苗場山 小赤沢コース【39座目/100名山】


- GPS
- 05:11
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 844m
- 下り
- 840m
コースタイム
- 山行
- 4:23
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 5:11
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
津南町中心から国道405号をひたすら進む。途中から離合困難な場所も増えてくる。 小赤沢の集落から更に林道っぽい道に入る。ここもほぼ離合困難な幅員が続く。津南町中心から対向車0で50分弱。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山口〜六合目 登山道入口に登山者数計測用のカウンターがある。往復の場合は2回押すようにとの指示があるので確認しましょう。登山口が既に三合目。 時折展望が開けている場所があるが、基本八合目までずっと樹林帯。歩き始めてすぐやたら路面が濡れているのに気付くと思う。前日は雨は降ってないはずだが、苗場山のレコを見る限りでは常にこんな感じなのかと思う。泥濘が至る所にあるので、ゲーター装着推奨。私も今回ばかりは付けた。岩手山以来の装着となった。 序盤は勾配もそこまで厳しくはないが、根っこ階段や岩が多数。前述通り濡れているので、非常に神経を使う。どこでスリップしてもおかしくないので、注意して登りましょう。どちらかというと下りの方が怖いと思う。 各合目に標識があるので励みになる。至る所が濡れているので、ザックを置くと汚れてしまうから休憩に適した場所が無い。何とか六合目に座りやすそうな石があったので、ザックを抱えて休憩した。五合目と六合目の間に鎖場が1個あるが、そこまで大したレベルではない。 ■六合目〜八合目 ここから勾配が急になり、鎖場・ロープ場・岩場が出てくる。登りはストックを収めずに登れたが、下りは収めた。 切り立った滑落しそうな場所(崖ではないので、どこかで止まりだけどw)、あまり足を掛ける場所が無い鎖場が出てくる。慣れていれば登りは何ともないが、濡れているので下りは軽く恐怖を感じる。足の置き場を確認すれば平坦な場所もちゃんとあるので、落ち着いて進みましょう。 ■八合目〜苗場山頂 八合目まで来ると、ようやく背の高い樹が無くなり陽が射し始める。そのお蔭か、路面が乾きだしたので安心して歩ける。八合目からちょっと登ると、開けそうな感じがしてくると思うが、これで非常に気を遣う登山道もほぼ終わり。笹の道を登り切ると、木道が見えてくればここからが苗場山が、雲上の楽園と呼ばれる理由がよく分かる。 山の中とは思えない、広大な高層湿原と池塘が広がるとても開放的な空間。ここは曇っていても楽しめそう。木道は地味に登っている。歩きやすいのでペースには気を付けましょう。木道の途中に九合目がある。 ここから木道が続くのかと思ったが、一度また樹林帯に少し入るが、ここも結構な難所。ぬかるみと濡れているゴーロが続くので、非常にスリップの恐怖心が生じる。ゆっくり進みましょう。 ここさえクリアすれば、後は快適な木道散策。広大な高層湿原と池塘が広がる。雲上の楽園を存分に楽しみましょう。雲が多くてよく分からなかったが、谷川連峰とかが見えるのだと思う。 山頂直下に苗場山自然体験交流センターがあり、目の前にテーブル・イスがたくさん置かれているが、展望があまり良くなかった気がする。木道途中にもベンチがたくさんあるのでそちらでの休憩をオススメ。 山頂標識が苗場山自然体験交流センターすぐ近くにあるが、展望が全く無いので誰も人が居ない。写真だけ撮って木道散策をした方が良いでしょう。 |
その他周辺情報 | 小赤沢温泉 楽養館で登山後の汗を流した。600円。内湯だけだが、赤茶けた鉄分たっぷりそうな、舐めるとしょっぱい良い温泉。ぬるめだったから、ダラダラ入るには良い。露天風呂は無いが、外のベンチで涼むことが出来る。ストレッチをやるのにちょうど良い板張りの箇所も有った。食事も食べられる。 |
写真
感想
100名山39座目。2024年17座目。
今回の山行に至った背景は、前日の火打山レコ感想に記載しているのでそちらを参照ください。
