夏本番 楽古岳〜広尾岳
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- GPS
- 56:00
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 1,797m
- 下り
- 1,931m
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
藪 |
写真
感想
楽古山荘(5:30)-楽古岳(8:45-9:00)-小楽古岳(10:45-11:00)-コル(12:50-14:00)-・1203(14:15)=c1
同期のOさんの送りで0時回収開始。去年のリベンジと、久々の日高に心が躍る。今年はここには戻って来たくはないと思いながら楽古山荘出発。尾根とりつきまではペンキ、ピンクテ、看板が大量にあり迷わない。去年の記憶もよみがえってくる。とりつき地点でMの個スぺ、アクエリ1L が登場。この軽量化山行で重荷を増やすなんて、なんてクレイジーなんだ。尾根の急斜はぬかるみもなく快適に登れた。景色が開けると自然に歓声があがる。日高に来られてうれしい。楽古岳にはいつもの不快な虫の群衆もおらず、やはり夏道山行は9月に限ると思った。小楽古までは踏み跡明瞭。少しのハイマツ絨毯と草地。視界がなくても縦走はできるが、あると踏み跡を明確にあてられるため、かなり速く進める。・1282までは比較的歩きやすいハイマツ。LはsL未経験のため、この日初トップ。藪漕ぎのトップ、楽しすぎないか???ハイマツの上を走りだしそうだった。コルまでの下りは背丈を超えるハイマツ、笹、木。しんどすぎて引き返しが不可能であることを悟る。コルでぽやぽやしてから・1203で帰幕。笹の上でテントを開くと、過去一の狭さと傾斜。しっかりハイマツに隠れている部分には木の枝が張り巡らされているため、風に弱い場所にしかテントを張れない。α米を食べて、肩をしきつめて就寝。
C1(5:00)-ピロロ岳(7:30-7:45)-・1188(9:50-10:10)-斑計山(14:30)=c2
3:30起床。α米食べてdepa。α米だと早すぎて準備も何もない。・1222までは割とちゃんとした藪で朝イチの身体にはしんどかった。稜線の南側の藪へはやんわりと南に出るよりがっつり南に出たほうが漕ぐ藪が減るので良い。・1222ではMの個スぺ、1Lのコーラが登場。まじか…。おかげさまで生き返りました。以降もほどほどの藪で普通にしんどい。・1143からは岩場が出てきて、バリエーションがありかなり楽しかった。岩場付近の薄い藪を目指すと斜面を下りがちになるため、視界のないときは注意。部分的にある踏み跡も、下に続いていることが多いため同様に注意。ピロロのテンバは2,3人用も余裕で張れそう。・1203より断然快適なテンバ。あまり探さなかったが、三角点は見つけられなかった。残念。以降は下調べ通り。踏み跡はあるけどそんなにない。登りが薄藪というのはうそで普通にしんどい藪。・1188直後は薄いハイマツの絨毯でかなり歩きやすい。そのあとは背丈以上のハイマツと笹でしんどい。・994からはc50あるかないかくらいの草地で、すぐに終わり絶望。そのあとは避けられない濃密な藪。ハイマツ地帯より笹のほうがマシだった。肩からは若干の踏み跡。斑計山ピークは2,3人用がぎりぎり張れるくらいのテンバ。沼地を選べばもっと広い場所はあるが、木の根やぬかるみで快適とは言い難い。私とsLがテントに入ってから、テントに向かって走ってくる獣の足音が聞こえてきた。あ、彼は死んだなと思ったが、鹿だった。よかった。角が生えた立派な鹿だったらしい。踏み跡を作ってくださりありがとうございます。この期間中クマの気配はほとんど感じなかった。この日は疲労もたまっており、死んだように就寝。
C2(4:50)-・1186(8:50-9:00)-広尾岳(10:00-10:15)-砂防ダム(14:15)
3:30起床。核心の藪を期待しながらdepa。下調べ通りしっかり濃い藪。・1188から斑計山の区間より少し濃いかなくらい。3人でトップをまわしながら漕いでいく。2日目がしんどすぎたせいで気持ちはそこまで途切れず、淡々と藪を漕いでいく。・1186肩からは藪漕ぎの終わりに名残惜しさすら覚えた。ラストはsLのトップ。・1186からは感動的なほどに明瞭な踏み跡。しかし疲れが溜まりすぎてペースがあがらない。万全の状態なら走れるくらい快適な道だった。広尾ピークからは踏み跡明瞭。踏み跡はいろいろな方向に続いていたりするので注意。ルーファイミスにより沢をトラバースしたため想定外だが水を汲めてしまった。3日間節水していたため、ここで水をがぶ飲みする。しあわせ!行動水2L計算は、予備水も使うこととなったため、快晴に恵まれたこともあるが9月頭だとかなりぎりぎり。想定内ではあったが記載しておく。下山のルーファイミスはPの雰囲気が死ぬので二度としたくないと思った。しかし人の元気がなくなるほど元気になる人間もいるため、まあ楽しかった。反省はしています。・776から笹薮になり、本当に最後の藪漕ぎ。3日間藪を漕いできたため、もはや誰も不快感を唱えなくなっていた。とても薄い藪。西広尾川は飛び石は難しそう。沢足袋で林道をダッシュして下山。帰りの迎えもOさん。本当にありがとう。下山後は個スぺを忘れたsLからアイスをおごっていただいた。個スぺは標準装備にいれるべき、だそうです。昆布温泉とビクトリアによって帰札。おつかれさまでした。そしていろいろな経緯をふまえて、最後まで山行に参加してくださったsLの先輩、ありがとうございました。本当に良い経験になりました。
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