鹿島槍ヶ岳（柏原新道登山口より冷池山荘一泊）

2024年10月02日(水) ~ 2024年10月03日(木)

• GPS: 14:16
• 距離: 20.4km
• 登り: 2,152m
• 下り: 2,332m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:35
• 休憩: 0:19
• 合計: 6:54

5:24 柏原新道登山口
6:50 ケルン（柏原新道）
7:12 7:13 駅見岬
8:06 水平岬
8:46 8:51 富士見坂
9:32 9:38 種池山荘
10:41 10:42 爺ヶ岳南峰
11:01 11:07 爺ヶ岳中峰
11:28 爺ヶ岳北峰
11:54 冷乗越
12:18 冷池山荘

2日目

• 山行: 7:51
• 休憩: 0:47
• 合計: 8:38

5:02 冷池山荘
5:13 冷池山荘テント場
6:12 6:18 布引山
7:08 7:16 鹿島槍ヶ岳
7:54 布引山
8:34 冷池山荘テント場
8:39 9:04 冷池山荘
9:25 9:26 冷乗越
10:01 10:02 爺ヶ岳北峰
10:22 10:23 爺ヶ岳中峰
10:35 10:36 爺ヶ岳南峰
11:06 種池山荘
11:25 11:27 富士見坂
11:53 水平岬
12:31 12:32 駅見岬
12:45 12:46 ケルン（柏原新道）
13:40 柏原新道登山口

天候

一日目晴れのち曇り、二日目曇りのち雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

柏原新道登山口正面に十台程度停められるスペースはあるが、よほどラッキーでなければ空いてないだろうから期待せずに。橋を渡ってすぐのところに柏原新道駐車場がある。仮設トイレ二基あり。こちらはまあまあな台数が停められそうだが、争奪戦であることには違いなさそう。

コース状況／危険箇所等

全ルートにおいて整備されまくり危険個所はなし。一般的に注意が必要と思われる場所（崖、ガレ場）には注意喚起の看板あり。非常に親切。

その他周辺情報

薬師の湯　大人750円
https://o-yakushinoyu.com/index.html
お土産、食事処あり。サイトにはラストオーダー15:30となっていたが、私が行った日は15:00で閉店しており食いっぱぐれてしまった。。。
自販機はいっぱいあるのでコーラが無いなんてこともなさそう知らんけど。