苗場山は雲上の楽園とも言われているので、非常に楽しみにしていた。ヤマテン予報もバッチリで、前日火打山に登った後小赤沢登山口に一番近い、道の駅「信越さかえ」で車中泊。背景にも記載している通り、車中泊をするつもりが無かったからマット・シュラフが全く無い状態だけどまぁまぁ眠れた。登山に防寒着をたくさん持ってきているので、まだ9月だし何とかなった。
苗場山を登った感想としては、雲上の楽園の名に恥じないとても素晴らしい光景が広がっていた。こんな景色は見たことが無い。山を登った者だけが見れる景色だと思うので、是非とも見てもらいたいと思う。
火打山でも秋を感じれたが、苗場山も高層湿原に草紅葉が広がっており、こちらでも一足早い秋を感じることが出来た。紅の成分も、苗場山の方が多かったと思う。
難点は誰かの投稿で、泥濘と言えば苗場山。と書いてる人が居た気がするが、まさにその通りと感じた。ゲーターを履いておかないと、パンツがエライことになるでしょう。また岩や根っこが濡れているので、非常に神経を遣う場面が多く、そういう意味では標高差以上に疲れた。絶対どこかでコケると思っていたが、何とか転倒せずに下山することが出来て良かった。
しかし、何であんなに濡れているのか非常に疑問。雨の翌日なら仕方ないが、どこから水が湧いているのだろうかw 笹もビシャビシャだったが、ガシガシ当たる所は殆ど無かったので濡れずに済んだ。
小赤沢ルートなら往復5時間800m強の標高差なので、体力度的には楽な部類だと思う。でも、前述通り濡れている鎖場や岩を越えていく必要があるので、他の山で十分慣れてから向かうことを推奨したい。
前述と被るが山って本当に素晴らしいね、と感じた。まだまだ見たことが無い景色が待っていると思うと、これからも山を続けていきたいと強く思う。
今回ちょっとしたエピソードがあったので備忘録も含めて記載しておく。
登山口へ下山している途中、マダム4人組に追いついた。譲ってもらったのでお礼を言い進んだが、もう登山口すぐだったのですぐ追いつかれた。
その頃私はザックをトランクに放り込んでトイレに行って戻ってきたところだったが、マダムの1人に声を掛けられた。どうやら1人だけで良いので、小赤沢温泉楽養館まで乗せてくれないか、とお願いされた。
私も元々そこへ行く予定だったので、二つ返事でOKと回答した。正直登山の時は特に人を乗せられるクルマ状況になっていないので、片付けなくてはならないのが面倒だったが、まぁこれも人助けと思いせっせと片付ける。残りの3人は自力で小赤沢温泉まで向かうらしい。それはそれで凄いと思った。
送る道中でマダムとお話したが、他の3人はしょっちゅう山に行っているらしいが、当人は久しぶりとのことで脚が痛くなってしまったらしい。折角誘ってくれたので喜んで行ったが、やはり日頃の運動が大事だね、とか話した。私も1週間山行をサボるともう翌週はダルくなってしまうので、ちゃんと継続するべく頑張って山に行っている。
私の好きな言葉の1つに「情けは人のためならず」があるので、それを具現した行動を取っていきたいと常に思っている。こういうことをしておけば、その内何か良いことがある気がするのでその心を大事にしたいと思う。例えば、新穂高で鍋平にしかクルマを置けなかったが、新穂高に停めてた人に送ってもらえることになるとかw まぁそんなことを考えていたら良いことが起こらないので、煩悩は捨て去りたいところww
※とりあえず山行記録アップロード優先で、写真のコメントは後で少しずつ入れようと思います→10/3入力完了。
コメント
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ご苦労様です。
苗場の草紅葉は大分進んでいるようで。
自分も同じルートで10年以上前に行きました。変わらぬ景色に安堵しております。
火打、妙高はまだでして参考になります。
今年予定してましたが変更して
双六岳、白馬岳になり来年です(笑)
そうです、今回は三連休を確保出来たので遠征しました〜
苗場山、良いとは聞いてましたが想像以上でした!稜線って感じではないですけど、山上にあんな広大な空間があるのはまさに雲上の楽園だと感じました。紅葉も良い感じに進んでました。
火打・妙高から、双六・白馬とは中々の変更ですね(笑) 火打も良い山でした〜
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