大自然を満喫――感動の大雪山縦走[後編]
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 1,013m
- 下り
- 1,399m
コースタイム
- 山行
- 3:40
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 4:40
天候 | [前編] 1日目:雨 2日目:雨 3日目:はれ [後編] 4日目:はれ のち くもり 一時 雨 5日目:はれ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 飛行機
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コッヘル
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯電話
スマートフォン
時計
タオル
一眼レフカメラ(2台)
三脚
テント
テントマット
シェラフ
携帯トイレ(使用せず)
ラジオ
ラジオ用天気図用紙
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感想
前編では層雲峡からロープウェイで五合目に上がり、そこから黒岳を越えて黒岳石室キャンプ場で2泊。雨をしのぎ、3日目に青空の下、白雲岳までやってきました。
ナキウサギに会いに――感動の大雪山縦走[前編]
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-719132.html
4日目は白雲岳キャンプ場に荷物をデポして、白雲岳、赤岳、緑岳を周る予定でした。いい天気で迎えた朝でしたが、上空には依然として寒気があり、大気は不安定。白雲岳を下山した頃には雲が広がり始めていました。
赤岳で昼食をとっていると空からあられが。おお〜珍しい、と思っていたのですが、周りにいる人たちは気にもとめない様子。北海道の方はあられなど珍しくもないのでしょうか。それにしても、この後の天気が心配になってきました。
赤岳からは稜線を通って緑岳へ。気になるのは雷です。稜線では逃げ場がありません。考えた末、せっかくここまで来たのだからということで、緑岳を目指して歩き出しました。緑岳に近づくにつれて雲の中に入り、視界は悪くなりました。分岐で下山するべきか迷っていると、お姉さんが単独で緑岳に向かって行ったので、僕もついていくことに。しかし、お姉さんはどんどん行ってしまい、そうこうしているうちに再びあられが。雷は発生していませんでしたが、視界は悪く、万が一を考えて引き返し、キャンプ場へ下山しました。
キャンプ場に着いてみると、緑岳にかかっていた雲は流れ去っていたのでした。んー、悔しい。天気の判断は難しいですね。
4日目の夜を迎え、精神的・肉体的疲労が溜まってきました。なんといっても夜が寒い。弱気になった僕は、翌日の裏旭キャンプ指定地での1泊をキャンセルして一気に下山することを決断。この日が大雪山最後の夜となりました。空には天の川と多くの星々。新月の時期を狙って大雪山行きを計画したので、この星空が見られて満足です。テントの中ではこれまでのすばらしい行程が思い起こされ、胸がいっぱいになり眠れなくなってしまいました。ふと、通気窓から覗き見ると、オリオン座が輝いていて、その景色はとても味わい深いものとなりました。
5日目、名残惜しさを感じつつ、最後の1日を満喫しました。北海岳から間宮岳に至る縦走路からの御鉢平の眺めはこれぞ大雪山という景色で、何度も脚を止めて見渡しました。
旭岳は、最後にこんな難関が待っていたとはという感じ。ザレた急斜面はキツかったあ。でも、登りきって山頂から360度を見渡した時は充足感でいっぱいになりました。
こうして4泊5日の大雪山縦走の旅は終わりました。初めての北海道の山は感動の連続でした。ナキウサギをもっとずっと見ていたかったけど、それはこの次のお楽しみにとっておくとしましょう。
大雪山は雄大でした。素晴らしい山。実に楽しい旅でした。出会った人たちにありがとう。出会った動物たちにありがとう。大雪山に、ありがとう。
白雲岳キャンプ場から撮影した雲の様子。約120倍速のタイムラプス動画です。
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