写真

10/2 5:20

駐車場の一番奥にトイレ有。気がかりだったんですよね〜

10/2 5:23

いざ

10/2 6:23

柏原新道は距離こそ長いが、ひたすら緩斜面で呼吸器に優しい足にも優しい

10/2 6:45

わざわざ崖ですよのご注意いたみいります

10/2 6:47

崖からの眺め、扇沢のケーブルカー乗り場までよく見える！

10/2 6:48

なぜここに？樹林帯のケルン

10/2 8:10

水平道は本当に水平

10/2 8:12

扇沢を挟んで隣の尾根の山々がかっこいい

10/2 8:20

紅葉してる

10/2 8:34

途中にあったアザミ沢、本当にアザミだらけで痛そう

10/2 8:44

ガラ場注意看板

10/2 8:48

本当に落ちてきたらどうしようもないのでとにかくササッとね

10/2 9:13

鉄砲坂まで来たら小屋も近い

10/2 9:20

秋・・・（はぁと）

10/2 9:22

秋空・・・（はぁと）

10/2 9:37

めっちゃでっかい種池山荘到着。トイレ協力金200円、ピザが美味しいんですって

10/2 9:43

爺ヶ岳への稜線、最の高

10/2 9:46

背後には剱岳パイセン、きゃ〜お久し振りっす〜〜！いかつすぎ！！！

10/2 10:01

目指す稜線の先には鹿島槍の猫耳が。ああもう言葉になりません

10/2 10:19

背後には剱立山連峰。なんという景色・・・同じ写真ばっかり撮っちゃって全然進まない

10/2 10:29

シラタマノキかも

10/2 10:39

爺ヶ岳南峰から鹿島槍

10/2 11:00

麓の大町までくっきり見通せる

10/2 11:01

爺ヶ岳中峰から鹿島槍

10/2 11:02

登ってきた道。この景色、さすが北アだなあ・・・

10/2 11:10

爺ヶ岳北峰はトラバース、徐々に近づいてくる山小屋

10/2 11:49

鹿島槍に至るもう一つの尾根、赤岩尾根が見えてきた。その名のとおりな色

10/2 11:56

冷乗越到着

10/2 11:57

冷乗越からの剱立山。溜息・・・

10/2 11:59

あっ下って登っていく感じですね、、

10/2 12:13

途中陸自の団体さんに出会い、様々妄想しながら到着

10/2 12:14

疲れた身体に情報量多すぎぃ！

10/2 12:27

受付を済ませて部屋に案内される。こ、こ、個室〜〜！！しかもめちゃくちゃ綺麗

10/2 12:46

おトイレも真新しい。知らなかったがごく最近改装したっぽい

10/2 12:56

服を着替えて特製チャーシュー麺1600円。小屋閉め間近につきチャーシューと海苔増量中笑

10/2 13:03

二階サンテラス。時間が早いせいもあり誰もいない。暖かいけど紫外線の気になるお年頃

10/2 13:12

すみません、最近わたし山ではお酒飲まないようにしてるんで・・・

10/2 15:59

きゃっほ〜いっただっきや〜〜す♪冷蔵庫もあってひえひえっす

10/2 15:59

予報どおり、雲が出てきてしまった。剱に沈む夕焼け、見たかったなあ

10/2 16:50

談話室に貼ってあったやつ。五年前だったら、五竜から縦走計画したかもしれないな。もう叶わぬ夢です

10/2 16:56

ご飯味噌汁お代わり自由。手作りおかずではないけど、温かいし十分すぎる

10/2 17:24

夕食後、個室に寝転がって撮影。繁忙期にはこのカーテンで仕切って数人てこともあるそうだ。おやすみなさい。

10/3 4:56

爆睡して翌朝。4:30から照明とストーブON

10/3 4:56

スタッフさんの気配しかしない廊下。贅沢過ぎる一夜でした

10/3 5:00

ヘッデンつけていざ出発

10/3 5:04

雲の中だと思ってたけど、高層と下層に分かれていて展望があった

10/3 5:16

爺ヶ岳の三つの頂

10/3 5:43

約三千メートルの剱はてっぺんが雲の中。こっちはどうかな・・・

10/3 5:48

雲のわずかな隙間から覗いた太陽に照らされる山肌

10/3 6:13

鹿島槍のジャンダルム、布引山到着。ちょっと雨がぱらつき始める

10/3 6:13

あ〜ちょっと雲重いっすね

10/3 6:19

縦走路はめちゃくちゃかっこいい。急いでも早く動かない身体がもどかしい

10/3 7:07

やっと到着！！でも雲に追いつかれた。残念。。。

10/3 7:08

注意喚起された北峰への道は、展望がないので断念。せめて見るだけでも見たかった

10/3 7:21

下山開始。真っ白だと思ってたのにこれだけ見られれば十分だよね

10/3 7:36

上層の雲は上がっていく。そして下層の雲も上がってくる

10/3 7:39

振り返ると・・・鹿島槍雲取れてるやん笑！まあこれも運よね

10/3 8:09

剱もてっぺんが見えていた。この時間に登頂できたラッキーな人はいたかな？

10/3 8:45

小屋に帰ってきて、朝ご飯タイムです

10/3 8:45

ちらしずし〜！かんぴょうがずれました

10/3 9:04

ご飯も食べたので、下山しましょう

10/3 9:05

スタッフの皆さん、温かい人たちでした

10/3 9:59

爺ヶ岳に押し留められていた雲も、じゃんじゃか乗り越えてきた

10/3 10:06

紅葉のナナカマド

10/3 11:06

種池山荘到着。ここまで誰にも会わなかったけど急に人が増える。みんなレイン着てるけど・・・

10/3 11:32

下に行くほど雨脚が強くなる。そりゃみんな着てるわけだ

10/3 13:40

下山。土砂降り・・・

10/3 13:43

明日も雨予報で、さすがに駐車場は三台。雨の中トイレを清掃してくださっている方がいた。ありがとうございます

撮影機器：

iPhone 13 Apple

装備

個人装備

Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 笛 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー スマートフォン スマートウォッチ サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ モバイルバッテリー インナーシーツ サブザック

