
- 1,310m
コースタイム
- 山行
- 7:57
- 休憩
- 2:07
- 合計
- 10:04
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
今回は積雪期の下見。マルチピッチ登攀は、p3の直登のみ。あとは基本的に、樹林帯、岩場、ザレ場で、通常の登山道。p3ルンゼの取り付きの下見を忘れたのは失敗。
【備忘録】
登山口から南稜入口までは、平坦な林道。右に進して、沢と堰堤を超えると、立場山まではひたすら登り。数ヶ所、急登あり。
立場山から青ナギを越え無名峰までは、緩斜面で歩きやすい。しばらく進むと、p 1となる。p1~p4まで尾根伝いに進み、全て左巻きで進めば、無雪期はロープ不要。(p3ルンゼは、今回進んでないのでわからないが、50~60m程度あり、かなりの急登と思う)
p1とp2は、左巻きに道がついていて、普通の岩場。
p3直登への取り付きは、p2を越えて、p3の右側基部に到着して、細道を左にトラバースした左側(阿弥陀岳方面に向かって)にある。そこには、ビレイポイントになる岩は沢山ある。(もし、それが見当たらなければ、取り付きではない)
p3直登ルートは、Ⅲ級程度とあるが、ホールドは沢山あり、ルートも分かりやすい。ただ、岩が脆くて剥がれやすいので、落石に注意が必要。p4までは、3ピッチ程度で、登攀箇所は、最初の 1ピッチ目のみ。(ビレイポイントとなる岩を左に巻いて進むと、p3ルンゼ)
p4も左巻きで、通常の岩場。脆いので注意。登り切ると、すぐに山頂。
山頂からの下山ルートは、御小山尾根道を進む。間違えると、登山口まで戻るのに、随分と迂回することになる。この下山路は、美濃戸口・舟山十字路分岐までは、岩場とガレ場が続き、なかなか疲れる。逆に積雪期は、西の肩までは少し技術が必要だが、楽に歩けそう。(中央稜ルートでの下山は、積雪期は雪崩の危険性があるそうなので避けること)
【積雪期チャレンジへの考察】
昨年登った北稜ルートよりも距離が長く、ラッセルとビバーク準備、あと支点構築技術が課題となる。(ピッケル&アイゼン技術は当然として)
~ラッセルとビバーク~
メジャールートではないので、トレースがない可能性がある。ラッセルのトレーニングは必要不可欠。雪深い場合、最低でも4人のパーティーでの進行が必要。ビバークが必要な状況であれば、p3手前までは進んで、広めの平地でビバーク設営したい。
~支点構築~
人工支点は数ヶ所しかないため、基本はナチュラルプロテクション。雪、ハイマツ、岩角、岩割れ目などでの支点構築が必要となる。アックスビレイ、スノーバー、ハーケン、積雪期向けのカムデバイス(トライカム)などでの支点構築が必要。
~ピッケル&アイゼン&ロープワーク~
ダブルアックスとアイゼンの前爪での登攀技術が必要。加えて、つるべ登攀とコンティニュアンス歩行の慣れが必要。
~トレーニングの機会~
蓬莱峡と百丈岩で、つるべ登攀のためのピッケル&アイゼンと、ロープワーク&支点構築の訓練。堂満ルンゼでの、支点構築&ラッセル訓練を計画する。
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