感想

じゅん

十月はなんだか忙しくなりそうで、次に登る山が夏山シーズンラストとなりそう。てことで選んだのが鹿島槍。実は八月に登ろうとして、冷池山荘を予約していたのをコロッと忘れ去っており、当日になり「どうしました？」と飯豊の切合小屋に泊まっていた私の元へ連絡があった。血の気が引き、平謝りで当日キャンセルしたという経緯がある。そんな無礼を働いた私はもう出禁になっとりゃせんか・・・と案じたもののあっさり予約完了。ありがとうございます冷池山荘様。

久々の北アルプスに心躍るものの、そこはやはり天下の扇沢。駐車場争奪戦は有名である。でも柏原新道駐車場は晴天予報の平日五時で五〜六割程度というところ。トイレは扇沢駅まで行かなきゃだめか？あるいは直近のコンビニ？なんて懸念していたが、ちゃんと駐車場に設置されてたので良かった。私のように足の遅い人（かつ中年）はトイレの有無が死活問題なのです！

扇沢から爺ヶ岳へ至る柏原新道は「北ア入門」なんて言われているが、納得の緩斜面だった。もちろん山だから安全でもないし楽ちんでもない。だけど今シーズン急登地獄に何度も泣かされてきた私には、この道でこんな景色を見られていいの？ってくらい素晴らしいルートだった。やっぱり北アすごい。

斯くして到着した冷池山荘はすごく大きくてすごく綺麗。最近改装したばかりの様子。「今日はすごくお客様が少ないので」と料金そのままで個室にアップグレード、夕食は食堂に四人だけ。素泊まりだった人もいたかもしれないが、ものすごく静かな一夜を過ごす。剱が目の前の北アだよ？鹿島槍までコースタイム二時間半だよ？本当に贅沢な経験をした。もうすぐ小屋締めなので、お悩みの方には是非おすすすすすめします。

二日目は予報どおり曇りの山頂。でも真っ白で何も見えないと思っていたので、そこに至るまでの展望があっただけ十分、北峰は諦め下山開始。下に行くほどどんどん雨脚は強くなり、面倒でカッパは上しか着てなかったからズボンずぶ濡れ。まあ車に着替えはあるし下山するだけだからね。一日目の快晴の思い出だけで楽しめた二日間だった。

猛暑の今年、これで夏山はラスト。山小屋ではようやくダウン登場、ストーブもいい雰囲気で良い登山ができた。一日目の途中すれちがった陸自の皆さんの中で「ranger」と書かれたTシャツを着ている人がいた。マジのレンジャーですか？？？いや民間人ならまだしもガチ陸自がレンジャーでもないのにレンジャーのシャツは着ないよね？その場で倒れ、レンジャーにお姫様抱っこされ救助してもらう妄想で小屋までの登りを頑張った私でした。ありがとうレンジャー。ありがとう鹿島槍。

コメント

satotyan

お疲れさまで〜す。山小屋個室で人も少ないしラッキーでしたね。最高じゃないですか！山小屋は他人との相部屋が嫌でほとんど使わないのですが、こんな山小屋なら泊まりたくなりますね。最近は山小屋もお洒落になってびっくりです。

じゅん

ありがとうございます♪本当にラッキーでした〜個室アップグレードは人生二度目で、滅多にないと思います。特にこの小屋はテン場までかなり距離があり、酔っ払って夜中のトイレとか転落しかねない崖もあるから、小屋推奨笑
コロナ以降はほんとに小屋がお洒落になってますよ。特にアルプスは和式ぼっとんなんて絶滅かも。。